
昨年の新型コロナウイルスで全国に非常事態宣言が発令されていた頃は、デパートや大型商業モール等での大規模な
物産展というものはとてもじゃないけど開催できる状況では無かったと思いますし、それ以前に埼玉でも浦和の伊勢丹などでも
昨年5月は臨時休館という店舗が多々あり、あの当時の飲食店・小売店の状況は最悪に近いものがあったといえそうです。
デパートの「物産展」というと集客を図る上ではドル箱企画の一つであり、例えば浦和の伊勢丹でそうした物産展を開催
する場合は最上階のレストラン階のフロアの半分程度のエリアを使い切り、そこでたくさんのお店を呼び込み、試食会・
商品展示や販売、飲食店などがかなりの活況を呈していたと思いますし、ああした物産展での活況を見ると
「こうした物産展の企画というものは集客を図る上では最大のイベントである」という事は強く感じずにはいられないです。
そうした物産展もデパートの営業が再開しても三密回避とか新しい生活様式の遵守という観点で、なかなか開催できない
状況が続いていたのはデパート側もそうですし地方の出店側もかなり痛手を蒙っていたといえそうです。
そうした状況も昨年の8月あたりから徐々に変化していき、デパートの物産展も売り場スペースをかなり小さくしたり
場合によっては入場制限をかけたり、出入り口にアルコール消毒液を置いたりするなど様々な工夫をした上で、
物産展も少しずつ開催の方向に向かって行ったのはよかったと思います。
そうした流れを受けてなのか大型スーパーでも昨年夏頃よりちらほらと小規模ながらでも物産展スペースを設置する
お店も増えるようになり、お店の方も少しずつ活況を取り戻しつつある方向に向かって行ったのはとても良い事と
いえそうです。
もっとも以前のような賑わいと集客の完全復活にはまだまだ程遠い状況であるのも事実ですので、感染防止と
経済活動の両立という大変厄介なバランスを求められそうな状況ではありますけど、なんとか少しずつ以前のような
活気が全国いたるところで戻ればいいですね~
大型スーパーの物産展はデパートに比べると売り場スペースも取扱商品も少ないのですけど、それでもこうして開催して
いるだけでもありがたいものがあると思います。
なんとなくですけどデパート・大型スーパーといった規模に関係なく、人気がありある程度の集客が見込める物産展というのは
北海道物産展・東北物産展・九州物産店がビッグ3ともいえそうですけど、その中でも特に北海道物産展の人気は
断トツのような感じもします。
海産物・ラーメン・夕張メロン・白い恋人・とうもろこし・じゃがいもなどなど全国的に見ても魅力ある名産品の宝庫と言えるのが
北海道といえそうです。
それに比べて埼玉県のなんというしょぼさ・・!
埼玉は昔も今も「目立つ観光地も名物も名産品も銘菓も名所も何もないない、なーんにもない」といった何も無い所が
自虐的な売りだと思いますし、強いて言うと普段着のまま何の気負いもかっこつけも必要なく気兼ねなく自然体で生活できる
というのが埼玉の大きな魅力と言えそうですし、何よりも首都・東京都の腐っても隣接県というのが埼玉の最大の利点
といえるのかもしれないです。
先日なのですけど、とある埼玉の中堅スーパーの一角にて「埼玉県物産展」というコーナーが設置されていました~♪
もちろん北海道や九州の物産展に比べたら商品の品数の少なさはその時点で既に「何も名物が無い埼玉」を示唆している
のだと思われます。
その埼玉物産展には、彩果の宝石・すったてでお馴染みの加須・川島のうどん、福蔵・草加煎餅・五家宝・ねぎ味噌せんべい・
大宮ナポリタン・ゼリーフライなど数少ない埼玉名物がいろいろ展示販売されていましたけど、その一角になぜか・・!?
