
今年の千葉ロッテマリーンズは、珍しく?開幕のスタートダッシュに成功し、オリックスに6タテを食らわすなど
開幕直後は8勝1敗と一時は首位独走??みたいな珍事もありましたけど、その後楽天6連戦に1勝5敗とボロ負けして以降は
チーム状態も決して良くは無く6連戦のうち2勝4敗や3勝3敗が続くなど勝率5割をスレスレで維持している状態が
続いています。
昨日も西武に逆転負けを食らい、現時点では丁度勝率5割の4位です。
それでもここ3年ほどのマリーンズの開幕当初のチーム状態から考えると上出来ともいえますし、
パ・リーグ全体が今年はかなりの混戦で首位のソフトバンクから最下位チームまで5ゲーム前後という状態なので、
どこかのタイミングで大型連勝ができればひさしぶりにAクラス確保も案外夢ではないのかもしれないです。
そうした中、昨年もいいカモにされていて今年も開幕からやられ放題状態になっている対西武戦において、
負ければついに5割を切り借金生活になるという7月25日(土)の試合でマリーンズの種市投手がやってくれました!
種市篤暉投手がプロ初完封で、チームを負け越しの危機から救ってくれました!
しかも開幕してから約一ヶ月が経過したパ・リーグにおいては、初めて完封勝利を達成したのは種市投手が
初めてです!
パ・リーグで最初に完封勝利を挙げられそうな投手というというまでもなく福岡ソフトバンクホークスの千賀投手とか
(千賀というと昨年のシーズン終盤にマリーンズ相手にノーヒットノーランのあの快投は素晴らしかったですね~)
日本ハムの有原投手などが挙げられそうですけど、そうした一流投手を差し置いて
パ・リーグで真っ先に完封勝利を挙げたチームがマリーンズというのもある意味意外でもありますけど、
とても嬉しいニュースでした!
昨年の防御率タイトルホルダーのオリックスの山本由伸でもなく、昨年2度完封勝利をしているソフトバンクの千賀滉大でもなく
マリーンズの種市というのは、種市の今後の飛躍が大いに期待できそうな話だと思います。
ヒーローインタビューの第一声で苦笑いしていたように、通算30度目の先発で初めて経験する9回のマウンドで、
完封を意識するあまりに気合いが空回りしかけ、先頭の2番・源田壮から空振り三振を奪うも、
続く森友哉にこの試合で4本目の安打となる二塁打を浴びてしまい、
4番・山川穂高をスライダーでレフトフライに打ち取ったものの、続く外崎とメヒアに連続四球を与えてしまいます・・
この試合は残念ながらテレビ埼玉での西武線の中継が無くネットの実況をハラハラしながら見ていたものでした・・
このとき、一塁側のブルペンでは誰も準備していませんでしたし、
吉井投手コーチと井口監督からの全幅の信頼ともに完封を期待された種市は、
続くスパンジェンバーグを直球とフォークボールで空振りさせて瞬く間に追い込み、最後は渾身のストレートで
三振に取りゲームセットとなったものでした!
種市投手というと昨年あたりからうちのブログのマリーンズ記事でちょこちょこ名前が登場していて、
小島投手や二木投手などと共にマリーンズ期待の若手投手という事で今年は特に期待が大きかったですけど、
開幕から一ヶ月近くが経過した現在においては、マリーンズの若きエースという風格すら漂ってきていますし、
とにかくこれからがとても楽しみなピッチャーだと思います。
これで3勝1敗となりましたけど、先発した6試合におけるマリーンズの成績も5勝1敗と勝ち越すなど、
ローテーションの中心を担いつつあるようにも感じられます。
7月25日時点で種市投手の防御率も2.2に上り、パ・リーグ全体の投手の中でも2位に入っています。
種市投手は青森生れの青森育ちで、2016年のドラフト6位で青森・八戸工業大学第一高から入団して今年で4年目です。
ちなみに高校時代は甲子園の出場はありませんでしたけど、高校時代の最速148kmがスカウトの目に止まったようです。
プロ入り1年目は一軍登板がなかったどころか、二軍公式戦でも1試合の登板にとどまった種市でしたけど、
急成長へのターニングポイントが訪れたのは2019年1月の自主トレ期間中だったそうです。
マリーンズの先輩・石川歩の紹介を受けて、福岡ソフトバンクホークスの豪腕・千賀滉大へ志願して弟子入りし、
合同練習を行い千賀投手からもいろいろとアドバイスを貰い投球フォームを修正したことで、
千賀をして「貫通力がすごい」と言わしめるほど直球の威力がアップし、その結果として2019年は8勝とチーム内では
二木と並んで最多勝となっています。
(というか昨年のマリーンズは二桁勝利のピッチャーがいない中で、シーズン終盤まで楽天とCS進出をかけて
争っていたのはある意味驚異的です~)
