
本日2月10日は、布団の日・豚丼の日・封筒の日でもあるのですけど、東方キャラ記念日的には
「にとりの日」または「物部布都の日」でもあったりします。
数年前の2月10日に布都の日記事を書いたことがあったりもしますので、今年の2月10日記事はにとりについて
簡単に記させて頂きたいと思います。
冒頭の絵は、
dream fantasy2 のアミグリさんが、2019年12月に描かれた河城にとりです。
そしてこのにとりはアミグリさんにとっては2012年以来お久しぶりに描かれたにとりと言う事で、かなり思い入れがある一枚と
言えるのかもしれないです。
このかわいいにとりは後ほど改めて触れさせて頂きたいと思います。
「河童」というと最近のイメージではかっぱ寿司というイメージの方が強いのかもしれないですね~
そしてにとりというと「お値段以上の・・」というコピーでお馴染みのお店を思い出される方も多いのかもしれないですね。
私が小さい頃って河童というとなんだか知らないけど怖い妖怪とか得体のしれない妖怪みたいなイメージも
あったような気がします。
(水木先生の「ゲゲゲの鬼太郎」のインパクトもありそうです・・)
河童は水辺を通りかかったり泳いだりしている人を水中に引き込み、おぼれさせたり、人間の尻子玉を抜いて人を殺したり
廃人に追い込むと言った様などちらかと言うと危険な水の妖怪というイメージがあったと思いますし、
小学校低学年の頃の遠足で河辺が見えたりすると、よく引率の先生が
「悪さをしているとあの川の河童に引きずり込まれ溺死させられるから、おまえたち川にはむやみに
近づくんじゃないよ・・」みたいな事も冗談半分で言われていたような記憶もあります。
河童のイメージが変ったのは黄桜の「かっぱっぱ~」というCM以降なのかもしれないですね・・・
さてさて、東方の世界における河童というと、「お値段以上のニトリ」じゃなくて、河童の河城にとりだと思います!
河童というと何となくですけど、勝手なイメージで言うと単独行動または夫婦とその子供という核家族という
小さい世界で活動をしているみたいなイメージもあったりしますけど、
東方の世界ではある程度の集団的生活をしているという印象もあったりします。
にとり達河童は、普段は妖怪の山に帰属していて、妖怪の山の現在の支配者は天狗でもありますので、
天狗には逆らえないとか天狗の顔色を見ながら生活をしているといったイメージもあったりします。
妖怪の山で暮らす妖怪はさまざまな種類がいるのですけど、自由奔放な幻想郷にあって、妖怪の山だけは
明確な階級社会というか序列があったりしまして、鬼が君臨していた子は鬼が支配階級で、
鬼が地底に去って以降は代わりに天狗が支配階層となっていて、河童たちは昔は鬼に怯えていて、
そして今現在は天狗たちにこき使われているといったイメージもあります。
山に住む妖怪には、妖怪としては珍しく社会体系があり、河童も例に漏れずその中に組み込まれているて、
妖怪の山においては河童の地位はそれほど高くはないと考えるのが自然なのだと思われます。
だけど河童には特筆すべきものを有しています。
それが何かというと河童は手先が器用で道具の作成に長けていて、そのエンジニアとしての才覚は幻想郷でも
異彩を放っていると思います。
幻想郷と外界というものは実は結界一つだけで隔てられているだけですので、外界の機械とか道具が幻想郷に
紛れ込んでくるのは日常茶飯事ですし、事実、霊夢の博麗神社においてはほぼ毎日のように外界からお神酒等の
お供え物が自然に流れ着いています。
そうした外界の機械を模倣して同じようなものを作るどころか更にそれを発展させて外界でも見たことがないような
技術を炸裂させて新製品を作り上げているのは実はこのにとりに代表される河童たちなのでした!
