6代目プリキュアの「スイートプリキュア」は音楽の街・加音町を舞台にし、主人公・響の両親が高名な音楽家という設定のため、
稀にですけど、「基本的には幼児用アニメなのに、こんな難しい音楽用語を出しちゃっていいの~?」
みたいな場面もたまにあったりもします。
その一つの例が、第5話「ドタバタ! テレビレポーター」の話なのだと思います。

関係ないですけど、響は普段は髪に可愛いリボンを付けていることが多いのですけど
この第5話の家の中でジャージでくつろいでいる時の響は、
珍しくリボンもつけずにストレートヘアの状態でして、こうした響は極めて珍しいので、これはこれで貴重なシーンだと思います!

響が「おなかすいた、カップラーメンでもたーべよ!」と下まで降りた時に父親の団さんから声を掛けられるのですけど、
その時の言葉が「響、丁度良い所に来た。まさにテンポ・ジュストのタイミングだ!」というものでしたけど
この「テンポ・ジュスト」という専門音楽用語は、一般の人には知る由もないですよね~
私はたまたま10年程度吹奏楽をやっていたからわかりましたけど、
この言葉は多分ほとんどの人はピンとこなかったのかもしれないです。
(幼児がもしもこの言葉を知っていたとしたら、正規の音楽的教育を受けている人なのかもしれないですね・・)
「テンポ・ジュスト」とは、演奏記号の一つである「速度記号」の中で、「正確なテンポを保って」という意味です。
実際のクラシック音楽の作品の中では、有名な作品の例として
チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」~小序曲などがあげられます。
スイートの北条団さんの場合、別に響が「正確なスピードを保って」下まで降りてきたという意味ではなくて、
「丁度良い」と「テンポ・ジュスト⇒ジャスト⇒丁度」を掛けたというか単なるオヤジギャグのようでもあります・・
(オヤジギャグというと後述しますけど、エレンが結構くだらないオヤジギャグを発していてとても楽しいです~♪)
最近提唱された音楽学説として「テンポ・ジュスト理論」というものがあるそうです。
これは何かと言うと、オランダの音楽学者、ヴィレム・レッツェ・タルスマが提唱した理論で、
「指揮棒の1往復が1拍となる」という事なそうです。
通常は指揮棒の片道で1拍なのですが、実はこれが間違いで、指揮棒の1往復で1拍」とするのが正しいという驚愕理論です。
簡単に言うと、これまでの楽曲の演奏時間について、従来よりも2倍時間を掛けてゆっくりと演奏するという事なのですけど、
さすがにこれは違うのでは・・・?
音楽というものは、アレグロ等速い部分は一気にたたみかけるように演奏する事で快速感を演出できますし、
アダージョのように遅い部分も、勿論丁寧にやる事は大切なのですけど、「流れる水は腐らない」の言葉通り、
あまりにも遅いテンポ設定は、場合によっては音楽の流れそのものを遮断しかねないと感じます。
(その数少ない例外として、通常の解釈・テンポ設定だと演奏時間が11分前後のチャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」の
第四楽章を、なんと17分30秒近くも掛けて異様なスローテンポの演奏をしたバーンスタイン指揮の奇蹟的名演もあったりします)
ユニークな理論であるのは間違いはないのですけど、少なくても実戦向きではないと思います。
丁度タイミングよく(まさにテンポ・ジュストのタイミングなのかもしれないですね~)
スイートプリキュアと音楽の話が出てきましたので、もう一つだけ、スイートと音楽のネタを少しばかりさせて頂きたいと思います。
スイートの第33話について少しだけ余計なツッコミを入れさせて頂きたいと思います。

スイートの第33話冒頭で、響がエレンを前にしてピアノの曲を奏でていましたけど、ラストは一音伸ばしで静かに閉じられます。
このラスト一音の和音は「D音」(→レの和音)だったと思いますが、D音をピアノで奏でる場合のピアノの運指は上記の通りです。
つまり真中の指で黒鍵を、左右の指で白鍵を押えるものだと思いますけど、
アニメ上は、響の指は全て白鍵を押えていました。
もしもアニメの響の運指が本当ならば、あの一音伸ばしの和音は、妙な不協和音みたくなっていたと思うのですけど、
ま、これは見なかったことに、気が付かなかったことにしておきましょうね・・(汗)
それともフェアリートーン達がうまく音を修正してくれていたのもしれないですね。
上記でエレン(キュアビート=セイレーン)の話がチラッと出てきましたので、久しぶりにエレンのかわいいポンコツさにも
触れてみたいと思います。
歴代プリキュアにおいて、当初は敵幹部に所属し、プリキュアとして覚醒する以前はプリキュア達と激闘を繰り広げていたものの
最終的に敵幹部を離脱し、プリキュアになってしまった戦士として
フレッシュのイース⇒せつなとスイートのセイレーン→エレンなどがいると思います。
(厳密にいうとSSの満と薫もそうでしたし、昨年のルール―アムールもそうでしたね~)
せつなとエレンの共通項として言える事は、プリキュアとして覚醒直後は
「何で自分がこれまで敵と言う認識の下、激闘を繰り広げてきたプリキュアに自ら覚醒してしまうのか・」とか、
「自分はこれまで散々ひどいことをしてきて、人々に悲しい思いをさせてきた極悪人・・・
そんな自分がプリキュアになれる資格なんてない・・」
「自分の居場所はもうどこにも無い・・・」と散々悩み苦しんできたという事があります。
せつなの場合、過去の自分と真摯に向き合う事で、そして、エレンの場合、心の底から「ごめんなさーい」をする事で
一度自身の内面に整理を付け一区切りを付けて以降は、せつなとエレンは別々の道を歩むことになったような気もします。

