人間というものは年を取ることによって嗜好の変化というものはよくあることであり、食べ物や飲み物の
好みの変化もその一例の一つであり、例えば以前だったら不通に砂糖を入れていたコーヒーや紅茶は
ブラックコーヒーや無糖茶でないと飲めなくなったり、ラーメンだったら、以前は大好きだったこってりとんこつ醤油は
あまり食べなくなりどちらかというとあっさりとした塩ラーメンやあっさり薄味の東京醤油ラーメンばかり食べるようになったとか、
はたまた肉よりは魚料理の方を好んで食べるようになってきているとか
甘いシュークリームやケーキよりはみたらし団子や桜餅・柏餅の方が好きになってきたというのもそうした嗜好の変化の一つと
いえそうです。
そして牛丼・豚飯など丼モノにおいても「高齢化??による嗜好の変化」もあったりします。

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吉野家の牛丼
吉野家の牛丼はとってもおいしいですし私も大好きです~♪
過去記事で書いたことがありますけど、例えばですけど「もしも24時間以内に唐突に地球滅亡が決定的となり、
24時間以内に頂く最後の晩餐メニューを10挙げなさい」と言われてとしたら、
舌が鈍感で安上がりの私は、ラーメンと餃子・カレーライス・生姜焼き定食・さんまの塩焼き・明太子などと合わせて
「吉野家の牛丼」も確実にその最後の晩餐メニューの候補になることは間違いないと感じていた時期もあったりしたものでした。
私自身、東北で生まれ育ったこともあり、どちらかというと牛肉というと関西や三重、豚肉というと関東以北という
感じもいますけど、そのせいか実家ではすき焼きのお肉も牛肉ではなくて豚肉でしたし、ステーキや焼肉というと
トンテキや豚の生姜焼きという感じで、なんとなくですけど子供の頃の私にとってはお肉というと豚肉であり、牛肉というと
ちょっと高級感があり普段はあまり食べない食材というイメージもあったと思います。
そうした牛肉を手軽にお手軽の価格で食べられ身近な存在にした役割があったと言えそうなのがもしかしたら吉野家の
牛丼だったのかもしれないです。
そうしたおいしいおいしい吉野家の牛丼ですけど、実はここ数年はその吉野家の牛丼を食べる機会はぐぐっと少なくなってきて
いると感じたりもします。
その一番の要因は価格の高さですね・・
2022年現在の吉野家の牛丼並盛の価格は388円(税込426円)であり、これにたとえば生野菜サラダやおしんこといった
サイドメニューを追加注文すると価格は550円以上となり、吉野家の牛丼は生野菜とセットすると既にワンコインでは
食べられなくなってしまった・・というある意味値上がりショックは大きいようにも感じたりもします。
私が高校を卒業し初めて都内近郊(最初の一年間は埼玉県の大宮、2年目以降は東京都中野区)で一人暮らしを
開始したのは1984年でしたけど、1984年当時の吉野家の牛丼並盛の価格は400円でした。
(当時はまだ消費税が日本では導入されていなかったので、今から振り返ると買い物パラダイスみたいな感じでした・・)
38年前の価格と今現在の価格にそれほど大きな差がないというのは吉野家の企業努力の賜物なのかもしれないですけど、
吉野家は狂牛病騒ぎの前のデフレ路線時代には牛丼並盛が一杯280円であり、生野菜をセットしても税込で
400円程度であった事に比べるとやはり最近の値上がりは庶民にとっては「お財布的にはやさしくないのかも・・」と
感じてしまいますし、それが吉野家から足が遠くなった一因として挙げられそうです。
そして価格以上に大きいのが冒頭で触れたように自分自身の嗜好の変化なのかもしれないです。
昔は吉野家の牛丼のちょっとしつこいと感じる程度の適度な脂身がおいしさの一つの要因とも感じていたものですけど、
最近はそうした牛肉の脂身自体が「なんだかちょっとしつこい・・」と感じるようになってしまい、
胃がもたれてしまいそう・・と感じてしまうのはやはり自分自身の高齢化による嗜好の変化も多少はあるのかもしれないです。
ここ最近はたとえばTカード利用店舗でレジでの会計時に「吉野家で食事をしたら30ポイントTポイントを贈呈」という
クーポン券が発券された時ぐらいしか吉野家には行っていないような気もします。

吉野家の代わりに行く機会が増えたようにも感じられるのが松屋ですね~
松屋はどちらかというと以前から丼物よりも多彩な定食モノに魅力がありましたけど、2022年に松屋において
10年振り近くの「豚めし」の復活があったのはとてもよかったです~♪
ただ現在は松屋の豚めしは期間限定メニューという事で、現在のメニューから消えてしまったのはとても残念ですけど、
またいずれ機会があれば復活してほしいです。
松屋では以前も豚めしというメニューがあったのですけど、2022年のリニューアルの際にはその豚めしは以前の豚めしよりも
かなり変化があり、豚肩ロースの赤身肉を使用し、さっぱりとした味わいになったのが売りとの事で、
玉ねぎの甘みを感じながら、豚肉のふわっとした食感を楽しめそうです。
確かに・・実食してみると脂身はほぼ皆無であり、上記で書いた通り吉野家の牛丼で感じた脂身のしつこさみたいなもたれは
全く感じず、赤身肉のみという事でサクサクと食べられる印象があったものでした。
やはりそれも年を重ねたことによる味覚の嗜好の変化の表れとも言えそうです。
しかも松屋の豚めしは税込みで350円というのも大変ありがたい価格設定と言えますし、2022年の値上げラッシュにあっては
庶民にとっては頼もしいメニューともいえそうです。
だけど・・残念ながら松屋の豚めしは期間限定メニューだったようで、現在は取り扱いがされていないのが
とても残念ですし、できればいずれは復活というか・・常態メニュー化してほしいです。
豚めしは、牛めし以上に紅ショウガとの相性が良い点も高評価です。
しかも吉野家と違ってもともと味噌汁付というのもありがたいです。
さらに言うと、吉野家の生野菜はドレッシングが1パックしか付かず、正直ドレッシングの量が全然足りないと感じたものですけど、
松屋の野菜サラダのドレッシングはボトルに入っているモノを使いたい放題ですので、その点も大変魅力的です。
たまに外食チェーン店で食べる際には節約のためにもこの松屋のコスパ最強みたいな豚めしもいいのかもしれないですね~♪

2018年夏アニメの「女子高生の無駄づかい」でもバカ・ヲタ・ロボの3人が松屋にて、丼もの・定食を食べているシーンも
ありましたけど、感覚としては牛丼単品は吉野家、定食系は松屋がいいかも・・と感じてしまいます。
もしもロボが吉野家で牛丼を食べたり松屋で豚めしを食べた際には、
「このおいしさの秘密は何なのか・・」という永遠の?テーマを一週間家に籠って解明しそうな雰囲気もありそうです。
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