2020年現在、青森県出身のプロ野球選手と言うというまでもなく西武の外崎選手が圧倒的に知名度と実績が
ありますよね~♪
外崎選手と言うと、昨年の2019 WBSCプレミア12 の日本代表にも選出され活躍していました。
西武でも山川・森と共に西武のあの脅威打線の中でクリーンアップに食い込む程打撃センスは非凡なものがあり、
長打も狙えるしヒットも量産できるうえに、足は速いし守備はとてつもなく上手いですし、
代名詞ともいえる「アップルパンチ!」に相応しいと感じますし、まさに青森県を代表するプロ野球選手だと思います。
真面目な性格でもあるのですけど、ヒーローインタビューやテレビ埼玉のライオンズアワーで時折見せる意外にお茶目で
飄々としたキャラというのもすてきだと思います。
このブログでは何度も語っている通り、私自身は埼玉に在住して今年で通算23年目ですけど、実は生まれ自体は
青森県八戸市ですので、例えば吹奏楽コンクールの全国大会で青森県の学校が登場したり、
こうやって外崎内野手や種市投手のように青森県出身の選手が活躍している様子をみると無性にテンションが
あがりますし「頑張って~!」とエールを送りたい気持ちになります。
当ブログにおいてはよく「浦和の調ちゃん」をベースにした埼玉ネタを記事にさせて頂く事も多いため、
もしかしたら人によっては「このブログの管理人は埼玉出身なのかな・・?」と思われる方もいるのかもしれないですが、
私自身はいわゆる転勤族世帯の子供と言う事で
小学校の頃は転校の連続で、東北・関東・信州など色々と各地を転々とさせて頂きましたけど、
生まれ自体は実は青森県八戸市であったりもします。
残念なことに青森在住時の当時の記憶は年々薄れるばかりで(5歳過ぎには八戸を去っていました)
大変漠然とした記憶なのですけど、冬の海辺・カモメかウミネコか分かりませんが海浜の膨大な鳥の数々・
漁師さんが砂浜に放り投げたと思われるイカのはらわた、そして何よりも真冬の頃の想像を絶する大雪、
2月頃は家の出入りは一階ではなくて二階からの出入りをせざるを得なかったほどの降り積もった雪の事は
うっすらとではありますけど、「そんな事がもしかしたらあったのかも・・?」程度に私のこのポンコツ脳内に留まっております。
そしてどちらかというと大雪よりは海岸の冬の景色という事の方が記憶に留まっているのは興味深いです。
人の歴史に「もしも・・」とか「if・・」という仮定の話は通用しない事は分かり切っているのですが、
当時住んでいた中学校の学区は「八戸市立湊中学校」だと思いますが、
もしも私があのまま青森県八戸市に住み続けていたと仮定したら何が起きていたのかと言うと
吹奏楽コンクールに詳しい方でしたらすぐにピーン!とくるのかもしれないですけど、
湊中学校は1970年代~90年代初め頃までは吹奏楽コンクールの名門中の名門チームで、
全国大会に何度も出場し何度も金賞を受賞し、例えば、海・寄港地・ディオニソスの祭り・幻想交響曲等の名演を
残してきた学校です!
もしかしたら、私自身も全国大会出場、あこがれの「普門館」での演奏という可能性も あったのかもしれないと考えると
「ちょっと悔しいのかも~」と思ってしまいそうですね~
歴代の青森県出身投手では、三浦方義が巨人において4回完封勝利を挙げていますし、太田幸司もいましたけど、
1992年6月9日中日戦で弘前市出身の阪神の葛西稔投手が完封勝利を飾って以来、実に28年振りの青森県出身の
投手による完封勝利達成と言うのは、一応は青森出身ではあり千葉ロッテマリーンズの大ファンでもある私にとっても
とっても嬉しい出来事と言えそうです~♪
ちなみに歴代ロッテの投手が2ケタ奪三振で完封勝ちしたのは、2015年6月30日楽天戦の石川以来5年ぶりで、
西武の本拠地に限れば1992年8月30日に当時の西武球場で園川が延長10回完封、15奪三振を記録して以来との事です!
ロッテの大投手と言えばいうまでもなく村田兆次投手や黒木知宏投手が思い浮かびますけど、
種市投手も是非ぜひマリーンズの大投手の仲間入りを果たして欲しいです!
そうそう、マリーンズには昨年ドラフト1位指名の岩手県出身の佐々木投手という大変優れた逸材もいますので、
佐々木投手も今後がとっても楽しみです!
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種市投手は立ち上がりが課題だったので、序盤・中盤くずれず見事なピッチングでしたねぇ。
ホークス戦でやらかして変な錯覚を起こすより、西武戦で出来ると、期待したくなります。
葛西稔投手か、なつかしい。
東北高校では大魔神・佐々木主浩と同級生。
30年前の阪神のドラ1ですねぇ。
今はスカウト部長かな。