「女子高生の無駄づかい」は原作漫画もアニメもとっても面白く、時にシュールな所がとても楽しいです。
そして間もなくその実写版のドラマの放映が始まりますので、過度な期待はしないで、まずはどんな感じに仕上がっているのか
少し注目させて頂きたいと思います。
(バカの田中役を演じる岡田さんの開き直りのふっきれた演技が出来るかどうかが一つのポイントなのかもしれないです)
アニメの最終回は落第と進級のボーダー上の田中(バカ)の話がメインでしたけど、アニメではあまりにも試験勉強が
捗らず内容が全く理解できない自分のバカさにさすがに嫌気が差し、学校を無断欠席して養豚場にてバイト生活を
していたバカをヲタやロボたちがどうにかこうにかなだめ、最後はマジョが作成した「頭がよくなり脳が活性化する」という
訳のわからんドリンク剤を無理やり口に流し込まれ、どうにかこうにか落第を免れていたバカでした。
原作の漫画版ではそのあたりが少しばかり違っていて、ヲタやマジメ・ロボたちに勉強を見て貰えているバカの様子を見て
ワセダは「田中は多分大丈夫だろう・・」と慈愛の眼差しで見ていたのですけど、
「本当の問題はお前だ!」といってワセダが名指ししていたのは実はヤマイでした!
原作漫画においては、バカは追試も補習も無く無事に2年生に進級していましたけど、ヤマイとマジョの二人は
春休みの間中ずっと補習を受ける事を条件にどうにかこうにか2年生に進級していました。
(学力的にバカの田中よりも実はもっとやばいというのがヤマイであり、マジョは学力が原因ではなくて、前半の不登校による
出席日数の足りなさがまずかったようです・・)

なんとかアニメ版でも原作漫画でも無事に2年生に進級したバカたちでしたけど、
(2年生に進級した事を忘れて1年2組の教室に入ってしまい、なんとなくロボに雰囲気が似ている下級生に普通に話しかけ、
頭が剥げた1年2組の担任を見て「ワセダが急に老け込んだ!?」と思ってしまうバカとヤマイのアホ振りも楽しかったです~)
2年2組は、旧・1年2組に各クラスの文系を何人か新しく入れ、基本的には2年生になっても1年のクラスメイトとほぼ同じという
感じではありましたけど、ここに一人、新しいキャラが登場してきます。
それがノラ((野原愛莉)という見た目的には目つきがとてつもなく悪くて、ヤンキーオーラを遺憾なく発揮しまくっていて
周囲から浮きまくっているJKさんでした。
人間不信で学校では一人でいることが多く、口も態度も悪く、不良のような空気を漂わせていて周りからは
「なに、このやばそうな子は・・」と思われています。
そしてこのノラは原作漫画では第5巻から登場しています。アニメ版ではセリフとしては未登場キャラでしたけど、
最終回にてマジメの後ろの席にいた所がほんの一瞬だけ出ていました。
マジメの真後ろにこんなやばくて危険な子がいるとは、マジメとは本当に改めて運の無い子といえそうですね~
ちなみにマジメ(一 奏)なのですけど、こんなに勉強が出来て性格も義理堅くて真面目で優秀な子がどうして
底辺校の都立さいのたま女子高校に在籍しているのかと言うと、
本命高校の受験日当日に40度を超える発熱と下痢と吐き気と頭痛と水疱瘡にぎっくり腰と突き指により志望校を受けられず、
「今の私は4歳児の知能レベルと同じ偏差値しかないといわれるこの都立さいのたま女子高校に進学するしか道は無い」という
事で試験当日もとんでもない高熱と下痢状態と血を吐きまくっている状態で受験に臨んでいた経緯もありました。
それでも合格してしまう都立さいのたま女子高校の残念さも壮絶なものがありそうです・・
(バカやヤマイが普通に合格してしまう学校ですし、バカは試験当日もここが女子高であるという認識は皆無で
あったのもバカらしい話ですね・・)
マジメと同様に「どうしてこんな優秀な子がこんなバカ高校にいるの~!?」という筆頭キャラはロボなのですけど、
(ロボは進学校の中学時代に全国模試で全国一桁の学業成績を残している才媛でもあります・・)
感情が死滅しているロボには中学時代仲の良い友達は皆無であり周囲から浮きまくっていて、それを気に病んだロボが
バカとヲタが進学予定の都立さいのたま女子高校に進学してまで、バカたちと一緒の時間を過ごしたいという事なのでけど、
一見無表情・無感情と思える人にもちゃんと「自分の気持ち」が備わっているという事を示唆している話と言えそうです。

