
自転車に乗ってスカートヒラヒラさせているJKさんのかわいらしさは半端無いものがあると思うのですけど、
あまり見かけることは無いもののたまに見かけるスクーターに颯爽と乗りこなしているJKさんもとってもかわいいし、
同時に粋でかっこいいと思います。
「ゆるキャン△」にてひとりキャンプを静かに楽しむ事が好きな志摩リンの移動手段はスクーターというイメージが
あるのですけど(第1話の際は自転車で移動をしていました)
リンがヤマハスクーターの「ヤマハ・ビーノ」を購入しこれに乗って長野のキャンプ地に向かって行ったのは
アニメ版の第4話以降の話です。
というかあの時はリンは実はスクーターの免許を取ってまだ間もない頃の話でもありました。
リンたちが住んでいる山梨県南巨摩郡からリンが第4話でキャンプ地としていた長野県諏訪までの距離は相当な遠距離だとは
思うのですけど、免許取り立てでしかもスクーターを購入して間もない時期にああした長距離移動とひとりキャンプを
やってしまうリンの行動力は凄いものがありそうですし、普段の物静かな様子とはかなりのギャップがあるのかも
しれないです。
リンというとスクーターを颯爽と乗りこなしてひとりキャンプに行くJKさんというイメージがある中で、今年に入って
メーカー正規品フィギュアとミニフィギュアの実に2種類のスクーターに乗るリンフィギュアが発売されていました~♪
その一つがアルターから発売された志摩 リンwith スクーターです。
スクーターのシートに腰掛けてリラックスしている志摩リンを再現したこのフィギュアは、
冬の寒い日を思わせる赤みがかった頬が臨場感たっぷりで、マフラーに押し上げられるロングヘアーのラインも
丁寧な造形で仕上げられています。
このフィギュアはニット帽を外すことも可能なので、外してみるとそこにはリンの巨大な?お団子ヘアが出てきますけど、
リンのチャームポイントともいえるこのお団子はとってもかわいいと思います。
リンの乗っているスクーターの造型の精緻さも見事ですし、リンが搭載しているキャンプグッズの荷物の再現度も
素晴らしいと思います。
志摩 リン with スクーターフィギュアの商品概要は下記のとおりです。
仕様 : ABS&PVC製塗装済み完成品 1/10スケール
全高 : 約150mm
原型 : たなか☆せんう(志摩 リン)、みうら おさみ(スクーター)
彩色 : 渡邊 恭大(志摩 リン)、みうら おさみ(スクーター)
発売元 : アルター
価格 : 21000円+税
発売時期 : 2020年8月
スクーターのシートに腰掛けてリラックスしているリンの幸せを噛み締めている様子がフィギュアでも見事に表現されていると
思います。


リンの髪型はニット帽とお団子の2種、小物は紅茶缶とスマホの2種が再現可能です。
(ニット帽を外すとリンのトレードマークでもあるあの巨大なお団子が現れます!)
スクーターは可愛らしいフォルムにキレの良いディテールを交えて造形され、フィギュアと絶妙なマッチングを見せます。
満載した荷物も実感たっぷりな仕上がりで、造形全体を賑やかに盛り上げます。
フィギュアや荷物を外してスクーター単体の展示も可能なそうです。
アニメ版第4話では目的地は異なるものの全く同じ日に山梨県南巨摩郡の地を離れたリンとなでしこたち野クルメンバー
でしたけど、それぞれキャンプ地で宿泊をするという事で荷物の多さは凄いものがありますし、それだけ野外キャンプにおける
装備品はたくさんあるという事なのだと思います。


