
カラスは動物学上の分類では鳥類ですが、カラスの脳は他の鳥類の脳とは全く異なっている事が分かっています。
行動生物学者のあいだでは、カラスを「羽をもった霊長類」呼ぶことがあるくらいです。
「鳥頭」と言う言葉が示唆する通り、鳥は全般的には頭が悪いというイメージも無くは無いと思うのですけど、
そうした中でもしかしたら犬や猫よりも賢くて知性があるようにも感じられるカラスは別格なのかもしれないです。
ただそれでもカラスのイタズラは度を過ぎているというのか、ごみ集積所におけるカラスがごみ袋を食いちぎり人間たちの食材の
食べ残しを食い漁り周辺に汚物をまき散らし道路を汚すあの迷惑行為はどうにかならないものか・・と
感じることも多々あったりもします。
先日なのですけどウェルシアで買い物をしていたら、上記のような注意書き看板が店の前に立てられていました。
「他店で購入されたお荷物がカラスによって荒らされる被害が多発しています。
お買い物時は面倒でも店内でもお持ちされるようにお願いします」と言うのは具体的にはどういう事なのかと言うと、
このウェルシアのすぐ近くには生鮮食料品やヨークマート・マルエツ等があり、
ウェルシアに自転車で来店した人が、自転車のかごにそうしたスーパー等で購入した食料品等が入ったレジ袋を入れたまま、
ウェルシア内で買い物をし、自転車に戻ってきたら、
レジ袋の中に入っていた肉や魚等のパックが食いちぎれていて、肉や魚等の食料品が食い散らかされていた事案が
かなりの頻度で発生しているとの事でした。
ひどい場合には、カラスがレジ袋ごとさらっていくケースもあるとの事です。
ごみ集積所におけるカラス被害もやばいと思うのですけど、それ以上に「勘弁してよ~」と感じるのが、
これは当ブログの過去記事で何度かネタにしたことはあるのですけど、カラスがスーパー・ドラッグストア・コンビニ前等に
駐輪している自転車の籠や荷台に積んでいた食材を虎視眈々と狙って、隙を見てはそうした私たちが購入した食材を
食い漁ることでもあります。
実際、私自身も過去において「数分程度なら大丈夫だよね・・」と勝手に甘い予測を立てて、自転車についついうっかり
お弁当や総菜やパンなどを積んだまま別のお店に立ち寄り、戻ってきたらカラスどもに回鍋肉弁当とか鶏のから揚げとか
アップルパイを食べ漁られてしまって茫然自失となってしまった・・と記したこともありましたけど、
カラスってくちばしが尖っているせいなのか爪が鋭いのか、プラスチックの容器やビニール包装も簡単に引き裂いて
中の食べ物を食い漁ることも普通にやっていることは驚きでもあったりします。
実はつい先日なのですけど、自転車の籠にロッテの「コアラのマーチ」の大袋を一つ入れたまま、別のお店に立ち寄り、
数分後に戻ってみたら、なんと・・! カラスどもがこともあろうにロッテのコアラのマーチの大袋をこじあけ、しかも
大袋の中に入っている12の小袋をそれぞれ食いちぎり、お菓子をぼりぼりと食い漁っている場面を目撃した時は
「こんちくしょ~! このくそガラス!!」と思いっきり憤慨したものですけど、同時に
「最近のカラスってロッテのコアラのマーチみたいな甘いお菓子も食べるんだ・・」と感じたものでした。
もっとも・・千葉ロッテマリーンズファンの私としては「カラスという鳥がロッテのコアラのマーチを食い漁る」という事はなんだか
「東北楽天イーグルスがロッテ球団から勝ち星を稼ぎまくっている・・」みたいに感じたりもします・・
というか・・以前はスーパー等においては無償でレジ袋も貰えていたこともあり、商品をレジ袋に入れてほかの店に行くことも
多かったので、商品を無造作に自転車の籠に積むということはあまりなかったような感じでもあるのですけど、
数年前からレジ袋は有料となり、買い物の際にレジ袋を辞退しそのまま商品を自転車に積んでその場を離れてしまって
カラスのそうした被害にあうことが増えたようにも感じたりもします。
日本は比較的治安が良い国と言われていたりもしますけど、治安が良くても実は人間の泥棒さん以上に手癖が悪いのは
実はカラスなのかもしれないですね~
それにしてもカラスの頭の良さというか悪知恵は際立っていると思います。
遠くからじっと人間たちの行動を観察していて「あ、あのアホっぽい人間は自転車のかごに食べ物らしいものを詰め込んだ袋を
置いたまま店の中に入っていった・・しめしめ今なら盗みたい放題だ~!」という感じで
チャンス到来と見たら一気に行動を開始し、ばれないうちに現場を離れるという泥棒家業のノウハウをちゃんと
持っているのかもしれないです。
この鮮やかな手口は、東方で言うと「幻想郷最大の盗人」の魔理沙すらもしのぐ賢さと大胆さがあるのかもしれないです・・
私自身も上記で記したようにカラスが実際に自転車のかごの中から食料品を盗み出す瞬間や食い散らかす瞬間を
目撃した事がありますけど、自転車の持ち主が自転車から離れた隙を見て行動している点や
洗剤やシャンプー等の食料品以外のレジ袋には全く目もくれず、
食料品・・特に生鮮食料品が入っているレジ袋だけを狙って行動している点を見てみても
「カラスのあの悪知恵の塊は見事なものがあるけど、ああした能力を人間社会との共存共栄という意味で
何かに応用できないものかな・・」と結構本気で考えたりもします。
とにかくカラスの賢さと学習能力の高さは猿と同程度かそれ以上と言えるのかもしれないですし、
猿の泥棒振りは人間たちに怪我を負わせるぐらいの危険がある事を考えるとカラスの泥棒振りはまだかわいいものなのかも
しれないですし、
基本的にカラスは子育ての時期とか巣の周りに近づかない限りは、人間を襲う可能性も少ないことを考えると
「少なくとも極悪な泥棒猿よりも全然マシ・・」と言えるのかもしれないですね。
例えば、カラスを上手く教育して、ドローンみたいな上空からの写真撮影とか伝書鳩みたいな連絡・配達機能を担って貰うとか
なにかカラスたちにも人間との接点とか役割分担を持たさえすれば、
カラスの人気というか存在意義は案外急上昇を果たしていくのかもしれないですね・・
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しかも鳥類の特徴である数キロ四方を見渡せる並外れた視力を持っています。
なので足にGPS発信機を付けて、標的を見つける様に訓練したら最高の偵察ドローンになりますよね。
もうアメリカ軍が訓練したカラスが、ウクライナ辺りで標的選別に活躍してたりして(笑)