
皆様は「ラーメンショップ」というラーメンチェーン店をご存じでしょうか・・?
ラーメンショップは全国展開を図っているフランチャイズ制のラーメンチェーン店ですけど、どちらかというと関東を中心に
店舗展開が図っているという印象もあります。
ちなみにですけど、ラーメンショップは東京都大田区に所在地がある椿食堂管理(有)が本部であったりもするそうです。
そしてこの椿食堂管理というフランチャイズの元締めは、会社の創業当初から一切のマスコミ取材お断りを一貫して
貫いていて、宣伝等も一切していない事もあり本部内にはラーメンショップのHPすら存在していないという
現代の時世においては「ありえない・・」と感じさせるものがあるのですけど、換言すると企業がSNS活動や宣伝を一切しなくても
企業として成立することもできるという事を見事に証明しているようにも感じられます。
ラーメンショップは実は我が家の近くにも店舗はありますし、埼玉~千葉方面にかけては比較的よくみかける店舗という
印象があります。
都内近郊にも店はありますし、静岡や秋田・福島の他にも関西・九州など全国に店舗は存在しています。
私自身が東北の田舎の地から都内近郊に初めて一人暮らしを開始した昭和の終わりころには既にチェーン店として
成立していて、埼玉では昭和の頃よりよく見かけていた店舗という印象もあります。
社会人になって初めて配属された支店が千葉県佐倉市の京成電鉄沿線のとある地方銀行の支店でしたけど、
その支店の近くにラーメンショップがあり、そのお店のオーナーが当時その金融機関とお取引があり営業担当からも
「食べに行ってあげて~」とよくお願いされていたこともあり、その支店に在籍していた頃は週に一度ぐらいは
このラーメンショップでラーメンを食べていたこともあり、今現在でも時折ですけど無性にやたらと食べたくなってしまいたくなる
懐かしい味ともいえると思います。

ラーメンショップというと真っ先に思い起こすことは、赤地に白抜きで「うまい ラーメンショップ うまい」と書かれた看板ですね~♪
あの「うまい」という文字はどの店舗の看板でも確実に入っていましたので、統一看板デザインなのかもしれないです。
「ラーメンショップ」のラーメンの基本は豚骨醤油です。
カープは透明なスープではなくてドロドロっとしたとろみがあるようなスープですけど、博多豚骨や久留米豚骨みたいな
濃厚な豚骨臭はなく、麺もバリカタではなくてどちらかというと柔らかめだと思います。
印象としては家系ラーメンに近いようにも感じるのですけど、家系ラーメンを生み出された方が昔若い頃にラーメンショップで
修行されていたという話もあるようです。
ラーメンのジャンルとしては「東京豚骨ラーメン」とも呼ばれる醤油ラーメンの豚骨ダシを濃厚にしたものがベースであり、
ごま油と「クマノテ」と呼ばれる独自の調味料で調味されたネギを載せた「ネギラーメン」が看板メニューの一つとなっているのが
大きな特徴です。
具材としては上記の独特の味付けのネギとたっぷりのわかめが乗っているのも食べ応え抜群の厚切りチャーシューを
具材にしている店舗が多いのも特徴だと思います。
店内のトッピングとしてボトルに入ったすりつぶしたにんにくが置かれていることもラーメンショップの大きな特徴とも言えそうです。
そしてにんにくのボトル容器のほかに豆板醤のボトル容器も店内に置かれていて、ラーメンショップでは
このにんにくと豆板醤は掛け放題ということになると思います。
またラーメンを注文するとライス無料というサービスを展開する店舗も多く、
ライスに豆板醤とニンニクをかけ、ラーメンのスープを少しかけたものを具無し麻婆丼と呼ぶ人もいるそうです。
さてさて、一般的にはこうしたラーメンチェーン店というと本部の力が強大で、価格も味もスープのブレンド具合もトッピングも
全てにおいて本部が定めた統一マニュアルというものが存在し、各店舗ともこうした共通マニュアルに従い、
どの店に行っても同じ味を味あう事ができるのが常識ともいえそうですし、本部から常日頃から指導という名の監督・監査・
チェックが入るのは普通だと思いますし、そうした指導に対するロイヤルティー料をかなり取るというのが通常スタイルと
いえるのだと思います。
そして一般的にはセントラルキッチンが作り出す各店舗共通のスープ・具材・麺を使って同じ共通レシピによってすべての店舗が
一律に同じ味を作り出すという事になるのだと思われます。
しかし、ラーメンショップにおいては上記のような統一レシピとか共通マニュアルが存在していないというのはある意味
すごい話と言えそうです。
ラーメンショップの各店舗を実際食べに行くとよくわかるのですけど、実はその味はお店によって結構な違いがあり、
