アミグリさんの作品はどちらかというとデジタル描きという印象が強く、精緻で美しいデジタル東方絵師様といったイメージも
あるのですけど、
過去の作品においては、特に初期作品においてアナログで描かれた作品も色々と残されていて、
デジタル作品にはデジタルの良さが、そしてアナログ作品にはアナログ作品としての美点がたくさんあり、
二つの手法をきちんとアミグリさんとして見事にこなされている仕事ぶりを拝見させて頂くと
「やっぱりアミグリさんはすごいよね・・! 」と思わずにはいられないですし、
こうしたアミグリさんの素晴らしき作品を当ブログにて転載&ご紹介させて頂ける事が出来る事について
私自身とてつもなく「誇り」を感じております
アミグリさんの普段の「デジタルでのあの絢爛豪華で輝きのあるキラキラ作風」に見慣れた
皆様からの感覚では、初期の頃のアミグリさんのアナログ作品にはどこか懐かしさとか手作り感・ぬくもりを
間違いなく伝えていると思えます。
アミグリさんのイラストは、アナログの初期作品も素晴らしいし現在のデジタルでのあのキラキラ作風そのどちらも素晴らしいと
思うのですけど、こうやって見ている人たちに「何か」を伝える事ができている作品というものは、
本当に素晴らしい事なのだと思います。
そしてアミグリさんの作風を語るに当たって一つ大きな傾向がありまして、どちらかというと一枚の作品で描かれるキャラは
単独という事が多くて、一枚の絵に二人、三人・・と複数キャラが描かれている事はかなり珍しいといえると思います。
(アミグリさんが描かれた一枚の絵として過去最多登場キャラというのは、2013年10月に描かれた「東方集合絵」だと
思います。ちなみにあの東方集合絵の5人は、霊夢・チルノ・妖夢・ルーミア・こいしちゃんというかなり豪華なメンバーです~♪)
そして二人組といった複数キャラを描かれる場合、勇儀とパルスィ、ゆゆみょんなどを除くとどちらかというと
アナログで描かれることが多いと言うのも絵師様としての一つのパターンと言えるのかもしれないです。
そしてこの二人組アナログ作品は、比較的初期作品に集中しているという傾向もあったりします。
本記事においては、アミグリさんの描かれた初期作品のアナログ絵をメインに、アミグリさんにしては珍しい部類に位置づけ
される二人組イラストに焦点を当てて皆様にご覧頂きたいと思います。
ちなみに原作の東方ゲーム作品における二人組というと、古くは東方永夜抄と東方地霊伝、最近では東方憑依華で
お馴染みだと思います。
2018年の東方人気投票においては、その年限定でしたけど、「ベストパートナー部門」が設けられていて、その一位は
いうまでもなく圧倒的に「れいまり」ということで霊夢と魔理沙のカップリングでもありました!

上記で「れいまり」の話が出ましたけど、東方二人組というと依神姉妹やスカーレット姉妹、古明地姉妹など姉妹系が
思い浮かびますけど、身内以外の純粋な他人同士のパートナーというといっちば~ん!に思い浮かぶのは、
いうまでもなく霊夢と魔理沙ですよね~♪
上記の作品はアミグリさんが2011年6月に描かれたれいまり・・霊夢と魔理沙のアナログのイラストです。
アミグリさんにしては珍しく色鉛筆で描かれた作品なのですが、とてもかわいくてすてきな一枚だと思います。
色鉛筆の色彩が新鮮に感じたりもしますし、れいまりのかわいらしさを一段と引き立たせているようにも感じたりもします。
このれいまりの二人はとっても仲のいいパートナーみたいな雰囲気もありそうです。
アミグリさんというと、精緻でキラキラを飛ばされた絢爛豪華でファンタジックな絵師様とか
完成度の高いデジタル作品の傑作の森を描き続けられている絵師様みたいなイメージもあるのですけど、
このアナログれいまりとかこの下のアナログれいまりといった色鉛筆のアナログ作品も
「シンプルイズベスト」みたいな味わいもありますし、とにかく本当に素晴らしい東方絵師さんのお一人なんだなぁ・・と
その作品群を見る度に感心させられます!
特にこの霊夢とふわっとしたスカートが可愛いと思いますし、スカートと黒タイツの間の絶対領域もとても眩しく感じられます~♪