幻想郷は基本的には電気もガスも通じていない世界なのに、なぜか文ちゃんがカメラを持っていたり、はたてが携帯型カメラを
使用しているのはその河童たちの技術によるものが大というのもいかにも常識に囚われてはいけない幻想郷らしい話
なのかもしれないですね。
そしてにとり達河童が着ている服は光学迷彩スーツでしてこれによって姿を隠すことができるという隠れ蓑的な服は、
外界の技術でもまだ作られていない服でもありますので、その技術は驚異的なものがありそうです。
そして河童たちはそうした最新技術を応用して、幻想郷内にダムを作ったり「東方茨歌仙」でも登場していた
人間の里と守矢神社を繋ぐロープウェイを設計・施工したのは多分ですけど河童に他ならないと思われます。
そして東方風神録以降、早苗さんや八坂神奈子という外界出身者が登場して以降は、守矢神社組より
例えばパソコンとか発電機とか電話・計算機・掃除機といった最新技術を切り売りされて、河童たちの技術も
以前より更に精巧を極めていそうな感じもありそうです。
文ちゃんの持っているカメラは撮影した瞬間に現像された写真が出てくるというとてつもない技術があるのですけど、
あれを開発したのも間違いなく河童たちなのでしょうね・・・
だけど河童全体の共通パターンとして、最新技術を駆使して新しいものを作るのは大得意だけど、
集団としての協調性が全く無いため、ダムとか土木工事といった集団で何かを作るという事は全くの不得意と言うのも
なんだかおもしろいものがありそうですね。

にとりは、東方風神録において初めて登場し、その後、地霊殿・心綺楼・弾幕アマノジャク・深秘録・憑依華のゲーム作品でも
出演を果たし、鈴奈庵・茨歌仙でも登場頻度は高かったですし、ZUN神主様にとっても使いやすいキャラの一人と
言えそうです。
そしてにとりは「東方憑依華」にも出演を果たし、ドレミーとのバトルにおいて、
にとりは「お値段以上」でありエンジニアの鑑であることがドレミーの口からも語られていたりもしました。
ドレミーはにとり評として「あなたは夢の世界でも現実でも、寝ても覚めても機械を弄っているのですね」と言われていましたけど、
にとりにとっていっちば~ん!の興味の対象は現の世界でも夢の世界でも「機械」だけなのですね~!
そうした意味ではにとりは、霊夢や白蓮さん同様に裏表がないキャラとも言えるのかもしれないです。
そうした河童の河城にとりですけど、基本設定としては人間が好きなのに人見知りするエンジニアです。
頭にいつも帽子を被っているのが特徴なのですけど、にとりって多分ですけど帽子を脱いだことは無いと思いますので、
河童らしい頭にお皿が乗っかっているのかは正直不明です。
髪型がとっても可愛いのが大変印象的です。
にとりの髪型というとツーサイドアップなのかな・・?と思っていたのですけど、作品によっては
むしろツインテールに近いような雰囲気も感じられます。
そしてにとりというと、特徴的なのは長靴・リュックサックといったアイテムなのだと思います。
にとりが背中に担いでいるリュックサックの中にはありとあらゆる種類の工具、材料、燃料、のびーるアーム等が
入っているという設定になっていますけど、それではポケットの中には一体何が入っているのかな・・?と思ったりもします。
にとりというと、意外と「腹黒い」という側面があるのが大変興味深いです。
心綺楼においてこいしちゃんが敗北モードの際には、「え、このスパナが欲しいって!? 幾らまで出せるの?」と
こいしちゃんにすら金銭要求してくるのはにとりらしい話なのかもしれないですね。
白蓮さんの命蓮寺の縁日にて、詐欺まがいの的屋を開いて人間達から金をまきあげてクレームが入った際に白蓮さんから
注意を受けると、すかさず「ショバ代払ってるんだから文句言うなよ!」や「縁日の屋台なんて騙される方が悪いんじゃん!」は
まさに驚きの一言でした!
また秦こころが「希望の面」を紛失して探し回っている際にも、
にとりが「もしかしたらうちの屋台にあるかも・・」とテキトーな事を言い、こころが「それでは見せて下さい」と頼んでも、
すかさず金銭を要求し、こころが「お金を取るの・・・?」と切り返した際の
「当たり前だろ?こちとら遊びじゃねえんだよ!!」はまさに衝撃の一言でもありました。
単なるその辺の流木を乾燥させたものをお香と銘打って売り出そうとしたり、
博麗神社で「ねー、霊夢さーん!神社にうちの屋台を置いて一儲けしませんかー!」とゴマをすったり
心綺楼の異変の際に、感情を失った人里の人間達を見て「尻子玉取り放題だな」と呟いたり、
とにかくやりたい放題という感じでもありましたね。
「東方地霊殿」では、魔理沙のサポート妖怪として登場し、
河を汚すヤマメに対して、にとりを代表するあの名セリフ「やい土蜘蛛!これからお前をぎったんぎったんにしてやる!」を
発していたのは大変印象的でした!
