昨日の暦ちゃん記事の中でちらっとですけど都電荒川線や路娘プロジェクトが出てきましたので、
本記事においては路娘プロジェクトについて少しだけ触れさせて頂きたいと思います。
「路娘MOTION」(ろこモーション)という路娘MOTIONぷろじぇくとによる鉄道車両を擬人化するプロジェクトもあったりしまして、
①三ノ輪橋ひな 都電荒川線の7700形車両をモティーフ
②飛鳥山さくら 都電荒川線の9000形車両をモティーフ
③白雪つばさ 弘南鉄道のキ100形をモティーフ
④七久里あい 上田電鉄の1000系車両をモティーフ
⑤新村さやか アルピコ交通の3000形電車をモティーフ
⑥初海あおい 銚子電気鉄道の3000形車両をモティーフ
といった路娘もいたりもします。
ただ全国的な知名度という点では「まだまだ弱いのかも・・」と感じる面もありますので、なんとか路娘MOTIONの方も
更に知名度が上がってくれると嬉しいです。
路娘は鉄道車両をキャラクター化(擬人化)していくプロジェクトと言う事で、そのすてきな先駆的事例としては艦娘が
いたりもしますので、艦娘の成功を参考にしながら独自の成功を収めていければ素晴らしいと思います。

都電荒川線は、日暮里・舎人ライナーほどではないにせよ急カーブと電車から見える風景がとても印象的で風情のある
路面電車だと思います。
特に飛鳥山公園~王子辺りの急カーブは、ちょっとしたスリルみたいなものを味わえそうですし、
お金をかけないで庶民的な感覚で都内観光を楽しみたいならば、都電荒川線に乗車してみるのもなかなか粋な事では
ないのかな~と思ったりもします。
都電荒川線は東京に残る唯一の都電で、三ノ輪橋~早稲田間(12.2km・30停留場)を運行しています。
地域の身近な足として長年親しまれ、沿線には桜やバラなど花の見どころや歴史・文化に触れられる名所旧跡、
生活感あふれる昔ながらの商店街など多様で魅力あるスポットが満載だと思いますし、
上から目線としての東京を見るのではなくて、庶民の目線から眺めた情緒溢れる東京を楽しみたいならば、
都営荒川線に乗ってみて、周りの景色を眺めるのも決して悪い話ではないと思います。
東京都交通局では、「東京さくらトラム」を都電荒川線の新しい愛称として決定し、古くから都営荒川線に馴染みが
ある方にとっては「そのまんまの名称でいいじゃん」と思われるのかもしれないですけど、
「東京さくらトラム」という新愛称も「さくら」というワードが入っているせいか、かわいらしいとかチャーミングという語感もあり、
私自身は確かに埼玉県民なのですけど、この愛称には好感を感じています。
そして路娘MOTIONにおいては、東京さくらトラム(都営荒川線)をモティーフにした路娘が二人いまして、
一人が飛鳥山さくらでもう一人が三ノ輪橋ひなです。
そして上記画像の女の子が、東京さくらトラム(都営荒川線) 9000形を擬人化した飛鳥山さくらです。
この飛鳥山さくらのピンクを基調にした袴姿の雰囲気はとてもかわいいですし、すてきな華があると思います。
なんとなくですけど、最近映画化もされた「はいからさんが通る」みたいな大正ロマンみたいな雰囲気も漂わせていると
思いますし、この雰囲気は卒業式に向かうJDさんみたいなイメージもありそうです。
王子駅近郊の飛鳥山公園の桜は大変美しく、花見の季節になると花見のお客さんで溢れかえっていたりもしますけど、
そうした桜の華やかさを見事に擬人化されていると思います。

上記の女の子も飛鳥山さくらと同様に東京さくらトラム(都営荒川線) をモティーフにした路娘の一人の三ノ輪橋ひなです。
モダンレトロな塗装が特徴の東京さくらトラム7700形ですけど、7700形を擬人化した三ノ輪橋ひなも
そうしたモダンでおしゃれな雰囲気がすてきに伝わっていると思います。
飛鳥山さくらと同様に大正ロマンのはいからさんみたいな雰囲気も漂わせているのですけど、飛鳥山さくらが
和の雰囲気であるのに対して、三ノ輪橋ひなは洋の雰囲気を漂わせていて、
なんとなくですけど洋館のすてきなお嬢様といったイメージもありそうです。
この洗練されたおしゃれで粋な雰囲気は素晴らしいです。

上記は東京都内の路娘ではないのですけど、銚子電気鉄道3000形をモティーフにした初海あおいです。
銚子電気鉄道3000形は2016年3月26日運行を開始し、元・伊予鉄道700系車両でもあります。
色彩的には澪つくしカラーでお披露目されました。
そのため初海あおいも澪つくしカラーの服装です。
人懐っこくて優しく周りから好かれる女の子と言う設定であり、
身長は158cmというのには、定員と製造年が関係しているという説もあるようです。
ちなみにですけど「澪つくし」と聞いてすぐに沢口靖子のNHKの朝ドラと思い浮かぶ方は、私と同じく立派な昭和育ちと
言えるのかもしれないです。
澪つくしカラーとは、銚子の海をイメージした青と水色に白色ラインで配色したトロッコ客車「澪つくし号」のイメージカラー
なのてすけど、初海あおいのカラーリングも青・水色・白がベースになっています。

日暮里・舎人ライナーの路娘として「NT・リリー」というかわいいキャラも数年前にお披露目されていました。
NT・リリーは日暮里・舎人ライナーの「330形電車」が路娘003となって登場したもので、
その名前の由来はナンバリングの「NT」に、にっぽりの「り」と、とねりの「り」を合わせて命名されたとの事です。
NT・リリーはとっても身軽で、スポーツ万能な路娘で意外とお洒落さんで、マゼンタとグリーンのマフラーがお気に入りで、
自動運転である新交通の特徴を受け継いた路娘のため、実は人型アンドロイドでもあったりします!