上記の志摩リンwith スクーターフィギュアはアルターからのメーカー正規品フィギュアですけど、ほぼ同時期に
ミニフィギュアとしてのちょっとゆるめのリンが表現された少しデフォルメのかわいい志摩リンのミニフィギュアが登場していました!
アニメキービジュアルのリンをそのままデフォルメにて立体化されています。
ほっと一息ついた表情や、マフラーや特徴的な帽子などしっかり再現していますし、そのあたりの再現度は
上記のアルターと全く変わりはないですし、ミニフィギュアだからといって手を抜いているようなことはないと感じられます。
リンの相棒のバイクも小さなサイズですが、キャンプに欠かせない荷物一式と共に細部に至るまで細かく造形されています。
このミニフィギュアの商品概要は下記のとおりです。
商品名 : 志摩リンミニフィギュア
仕様 : 塗装済みミニフィギュア
スケール : Nonスケール
全高 : 約70mm
価格 :1,500円+税
発売 :2020年1月
大きさは手のひらにのるサイズですので、ツーリングのお供にスクーターの飾りとして一緒に連れて行くのも
とってもすてきなことだと思います。
冒頭でも触れた通り志摩リンのスクーターはアニメ版では第4話から登場します。
そして第4話においては、リンのようにひとりキャンプ=ソロキャンという一人での自由気ままなキャンプを楽しむ事と
なでしこ・千明・あおいの野クル(野外活動サークル)というみんなでワイワイ仲良くキャンプを楽しむ集団キャンプ=グルキャンを
楽しむというキャンプにおける二つの楽しみ方を同時進行で描くことで、ひとりのキャンプも楽しいし、みんなで過ごすキャンプも
これまたすてきであることを提示し、キャンプの楽しみ方は人それぞれであるという事をわかりやすく楽しく描いていたと
思います。
リンは必ずしもコミュ障とか人間嫌いという訳ではないのですけど、冬場のキャンプを一人孤独に楽しむというスタイルを
大切にしていますし、なでしこはみんなでガヤガヤ楽しく過ごすという事が好きなのだと思われます。
要はどちらの楽しみ方にもそれぞれ魅力と味わい深いものがあり、「キャンプは皆で楽しむもの」といった固定観念に囚われて
いないのがこの作品の持ち味なのかもしれないです。
「ラーメン大好き小泉さん」の小泉さんは基本的にはほぼ全て個人行動で他人とつるんで何かをするという事は苦手で
好きではないというのはリンと被る点はありそうなのですけど、
リンは気ままな一人旅を基本としつつも、皆との賑やかなクリスマスキャンプを一度経験したことで、
皆で楽しむキャンプも捨てたものではないという事に気が付き、これまで避けてきたオフシーズン以外のキャンプにも興味を
持つようになったり、賑やかなキャンプを楽しんだりしていたなでしこも、リンに触発されて一人キャンプに興味を抱くようになる
といった点が小泉さん作品との違いなのかもしれないです。
またリンとなでしこ達野クルメンバーはSNSを通して「今どこにいるの~?」とか「こんなおいしいもの食べている!」という
交流を果たしている描写が多々ありますけど、こうしたSNSを駆使した交流というのもいかにも今風という印象が強いです。
ゆるキャン△第四話にて、なでしこたちは山梨県内の笛吹公園内にあるキャンプ場での初の野外キャンプの計画を立て、
一方でリンもソロキャンの計画を立てていて、結果的になでしこたち野クルの冬キャンと同じ日に、
リンもひとり原付にまたがって長野へ出発します!
道中でメールのやり取りをしつつ、野クルメンバーととリンはそれぞれのキャンプ場へ向かいます。
リンのようなひとりキャンプも魅力的だけど、それと同じくらいなでしこたちのようにみんなでワイワイガヤガヤと楽しむ
キャンプもすてきだと思いますし、両方共に味わい深い魅力があるという事なのだと思います。

リンはバイトで貯めたお金で念願のスクーターを購入し、早速長野までひとりキャンプに出掛けます。
リンママ : 免許取り立てなんだから車には気を付けなさいよ
リン : わかってるよ
リンママ : 危ない道は通っちゃ駄目よ
リン : わかってるって
リンママ : まったく・・誰に似たのかしら・・
後日リンママもリンパパも若かりし日にはバイクで共にツーリングを楽しんでいたことも判明しますので、リンの
キャンプ好きというのも実はこの親にしてこの子ありという感じなのかもしれないです。
それにしても現役JKさんがスクーターで山梨→長野に移動したり、諏訪のキャンプ場でひとりキャンプを楽しむというのも
ある意味大胆な話なのかもしれないですけど、昭和の頃と違い平成~令和の時代はそうした事もそれほど違和感を
感じないというのも時代の変化なのかもしれないです。


ひとりキャンプを楽しむリンとは対照的になでしこたちはグループキャンプを楽しんでいます!
なでしこ、千明、あおいのキャンプ先として登場していたのは笛吹公園でしたけど、実はこれにはモデルというか聖地があり、
山梨県笛吹川フルーツ公園が元ネタであったりもします。
なでしこたちがテント泊をしていたイーストウッドキャンプ場の元ネタのモデル地は、パインウッドキャンプでもあったりします。
あおい : ていうかなでしこちゃんそんなに荷物背負って大丈夫なん?こういうのあった方が疲れへんよ。こっから先登りやし
千明 : 仕方ねぇなぁ。疲れた時はその荷物、私が背負ってやんよ!
なでしこ あおい : きゃー!あきちゃんかっこいー!
重い荷物から開放されたなでしこは付近の素晴らしい景色を見てはテンション高めに浮かれています!
そしてその様子を眺めていた千明たちの反応はと言うと・・
千明 : なぁ…犬子。荷物…あいつに全部持ってもらわねぇか?というのも分かる気がしますね~
さてさてテント泊予定のキャンプ場まで徒歩で行くにはまだ相当の距離がありますので、公園内で一休みをしていこうという
展開になります。
キャンプの醍醐味はキャンプ場でのご飯やテントでみんなとワイワイ楽しむ事も大きいですけど、キャンプ場に到着
するまでの間に立ち寄ったレストラン・休憩所・温泉施設でまったりする事もあるとは思いますが、なでしこたちも
そうした感じでまっとりたとした時間をのんびり楽しんでいました~♪
あおい : 笛吹公園まで600mやって…そこで一休みせぇへん?
千明 : だなぁ…
なでしこ : あ!中のカフェでスイーツも食べられるんだ!
全員 : …うおー!
そして3人は仲良くスイーツを食べ、その様子をSNSを通してリンにも伝えています。
だけどこうやっていったん休憩してスイーツ食べたり温泉に入ったりすると、まるで冬場にこたつに入ってしまうと
こたつでずるずるとぬくぬくしてしまったこたつから出られなくなってしまう事にも似ていて、
なでしこたちは休憩所でまるで足に根っこがはえたような感じになってしまい、キャンプ場に到着する以前から
まったりとした様子になっていたのもそれはそれでキャンプのすてきな時間ともいえそうです。
千明 : キャンプ場まで1.7kmか…温泉の方が近いけどどうする?
あおい・なでしこ : おんせ~ん
千明 : 欲望に正直でよろしい
あおい : あかん。お尻に根が張ってもうた
なでしこ : 私も・・
千明 : わからんでもないけどさ~…