ロッテの「コアラのマーチ」が山積みされて販売されていました~♪
コアラのマーチというと冒頭画像の通り、昨年9月に巨人から千葉ロッテマリーンズに電撃トレードされた澤村投手が
入団会見時にサービスショットとしてコアラのマーチと共に写真を撮られた時の一枚なのですけど、
コアラのマーチはバイの実・ガーナ・クランキー・トッポなどと共にロッテ製品の看板商品の一つでもあり大変馴染み深い
商品であったりもします。
「そうしたコアラのマーチがどうして埼玉物産展に大量に陳列しているのかな・・?」とふと感じたものでしたけど、
実はロッテの国内主力工場4つのうち二つが浦和と狭山にあり、コアラのマーチは大半が埼玉県の浦和と新狭山の工場で
生産されていますので、無理やりこじつけほすれば「ロッテのコアラのマーチは埼玉県で作られた埼玉の銘菓である」と
言っても決して的外れではないのかもしれないです~♪
それでも、既に定着した大手メーカーの定番お菓子を「それは埼玉の名物である」といわざるを得ない?ほど、埼玉の
名物・銘菓は少ないし知名度も低いという事の裏返しなのかもしれないです。
だけどこんなにも圧倒的な知名度と人気を誇る「コアラのマーチ」というロッテのお菓子の大半が埼玉で主に生産されている
という話しは千葉ロッテマリーンズファンであり埼玉在住の私にとってはとっても嬉しい話でもあったりします~♪

前述の通り、ロッテの国内工場は今現在四つあるのですけど、そのうちの二つはなんと・・! 埼玉県にあったりします!
それは浦和と新狭山の工場で、この他には滋賀と九州にも工場があります。
それと、ロッテグループの中には、銀座コージコーナーとかメリーチョコレート・クリスピードーナッツもあったりします。
ロッテの浦和工場は武蔵浦和駅周辺に立地していますが、このロッテ浦和工場近くには、
「ロッテ浦和球場」と言う千葉ロッテマリーンズの2軍球場と二軍宿舎があり、ロッテ浦和球場は埼京線や新幹線から
眺める事はできます。
ちなみにですけど、以前は新狭山工場内にロッテの2軍球場や練習場もあったのですけど、利便性を考慮して浦和近辺に
移転を果たされたそうです。
長期的な計画としては将来的に現在はさいたま市南区にあるマリーンズの2軍練習場や二軍宿舎をマリーンズの本拠地である
千葉県内に移転させようという動きもあるそうですけど、埼玉在住の私としてはできればマリーンズ2軍はこのまま埼玉に
居続けて欲しいですし、2軍選手の皆様には「浦和で流した汗を幕張のマリンスタジアムで開花させよう!」という合言葉だけは
忘れずにしてほしいものです。
ロッテ浦和球場」は埼京線と東北新幹線が目の前を通過しますので、東北新幹線からこの球場はよく見えると思います。
武蔵浦和駅周辺を車で散策すると、この球場は必ず目に止まります。
マリーンズファンの立場で言うと、二軍とはいえロッテに関係する球場が近くにあるというのはとても嬉しい事です。
ロッテ浦和球場は、二軍のイースタンリーグも開催され、以前うちの奥様とイースタンの試合を観覧した際は入場料は
無料でした。
二軍の試合において収容できる観客席は200~300前後だと思いますけど、2020年においては藤原・平沢大河・佐々木・成田・
高部など将来のマリーンズのスター候補がたくさん浦和に在籍していますので、昔よりははるかに注目度も上がっているのかも
しれないです。
ちなみに昨年・・2020年は新型コロナ感染リスク回避ということもあり、ロッテの浦和工場見学会やマリーンズの2軍の試合の
観戦は全て中止となって入そうです。
新型コロナが無事に収束した時にはそうした工場見学会や2軍の試合の観戦も再開されるととても嬉しいです。
昨年10月にマリーンズの1軍選手が大量に新型コロナに感染した時には、十数名のマリーンズの2軍選手が急遽一軍登録を
果たし、その中でも大阪桐蔭出身の2018年ドラフト1位の藤原選手の大活躍ぶりはとても印象的でした。
