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おはぎ=ぼたもちの一例

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仙台名物のずんだ餅

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伊勢名物の赤福
春分の日と秋分の日はどちらもお彼岸の期間中ですし、発音が似ているし、どちらも共に祝日扱いということで
似ているようにも感じられたりもしますけど、実は法律上の意味合いは異なっていたりもします。
春分の日は1948年から制定されている国民の祝日です。
春分の日とは祝日法によって定められている祝日で、「自然をたたえ、生物をいつくしむための日」というのが
法律上の制定理由となっています。
そして一般的には春分の日前後から桜の開花ということもありますし、本格的な春の到来を告げる日と考えられているせいか、
春分の日の祝日が到来すると、東方のリリーのように「春ですよ―」という意識が私たちの間に少しずつ高まっていくもの
なのかもしれないです。
一方、秋分の日は、春分日と同様に法によって定められ、1948年から制定されている国民の祝日です。
法律上の制定理由として「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶための日」となっていますけど、
春分の日と秋分の日とでは、その制定理由に違いがあったりするのも興味深いものがありそうです。
秋分の日の祝日が到来すると、春分の日とは逆に人々の意識の上では「そろそろ寒い季節の始まりで季節の変わり目
なのかも・・」と感じるのかもしれないです。
春分の日においても秋分の日においても、昼と夜の長さがほぼ等しくなり、昔から極楽浄土とこの世が最も近くなる日とも
いわれていて、そのせいなのか春と秋のお彼岸にはお墓参りに行くという先祖供養の風習は広く定着しているように
感じられます。
そしてそうしたお彼岸の時期の食べ物として広く認知されているのがおはぎ・ぼたもちといえそうです~♪
うちの奥様はそうしたお彼岸の時に食べる餅をあんこで包んだ食べ物を「ぼたもち」と呼んでいますけど、
後述しますが、小学~高校まで仙台で過ごした私は、仙台と言うと「牛タン・笹かまぼこ・ずんだ餅」という三大名物が
あるせいなのかお彼岸の時に供される和菓子と言うとずんだ餅というイメージもありましたし、枝豆を材料にした餡ではなくて、
いわゆる普通の小豆の餡をまぶしたものをぼたもちでもおはぎでもなくて単に「あんこもち」と呼んでいた印象もあり、
そうなると、ぼたもち・おはぎにはどんな違いがあるのか・・?という素朴な疑問が湧いてきそうです。
結論から書くと実はおはぎもぼたもちも全く同じ食べ物なそうです。
上記で触れた通り、日本には春と秋に迎えるお彼岸という風習があり、それぞれ春分の日と秋分の日を中日として、
前後3日間、合せて7日間がお彼岸の期間となります。
一般的には春のお彼岸には「ぼたもち」が、秋のお彼岸には「おはぎ」が食べられます。
両方ともあんこでお餅(またはもち米)を包んだ和菓子であり、要は食べられる時期によって名前が異なる程度なのかも
しれないです。
春のお彼岸に食べられている「ぼたもち」の由来は牡丹餅であり、春のお彼岸の頃は牡丹の花が咲く時期で、
その時期に食べられることからそのように呼ばれ始めましたと言われています。
一方、秋のお彼岸に食べられている「おはぎ」の由来はお萩で、おはぎに使用する粒あんを秋に咲く萩の花に見立て、
そのように呼ばれるようになったそうです。
春に食べられるぼたもちは基本的にこしあんで、秋に食べるおはぎは粒あんで作られます。
これは小豆の収穫時期の違いが理由であり、
小豆は秋頃に収穫されるため、おはぎは収穫してすぐの小豆を使って作られます。
これは収穫したての小豆は香りもよく皮も柔らかいので粒をいかして粒あんで食べる方が美味しいからという意味合いも
あるようです。
また、うるち米を主とするものがおはぎで、もち米を主とするものがぼたもちという説もあったりするようですけど、
基本的にはおはぎもぼたもちも名前が違うだけで実際は両者ともにほぼ同一の食べ物といえそうです。
上記でちらっと触れた通り、仙台在住の頃の私は、春や秋のお彼岸の時期というと、仙台名物のずんだ餅を
食べていたという記憶がありますけど、そうした枝豆を主材料としたずんだ餅に対して、やはりお彼岸の時に食べていた
小豆の餡がまぶされたものは「あんこもち」と呼んでいたような記憶もあります。
結婚当初、うちの奥様よりお彼岸の時期には「帰りにぼたもち買って来て~」と頼まれた時は「それってあんこもちの事?」と
聞いたら「なにそれ・・!? あんこもちって赤福でお馴染みのあんころ餅のことなの・・?」と聞き返していましたので、
こういう微妙な所にも生まれ育った文化の違いと言うものもあるのかもしれないです。
ちなみにですけど、赤福とぼたもち(おはぎ)は全く似て非なる食べ物といえそうでして、
赤福は完全な餅を使用していますけど、ぼたもち・おはぎはもち米の粒が残った状態で作られています。

