埼玉県は「圧倒的なうどん県」として名高い香川県に次いで、実は意外にも全国第二位のうどん生産県でもあったりします!
どうして埼玉が香川県に次ぐうどん県であるのかというと、埼玉は実は江戸時代から長い日照時間を活かして
小麦の栽培が盛んだったとの事です。
その結果として伝統的にうどんを食べる習慣が根づいていて、加須市や熊谷市、鴻巣市などは、
県内有数の小麦の作付け地域で生産される小麦の約9割がめんに向いているとされているそうです。
そのため、こうした地域にはご当地うどんがあって、毎年6月25日をうどんの日と定めている加須うどんは、
全国的な知名度は低いものの、ローカルグルメとしては定着していると言えるのかもしれないです。
そうしたうどん県としての伝統を受け継いでいるのが埼玉県が誇る「山田うどん」の存在なのかもしれないです。
そうした背景もあるのか、埼玉では「ご当地ラーメン」というものは少ないような感じもあり、「ラーメン大好き 小泉さん」においても
都内在住の小泉さんが埼玉の地に足を踏み入れたシーンがあるのは、今のところは小泉さんが悠に「ラーメンやつけ麺も
同じラーメンの仲間である」という事を感覚として説明する材料として埼玉県川越市のとあるつけ麺店に立ち寄った程度に
留まっています。
カップ麺の「ご当地麺シリーズ」を展開しているニュータッチにおいても、埼玉のご当地ラーメンは今のところは
「さいたま豆腐ラーメン」のみとなっています。

ラーメンチェーン店というと既に全国各地でたくさんのチェーン展開がされていますし、その中においては幸楽苑さんが
最も名高いのかもしれないですけど、関東において幸楽苑すらも凌駕していそうな勢いのラーメンチェーン店というと日高屋さん
なのかもしれないです。
そしてこの日高屋さんの原点は実は埼玉県であったりもします。
1973年に中華料理「来々軒」をさいたま市大宮区宮町にオープンしたのがすべての始まりであり、現在は首都圏を中心に
日高屋、・来来軒などの屋号で400店舗ほどを展開されていて、現在は東証一部上場も果たされています。
日高屋の唯一の工場(セントラルキッチン)が立地されているのは埼玉県行田市のみでして、その材料調達やスープや餃子等が一括して製造されています。
日高屋さんの「日高」というのも創業社長が実は埼玉県日高市出身であることに由来しているそうです。
日高屋さんは手頃な価格で中華料理が食べらますし、ラーメンもチャーハンも餃子も定食もお酒のおつまみの一品料理も
安くて味も決して「安かろう、悪かろう」ではないと思いますし、庶民の頼もしい味方の中華店と言えるのだと思います。
さてさて、そうした日高屋さんの店舗に昨年冬と今年の冬において「期間限定メニュー」という扱いですけど
「大宮担々麺」という何やら聞いたこともないメニューが新商品として展開されていました。

日高屋には定番メニューとして既に「坦坦麺」が存在しています。
それでは、「大宮担々麺」とは既存の坦々麺とどこが違っていて、どういう差別化を図れているのでしょうか?
ちなみにですけど価格は定番の坦坦麺が610円であるのに対して大宮坦々麺は640円で、30円の価格差があったりもします。
大宮担々麺は、既存の担々麺をスープから見直し、辛さのなかにも旨みを感じられるほどよい辛さに仕上げた
日高屋さんのオリジナルメニューなそうです。
具材として、たまご、にら、ザーサイなどを使用しています。
一般的な担々麺は赤いゴマスープの上にひき肉やチンゲン菜が具材として乗っていることが多いと思うのですけど、
大宮担々麺は黄色の溶き卵の色彩がとても目立っていて、赤の色彩に黄色が入ることで見た目的にもとても華やかさが
あったりもします。
大宮担々麺は具材のバランスが大変素晴らしくて、ニラ、玉ねぎ、ザーサイのシャキシャキ感に加えて、
溶き卵のふわふわとした食感も同時に楽しめ、更にここにスープにしっかりとした確かな味がありますので、
ラーメン単体として食べることももちろんすてきな事ですけど、ラーメンライス的にごはんと一緒に食べても全然違和感を
感じませんし、むしろごはんの箸がどんどん進むようにも感じられます。
スープにお酢を少し足し途中で味覚チェンジを図っても申し分ないと思います。
一見チゲ味噌ラーメン的な雰囲気という事で辛そうに見えますけど、味自体は大変マイルドでありとても食べやすいです!
名前に「大宮担々麺」とつけられているのは、日高屋さんの本社所在地が大宮であり、第一号店オープンの発祥の店が
大宮でもあり、発祥の地であり原点でもある「大宮」という地名を商品名に据えたという事は、日高屋さんが商品に地名を
冠するというのは実は初めてという事でもありますので、日高屋さんとしての
「大宮に限らず埼玉のご当地ラーメンをもっともっと盛り上げていこう!」という意気込みの表れなのかもしれないです!
大宮担々麺自体はまだまだ知名度も低いですし、その名前すら「初めて聞いた・・」という人が大半だと思いますけど、
埼玉のご当地ラーメンを盛り上げていくためにも大宮担々麺の知名度とファンがマシマシになるととてもうれしいですし、
その評判を耳にした小泉さんが埼玉県さいたま市大宮区に来ていただき、大宮担々麺を完食されてふはーとなって
ほしいものですね~♪