続きましてアミグリさんが2010年10月に描かれたれいまり・・霊夢と魔理沙のアナログ作品です!
一つ前の作品と同様に色鉛筆仕様というのはアミグリさんの作品としては
少し珍しい部類に入りますので、逆にとても新鮮に感じます。
こうした色鉛筆を使用された手描きのほのぼの感がとてもやわらかく感じらてとっても目に優しいと思いますし、
何よりも霊夢と魔理沙の親密ぶりがデジタル以上に温かく伝わっているようにも感じられます。
温かみとかふんわりとしたやさしい感じが伝わってきて、とてもすがすがしいと感じられます。
一つ上のれいまりは「仲のいいパートナー」という感じもあったのですけど、こちらのれいまりはどちらかというと
魔理沙の方がより積極的な感じも漂っていて、例えば異変解決とか妖怪退治の依頼が舞い込んで来ても
霊夢が「面倒くさいなぁ・・」と依頼の受諾を渋っているのに対して魔理沙の方が勝手にどんどん
そうした依頼をひょいひょいと受けてきそうなちょっと勝気そうな魔理沙みたいな雰囲気もほのぼのとした雰囲気の中にも
多生はありそうな感じもあるのだと思えます。
このふんわりとしたれいまりは、どちらかというと「東方三月精」におけるほのぼのとした霊夢と魔理沙の日常みたいな
イメージに近いのかな・・?とも思ったりもします。

続きまして、アミグリさんが2011年5月に描かれた「ゆうめでぃ」という事で、風見幽香とメディスン・メランコリーです。
この二人組のアナログ絵はとても優しそうな絵だと思います。
おっかない妖怪のはずの幽香がメディスンを心配する優しいお姉さまのように思えてしまう絵だと思いますし、
メディスンのこのあどけない感じもとてもかわいいと思いますし、幽香の優しそうな眼差しが印象的です。
メディスンは生まれたばかりの幼い妖怪という事で、見た目的にはちびっこい妖精みたいな雰囲気もありそうなのですけど、
そうした生まれたばかりのメディスンをあたたかく見守るという幽香のやさしさが滲み出ていると思いますし、
この二人の身長差は、アミグリさんのお言葉によると
「メディスンを小さく描くことで、メディスンのあどけない感じとか、幽香のやさしいお姉さんっぽさを表現したかったんだと
思います。 二人組の身長差のあるイラストは私のイラストでは珍しいかもしれないですね」との事でした。

続きましてアミグリさんが2010年2月に描かれたこがナズ・・多々良小傘とナズーリンです。
ナズーリンというとどちらかというとツンデレ気味とか素直になれないちょっとひねくれた子みたいなイメージもありそうですけど、
アミグリさんの描かれるナズーリンは、ロリロリっとしたかわいらしさが前面に出ていて、
小傘になついてすりすりしているかわいい子ネズミちゃんみたいな雰囲気が漂っていると思います~♪
小傘も原作ゲームや東方茨歌仙等ではとてつもなく弱いキャラ・・という感じでもあるのですけど、
ちょっと反抗期中の(?)妹をやさしくかまってあげる・・みたいな優しさのオーラが伝わってきているようにも感じられそうです。
小傘のミニスカートもまたまたとってもかわいらしいと思います。
多々良小傘とナズーリンのカップリングイラストは東方イラストでもかなり珍しい組合せだと思いますし、私自身、
他の東方絵師様の中でもこうした多々良小傘とナズーリンのカップリング絵を描かれているのはほとんど見たことが
ありませんので、とにかく貴重な二人組絵だと言えそうです。