ここから下記は
dream fantasy2の
アミグリさんが描かれた美しい絵の転載&ご紹介コーナーです。
本記事においては春分の日・秋分の日の話も冒頭に出ていましたので、春分の日というと東方においては「春ですよ―」で
お馴染みのリリーホワイトが思い起こされますし、秋分の日というと東方においては秋姉妹が思い起こされますので、
本日はアミグリさんが描かれたリリーと秋静葉の絵をご覧頂きたいと思います。
上記のアミグリさんが描かれたリリーは2013年4月に描かれた作品ですけど、このリリーは
2012年4月にアミグリさんが描かれたリリーホワイトをリメイク版でもあります。
元の2012年の方は当ブログの7月の「アミグリさんが描かれたリリーホワイト特集」の方で転載&ご紹介をさせて頂きましたので
今回はリメイク版の方をご紹介させて頂きたいと思います。
ちなみに元の絵とリメイク版の違いは目の塗り方と背景です。
元の絵のリリーの背景はピンクトーンですけど、リメイク版の背景はグリーン系も淵に使用されているという事で
新緑とか春の兆しを感じさせるものがあると思います。
そしてこのグリーンの配色をされる事で、リリーの衣装のホワイトと淡いピンクが更に映えるようにも感じられます。
チルノは氷精という事で羽が6枚付いているのが一般的ですけど、リリーの羽は4枚という事でチルノよりはちょっと弱い
という事なのかもしれないですけど(汗・・)
チルノもリリーも妖精らしいあのかわいらしさがとてもすてきだと思いますし、アミグリさんの描かれるリリーからはやはりあの
「春ですよ―」が笑顔満開に伝わってきていると思います!

続きまして、アミグリさんが2014年10月に描かれた秋静葉です。
それにしてもアミグリさんが描かれた公式立ち絵をベースにされたショートカットの秋静葉はとても美しいです!
アミグリさんが描かれる静葉は、スカート全体がフリルっぽくなっているのは素晴らしいアレンジだと思います。
全体の雰囲気的には秋の香りが一枚の絵から素敵に漂っていると思いますし、
そこには「愁映」みたいな雰囲気というのか、紅葉した落ち葉がひらひらと舞ってきて、その落ち葉の上を人が
しゃりしゃりと音を立てながら歩いていくといった風景を連想させる素晴らしい秋静葉だと思います。
アミグリさんが描かれた秋静葉の透明感というのかこの「ひそやかさ」が私はとっても大好きです!!
そして何よりも、まるで鍵山雛みたいな「フリル地獄」に陥りかねないこの秋静葉を、「フリルを描く大変さ」を
見ている人達に気付かせないように自然に楽に仕上げられたアミグリさんの絵師様としての腕に
改めて惚れ惚れとさせられるものがあると思います~♪
それにしても雛以上に恐ろしく手が込んだフリルですよね・・!! 素晴らしいです!
記のアミグリさんが描かれた秋姉妹の権利は、
全て上記作品の絵師様であられるアミグリさんに帰するものであり、当ブログにおける転載とご紹介は事前に全て
アミグリさんからご了解を頂いたものであり、アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。
アミグリさん、本当にいつもすてきなイラストの転載を快諾して頂きありがとうございます!!
皆様の中で「こんなにも美しい秋姉妹を描かれる方のブログってどんなもんなのだろう? 」などと興味がある方は、
是非是非アミグリさんのブログ
dream fantasy2を ご覧になって頂きたいと思いますし、 宜しければ、当ブログだけではなくて、
是非アミグリさんの本家本元のブログ
dream fantasy2に一度お越しして頂けると アミグリさんのブログをご紹介させて頂いている私もとってもとっても嬉しいです!
アミグリさんが定期的に作品を投稿され続けている →
アミグリさんのpixiv にも是非一度足を運んで頂ければ幸いです!
→
アミグリさんのpixiv季節的にはこれから酷暑の季節に差し掛かり、春や秋はまだまだ先でもあるのですけど、春や秋のお彼岸の季節には
ぼたもち(おはぎ)でも頂きながら、少しでもご先祖様をしのばせて頂きたいと思います。
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埼玉ではどちらかというと「おはぎ」という言い方の方がスタンダードのような気もしますけど、
どちらの名前でもおいしそうですし、ずんだ餅は食べたことはないですけど、
とてもおいしそうです。
アミグリさんの描かれた春娘のリリーも秋娘の静葉もどちらもとても美しいと
思います~♪