dream fantasy2 のアミグリさんの
作風を語るに当たって一つ大きな傾向がありまして、一枚の作品で描かれるキャラは単独という事が多くて、
一枚の絵に二人、三人・・と複数キャラが描かれている事はかなり珍しいといえると思います。
(アミグリさんが描かれた一枚の絵として過去最多登場キャラというのは、2013年10月に描かれた「東方集合絵」だと
思います。ちなみにあの東方集合絵の5人は、霊夢・チルノ・妖夢・ルーミア・こいしちゃんというかなり豪華なメンバーです~♪)
そして二人組といった複数キャラを描かれる場合、勇儀とパルスィ、ゆゆみょんなどを除くとどちらかというと
アナログで描かれることが多いと言うのも絵師様としての一つのパターンと言えるのかもしれないです。
そしてこの二人組アナログ作品は、比較的初期作品に集中しているという傾向もあったりします。
東方ジャンルではなくて「プリパラ」に関しては、ソラミスマイルやトライアングルといったユニット絵ということで、
3人の集合絵がとても印象的であったりもします~♪
というか・・絵師様にとっては「一つのキャラを完成させるだけでもかなり大変なのに、2~5人の集合絵は手間暇が
相当大変」という事だと思いますし、
例えばですけど1979年に連載が開始され現在もビッグコミックで連載が続いている作・やまさき十三、画・北見けんいちによる
「釣りバカ日誌」なのですけど
(釣りバカの原作漫画は既に120巻を超えていて、なんだかゴルゴ13やワンピースクラスの凄まじい長期連載だと思います!
原作漫画はサザエさん方式で物語が進められていますけど、浜ちゃんと美知子さんの間の子供の鯉太郎の成長過程は
描かれている点は、サザエさんのタラちゃんが全く成長していない点との大きな違いがありそうです)
比較的初期の方の巻では、1月の御用始の社長年頭挨拶の話においては、鈴木建設の本社社員ほぼ全員が
大ホールに集結して鈴木社長の挨拶と訓示を聞くシーンがありましたけど、あのシーンにおいてはメインキャラに加えて
その他大勢の雑魚社員キャラ総勢100人近くを見開きページで細かく描かれていましたけど、
作画担当の北見けんいち先生によると「あの集合絵と言うか全員集合の年頭シーンを毎年描くのは作画担当にとっては
毎年頭の痛い話であり、まさに作画泣かせであった」と言われていましたけど、それはよく分かりますね~
確かに2ページに渡る見開きページの一コマであんな大量の人物を描く事になったとしたら、作画担当にとっては
地獄なのかもしれないです。
東方Projectは、旧作の設定と登場人物を一新したWindows版においては、最初の作品の東方紅魔郷から
最新の東方鬼形獣 ~ Wily Beast and Weakest Creature.に至るまで既に23作品を超えていますけど、もしもしですけど、
全ての作品の登場人物の集合絵を描いたとしたらとにかく収拾がつかないほど大変な事になってしまうのは
自明な事なのかもしれないですけど、東方紅魔郷~東方風神録までの登場人物が一堂に会した集合絵が
公式書籍で一度だけあったものです。
東方公式書籍として2007年~2009年に長期連載されていた「東方儚月抄」の漫画版の中巻にて
2007年頃に登場していた東方キャラのほぼ全員集合の一コマが登場していて、今にしてみると
あの一コマは描かれた先生は大変だったと思いますが、東方ファンにとってはとても貴重なものがあると言えるのかも
しれないです。
あの一コマは「あのキャラがここにいる!」とか
「二次創作とか憶測で言われているようなあのキャラとあのキャラが二人で会話している!」とか
「どうしてあの二人の組合せなの? 少し意外なのかも~!?」とか
東方をよく分かっている方の視点から見ると、とてつもなく興味深いシーンだと思います。
東方のゲーム・漫画・書籍でこんなにも複数のキャラがこんなに一堂に会した場面は二次創作を別にすると
多分ですけどそれほど無いと思われるだけにやはり何度見ても貴重だと思わせるものがありそうです。
この「東方儚月抄」の漫画版の中巻の頃は2008年ですので、時期的には早苗さん達が幻想郷に集団移転をしてきた