だけどあの当時のマリーンズ2軍は在籍選手が激減したため、2軍のイースタンでの試合を3試合ほど中止にせざるを
得なかったというのもコロナ時代に相応しいエピソードといえそうです。
なぜか話がマリーンズ関連にそれてしまいました・・
埼玉の銘菓というと広義的にはもちろん「コアラのマーチ」もそうなのでしょうけど、十万石まんじゅうという埼玉が誇る
数少ない銘菓を別にすると少ないながらも幾つかはあったりします。
下記に少しばかり挙げてみますと・・・
〇右門のいも恋
菓匠 右門が生産・販売しています。
さつまいもの生地の上にたっぷりあんこを乗せて、皮でくるんだ味は非常に上品で甘すぎず、素材本来の甘さが
引き立つ落ち着いた味わいで、埼玉銘茶の狭山茶などのお供に最適です。
〇梅林堂五家宝
埼玉の三大銘菓と呼ばれる中の一つです。五家宝は、サクッとしたうるち米と香ばしいきなこで味付けされた
甘さ控えめで口当たりが軽いしつこくない素朴なお菓子です。
〇十勝の甘納豆
甘納豆も一種類だけではなくて、あずき・大納言・大正金時・白花・青えんどう・お多福・ 栗甘納糖といった多彩な商品も
用意されています。
甘納豆以外では吉永小百合の映画を記念してつくられた「母べえ」というお菓子も最近のヒット作です。
〇陣屋のねぎ味噌せんべい
さいたま推薦土産」にて3回連続で金賞を受賞し、全国土産品審査会優秀賞も受賞していて、
生ネギを利用した煎餅は味噌の香ばしさと共に深谷ねぎを利用していることからネギの甘味が広がります。
〇くらづくり本舗のお菓子
1.福蔵
新潟県蒲原地区産のこがね餅を香ばしく焼き上げた最上級最中種で、北海道十勝産小豆をふっくらと丹念に炊き込んだ
小倉餡とたっぷりの福餅を包み込んだ餅入り最中です。
2.喜多のかけ橋
卵白とアーモンドに埼玉県産米粉と狭山茶を使った和風ダックワーズです。
サクッ&ふわっと、そしてしっとりの3つの異なる食感が特徴のスイーツです。食の逸品コンクールで、
食のプロが選ぶ料理王国100選に認定されているほどです。
〇檸檬堂のプリン工房
なめらかでふわりとしたプリンは、角のない穏やかで上品な甘さが特徴的な味わいです。
カラメルの独特な食感がクセになります。店内にはプチカフェスペースもあるので、
プリンとハンドドリップで淹れたコーヒーを一緒に楽しむこともできます。
だけど埼玉の数少ない銘菓というと、社会科の教科書に掲載されるほど有名な草加せんべい・
当ブログでも何度も何度も登場している十万石まんじゅうと彩果の宝石が三大銘菓といえるのかもしれないです。
草加は米どころであり、醤油の名産地である千葉県野田市からも近いということで、そんな草加で生まれたせんべいは、
堅焼きならではのバリバリとした歯ごたえのある食感と、醤油の香りが特徴的な伝統的なお煎餅といえそうです。
埼玉の名物料理としては・・
秩父の豚みそ丼、行田のゼリーフライ、東松山市の焼きとん、企郡川島町のすったて(武蔵野うどん)、大宮ナポリタン
浦和の鰻の蒲焼なども大変印象的です。


「彩果の宝石」はとても美味しくて形がま果実そのもの!といった美味で見た目が大変芸術的なすてきな銘菓です~♪
彩果の宝石は埼玉県内の皆様だけでなく、是非ぜひ埼玉以外にお住いの皆様にも一度はご覧頂きそして召し上がって
頂きたい銘菓の一つだと思います。
十万石まんじゅうの「うまい、うますぎる!」みたいなフレーズは特に無いのが勿体ない気はしますが、
テレビ埼玉のCMでは彩果の宝石も埼玉銘菓として結構頻繁に見かけるような気がします。
彩果の宝石の店舗は、浦和駅目の前のコルソと言う百貨店内にもちゃんとありますし、
本店は、浦和の調ちゃんのメインキャラの一人でもある道祖土緑の花屋の店がある東浦和周辺の浦和区緑区大間木
にあったりもします。
私もこの「彩果の宝石」は何度も食べた事がありますけど、上品な甘さでとっても美味しいですし、見た目もとても美しいです!