その一方でリンはスクーターでの長旅を続けていて、目的地の長野県諏訪までスクーターを飛ばし続けていました。
でもさすがに疲れますよね~
リン : (よし。こっちも一休みしますか)
リン : (折角だからお昼食べてこっかな…ボルシチ1300円…)
リン : (冷えた体に染み渡る…)
リンが食べていたボルシチセットは温まりそうですね~
余談ですけど、ゆるキャン△が放映されていた2018年1~3月は同時に「ラーメン大好き小泉さん」も放映されていて、
ゆるキャン△の第四話の頃に丁度小泉さんでも、たいめいけんのボルシチの話が出ていましたので、
あれはどちらも深夜のすてきな食テロともいえそうです~♪
現役JKさんの志摩リンですけど、スクーターに乗っている様子はとても様になっていると思いますし、スクーターでの
移動中によく犬に出会ってしまい、ワンちゃんの仕草にかわいい・・と反応してしまうリンもまたとってもかわいいと
思います。
私が高校生の頃はJKさんがバイクに乗って長距離移動を楽しむどころか「バイクの三ない運動」といって
「オートバイの免許を取らせない」「オートバイに乗せない」「オートバイを買わせない」といった「3つの指針」を掲げた
「三ない運動」が展開されていたものでした。
1980年代に、バイクブームに伴って増加した交通事故件数や、全国各地で増えた暴走族による危険走行や騒音によって
バイクは危険な乗り物であり暴走族の乗り物」といったオートバイに対する否定的なイメージが社会に広まった事も
背景にあったのかもしれないです。
1982年に社団法人全国高等学校PTA連合会は高校生の生命を尊重する観点から、仙台大会にて
「オートバイの免許を取らせない」「オートバイに乗せない」「オートバイを買わせない」といった「3つの指針」を掲げた
「三ない運動」を推進することを決議し、それが全国各地の高校という教育現場で広まっていったと思います。
但しこれはあくまで民間の任意団体が勝手に推進した事であり、
当時の文部省学習指導要領に存在しない「三ない運動」を容認していませんでしたし、
1980年代になると、交通安全教育を管轄する体育局において、高校生のオートバイ利用に対応した交通安全指導書の整備を
積極的に図るようになり、文部省は1989年9月、高校の正課授業において、
将来的に運転免許証取得に関する科目を導入する構想を発表するに至り、ここにそうしたバイクの三ない運動は
終焉を迎えることになったものです。
ちなみにこのバイクの三ない運動を全国で最も強力に推進していた県の一つが埼玉県であり、宮城県で
あったとも言われているそうです。
実際その当時宮城県で高校生をしていた私も、当時通っていた男子高校は規則がほとんどなくて校則も制服も
厳しいルールもなにもないゆるい学校でしたけど、なぜかバイクの三ない運動は強力に推進していて、
実際無断でバイクの免許を取った生徒が数週間の停学処分を食らっていたりもしました。
吹奏楽部の先輩で当時学校に内緒でバイクの免許を取りバイクを購入し乗り回していた方もいましたけど、
その先輩がある時部室に真っ青な顔で入ってきて
「やばい・・免許証が入った財布を多分校内で落してしまった・・万一教師に拾われ財布の中身を確かめられたら
停学処分食らうかもしれない・・
お前ら、全員一緒に校内探索して~」と懇願されしぶしぶ部員全員で校内一斉探索をしたものの発見には
至りませんでした・・
しかし、結果的にその先輩は単に財布を自宅に置き忘れていたことが判明し、部内で大ブーイングを浴びていた
ものでした・・
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私はペーパードライバーなのですが、それでも冬場にスクーターで一人旅っていいな…と思ったのがこの作品にハマったきっかけです。
聖地にもいくつか行っているのですが、ボルシチのお店はその日営業していなくて残念な思い出です笑
三ない運動は親から聞いたことあるな…レベルの文化なので、こうして当時のお話を見れて面白いです。。。