「東方風神録」とさとり様-こいしちゃん初登場の「東方地霊殿」の二つの作品の間ぐらいだと思われます。
それゆえにあの全員集合の一コマには、早苗さん・神奈子・諏訪子は登場していますけど、
さとり様・こいしちゃん・パルスィ・勇儀・お燐ちゃん・お空等の地霊殿ファミリーは全員未登場であったりもします。
そして東方地霊殿以降は、白蓮さん・神子・布都・一輪・ムラサ・ぬえ・マミゾウ・今泉影狼・正邪・少名針妙丸・堀川雷鼓・
天子ちゃん・クラウンピース・純狐・ヘカーティア様・ドレミー・サグメ・清蘭・鈴瑚・秦こころ・ナズーリン・宇佐美董子・九十九姉妹・
依神姉妹などなど少し考えただけでもこんなにキャラが思い浮かびますし、これ以外のキャラも例えば響子など
たくさんいますので、
もしも今現在の東方でキャラ全員集合という一コマを描いたとしたら、その絵師様は発狂されるのかもしれないという
とてつもない数になっていると思います。
東方儚月抄中巻の紅魔館パーティーのシーンにおいては、早苗さんが中々分かりづらくて発見するのが大変だったとか
リリーホワイトとリリーブラックが同時に存在しているのは物理的にあり得ないとか
(公式において、ZUN神主はリリーブラックとはリリーホワイトが四季映姫様のコスプレをしたものであり、
リリーブラックとリリーホワイトは実は同一人物である事を明言されていましたので、あれは単なる作画ミスなのかも
しれないです)
地霊殿異変の前の頃の話ですので、当然ながら、さとり様とかこいしちゃんとか白蓮さんや神子、秦こころは
この一コマには出てこない等色々と興味深い要素が凝縮されているように感じられます。

この一コマは「月に到達できるロケットが完成したー!!」という事でのお披露目と命名を兼ねた
記念パーティー、通称、「紅魔館パーティー」と呼ばれる場面のワンシーンなのですけど、
この漫画が刊行された際の東方Projectとしてのキャラがほぼ全員集合という感じでもありました。
この紅魔館パーティーのあの一コマは作画担当泣かせの一枚だと思います。
この一コマの中に登場していないキャラの一人が椛というのもさすがZUN神主様公認の東方不遇キャラの為せる業とも
思えますし、ゆかりん=八雲紫様が登場されていないのは、ゆかりんがこの物語の真の黒幕でもありますので、
それはやむを得ないと思われます。
会場は紅魔館ですので、魔館の門番の美鈴は勤務中という事で未登場です。
このシーンの数ページ前にはいたのだけど、このパーティーの場面になぜか登場していないのは
慧音先生でもあったりします。
慧音先生はこうした立食形式のパーティーがお嫌いなのかもしれないですけど、妹紅がこの会場内にいますので、
妹紅を残したまま慧音が帰る事はありえませんので、多分おトイレか何かで席を外していたのかもしれないです。
この一コマについてもう少し細かく分析いたしますと・・
霊夢・魔理沙・幽々子・妖夢→主人公だけど後ろの頭しか出てきていません・・
プリズムリバー三姉妹→楽器は持っていませんでした。
光の三妖精→妖精なので低身長設定のはずですが、ここでは妖怪とほぼ同じ身長として描かれていたのが印象的です。
藍と橙→式神のみの参加という事ですので、ゆかりんは不参加です・・
永琳と萃香→実力者同士だけど、ほとんど接点が無い二人だけに大変興味深い組合せだと思います。
(一体二人で何の話をしているのでしょう?? 三月精でも登場していた酒虫の話で盛り上がっていたのかもしれないです)
レティさんとチルノ
→レティさんのかつての「あんな妖精と一緒にされては困るわ」発言以降、実は不仲と言われていただけに
この組合せの実現はとても嬉しいです~♪
寒気と冷気の同属性という組合せがここに実現していました。
早苗さんと静葉
→早苗さんと秋姉妹のお姉さんの組合せですね。
最初にこのシーンを見た時、早苗さんとは気が付かなかったです。カエルの髪飾りでようやく判明したものでした。
ミスティア・ローレライとリリーブラック→この場面ではリリーホワイトもいますので、このリリーブラックは一体誰でしょう・・?
