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ロッテリアの定番メニューで大人気商品の一つの絶品チーズバーガー
WBCも終わり(準決勝のメキシコ戦で先発したマリーンズの佐々木朗希投手やロッテの監督でありながらもWBCでは投手コーチを
務められていた吉井監督は本当にお疲れ様でした!)
いよいよ本日から日本のプロ野球が北海道での日ハムの新球場お披露目ゲームとしても開幕いたします。
千葉ロッテマリーンズの3/31の開幕カードはもはや遺恨カード??ともいわれそうなロッテーホークスの試合が
福岡で開催されますけど、
マリーンズは昨年ホークスには完膚なきまでに叩きのめされ、シーズンオフにはマリーンズの絶対的抑えのオスナすらも
金満球団のホークスに札束攻勢でもって引き抜かれて「ホークスへの恨みつらみは増すばかり・・」という感じですけど、
まずは開幕カードに最低でも一つぐらいは勝って少しでも勢いをつけてZOZOマリンに戻ってきてほしいものです。
(私も2019年以来久しぶりに今年は幕張のZOZOマリンスタジアムに駆けつけマリーンズを応援したいと思っています!)
そうした開幕前の時にニュースでロッテに関する結構衝撃的な話題が飛び込んできました。
なにかというと・・ ロッテホールディングスが、ハンバーガーチェーン「ロッテリア」を展開するロッテリアの株式を
すき家などでおなじみのゼンショーホールディングスに売却すると発表した事です。
ロッテリアというとマクドナルド・モスバーガーに次ぐ日本のハンバーガー店にとっては名前が広く知れたものであり、
今現在はマクドナルドにはるか足元にも及ばないものの、一時期はマクドナルドと二大勢力を築き、
1987年あたりには390円セットと380円セットの価格競争もあったものでした。
だけど最近では店舗数が激減し、ロッテリア単体では赤字決算という年もあり苦戦が続き、ロッテグループ全体として
考えたときに売却もやむを得ない・・という結論に達したものと思われます。
ロッテリアというとロッテファンの私にとっても大変馴染みがあるお店だけにちょっとショックなものもありました。
ただロッテは実はかなり大きなグループ企業であり、ロッテリアはほんの小さな傘下に過ぎないという事もあったりします。
「お口の恋人」でお馴染みのロッテは、ロッテグループの中ではのほんの一部に過ぎず、
ロッテHDは、「メリーチョコレート」や「銀座コージーコーナー」、「レディボーデン」などの国内企業、
そして「韓国ロッテグループ」(韓国ロッテ)を傘下に抱えていたりもします。
韓国ロッテは、流通・化学・建設業を中核事業とする巨大複合企業であり、韓国第5位の財閥でもあったりもします。
その売上高は2021年は5兆円超とされていて、これは日本のロッテ(ロッテ+ロッテリア)の売上合計の約20倍にあたったりも
します。
その韓国ロッテは21年3月期には1012億円の純損失(赤字)を計上し、2022年3月期に2期ぶりに黒字化したものの、
成長戦略の見直しは必須とも言われていましたし、
ロッテリア自体の赤字と相まってロッテ全体の収益が悪化したことが今回の売却の理由の一つともいえそうです。
だからそうした意味においてはロッテリアの売却はロッテHD全体の中ではほんの小さな外食部門ということもあり、
その売却自体はロッテHD全体にはあまり影響がないともいえそうです。
ただ、馴染みがあるお店だったこともありますし、千葉ロッテマリーンズファンでありロッテ製品をこよなく愛する私にとっては
少しばかりさびしいという感じもありますけど、
ゼンショーという新しい親会社の下で新しいスタートを切って頂きたいと心から願っています。
今回、ロッテリアを買収したゼンショーは牛丼チェーンのすき家をはじめ、回転寿司のはま寿司や、
ファミリーレストランのココスなど人気チェーンをいくつも展開し、2022年3月期の売上高は6585億300万円と
外食企業としては日本でトップの売り上げを誇っていますので、そのノウハウをうまく活用してほしいものです。
(心配のタネはゼンショーは一時期ハンバーガー店のウィンディーズを買収したものの結局うまくいかず撤退したという経緯も
実はあったりもします・・)
ロッテリアの数あるメニューの中では私が最も大好きなのはロッテシェークと絶品チーズバーガーです!