せつなは最後の最後まで後悔と贖罪意識に悩んでいた事もあるのに対して黒川エレンの場合、
「ごめんなさーい」という事で一度禊を済ませてしまうと、後は吹っ切れたかのように
セイレーン時代からすでに芽生えつつあった「アホの子」・「ポンコツ」ぶりを遺憾なく見事に発揮してくれ、
響・奏達とも比較的簡単に打ち解け、オヤジギャグはかますわ、ちょっとしたキャンプに行くのに冬山用登山グッズを揃えたり、
鍛錬と修業の場にギターを持ち込んだりなど色々とやりたい放題やってくれ、
すっかり「天然ボケの子猫ちゃん」という位置づけをキープしてくれていたのは大変印象的でした~♪

そしてエレンは時折なのですけど、しょうもないオヤジギャグをかましてくれる時もあったりしてとても楽しいものがありました。
そのオヤジギャグの一例として・・
「ヒーリングチェストだけに、フィーリングで」
「あー、うん…そうね」
「じゃ、じゃあエレンに任せようかな」
「フィーリングで!」
「二回言わなくていいから・・・・」
この会話のテンポ感が実に素晴らしかったですね~♪
ボケをかます際のエレンの弾けっぷりは見ていて本当に気持ちの良いものがあり、
この点がスイート後半でやや物語が重くなる際に過度な深刻さを弱めてくれる
良い意味での中和剤みたいな役割を果たしてくれたと思います。


ここで話はガラッと変わるのですけど、来年・・2020年はいよいよオリンピックイヤーでもあります。
そしてこの東京オリンピックに向けて、公式においても既にたくさんの公式グッスが販売されていますけど、
「キャラクターデザインシリーズ」という企画もあったりします。
これは、国内外において人気と知名度を誇日本のアニメ作品計8作品のキャラクターが、
オリンピック・パラリンピック日本代表選手団を応援するために集結したJOC/JPC公式ライセンス商品シリーズでもあります。
ドラゴンボール・鉄腕アトム・NARUTO・セーラームーン・妖怪ウオッチ・ワンピースなどなど
日本を代表するアニメキャラクターによる「がんばれ! ニッポン!」という応援グッズといえそうです~!
人によっては「どうしてあの作品じゃないの~!?」という意見も多々あると思いますし、私としては妖怪ウォッチ入れるよりは
ポケモンの方がクールジャパンのアニメキャラとしては相応しいのかも~」と感じたりもしますけど、
こればかりは仕方がないですね。
そしてこの8作品の中にプリキュアが入っていたのは嬉しいものがありますね~♪
単独キャラのグッズもありますし、8作品が一気に勢揃いしたグッズもあり、例えば、
Tシャツ、ポロシャツ、・キャップ、フェイスタオル、ハンカチ、トートバッグ、ランチバッグ、エコバッグ、ポーチ
ランチボックス、プラコップ、メラミンコップ、箸・スプーン&フォークセット、箸セット、水筒、陶製マグカップ
キーホルダー、根付、ネックストラップ、うちわなとといったグッスが既に販売されています。
このキャラクターデザインシリーズが開始されたのが2016年という事で、魔法つかいプリキュアのミラクルとマジカルが
プリキュアを代表する形で登場しています。
最近では、キュアエールやキュアスターの二人も追加されているようです。
でもそのシリーズのプリキュア作品にハピネスが入っていないのはやむを得ないとして、ハートキャッチ・スイート・スマイルが
入っていないのはプリキュアファンからはブーイングが起きそうなのかもしれないですし、コアファンですと
「初代やプリキュア5が含まれていないとは何もわかっていない!」とぼやきが巻き起こりそうですね・・(汗)
キャラクターデザインシリーズのグッズは今現在でもイオンの店舗内でよく見られますので、興味がある方はイオン内の
コーナーでご覧頂ければ宜しいのかなと思います。
オリンピックもいよいよ開催が迫りつつありますので、選手の皆様もそれを応援するアニメキャラの皆様にも頑張って
欲しいものですね~♪