(もしかしてリリーはドッペルゲンガーの持ち主なのかもしれないですね・・)
四季映姫様と小野塚小町
→わざわざ彼岸からの参加、お疲れ様です!という感じです。
ルーミアとリグル→バカルテットのメンバーの組合せが実現しています!
諏訪子とにとり→ なんだかとても楽しそうな雰囲気の二人ですね~
神奈子→ ひとりぼっちで寂しそうです・・こういう時は早苗さんがちゃんとお相手して上げる必要がありそうです。
風見幽香 → 普段の弱い者いじめがたたってか(?)誰からも話しかけられずひとりぼっち・・・これは自業自得・・??
阿求 → 妖精メイドと談笑中ですけど、小鈴は未登場という事ですが、この時点では「東方鈴奈庵」の連載は未開始でした・・
咲夜さん→ いかにも完璧で優秀なメイド長というオーラが全身から溢れ出ていると思います。
アリスとメディスン・メランコリー→東方屈指の「かわいいお人形さんキャラ」の組合せが実現してします!
(この二人を遠くから見つめているのは鍵山雛ちゃんというのは極めて妥当だと思います!)
うどんげちゃんとてゐ→てゐは耳をぴーんと張ってうどんげがお師匠様の悪口を愚痴っていないか聞き耳立てているのかも・・?
妹紅→ひとり酒という感じですね・・・やけ酒・・??
この一コマの左上の端の部分で切れているキャラは多分ですけど、フランちゃんと輝夜だと思われます。
フランちゃんもこうした紅魔館の華やかで公式のパーティーの際には、きちんとレミリア様も妹としてお連れしているのは、
必ずしもフランちゃんは引きこもり姫ではないし、レミリア様が無理やり紅魔館地下に幽閉している訳ではないという事を
示唆しているのかもしれないです。
そして、このパーティーでの司会者は目立つこと大好きのレミリア様なのですけど、レミリア様の横にいたのは
パチュリーさんというのも当然なのかもしれないです。
東方の世界では今現在も月絡みの異変が見えないところで進展中という感じでもありますので、また何らかの形で
こうした東方キャラ全員集合の一コマは是非ぜひ見てみたいものです~♪

ここから先は
dream fantasy2 の
アミグリさんが描かれた絵の転載&ご紹介コーナーです。
上記にてアミグリさんの描かれた4人以上の複数キャラの集合絵は極めて珍しく貴重であるとか、その代表的事例は
アミグリさんが2013年10月に描かれた「東方集合絵」であるということをちらっと触れさせて頂きましたので、
その東方集合絵を今回転載&ご紹介させて頂きたいと思います。
冒頭で触れたように、アミグリさんが描かれる絵は単体キャラが多く、例えばれいまり・れいさな・れいチル・まりさく・
にとりとチルノ、パルスィと勇儀といったツーショット絵を描かれることがどちらかというと珍しい傾向にある中で、
こうした「5人勢揃い」という作品は大変珍しいものがあるだけに大変貴重なものがあると思います。
そしてこの5人の東方集合絵は東方オールスターだと思います!
霊夢・妖夢・チルノ・こいしちゃん・ルーミア、本当にみんなとってもかわいいと思います~♪
この作品の中に、レミリア様・フランちゃん・咲夜さんという紅魔館メンバーが入っていないのは、もしかしたらこの時は
紅魔館メンバーの皆様は宴会の真っ最中と言う事でベロンベロンに酔っぱらっていて、アミグリさんからのせっかくのお誘いを
パスしていたのかもしれないですね・・
この5人の中には紅魔館メンバーは入っていないけど、「アミグリワールド」という夢の共演みたいなすてきな一枚
だと思います!