続きましてアミグリさんが2009年6月に描かれたさくまりです!
このさくまりは少しばかり貴重な作品でもありまして、
実を言うとアミグリさんのプログ「
dream fantasy」
には未掲載で、2009年6月にpixivにのみアップしている咲夜さん&魔理沙(さくまり)です。
そんな訳で、「
dream fantasy 」だけをご覧になった方に
とりましては、このアミグリさんとしてはかなり初期の頃の作品の魔理沙&咲夜さんは
「初めてこの作品を見た・・」という感じなのかもしれないですね。
咲夜さんのカップリング相手と言うと、大抵の場合、レミリア様・フランちゃん・霊夢・妖夢という印象もありまして、
この魔理沙-咲夜さんというカップリングが少し珍しいという感じもありますので、
その意味でも大変貴重なものがあると言えるのだと思います。
かなりの初期作品でしかもアナログ作品というアミグリさんにとっても珍しいという位置づけの作品なのかもしれないですけど、
それだけに普段目にするアミグリさんらしい感じとは少し異なる手作り感も感じられ、
むしろ逆に新鮮」というものも素朴に感じさせてくれていると思います。
アミグリさんの最近の作風のあのキラキラ感を見た後で、この初期のアナログ作品を拝見させて頂きますと
むしろこの素朴さも何かキラリと光るものが間違いなくあると思います。
二人とも白エプロンという共通項があるのですけど、二人ともよくお似合いですね~♪
二人で手を握り合っているのですけど、なんとなくですけど、咲夜さんがより少し積極的で攻め手にも感じられ、
魔理沙が少しだけ照れているようにも感じられなくもない所がまたまたかわいらしいと思います。
(もしもこのすてきなさくまりをアリスが目撃したとしたら、アリスはまたまたやきもち妬いて、咲夜さん呪いの人形を作るのかも
しれないですね~汗・・)

上記作品はほぼすべて初期作品でもありましたので、最後に、アミグリさんが最近描かれたデジタル作品の二人組作品を
皆様にご覧頂きたいと思います。
上記のとってもすてきな東方二人組は、アミグリさんが2018年7月に描かれた「東方描き10周年」を記念して
東方に感謝の気持ちを込めて描かれた「ゆゆみょん」です。
このゆゆみょんからは、上司のようなゆゆ様がちょっと出来の悪そうな(?)部下の妖夢に対して
「・・ったく・・この子はしょうがないわね・・くすっ・・」みたいな感じではなくて
対等な立ち位置でもってゆゆ様が妖夢に対して、あたかもお姉さまが妹を気に掛けているかのように
慈愛と優しさに溢れた感じでそっと抱きしめてあげるというゆゆ様の「やさしさ」が伝わってくるように感じられます。
「すてきに抱擁してあげる」とか「抱きしめてあげる」といった親密さ・深い愛情・やすらぎを見事に伝えていると思います。
百合っぽい要素も確かに感じるのですけど、イチャイチャという感じではなくて
お姉さんが妹を優しい眼差しであたたかく見つめているという「慈愛」の要素が高いようにも感じられます。
ゆゆ様の方が身長高めと言う事で、お姉さんとしてのゆゆ様といった雰囲気がふんわりと伝わっていると思います。
またこの作品には、いつものあの絢爛豪華なキラキラ仕様を抑え、背景もあえてシンプルな感じにされているのは、
ふたりの絆の確かさを示唆されていると言えるのだと感じられます。
ゆゆ様がそっと妖夢を抱き寄せるこのポージングはとっても美しいものがあると思いますし、ゆゆ様が瞳を閉じられての
このやさしさと慈愛とあたたかい表情で妖夢をそっとHUGっとされているのは何度見てもとても気持ちがいいものですし、
「なんて美しい姉妹愛!」とすら感じてしまいそうな素晴らしいゆゆみょんだと思いますし、
やはりここにあるのはアミグリさんの「10年間の私の東方愛の結集を見て!」というような素晴らしき「東方愛」なのだと
思います!
二人とも幽霊関連の御方なのですけど、そこにあるのはまるで生きるものとしてのすてきな愛なのだと思います!
上記のアミグリさんが描かれた東方二人組は、その権利は全てゆゆみょんやれいまり等の絵師様であるアミグリさんに
帰するものであり、 当ブログにおける転載とご紹介は事前に全てアミグリさんからご了解を頂いたものであり、
アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。
アミグリさんのブログ「
dream fantasy 」だけではなくて
アミグリさんが定期的に作品を投稿され続けている →
アミグリさんのpixiv にも是非一度足を運んで頂ければ幸いです!
→
アミグリさんのpixiv それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。
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アナログ絵での二人組が多いと言う事でパートナー同士の温かい絆がほんわか伝わってきそうです。
二人組というと最近では東方憑依華が印象的ですけど、東方最強二人組はやはり霊夢と魔理沙なのかもしれないですけど、なんでもありというのならば双子の依神姉妹の反則的強さが光りそうです。