ここから下記は既に恒例になっているのかもしれないのですけど、
dream fantasy のアミグリさんが過去に描かれたイラストのご紹介コーナーです!
上記で魔法つかいプリキュアのJOCのキャラクターデザインシリーズ登場の話をさせて頂きましたので、
アミグリさんが2016年7月に描かれた「魔法つかいプリキュア」の中からキュアミラクルのルビースタイルを転載&ご紹介を
させて頂きたいと思います。
アミグリさんによると・・・
「ルビースタイルは初めて見た時からのお気に入りだった」との事ですけど、
そうした感じがこの一枚にググッ・・と凝縮されているような感じなのだと思います。
とにかくめちゃくちゃかわいいルビースタイルのミラクルだと思います!!
アミグリさんらしいキラキラした感じ・ふんわりと優しい感じ・魔法少女らしい雰囲気がとってもよくにじみ出ていると思います。
こうやって見てみると、ツインテールとか金髪とか紅白のドレスというのは魔法少女の王道だと感じます。
本当にアミグリさんはこうした魔法少女を描くのがうまいなぁ・・・と毎回毎回感じてしまいますし、
このルビースタイルのキュアミラクルはツインテールという事もあり、少女らしいかわいらしさに溢れていると思います。

人によっては「どうしてJOCのキャラクターデザインシリーズのプリキュアとして、ハートキャッチやスイートやスマイルの
キャラが入っていないの~!?」と言われる方も多いとは思うのですけど、こうしたグッズというものは旬が大切というのか、
今現在のキャラとかその公式グッズが展開された年のキャラが重宝されがちという事なのかもしれないです。
ただ私としては「スマイルプリキュアのJOCのキャラクターデザインシリーズとしてあってもよかったのかも・・」と
感じてしまいます。
そしてスマイルプリキュアの中でも特に人気が大きかったのがキュアピースなのかもしれないですね~♪
そうした訳でアミグリさんが2014年8月に描かれたキュアピースも是非皆様にご覧頂きたいと思います。
アミグリさんが描かれたキュアピースはとってもかわいいですね~♪
ピースは歴代プリキュアの中でも飛び抜けて弱いとかへたれみたいな印象もあるのかもしれないですけど、
とにかくあの幼い雰囲気というのか可愛らしさは歴代の中でも、中学生プリキュアとしてはロリ可愛らしさが光っていたと思います。
そしてピースというと、印象的なのは、誰が何と言っても変身のたびに
「びかびかびかりんじゃんけんぽん!」という掛け声でお馴染みのあのじゃんけんですよね!
2012年の放映当時も、よくネットでは「サザエさん」とのじゃんけん対決が話題になっていて、
「あーー、今週はピースが勝ったぁー! すごいじゃん!」等色々ネタにされていたのはなんか楽しかったですね~
アミグリさんが2014年8月に描かれたこのキュアピースは、まさにトレードマークとも言えるあのじゃんけんのピースサインを
とてもかわいらしく描かれていましたし、
ピースのちょっと弱そうなんだけどあどけない少女の眼差しをキュートに表現されていると思います。
私も是非是非キュアピースとじゃんけんをさせて頂きたいものですね~
上記のアミグリさんが描かれたキュアミラクルとキュアピースはは、全て上記作品の絵師様であられるアミグリさんに
帰するものであり、当ブログにおける転載とご紹介は事前に全てアミグリさんからご了解を頂いたものであり、
アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。
アミグリさん、本当にいつもすてきなイラストの転載を快諾して頂きありがとうございます!!
皆様の中で「こんなにもかわいいキュアピースを描かれる方のブログってどんなもんなのだろう? 」などと興味がある方は、
是非是非アミグリさんのブログ
dream fantasy を
ご覧になって頂きたいと思いますし、 宜しければ、当ブログだけではなくて、
是非アミグリさんの本家本元のブログ
dream fantasy に一度お越しして頂けると アミグリさんのブログをご紹介させて頂いている私もとってもとっても嬉しいです!
アミグリさんが定期的に作品を投稿され続けている →
アミグリさんのpixiv にも是非一度足を運んで頂ければ幸いです!
→
アミグリさんのpixiv
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スイプリは音楽がテーマのプリキュアという事で、結構本格的な音楽知識がちりばめられていた印象です。キャラクター名は最たるものでしたね。それ程音楽知識は豊富ではないのですが、故に今回の記事も興味深く拝見させて頂きました。
気が付けばもうオリンピック目前!選定された時は魔法使いでしたね~。時間の流れを感じます。
アミグリ様のイラストはミラクルルビーとピース!どちらも笑顔が印象的なイラストですね(^^♪ビビっとした刺激を感じさせます!