上記は大宮担々麺というご当地ラーメンに関するものでしたけど、ラーメンと同じ麺類という事に関連して
さいたま市大宮区には「大宮ナポリタン」というご当地グルメも実はあったりもします。
大宮ナポリタンとは、かつて「鉄道のまち大宮」として栄え、その周辺で働いていた鉄道員や工場マンがよく食べていたと
いわれるナポリタンのことでして、 そうしたナポリタンをご当地グルメとして復活させたのが「大宮ナポリタン」なそうです。
大宮ナポリタンの条件は、旧大宮市内に店舗があり、具材に埼玉県産野菜を1種類以上使うことなそうです。
具材も味付けに特に既存のナポリタンとは大きな違いもなく、大宮周辺エリアで埼玉産野菜を使いさえすれば、
大宮ナポリタンとして認定されるという事でもありますので、結構ハードルは低そうです。
それでも最近大宮の喫茶店や軽食店を中心に大宮ナポリタンり取り扱いを開始しているお店もじわじわと増えていますので、
大宮担々麺と合わせてこちらももっともっと知名度とファンが増えてくれるとうれしいですね~♪
氷川神社の鳥居の朱色と大宮アルディージャのオレンジにもちなんだ新名物として全国的に注目度が深まれば 尚良しだと
思います。

そうした大宮ナポリタンを取り入れたお煎餅も既に商品化がされています。
さいたま名物ナポリタン煎餅は、色もナポリタンをイメージさせ、大宮アルディージャのシンボルカラーのオレンジ色を
彷彿とさせてくれ、お煎餅の味自体もトマトとナポリタンを適度に融合させたバランスの良さが光っていると
思います!
埼玉の煎餅というと草加煎餅ばかりがやたらと有名ですけど、埼玉にはねぎ味噌煎餅やこうしたご当地煎餅もありますので、
こちらの方も頑張ってほしいです!

大宮ナポリタンというと近いネーミングとして「八王子ナポリタンラーメン」というものを思い出してしまいます。
これは「ラーメン大好き小泉さん」原作漫画第7巻の八王子ラーメンの話のコマ外のエピソードとして、
八王子ナポリタンラーメンというものも紹介されていましたけど、
トマトラーメンをベースに焦がしチーズ・粉チーズ・ベーコンを融合させてとてもおいしそうなラーメンだと思います。
具の中には当然八王子ラーメンの基本でもある刻み玉ねぎもちゃんと入っていますし、麺自体はかなりの太麺
との事です。
八王子ラーメンは既に知名度も高く人気も店舗数も大宮担々麺や大宮ナポリタンなど足元にも及ばないすてきなご当地ラーメン
といえそうですけど、その定義としては
1.きざみ玉ねぎを具として用いられている
2.醤油ベースのタレ
3.表面を油が覆っている
上記の三点が挙げられていますけど、最大の特徴はやはりあのきざみ玉ねぎなのだと思います。
玉ねぎというと甘みも十分あるのですけど、人にとってはちょっと抵抗がありそうな辛みというのもあり、
ラーメンの具材としてきざみ玉ねぎを入れたいけど、辛みを抑制しつつ甘みを出すにはどうすればいいのかと言う事を
模索した際に、そこから導き出された結論というのは、
「ラードの油がタマネギの辛味を抑え甘味を引き立ててくれる」との事でした!
実際に八王子ラーメンを食べてみると、刻み玉ねぎが麺に絡んだ時のあのシャキシャキ感と麺と共に感じられる
あの甘みがとっても美味しくて魅力的だと思います。
そしてスープの表面に浮かんでいる油は確かに見た目はちょっとギトギトしていますけど、スープを飲んでみても
「しつこい」とか「くどい」という印象は皆無です。
どちらかというと、すっきりとかさっぱりとした味という印象の方が強いです。
小泉さんも原作漫画にて八王子ラーメンをおいしそうに完食されていましたけど、大宮担々麺を食べに埼玉まで来県される
小泉さんも是非是非お目にかかりたいものですね~♪
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同じ系列でペペロンチーノ版もありましたっけ?他にパスタのインスタントってあったかな?