鍵盤ハーモニカは、吹き口やホースを使って息を吹き込み、鍵盤を使ってそれに対応したバルブを開閉して、
押した鍵盤に対応するリードを息で振動させて音を鳴らす楽器で、
息づかいによる表現や和音の演奏など鍵盤楽器と管楽器両方の特徴を持つ珍しい楽器と言えるのかもしれないです。
ピアノのような鍵盤が並んでいますけど、楽器区分としてはピアノではなくてハーモニカの一種であるという位置づけです。
初心者でも安定した音程を出すことができますし、比較的扱いやすい楽器と言う事で、
日本の学校教育においては。鍵盤ハーモニカは幼稚園や小学校低学年の一斉授業や鼓笛隊などで使う教育楽器であるという
イメージが強いと言えそうですけど、アコーディオンと同様に豊かな表現力をもち、
大人の奏者やプロの演奏家も使う本格的な楽器であったりします。
冒頭で「鍵盤ハーモニカ」という正式楽器名として取り上げさせて頂きましたけど、実はこの楽器はヤマハの商品登録名である
「ピアニカ」という名称の方が馴染みがあるのかもしれないです。
実際、小学校の頃の音楽の時間でも教師はこの楽器のことを鍵盤ハーモニカとは呼ばずにピアニカと呼んでいましたし、
私たち自身も楽器自体の正式名称がピアニカであると勘違いをしていたものでした。
参考までに記しておきますと、鍵盤ハーモニカの各楽器メーカーにおけるそれぞれの商品登録名は下記のとおりです。
ヤマハ→ピアニカ
鈴木楽器製作所→メロディオン
キョーリツ→メロディピアノ
ホーナー→メロディカ・ピアノ
こうしてみてみてもヤマハは日本最大の楽器メーカーでもありますし、学校の音楽教育の場でも昔も今も一定の存在感が
ありますので、ヤマハが製造し商品登録しているピアニカの名前が浸透しているのも当然の話なのかもしれないです。
管弦楽や吹奏楽においてピアニカが使用されることはほとんど無いと思うのですけど、パート練習において
パートリーダーや指揮者が伴奏用アイテムとしてピアニカを使用することも稀にあったと思います。
私自身、中学時代は吹奏楽部に所属しているというただそれだけの理由で校内で毎年秋に開催されるクラス対抗の
合唱コンクールの指揮者に毎年指名されていましたけど、私自身の感覚としては吹奏楽の指揮・指導よりは
合唱の指揮・指導の方が難しい・・という印象もあったりします。
合唱は通常はバス・テノール・アルト・ソプラノの四部構成ですけど、全体練習とは別にパート練習をする場合、
ピアノ伴奏が必要なのですが、ピアノは音楽教室に一台しかないため、指揮者とピアノ伴奏者は、このピアニカ・・というか
鍵盤ハーモニカで伴奏をする事も多々あったりして、私自身もその3年間でピアニカの腕前は相当上げたといえそうですし、
もしかしたら吹奏楽部の本職のクラリネットよりも上達していたのかもしれないです・・(汗)
鍵盤ハーモニカの奏法としては、立って吹き口から吹くことにより片手でピアニカを抑えて片手でピアニカの鍵盤を抑えて吹く
奏法と、座ってホースを使用することで両手が使用できる奏法があったと思いますが、
私自身は吹き口を使って吹く奏法よりもホースを使用して息を吹き込む奏法の方が吹きやすかったです。
吹き口から直接息を吹き込むと、自分の指使いが見えないという事ですごくやりにくかった印象があるのですけど、
クラリネットを普段吹いていた時は当然演奏中に自分の指は見る訳はありませんし、演奏中は基本的には指揮者と譜面しか
見ていませんけど、鍵盤ハーモニカを吹く際は、鍵盤と自分の指が見えていないとなんだかやりにくい・・という感覚が
あったのは不思議なものでした。

ピアニカ(鍵盤ハーモニカ)は、アニメ「四月は君の嘘」という作品の第一話でも登場していました!
この作品の主人公の有馬公生は、満開の桜の下で同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合うのですけど、
この時に宮園かおりが子供たちと楽しそうに吹いていた楽器が、この鍵盤ハーモニカでもありました。
有馬公生は母親の死でピアノを弾く事ができなくなってしまい
(演奏中にピアノの音が聴こえなくなってしまう症状に苦しめられます)
ヴァイオリンコンクールでかをりの圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、
母の死以来、モノトーンに見えていた公生の世界がカラフルに色付き始めるというのがこの作品のはじまりだったのですけど、
ネタバレになってしまうので多くは語れませんが、あんな天真爛漫で元気溌剌だった宮園かおりが病魔に侵され、
亡くなってしまうという衝撃の話でもありました・・
(最終回でのかおりからの手紙がとても印象的でしたし、アニメ作品としては屈指の泣ける話でもありました・・)

2019年の夏アニメ作品で、つい先日まで2020年冬アニメの再放送枠として放映されていた「Re:ステージ!ドリームデイズ♪」の
第5話の中でも、この鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)が登場していました~♪
「Re:ステージ!ドリームデイズ♪」なのですけど、ポニーキャニオン×コンプティークによるアイドルプロジェクト作品を
オリジナルアニメ展開した作品と言えます。
話の概要としては、早い話がスクールアイドルを目指している女の子たちが、中学生アイドルユニットNo.1を決める大会
「プリズムステージ」での優勝を目指して頑張っていくという王道的展開であり、
話としては「ラブライブ!」や「ラブライブ! サンシャイン!!」と大変よく似ている側面はあるのですけど、
Re:ステージ!ドリームデイズ♪は高校生を対象としたラブライブと異なり、中学生の大会を舞台にしていて、
ラブライブ!は各学年が3人ずつの9名構成であるのに対して、Reステージ!の方は1年生=3人、2年生=1人、3年生=2人と
構成が異なっている点が大きな違いと思われます。
ラブライブシリーズは本選では優勝を果たして大団円となるのですけど、Reステージのアニメ版では本選で残念ながら
優勝は逃してしまったことも違いでもあったりします。
共通点としては、ラブライブシリーズもReステージもどちらかというと「3年生にヘンな人が多いというのかハイテンションの
人が多い」という事も挙げられそうです。


