2019年秋に導入された消費税10%引上げは、なんとなくの感覚・空気感ですけど、国民全体が「ま・・しょうがないね・・」
みたいな諦め・閉塞感を共有しているようにも感じられますし、
5%→8%に引き上げた際は一部の商品において軽減税率適用など特に大きな小細工はしていなかったと思いますし、
一部の小売店で混乱を招いていた軽減税率の導入は特に必要とも思えない余計な愚策としか思えないです・・
別に消費税上げるなら上げるだけでそれでいいじゃん、そこに余計な制度設計を入れるから余計ややこしくなってしまうじゃん・・
と感じたりもします。
というか・・2020~22年のコロナ禍によって発生したコロナ関連予算によって国の借金は増えるばかりですし、
おそらくは財務省の役人さんたちは今から既に消費税の近い将来における再度の引き上げは検討に入っているのかも
しれないです。
食べ物だけ税率を据え置くとかキャッシュレス決済だと期間限定でポイントが付くとか
同じ食べ物でも店内飲食と持ち帰りでは税率が変るとか、とてつもなく面倒な事のように感じられますし、こんな面倒な事して
余計なストレスや店側にとっての余分な仕事を増やしたり、
購入する店や購入者のキャシュレス決済可否によってポイントが付く付かないというヘンな不公平感が生じている事の方が
問題のようにも感じたりもします。
上記でもちらっと触れているのですけど消費税の食料品等の軽減税率の適用については、各現場においては
もしかしたら・・? 軽減税率の適用開始から既に3年以上も経過してはいるのですけど、実はいまだに売上現場においては
矛盾というのか混乱がまだ残っているのかもしれないですし、具体的には
コンビニ・スーパーなどのイートインコーナーは消費税(軽減税率)のグレーゾーン・・?と感じたものでした。
というのも、皆様ご存じのとおり、基本的には食料品などは軽減税率の適用ということで消費税は8%据え置きのまま
ですけど、飲食店における外食は軽減税率は適用されず10%の消費税が適用されますけど、
同じ飲食店でもお持ち帰りは軽減税率が適用されるのに対して、店内で購入した商品を食べる場合はなぜか・・?
軽減税率は適用されず10%の消費税が適用されることになります。
チェーン店をはじめとする多くの飲食店では、外食としてイートインする(店の中で食べる)事も商品をテイクアウトする(お持ち帰り)事もできます。
外食の定義は「食事の提供を行う事業者が、飲食設備(テーブル・椅子等)がある場所で行う飲食サービスの提供」と
なっていて、例えば惣菜店で購入した商品をお持ち帰りすれば軽減税率が適用されるのに対して
店内にテーブルや椅子などの飲食設備がありそこで店内で食べてしまうとなぜかしりませんけど軽減税率は適用されず
消費税は10%適用されることになってしまいます。
ちなみに、ウーバーイーツや宅配ピザ、出前などは外食に該当しないため、軽減税率が適用され消費税率は8%となります。
国税庁の規定では、イートインスペースを含んだ飲食設備の範囲については、飲食に利用できる設備があるものとしています。
それは、イスとテーブルがセットになっている場所はもちろん、イスのみ、テーブルのみ、
あるいはカウンターのみも規定する飲食設備の範囲内となっていて、そのスペースの規模は問われません。
つまり、カウンターなどの簡易な設備であっても飲食できるスペースがあれば軽減税率は適用されず、消費税10%になります。
最近においてはスーパー・コンビニ等でもイートインコーナーというか休憩コーナーというエリアがあるお店も
たまにあったりして、そこで少しばかり休憩をしたり店内で購入した商品を食べることも可能です。
コンビニやスーパーの場合、弁当や揚げ物、おでんなどは基本的にはおそらくは自宅への持ち帰りを想定していると
思われますけど、お客さんがイートインスペースを利用してそこで購入した商品を食べる場合には
軽減税率対象外で消費税10%となります。
私もスーパーやコンビニ等でそうしたイートインコーナーを利用して購入した商品をそこで食べることはよくありますけど、
軽減税率の制度が開始になって、会計をするときに店員さんから「店内でお召し上がりですか?」などと聞かれたことは
一度もありませんでしてし、厳密にはこれは脱税行為??となるのかもしれないですけど、レジで会計をする際に
イートインコーナー利用分の商品だけ消費税を10パーセント分支払いをしたことはなかったと思います。