半面、かつての上司の鬼の星熊勇儀が現れると萎縮し、「どうかそのままもう地上に帰ってこないでくださいと言っておいて・・」と
通信を通して魔理沙に懇願していたのは、上にへコヘコは下にはつっけんどんというのか横柄に対応するというのは、
これはにとりがどうのこうのというのではなくて河童全体の共通性格といったほうがいいのかもしれないですね。
こうしたにとりを見ていると、なんだか妖怪と言っても「上に弱くて下に威張る」という事は人間と大して変わりがなく、
妖怪のくせになんだか妙に人間臭い点があり、むしろ人間の感覚としては似た者同士と言うのか
なんとなく親近感が持てそう・・という感じもあるのかもしれないです。
ちなみに公式漫画本としての描かれ方としては、東方茨歌仙ではがめつくて金銭要求ばかりしてくるみたいな
せこいイメージもあるのに対して、
東方鈴奈庵では、賢いとか集団で何かを画策しているみたいなイメージもあったりして、作品によって多少にとりの描かれ方は
幅があるというのも、逆に人間らしい要素があるからと言えるのかもしれないですね。
茨歌仙で登場したにとり達河童の「プラネタリウム」の高度な技術は素晴らしかったですし大変印象深いシーンでした!
あの回において、にとりがスカートの端をつまんで霊夢に対して
「霊夢さんが来てくれるとそれだけで安心です。どうぞお越しください」とお願いした様子は「小さなレディー」みたいな
感じもしたものでした。
ああいうすてきなにとりを見てしまうと
普段のがめつくてえげつない商売をしているのは見なかった事にしておきましょうね・・(笑)

さてさて、ここから咲は既に恒例になっているのかもしれないのですけど、上記と下記のイラストは、
当ブログが本当にいつも大変お世話になっている
dream fantasy の管理人様のアミグリさんが描かれたにとり・・河城にとり関連のイラストを過去作品から幾つかと
改めて昨年12月に描かれた最新のにとりの絵を転載&ご紹介をさせて頂きたいと思います。
上記のにとりはアミグリさんが2009年3月に描かれたにとりで、アミグリさんにとっては初描きのにとりとの事です。
冒頭の最新のにとりをご覧いただけると一目瞭然なのですけど、アミグリさんの絵の進化には目を見張るばかりです!
だけど今から10年前以上に描かれた2009年版にとりもとってもかわいいですし、最新のにとりが繊細でファンタジー感溢れる
タッチで描かれていることに対して、2009年版のにとりは、ダイナミックスさとかよりナチュラルな雰囲気の自由なにとり
みたいなものも感じてしまいます。
それと、冒頭のにとりはふんわりと舞ったウェーブのかかったふわふわツインテールですけど、2009年のにとりは、
ツインテールとツーサイドアップの中間の髪型という印象もあり、そのあたりもアミグリさんの絵の変化という事になるのだと
思います。
最近のキラキラ仕様のファンタジー溢れる作風も素晴らしいですけど、初期作品の素朴な味わいも見事だと思います。

続きまして、アミグリさんが2011年6月に描かれたにとりです。
水色衣裳が夏の季節にぴったりで涼し気で、にとりの表情もどこなとく「ちょっと困ったな~」みたいな少しきょとん・・気味な
雰囲気もかわいらしさがマシマシになっていると思います。
この時のにとりの髪型はツインテというよりはツーサイドアップの要素が多めという感じもありますけど、
ツーサイドアップの髪型もとてもよくお似合いだと思います。
にとりってたぶんですけど、帽子を脱いだことはないと思うのですけど、帽子を取ると頭の上には河童特有のあのお皿が
あるのかないのかは興味津々ですね~

続きまして、上記のにとりはアミグリさんが2012年3月に描かれた作品です。
この時代のアミグリさんは「淡い色彩の時代」の真っ只中という事もありまして、こうした薄い色彩感覚は
最近の絢爛豪華なキラキラ作風に目が慣れてしまうと逆に新鮮に感じたりもします。
あえて薄く淡く描かれるという当時のアミグリさんの意図と言うか狙いはファンタジー感なのだと思います。
私自身は今現在の作風もこうした淡い作風の時代もどちらも大好きですし、