モスバーガーを一度食べてしまうと正直マクドナルドのハンバーガーはなんだか粘土細工のような味と食感に感じて
しまうのですけど、ロッテリアの絶品チーズバーガーは本当においしくて
肉とチーズの絶妙な融合はとても魅力的です。
あのおいしさはたとえゼンショーに親会社が変わったとしてもそのまま受け継がれていってほしいものです。
現在のハンバーガーショップというとロッテリア以外ではいうまでもなくマクドナルドとモスバーガーが双璧なのだと
思いますが
(実質的にはマクドナルドの一人勝ちなのかも・・)
かつてこれらのハンバーガーショップ以外にも色々とあったものでした。
これよくネタにされる話で、以前フジテレビで放映されていた「トリビアの泉」でもネタにされていたのですけど、
日本における「ハンバーガーショップ」の第一号店は、マクドナルドでもロッテリアではありません。
実はなのですけど、ダイエー傘下の「ドムドムハンバーガー」が1970年2月に都内の町田市にダイエー店内に
出店したのが日本で初めてのハンバーガー店なのです。
ドムドムハンバーガーこそが実は日本のファーストフードの元祖と言えるのかもしれないです。
ドムドムハンバーガーも母体のダイエーの衰退と共にその店舗数も激減の一途を辿りました・・
2017年までのドムドムハンバーガーは、イオングループのダイエーの完全子会社であるオレンジフードコートが
事業の権利を有していましたけど、2017年の7月1日付で、
オレンジフードコートからドムドムフードサービスへと事業主体が変わり
ダイエーグループは、47年間続けてきたドムドムハンバーガー事業から完全撤退したという経緯もあります。
ドムドムハンバーガーはダイエーの縮小と共にどんどん店舗数が激減していきましたけど、埼玉で唯一存在していた店が
実は我が家からも近いところにあるマルエツ蕨北町店の店舗内にありましたけど、そのお店もいつのまにか
ロッテリアに変わっていました。
ドムドムハンバーガーの名前の由来は、親会社のダイエーの企業理念「良い品をどんどん安く」の
どんどんから取ったものですけど、どんどんは当時すでに商標登録されていたため、
ドムドムハンバーガーという名称に落ち着いたとの事です。
ちなみにですけど、私が学生時代に吉野家でも松屋でもすき家でもない牛丼「どんどん」という店も
都内の神田神保町方面にあったと思いますが、今ではこの牛丼「どんどん」も跡形もなく撤退しており、
全ては「過去の記憶の遺物・・」という感じですね・・
ついでに当時は「牛丼太郎」という牛丼専門店もあったと思いますが、ここもいつの間にか撤退していました・・
私が昭和末期の頃に都内の神田神保町~三崎町にキャンバスがある大学に通っていた頃、
白山通り周辺には、マクドナルドも何店舗かありましたし、マックとは別に今では知る人ぞ知るハンバーガー店の
「森永LOVE」とか「明治サンテオレ」といった店舗もまだあったものでした・・
森永LOVEは昭和の関東圏では多少は知名度はあったのかな・・?
1970年代中期に、森永製菓の100%子会社であるレストラン森永の運営事業として誕生し、
「おいしさ分け合おう森永ラブ」をキャッチフレーズに東京23区を中心に店舗を展開し、「ハンバーガー&アイスクリーム」といった
当時としてはまだ珍しいスイーツにも力を入れていたバーガー店だったと思います。
後にバーガーキングに買収され、さらにはロッテリアへと変遷をたどり、今現在においては「森永LOVE」という名前も無く
完全撤退となっています。
そうそう、当時の白山通りには「明治サンテオレ」という知る人ぞ知るバーガー店もあったと思います。
個人的には明治サンテオレは、ハンバーガーよりもポテトやフライドチキンがとても美味しかったような記憶があります。
明治サンテオレは乳業メーカーとして有名な「明治乳業」が作り出したハンバーガーショップです。
マクドナルドやロッテリアなどの大手ハンバーガーショップの低価格化路線の競争に耐え切れず、
残念ながら店舗数は激減し、現在は明治乳業グループから独立して、
株式会社サンテオレコーポレーションが細々と運営を行っています。
1995年には店舗数が100店舗を突破するも現在は9店舗に留まり、
ドムドムバーガーよりも店舗数が少なく、店舗があるのは千葉、神奈川、群馬、茨城、新潟の5県のみに留まっています。
明治サンテオレは確か私の地元の埼玉県川口市のアリオ川口内にもあったと思うのですけど、
いつの間にか撤退となっていました・・
これは完全に余談ですけど、日活ロマンポルノ「後から前から」の主演の畑中葉子扮する主人公「ヨーコ」のアルバイト先は
実は明治サンテオレであったりもします・・
ロッテリアの母体はゼンショーの前はいうまでもなくお菓子メーカーのロッテでしたけど、同じくお菓子メーカーの
明治製菓や森永もハンバーガー店を営んでいたこともあるのは興味深いですけど、事業の継続性としては厳しかったとも
いえそうですし、これも一つの時代の変化ということなのかもしれないです。
本日よりプロ野球も開幕しますけど、千葉ロッテマリーンズももちろん頑張ってほしいですし、
たとえゼンショーに親会社がかわってもロッテリアも頑張って事業としての永続性を目指してほしいものです。
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食生活も人の趣向も大きく変化した21世紀…「健康に悪い」「食べ続けると寿命が縮む」「原料がCO2排出の元になる」などと言われながらなおハンバーガー食文化として残っているのは立派だと思います。
ちなみに欧米人には元々「昼食」と言う文化がないそうで、ハンバーグを頬張りながら会議をしたり、ビジネスに勤しむのは当然の如く思う向きもある様です。もしかして日本人より働き者かも(笑)