Re:ステージ!ドリームデイズ♪の第5話は、ようやくプリズムステージに出場するメンバー6人が揃い、
「それでは今からチーム名・大会に出場する楽曲の詩や曲や振り付けや衣装を決めよう!」という展開になり、
まずは2人ずつ3チームに分けて、各チームがまずは曲作りをしてみようという事になります。
結果的にチーム名は「KiRaRe(キラリ)」となり、歌詞は舞菜と紗由チームが制作し、楽曲はかえと香澄が作り上げます。
3年生チームの瑞葉とみいは楽曲作りに乗り出すものの、うまくいかず時間ばかりが過ぎていきましたけど、
みいが楽曲作りに使っていたのが鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)でした~♪
みいはホースでピアニカを吹いていましたので、奏法としては両手奏法といえそうですね。
ちなみにですけど、アイドルユニット名のキラリを決めたのはみいであったりもします。
3年生の瑞葉は由緒正しい神社の娘で、関東在住なのになぜか京都弁で話していたりもします。
(このあたりの設定は「ラブライブ!」の関西弁を使う巫女さんの3年生の希先輩と似ていますね~)
瑞葉は1年生の舞菜よりも小柄ですけど、プロポーション抜群の香澄に勝るとも劣らぬほど胸が大きいというのは
すてきな設定でもありました~♪

Re:ステージ!ドリームデイズ♪の6人のJCさんの中で、私が特に大好きだったキャラは2年生の本城香澄ですね~♪
6人の中で唯一の2年生で、クールなボクッ娘という設定がとても素晴らしかったです。
(上記画像では一番左端の最も背の高い子です)
クールな見た目&王子様的な性格に反し、女性的なメリハリのある抜群のプロポーションもアイドルの鑑だと思います。
本城香澄は元々はアイドル志望という事で、ボイスも歌唱力もプロポーションも大変優れた才覚を秘めていました。
ある時アイドルへの登竜門的な考えでボーカロイド的な人工音声のオーディションを受け、それに合格し
その人工ボイスの声と歌の元の声質を提供していたのですけど、あまりにもその人工ボイスとその架空キャラの人気が高く、
本城香澄は「それでは自分の存在意義はどこにある」とか「誰も私そのものを見てくれない・・見てくれるのは架空キャラの
声と架空の合成キャラの姿だけ・・」と思い悩み、結果的にアイドル活動そのものを諦めてしまったという経緯が
あったりもします。
第3話にて、本城香澄が菜と紗由・かえの説得を受け入れる形で再度一度は断念したアイドルの道をもう一度目指してみようと
決意する話はこのアニメの屈指の名場面の一つであったりもします。

「ララマジ」において鍵盤ハーモニカを担当している中学3年生の女の子は瀬沢かなえです~♪
最初に鍵盤ハーモニカと目にした際はグラスハーモニカという一種の鍵盤打楽器またはアコーディオンの事なのかな・・?と
思っていたら、実は日本の学校教育でもリコーダーと共に楽器として既に定着していた「ピアニカ」でもありました。
後述しますけど、ピアニカというのはヤマハが名づけた商品名であり、ピアニカという名前があまりにも馴染み深い名前に
なってしまっていて、もしかしたら日本においては瀬沢かなえが担当している楽器は鍵盤ハーモニカという名称よりも
ピアニカというヤマハの登録商品名の方がお馴染みなのかもしれないです。
このJCさんもとってもいい子でして、私自身もゲーム上では御ひいきにしているキャラの一人です。
というのも私自身も瀬沢かえなも田舎の地方出身で、地方から都内に上京してきたプロフィールには共感するものが
大であったりもします。(古い言葉で言うと「おのぼりさん」という事だと思います)
瀬沢かなえは田舎生まれの美少女で都会的なおしゃれ女子を目指していて、時々、津軽弁や名古屋弁のようななまりが
出るというのも方言女子っぽくてかわいいです。
青森出身なのかもしれないですし、はたまた名古屋育ちなのかその育ちや出身地は不明であったりもします。
父親の転勤で東奏市(東京都東大和市がららマジの舞台でもあります)にやってきた転校生というのも私自身の体験に
被っていたりもします。
方向音痴でよく道に迷っているというのも天然さんの転校生らしい設定で、これがまたとってもかわいいですね~♪
ちなみに「瀬沢」という姓は長野県がルーツで全国に190人程度しかいないかなりレアな苗字でもあるそうです。
バトル時には鍵盤ハーモニカ型のナイフを両手に持って戦っていたりもします。
ピアニカを吹く瀬沢かなえはとてもかわいいですね~♪
瀬沢かなえは、ホースではなくて吹き口から息を吹き込む奏法を採用しているようですけど、
プロの鍵盤ハーモニカ奏者は ほぼ全て吹き口から息を吹き込んで音を出しています。
ホースを使用して息を吹き込む奏法はあくまで学校の音楽の授業のみという事なのかもしれないですね~
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ハーモニカと違って息を吸ったり吐いたりする訳ではないので、その分奏法的には楽なのかもしれないです。