淡い時代の作風のアミグリさんが存在していたからこそ、今現在のアミグリさんが存在しているというように
感じたりもしています。
このにとりは少し幼さが感じられ、にとりは少しロリっぽい方がお似合いだと思いますし、
アミグリさんが描かれるかわいいロリっぽいにとりはとても魅力的です。
冒頭の昨年描かれたにとりの髪型はふんわりとしたウェーブのかかったツインテールなのですけど、2012年に描かれたにとりは
ツーサイドアップの髪型という事で、ここにもアミグリさんの絵師様としての変化を感じさせるものがあると思います。
グリーンと水色の色彩感が「水の生き物の河童」をとてもよくイメージさせていると思います。
背景の水滴もイメージにぴったりだと思います。
ちなみにこの背景の水滴はアミグリさんご自身の手描きでこちらは描かれるのにかなり苦労されたとの事です。
淡い色彩の作風はにとりの川に住む河童という水属性を改めて強く意識させてくれるようでもあります。

それでは改めて冒頭でお披露目をさせて頂きましたアミグリさんの最新作のにとりをご覧頂きたいと思います。
(描かれた時期は昨年末・・2019年12月です)
河童というと川辺の妖怪と言う事で、美しい水滴の背景でもってにとりが川の妖怪である事を物語っていると感じられます。
にとりのこの笑顔には、見ているこちらまで思わずにっこりとほほ笑みたくなりそうですし、
なによりもにとりのふんわりとしたこのウェーブのかかったツインテールのかわいらしさにうっとりとさせられそうです。
このふんわりウェーブツインテは昨年描かれたバンドリ!の丸山彩ちゃんやツインテデフォルメ女の子を彷彿とさせられそうです!
東方ツインテール娘というとはたてや依神女苑も大変印象的ですけど、にとりの場合はそこに少女らしい雰囲気も
ありますし、一般的にツインテは小さい子ほどよくお似合いとう事もありますので、このにとりのツインテールはとてもよく
お似合いだと思います。
ふわっとした帽子もとてもかわいくてにとりによくお似合いだと思いますし、スカートのフリルの細かさは
以前描かれたにとりとの差別化が見事に図られていると思いますし、そうした点にもアミグリさんの絵師様としての進化が
見事に伝わってきていると思います。
茨歌仙のにとりはちょっとがめつくて、鈴奈庵のにとりはちょっとミステリアスでしたけど、アミグリさんの描かれるにとりは、
爽やかで溌剌としたかわいい美少女という雰囲気に溢れていると思います~♪
上記のアミグリさんが描かれたにとりは、全て上記作品にとりの絵師様であられるアミグリさんに
帰するものであり、当ブログにおける転載とご紹介は事前に全てアミグリさんからご了解を頂いたものであり、
アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。
アミグリさん、本当にいつもすてきなイラストの転載を快諾して頂きありがとうございます!!
皆様の中で「こんなにもかわいいにとりを描かれる方のブログってどんなもんなのだろう? 」などと興味がある方は、
是非是非アミグリさんのブログ
dream fantasy2 を ご覧になって頂きたいと思いますし、 宜しければ、当ブログだけではなくて、
是非アミグリさんの本家本元のブログ
dream fantasy2 に一度お越しして頂けると アミグリさんのブログをご紹介させて頂いている私もとってもとっても嬉しいです!
アミグリさんが定期的に作品を投稿され続けている →
アミグリさんのpixiv にも是非一度足を運んで頂ければ幸いです!
→
アミグリさんのpixiv
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2月10日はにとりの日!
東方の出来るカッパ、にとりですね~。
手先が器用でエンジニアのような一面を見せたりとかなり気に入っているキャラクターだったりします(^^♪
記事ではアミグリ様のイラストが5枚掲載とボリューム満点ですね。どのイラストも少女らしい可憐さが感じられる、大変可愛いイラストだと思います(*^^*)