そしてとっても華やかでまるでお祭りみたいな作品のようにも感じられます。
霊夢とこいしちゃんが並んでいるのも珍しいと思いますし、この組合せは公式でももっともっと実現して欲しいです。
こいしちゃんの満面の笑顔とちょっと戸惑ったような片目の霊夢もとってもかわいいですね~♪
妖夢のちょっときょとんとしたお顔に、チルノがなぜか自信満々風にどこか勝ち誇っているような雰囲気があるのも
楽しいですし(「あたいったら最強ねっ!」とか何とか言っていそうなチルノがすてきです!)
この5人の中では最も笑顔に溢れているのがルーミアという普段何を考えているのかよくわからないふわっとした妖怪さん
というのも面白いと思います。
こうした複数キャラの絵というのは、見ている人それぞれの脳内妄想で一枚の絵から色々な物語が生まれていきそう
というのもすてきですし、なんだか私もこの一枚の東方集合絵から様々な妄想やお話が溢れ出してくる予感も
ありそうです~♪

上記の東方集合絵は、霊夢・こいしちゃん・妖夢・チルノ・ルーミアですけど、この中で現在最も勢いがありそうなのは
2020年の東方人気投票の人妖部門で初の一位を獲得した妖夢なのかもしれないです。
上記で「東方儚月抄」の紅魔館パーティーについて触れさせて頂きましたけど、この東方儚月抄における妖夢は
本当に頼りない役立たず従者と言う感じが濃厚で、結局最後の最後までゆゆ様の真意を理解する事も出来ませんでしたし、
「何が分からないのかもわかっていない」と感じの雰囲気が満載でしたけど、
そうした頼りない時代を経て今現在の妖夢があるのかもしれないです。
上記の作品はアミグリさんが2016年2月に描かれた妖夢です。
この妖夢は素晴らしいですね~♪ 見るからに二刀流の剣士と言う凛々しい雰囲気が漲っていると思います。
アミグリさんの描かれた妖夢は、公式作品でのちょっと頼りない妖夢という感じでもないし、
「東方萃想夢」で私達をびっくり仰天させたあの問答無用といわんばかりの辻斬り妖夢のような雰囲気でも無いし、
ここにいるのは。
「ゆゆ様は私がこの命に代えても御守りさせて頂く!」という妖夢としての決意を示唆しているような毅然とした
凛々しい剣士妖夢なのだと思います!
妖夢のような少し幼い雰囲気の漂う少女が刀を手にしていると「ちょっと物騒なのかも・・」という印象もあるのかと
思うのですけど、アミグリさんが剣を手にした妖夢を描かれると「美少女剣士としての強さを感じさせる妖夢」が
そこにいるのだと思いますし、アミグリさんのすてきな妖夢愛が伝わってきていると思います。
上記のアミグリさんが描かれた東方集合絵と妖夢の権利は上記作品の絵師様であるアミグリさんに
帰するものであり、当ブログにおける転載とご紹介は事前に全てアミグリさんからご了解を頂いたものであり、
アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。
アミグリさん、いつもすてきな絵の転載を快諾して頂きありがとうございます!!
皆様の中で「こんなに凛々しい妖夢を描く人のブログってどんなもんなのだろう・・? 」などと興味がある方は、
是非是非アミグリさんのブログ
dream fantasy2 を ご覧になって頂きたいと思いますし、宜しければ、当ブログだけではなくて、
是非アミグリさんの本家本元のブログ
dream fantasy2 に一度お越しして頂けると アミグリさんのブログをご紹介させて頂いている私も
とってもとっても嬉しいです!
アミグリさんが定期的に作品を投稿され続けている →
アミグリさんのpixiv にも是非一度足を運んで頂ければ幸いです!
→
アミグリさんのpixivそれにしても全キャラ登場の全員集合絵というものは絵師様・作画の皆様にとっては描き甲斐はあるのかもしれないですが、
大変なご苦労が伴いそうですね・・
- 関連記事
-
スポンサーサイト
アミグリ様はキャラクターを大きく描かれるイメージがありますので、確かに集合絵は貴重かもです!ご紹介されているイラストはいつもとはまた違った華やかさがあって素敵なイラストですね(^^♪
後半ではきりっとした妖夢!これはかっこいいですね!
今回も素敵なイラストをご紹介して頂けてありがたかったです!