東京23区というと大変心地よい響きがあり、埼玉県に在住している身としては「なんという羨ましい!」とついつい
感じてしまうものですけど(汗・・)、その23区の中で唯一「この区は東京23区と名乗って欲しくない・・」とか
「東京23区と名乗るには最も違和感を感じざるを得ない区」と言われがちなのが足立区なのかな・・?と思ったりもします。
人によっては「足立区は東京23区に非ず・・足立区はむしろ埼玉県に所属した方が良い」と結構シビアな事を
言う人も時折見かけたりしますけど、足立区の北西部に隣接している埼玉県川口市に居住している私としては
「足立区ってとっても住みやすいし、何の気取りもなく住めるし、ジャージ姿で外出してもすんなり街に溶け込みそうなほど
親しみやすい街」と感じていますし、
実際足立区北千住に以前住んでいた事がある身としては「こんなに住みやすい街は無い」と確信すらしています。
ただやっぱり世田谷区とか目黒区とか港区等に住んでおられる皆様としては
「東京23区繋がりと言う事で足立区とうちの区を一緒して貰っては困る~」なんて事を言われるのかもしれないですけど、
元々の気質が地方育ちの私の感覚としては「自由が丘あたりに住んで堅苦しい雰囲気を味合うのなら
とてつもなく庶民的な足立区の方が全然いいじゃん!」と思ってしまいそうです。
以前と言うか結構つい最近までは足立区北部は電車や地下鉄が近くに無くて交通機関はバスに頼るしかないという
陸の孤島といった雰囲気もあり、それが「足立区は23区では無い」とか「埼玉と大して変わりが無い」と言われる理由の
一つになっていたのかもしれないですし、実際2000,年代中盤までは、足立区北部にお住いの皆様が通勤・通学に当たって
都営バスを利用されると、特に朝においては尾久橋通の大渋滞に巻き込まれがちでした。
しかもこの尾久橋通は、元々足立トラックターミナル・北足立市場・足立流通センターなどの輸送を担う大通りであり、
トラックなど大型車の通行量が多く、慢性的な渋滞が発生してバスの定時運行が困難な状況がしばしば発生し、
定時運行・大量輸送が行える何らかの鉄・軌道輸送を望む声が既に1970年代から巻き起こっていたものでした。
そこに満を持して登場してきたのが2008年に開業した日暮里から足立区を南北に縦断する日暮里・舎人ライナーだったのです!
日暮里・舎人ライナーは、山手線の日暮里駅と、足立区の見沼代親水公園を結ぶ9.7kmのミニ路線で、
東京都交通局が運行しています。ちなみに駅は計13駅で日暮里から終点の見沼代親水公園までの所要時間は大体20分
ぐらいです。
足立区の北のはずれから山手線の主要駅でもある日暮里に短時間で直通で行けて、以前のあの大混雑を考えると
この舎人ライナーの開業の意義は相当大きいと思います。
そして埼玉県在住の私としては、今は足立区どまりだけどいずれ埼玉県内にまで路線が延長してくれると嬉しいな~とも
思ったりもします。
日暮里・舎人ライナーの大きな特徴は、まるでモノレールのように高架を走るためとてつもなく高い位置から電車が
運行されるうえに、特に尾久橋を超える辺りの急カーブの迫力はなんだかちょっとしたジェットコースター気分を
味合うような感覚もあり、あの感覚は飛鳥山公園あたりの急カーブを走行している都電荒川線に近いものがありそうですし、
高架とカーブのちょっとしたジェットコースター感覚と言うものはゆりかもめに近いものがあるのかもしれないです。
ビルの合間を縫い、高架の高速道路のそのさらに上を超えるところまであり、車窓を眺めるだけでも楽しい路線です。
東京の街というか、荒川~足立区といった下町を電車から見下ろせることが出来る路線ともいえると思いますし、
あのちょっとした絶景気分を味合うだけでもこの舎人ライナーに乗る価値は十分あるようにも感じられます。
23区内は既に高層ビルやタワーマンション・高速道路などで埋め尽くされているため、こうしたエリアに新しく鉄道路線を
開業しようと構想した場合、考えられるのは高架と地下鉄しかありえませんし、予算という事を考えると高架路線が
現実的と言えそうですし、そのため日暮里・舎人ライナーはとてつもなく高い位置に建設され、それが「大変眺めが良い」
という事に繋がっているように思えます。
ちなみにそうした急カーブや眺めのよさのクライマックスは熊野前~扇大橋にて到来し、
急勾配を登って荒川と首都高速を越えるあの爽快さは何度乗ってもすてきなものがあると思います。
舎人ライナーは自動運転を採用していますので運転士や車掌は乗車していません。
運転席がないため、先頭車両の一番前の席は大変見晴らしがよく、ここに座って下町の風景を高い位置から眺める事が
出来るのは鉄道マニアの方にとっては絶景ポイントと言えるのかもしれないです。
そしてこの舎人ライナーは特に朝の混雑がとてつもないと言う事も大きな特徴なのかもしれないです。
(一日の乗車数が多いのに赤字というのは今後の課題とも言えそうです)
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