先日なのですけど、とあるコンビニで大体1000円ほど商品を購入し、そのうちのおにぎり一つだけを
「なんだか小腹がすいた・・」と思いふとイートインコーナーの椅子に腰かけ、そのおにぎり一個だけを食べていたら
店員さんから無愛想に「お客さん、店内で食べるのだっったら消費税10%が適用となるので、差額分をお支払いいただくか
今すぐ退席してください」となんだかぶしつけに言われてしまい、
改めて「そっか・・厳密にいうと確かに店内飲食は軽減税率の対象外だよね・・」と感じたのですけど、
ふと思ったことは、「そういうならば、イートインコーナー内に店内飲食分は軽減税率の適用対象外ですといった貼り紙などで
案内すべきだと思うし、さらに厳格にいうとレジで会計時にいちいち店内飲食はされますか・・?と確認すべきなのかも
しれないし、そうした案内を何もしないで、今更軽減税率の対象外だから退席願いますというのはヘンな話だと思うし、
そもそも論として、店内飲食は厳格に軽減税率適用除外にするという方針ならばこうした店内にわざわざイートインコーナーを
設置している意味ないじゃん・・」と感じたりもしたものでした。
というか・・、今までスーパーやコンビニ等で普通に購入した商品を消費税8%のまま店内飲食していたけど、
それってもしかしたら「コンビニ・スーパーのイートインコーナーは消費税(軽減税率)のグレーゾーン・・?」とふと感じたものでした。
コンビニ・スーパーのイートインコーナーにおいて厳格に軽減税率を適用するという考えならば、そのコーナー内に
そうした旨の掲示をすべきなのかもしれないですけど、そんな案内をしたら多分ですけど誰もイートインコーナーを利用
しなくなるのかもしれないです。
こういうところにも一つの制度的矛盾を感じたものでした・・

2019年放映のスター☆トゥインクルプリキュアの宇宙人プリキュアのララの母星は惑星サマーンなのですけど、
高度に科学技術が発達したサマーンにおいては、少なくとも惑星温暖化現象を招きかねない石油・石炭・ガスといった
資源を活用していることはないとおもわれるだけに、
もしもララが現在の世界全体の電気代・ガス代といった価格高騰のニュースを聞いたとしたら
「オヨ~!」と驚きの声をあげつつ、「サマーンの高度な技術を地球にも提供してあげたいルン・・」といわれるのかも
しれないですし、
「地球には太陽光線という無限のエネルギーをタダで使いたい放題なのに、それを活用しないばかりか
太陽光をエネルギー源に安価に変換させる技術を世界全体で開発し共有する努力を怠っているのはおかしいルン・・」と
言われるのかもしれないですルン・・
そしてなによりも「こうした世界的な物価高騰の中において、日本がすべきことは金融緩和によって一部の大企業や富裕層
だけが潤うのではなくて、たとえば一年間限定で消費税を減税または廃止にしたり
企業の内部留保を強制的に吐き出せ、投資や社員の給料に回す強権発動の方が効果がありそうなのルン・・」と
いわれそうなのかもしれないですルン・・
私の感覚的には「自分が生きている内に日本の消費税は将来的に20%近くまで上がる可能性がある」と感じていますけど、
今回の10%はその途中経過の一つに過ぎない・・とも感じていますし、
上がるものは仕方がないからこれ以上つべこべ言わない・・という諦めムードと言えるのかもしれないです。
消費税は「取りやすいところから広くまんべんなく税金を取る」という典型的なものですし、同時に金持ち世帯にも
貧乏世帯にも等しく消費税10%が課せられる事を考えると、不公平な税制度という側面もあるのかもしれないですし、
税収UPを目論むのならば、大企業の内部留保にそろそろメスを入れたり、富裕層への金融資産に税金を課す事も
必要になっていくのかもしれないです。
ただどちらにしてもモノを購入するたびにいちいち毎回毎回消費税を課せられる事は、税金を払う事は国民の義務という
ことで仕方はないのかもしれないですけど、いまさらながらどうしてモノを購入する行為に税金が課せられるのか不満・・
という印象は導入から33年が経過してもあまり変わりは無いようにも感じられます。
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その政府の腹黒さを読んで飲食店が対抗策として切り出したのがデリバリー…結局、コロナ禍も後押しして「Uber Eats」や「DiDi Food」が荒稼ぎする結果となりました。
一流大学出身の官僚を揃えたはずの「国税庁」は先の読めないバッカじゃなかろか (笑)