先日・・というかひてすら寝正月していた今年のお正月休みの際に、久しぶりに「Yes! プリキュア5GoGo!!」の第14巻を
鑑賞しました。
ハピネスチャージプリキュアやララちゃんのスター☆トゥインクルももちろん素晴らしい世界なのですけど、久しぶりに見てみると、
改めてプリキュア5の世界も素晴らしいよね~♪と感じてしまったですルン~♪
この巻になってくると、最終決戦間近という事で
各メンバーの最後の個人回という事で、各メンバーのエピソードに重点が置かれています。
流れで言うと、第13巻の第39話で、かれんさんが「将来の夢=医師」になる事を改めて決意し、
第14巻の第40話で、うららが「自分の夢=亡き母親と同じミュージカルの舞台に立つ」事を成し遂げ
(この回のラストでシロップがうららを乗せて空中散歩をするあたりとそのBGMがとても素敵でした・・・!!)
同巻の第42話で、こまちが「自分の仲間の事を小説の中に書きたい」と決意し、
次巻の第43話で、のぞみが「自分の夢=学校の先生」になる事の最終決意という事で、
「プリキュア5」シリーズが2年間でテーマにしてきた
「自分の夢を見つける物語」という事に対するファイナルアンサーを提示したという感じだと思います。
この中で何か特に印象に残ったのが、DVD第14巻に収録されている第41話のりんちゃんの話だったと思います。
この回は何気にとても面白いものがあり、
ブンビーさんのエターナル離脱後の、「文尾」という仮名での喫茶店での仮の就職先での話とか
桃井さん=ムカーディアの正体が露見したりとか結構バラエティーに富んだ回でもありました。
その中でも特に印象的なのは、「人はなぜアクセサリーを身に付けるのか?」という
アクセサリーデザイナーを将来目指すりんちゃんにとっての根本的な問題を突き付けられ
それをのぞみ・ナッツ・ムカーディアとのデート中(?)に知り合った迷子の女の子とそのお兄さんとの関わりを
通して、そうした問題をりんちゃんなりに回答を出していくというあたりが
とてもプリキュアらしい「まっすぐなもの」を感じて
総じて爽やかなもの、後味の良いものを感じさせてくれました。

この回のデザインの仕上がりの完成度が抜群に高いので
こういう事が出来る人は川村敏江さんか青山充さんのどちらかしかいないなと思っていたら青山さんでした!
やはり作画監督直々の担当だと全体の仕上がりが全然違います!
この回ののぞみの可愛さは尋常ではなかったと思います!

「りんちゃんの恋は全て悲恋に終わる・・」と揶揄されますけど、そういう役回りなので仕方ないですね・・・
だけど完璧な形での「失恋」というのは、プリキュア5【無印】時代の花屋さんのお客さんに対してだけであり、
残りは幽霊と敵幹部ですからね・・・
しかもムカーディアの場合、りんちゃんが特に惚れていた訳でもないし、むしろこの二人の相性は最悪に近いと思います。
そうそう、ムカーディア役の声優さんとかれんさん役の声優さんは後日結婚されていますので、二人のご縁はプリキュアが
結んだものともいえそうですルンッ~(^^♪

第41話あたりでは既にブンビーさんは、エターナルという組織に嫌気が差し逃亡状態というのが大変面白かったです。
人間界での仮の再就職先が喫茶店で、名前を「文尾」という仮名にしている所がこの人らしいですね・・
というか、再就職した先に、のぞみ・りん・ムカーディアが普通に客として来店し
ブンビーさんと鉢合わせして、ブンビーさんが「えぇーーーーーっ」と絶叫している光景が
何度見ても笑ってしまうものはありますね~♪
そうそう、りんちゃんが最後に気が付いた「人はなぜアクセサリーを身に付けるのか?」という問いに対しても
「おしゃれ」以外の回答として
「誰かの思いが込められているから身に付けている」というものは、前回・前々回のストーリーの流れに沿った
見事な回答でしたし、
今後りんちゃんがアクセサリーデザイナーとして身を立てるまでの間の「座右の銘」になる事は間違いなしという感じもしました。
歴代プリキュアの世界では、追加戦士とか敵幹部からプリキュアに転身した戦士もいたりするのですけど、
そうしたプリキュア達は、どうしても
「自分がプリキュアとして戦っても本当に良いのか・・」とか
「他のメンバーとどうやって仲良く接すればよいのか、その接し方が分からない・・」みたいな
悩みを抱えていたプリキュアもいたと思います。
そうした場合、どうやって乗り切ってきたかというと、それはメンバー同士の信頼関係に尽きるのでしょう・・・
ではどうやって相手から「信頼」を得るのか・・・
それは非常に難しいテーマだと思います。
だけどそういう場合、大抵の場合、
相手の瞳の中に「自分自身を心配し案じてくれる相手の優しさ」みたいなものを感じ取った瞬間に
ある程度の問題は解決できていたような気がします。
せつな、エレン、まこぴー、いおな、、ルールーなど皆そうした道を辿っていたと思います。
ハピネスチャージプリキュアでも、いおながひめからそうした事を感じたからこそ、確執⇒和解の流れが
出来たのだと思います。
りんちゃんが誰かの思いに応えるためにアクセサリー作りに精進したのと同じような感覚で、歴代プリキュア達の中には
「たとえ以前は敵幹部であったとしても現在はプリキュアとして自分達の仲間になる事を選択し、
過去の自らの罪に悩まされながらも戦い続けているプリキュアがいる。
自分達もそうした彼女達の思いに応えたい」との思いで戦い続けた戦士もいたと思われます。
敵幹部からプリキュアとして転身したプリキュアにとっては
「こうやって自分の仲間たちは自分の事をいつも気にかけてくれている」という気持ちを相手の瞳・態度等で感じとり
「自分もそうした思いに応えたい」という事にチームの結束が図れていった事もあったと思います。
相手の言動から「この人は本気で自分の事を心配してくれている」と気が付くことが
歴代プリキュアにおける「信頼関係の築き方の第一歩」だったような気もしますし、そうした思いに応える事と気が付くことが
意外と「人の優しさ」の本質部分ではないかとふと感じたものでもあります。
こうした過去作品でもプリキュアが現役プリキュアたちに「伝えようとしているもの」は永遠不滅のものがありそうですし、
現役のトロプリメンバーももそうした歴代プリキュアたちの「想い」を間違いなく受け継いでいると思いますルン!
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