ノラは座席上はマジメの後ろにいて、目つきが鋭くなんだかいつも周りにガンを飛ばしていそうな雰囲気のヤンキーっぽい
JKさんです。髪型は艦これの浜風のように常に片方が眼が前髪で隠されています。

ノラは見た目はガチなヤンキーっぽい雰囲気で、その初登場の際にも「薄汚ねぇ手で触れるな!」と気さくに接した
バカの手を払いのけ、教室の空気を一瞬で凍らせてしまうほどの負のオーラを発揮しまくりです。
ちなみにそのシーンの後でバカは「あ・・本当だ・・本当に手が汚れまくっていた・・」と全く気にもしていない様子なのは
むしろそれがバカのバカの所以なのかもしれないです。
そうそう・・野原愛莉を「ノラ」というあだなを命名したのはいうまでもなくバカです~
学校内でも遅刻は多いし、クラス内の誰とも仲良くしようという気もないようですし、2年2組の中では完璧に浮き上がって
しまいます。
「女子高生の無駄づかい」という作品の中では扱いにくそうなキャラで、原作漫画でも第6巻でも何度か登場していましたけど、
やはりその心のガードは依然として高そうです。
そんなノラが今後どうやってあの「女子高生の無駄づかいのキャラ」たちと絡んでいくのかはむしろこれからのお楽しみという
事なのだと思います。
そして一見するとゆるい日常系作品の「女子高生の無駄づかい」という作品も、もしかしたら、ビーノ先生の意図としては
「ひとつのクラスにもこんなにも個性に溢れている・・そうした個性を潰さないでその多様性を社会全体で認め合っていこう!」
みたいな意図も多少はあるのかもしれないですね~♪

見た目は不良そのもののノラですけど、実はとてつもないネコ好きでもあったりします。
ノラは現在はアパートで一人暮らしなのですけど、その一人暮らしの理由は、1.親との確執があり特に父親とソリが合わない
2.家で猫を飼う事が認められなかったのでアパートで猫を飼いたいという事でもあります。
「ネコ好きの人に実は悪い人はいない」という言葉ではないけど、猫のモフモフ~ッとした感じに癒されるノラは
案外その素顔はいい子なのかもしれないですね。
ノラは野良猫を見かけると、ついつい構ってあげたくなってしまうのですけど、ネコはノラの雰囲気にびびってしまうのか
さーーっと姿を消すことが多く、実は現時点ではノラはアパート内で猫を飼っておらず悶々とした日々を送っているようでも
あります。そしてノラの夢とはいうまでもなくアパート内で「にゃんパラ」という猫のパラダイスを実現させる事でも
あったりします。
それにしてもノラの父親も結構胡散臭くて、テキトーでいい加減オーラに溢れていて、あのノリの軽さはノラでなくても
イラッ・・とするのかもしれないですね~
ノラは高校進学時にその父親が所有するアパートの一室に家賃無料で一人暮らしをする事となり、親との約束で
「仕送りは月に3万だけ、それ以外は自分でアルバイトして稼ぐ」という約束になっていて、ノラは学校生活とは別に
コンビニ店員というアルバイト生活もしています。
ノラがバイトしているコンビニにふらっとやってきたのがバカだったのですけど、ノラはバカをレジで見かけるなり
「こいつが私にノラなんてしょーもねーあだなをつけやがって・・」と逆恨みし、バカが購入したプリンについて
「そのプリンをレンジでチンするととてつもなく美味しくなる」と嘘を付き、それを簡単に信じ込んだバカがコンビニ内のレンジ内で
プリンを爆発炎上させている様子を見てほくそ笑んでいたシーンは、素直になれないノラと
人の言う事は結構あっさりと信じ込んでしまうバカの善人振りを物語っているのかもしれないです。
アニメ作品で猫好きJCさん・JKさんというと個人的にはスイートプリキュアの南野奏とラブライブ!の星野凜ですし、
この二人はとってもかわいい女の子なのですが、それに対してのノラはあまりにも猫を愛する美少女とはかけ離れたイメージ
かもしれないですけど、そうしたノラが今後どんなバカ達との絡みを見せてくれるのか楽しみですし、
もしもこの作品のアニメ第二期が実現したとしたら、是非ノラは登場して欲しいですね~♪
(実写版ドラマにおいて、ノラが登場するかどうかも興味津々です)