スープもそうですし、サイドメニューもそうですし、ラーメンの上の具材も千差万別という印象すらあります。
背脂がたっぷりとふりかかるお店もあれば全く固形油の浮かないお店もありますし、
ラーメンのとのセットでは欠かすことのできない餃子が置いていない店すらあったりします。
定食的なものやセットメニューを置いてある店もありますし、はたまた居酒屋的に「飲むこと」の方にウェイトが
置かれている店舗もあったりします。
一言で言うとラーメンショップはフランチャイズ制のチェーン店ですけど、セブンイレブンやマクドナルドやビザ店のような
本部からの強い規制というものはなくて、各店舗の店主の自由裁量にある程度任せられているという感じでも
あります。
豚骨醤油という基本ベースの味と独特の辛みの味付けがされているネギを使用するという最低条件さえクリアすれば
あとは基本的にはどんなメニューを出しても咎められないというある意味自由裁量が大変強くて本部からの強制力が
少ない今どき珍しい少し緩めのフランチャイズ店と言えるのだと思います。
ラーメンショップは、月々に売上の何%を本部に払うというシステムではなくて、
本部から材料を買う仕入れ代にそうしたロイヤルティー料があらかじめ含まれていて、
本部からタレや麺や丼やボトルのにんにくを仕入れる代わりにラーメンショップの看板が掲げられるという事だと
思いますし、そうした意味ではフランチャイズとしては、加盟店間における統一性はさほど強くなく、
個人経営店の緩やかな連合体といった性格を持つともいえそうです。
本部からは、豚骨醤油の作り方のノウハウと、麺・タレ・丼鉢のみが提供され、そうした材料を本部から購入さえすれば
特段ロイヤルティー料とか毎月の売上金から一定額を収める必要がないというのは、セブンイレブン等コンビニオーナーから
見てみると「ありえない・・」とか「うらやましい・・」という事になるのだと思います。
ラーメンショップは本部の縛りが非常に緩やかて、店ごとに味が微妙に異なるどころではなく、
スープの見た目も味も、背脂の有無も、丼も、麺も、サイドメニューも何も、同じグループなのかと疑うほど
統一感がないのですけど、そうしたお店に常連客というファンが付くか否かというのはオーナーの実力とセンスが問われますけど、
本部のそうした緩やかな縛りに各店舗がどのように応えていくのかというのはむしろオーナーのやる気を
促しているようにも感じられますし、それがラーメンショップの本部の椿食堂管理さんの狙い目なのかもしれないですね~♪
本部指定のラーメン鉢と看板とを用い、メニューに必ずネギラーメンを入れるという最低条件さえクリアすれば
あとはオーナーの自由裁量でどんな形で運営してもいいというのは、昨今のコンビニ業界の本部とフランチャイズ各店舗の
こじれた関係を再度構築するためのヒントになるのかもしれないです。
要は人というものはある程度の自由裁量が認められると俄然やる気が出てくるものといえそうです!
ちなみにですけど、時折ですけど「ニューラーメンショップ」と「新ラーメンショップ」という看板のお店も見かけたりも
しますが、これらのお店はラーメンショップ系のお店というかラーメンショップから派生したラーメン店といえそうです。
ちなみにこれらのお店にはラーメンショップの本部の椿食堂さんは管轄されていなくて、看板にも「うまい」という文言は
入っていません。
味自体はラーメンショップの味とほぼ同じだと感じたりもします。


「ラーメン大好き小泉さん」の中においてはまだ「ラーメンショップ」についての話は出てきていないですけど、
小泉さん的には同じチェーン店でも味もスタイルも全く異なる店があるというラーメンショップのゆるさをどのように評価されるのか
とか、そのラーメンショップでいつものようにあの歓喜のふはーをされるのかどうかは興味津々でもありますね~♪
小泉さんは傾向的には正統派の東京醤油ラーメンやそれほど豚骨臭がきつくないとんこつラーメンを好んで食べられる
傾向もあるので、ラーメンショップのオーソドックスなラーメンを食べられたら
間違いなくいつものあのふはーをされそうです!
そんな小泉さんと一緒にラーメンショップで醤油とんこつラーメンを食べて二人でふはーとする事ができたら
この世に悔いが残るものは何も無い・・という感じにすらなりそうです~♪
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昔から存在するらしいということは聞いていたのですけど地元の店舗は外観からして小さくてボロボロで、これでもかというほどに「入りづらいお店」感が出まくっていてずっと素通りしてました。
店舗それぞれの個性が強いというのはラーメンチェーン店ではめずらしいですしすごく気になりますね。
今度二店舗両方入って食べ比べてみたいと思います。