彩果の宝石のこだわりとして、
1.日本を含む世界各国原産、現地の気候で美味しく育った果物を取り寄せて使用しております。
旨味が豊富な果汁とジューシーな果肉を厳選して使用しておりますのでゼリーになっても
フルーツ本来の風味が失われることがありません。
2.一般に市場に出ている中でも特に上質のお砂糖を使用しております。甘さも控えめで、すっきりとした味わいが特徴です。
3.果物をかたどったゼリーは29種類。果物の形以外にもかわいらしい花や葉のかたちをしたゼリーもあります。
4.歯切れの良い、絶妙な食感に仕上がっております。
彩果の宝石は小さなお子様やご年配の方まで美味しく召し上がっていただけます。
とのことですけど、これは食べてみるとわかるのですけど「まさにその通り!」ということなのだと思います。
そして味もそうですけど、とにかく見た目がとても綺麗で可愛いです!!
彩り鮮やかな見た目をだけでもうテンションが上がってしまいそうです!
ゼリーよりもしっかりした歯ごたえがあり、グミよりは柔らかい絶妙な食感だと思います。
ゼリー菓子なので基本的には甘いのですが、それが思ったよりくどくなく、
甘さより果物のジューシーな爽やかさが上回っていると思います。
とにかく上品で素敵な銘菓だと思います!
味の種類として、りんご、ぶどう、マスカット、パイン、レモン、あんず、ラズベリー、いちご、オレンジ、もも、
ビクトリア苺、グレープフルーツ、青うめ、赤うめ、プルーン、メロンがあります。
だけど埼玉銘菓として筆頭に来るのは誰がなんといっても「十万石まんじゅう」なのだと思います!

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こちらは現物の十万石まんじゅうです! お味は、まさに・・うまい、うますぎるです~♪

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こちらは埼玉県ローカルショートアニメ「浦和の調ちゃん」の主人公・高砂調(たかさご うさぎ)による
十万石まんじゅうへのオマージュです。
ふくさやの十万石まんじゅうは、草加煎餅・川越の芋菓子などと並んで数少ない埼玉銘菓の一つなのですけど、
このお饅頭は日持ちは全然しないものの本当に美味しいと思います。
冒頭で出てきたとあるスーパーでの埼玉物産展において十万石まんじゅうが一つも陳列されていない理由は
日持ちがしないからでもあります。
(賞味期限は3~5日程度ですけど、出来れば購入したその日に食べて頂きたいです!)
これまで散々書いてきたとおり、十万石まんじゅうはテレビ埼玉にてテレビCMが展開されていて、そのキャッチフレーズが
棟方志功がかつて絶賛したという「うまい、うますぎる」という言葉をそっくりそのまま使用していて、
埼玉県民の間だけは、この「うまい、うますきる」のキャッチフレーズは高いと言えるのかもしれないです。
(埼玉県民と非埼玉県民を見分ける方法として、122号線の読み方と合わせて、「うまい、うますぎる」のCMを見た事があるか
ないかというのは埼玉ネタとしては鉄板ネタなのかもしれないです)
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孫と一緒に食べてます^^
ウチの子どもたちが小さい頃からあると思うので
ロングセラー商品ですよね。
埼玉県の工場で作られているのですね。
十万石まんじゅうはホントにおいしいと思います。
上品なこしあんですし薄皮もおいしいです。
彩果の宝石はおすそ分けでいただいたことがあります。
食べるのがもったいないくらいきれいでした。
お味も良かったです。