原作では登場しているけどアニメでは未登場だったキャラはノラ以外ではヒメ(中村 詩子)というキャラもいたりもします。
ヒメはバカのことを「ノンちゃん先パイ」と大変慕っていて、都立さいのたま女子高校におけるバカの後輩という立ち位置で
あったりもします。
現在JKさんのヒメは、読者モデルとしての雑誌にも掲載されている美少女という側面もある一方で、
家ではスッピンで素朴な顔をしているラーメン屋NAKAMURAの看板娘の2つの顔を持っていたりもします。
ヒメは今現在はかわいらしさとJKさんらしいアイテムに溢れた美少女なのですけど、
実は小学生の頃までは、太った外見と実家がまずくてとんこつ臭がきついラーメン屋を営んでいるせいもあり、
豚骨の臭いを漂わせていた事が原因で周囲からは「ブタ子」と呼ばれイジメを受けていた経緯もあったりします。
ある時、いつものようにイジメっ子グループから執拗なイジメを受けていた時に、当時中学生だったバカの田中が
「お前ら全世界の豚さんに謝れ~」となにやらとんちんかんな事を言っていたものの、結果的にヒメをいじめていた
イジメっ子を追い払い、調子にのったバカがヒメの父親が経営するそのまずいラーメン屋に対して
店内の汚さや提供された水の腐ったような臭いとかラーメンにダメだしをしまくり悪態をつきまくり、それが原因となって
ヒメの父親のハートに火が付き、店内の清掃やウォーターサーバーを店内に取り入れたり、ラーメンの味を改良したりして
少しずつ客足も戻っていきます。
しかしその後、別の土地でラーメン店を一からやり直す事を決意した父親は移転を決意し、
ヒメにとって数少ない友達としてバカと仲良くしていていたものの、ヒメはバカに別れも言えず高校入学までそれっきりの状態に
なってしまいます。
そして中学時代のヒメは、長期間のダイエットに励み、メイク研究の成果で読者モデルに選ばれる程の容姿を手に入れている
努力家美少女JKさんにもなっていました。
そしてその背後にあるのは「豚さんに謝れ~」と自分を擁護してくれたバカへの感謝であり、都立さいのたま女子高校でバカと
思いがけず再会を果たした・・という事で、「女子高生の無駄づかい」としては屈指の泣かせる話を展開してくれていました。
そうしたヒメの嫌いなものは、自分が必死になって手に入れたものを天然で持っている人という事で、
ヒメはリリィが苦手という事でもあるようです。
なお綺麗になった後でもバカや隣の席の子に気づかれる程度いまただに豚骨の臭いがする様子でもあるようです。

最後に・・「女子高生の無駄づかい」の中で屈指の幼さ・幼女的雰囲気を保っているのはいうまでもなくロリなのですけど、
ロリは自分の胸がAカップにすら届かない・・と思い悩んでもしていましたけど、リリィのファション講座によって
ロリの胸はBカップぐらいに見えるようになっていましたけど、ああやって見てみると女の子のおしゃれというものは
確かに大変だけど、その効果は絶大なものがありそう・・と感じたものでした。
そして髪をアップしてボニーテールにしたロリのかわいらしさは反則的かわいらしさに溢れていましたね~♪
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女の子のおしゃれは、大変なようです。私は無精者なので
ダメでしたが、娘は頑張っています。それでも周りより無精
らしいのですが…。そんな娘は「顔はキャンパス」と豪語
しています。そして化粧をする時は「顔面工事」と…!
十代は肌はキレイだし若さがあるから、何もしないのが
良いのに…。と私は思っているのですがね(^^;