
「邪神ちゃんドロップキック」のメイン舞台はお茶の水~神田神保町周辺という事で、アニメでも漫画版でも
神保町交差点前・ゲーセンのミッキー(1ゲーム50円という太っ腹店でしたけど、現在は廃業しているようです・・)
書泉グランデ前・西神田公園・ ボンディ 神保町本店前・橘昌文銭堂・神保町交番・ 神田すずらん通り商店街・秋葉原駅 電気街・キッチンジロー ・万世橋・珈琲屋さぼうるなども大変見事に再現されていて、はるか遠き昔に学生時代を神保町界隈で
過ごしていた私にとっても感涙ものでもあったりします!
先日の記事の中で邪神ちゃんに登場していたカレーのボンディと喫茶さぼうるについて少しばかり取り上げさせて
頂きましたが、本記事におくましては、ボンディなどと同様にアニメ「邪神ちゃんドロップキック」でも登場していた
おいしい洋食屋さんのキッチンジローについて少しばかり取り上げさせて頂きたいと思います。
というか、キッチンジローは私にとってもなつかしい洋食屋さんですね~♪
このブログでも何度か書いた通り、私自身が大学生時代を過ごしたキャンパスがあるエリアが神田三崎町~神保町という事で、
邪神ちゃんで登場していた神保町界隈の多くのお店は私自身がかつて何度か利用した事があるお店が
大変多くて、邪神ちゃんの漫画やアニメを拝見させて頂くと、邪神ちゃんのクズ振りやゆりねの魔女ぶり以上に
神保町のそうしたお店がとてつもなく懐かしく感じたりもします。
私自身、学生時代は典型的な貧乏学生という事で、当時食べていたものは自炊生活で作り上げたものとか
学校内のとてつもなく激安の学食メニューばかりではありましたけど、財布に少しばかり余裕がある時には、
ボンディとかキッチンジローでおいしいメニューを頂く事でささやかな贅沢気分を味わっていたものでした。
(邪神ちゃんにて、天使・ぺこらがアルバイトの給料が入った時に、キッチンジローやさぼうるでささやかな贅沢=幸せを
味わっていたのと同じ感覚なのかもしれないです)
キッチンジローは、私が学生時代から既に神保町で何店かお店を出されていて、特にハンバーグ・メンチカツ・から揚げなどと
いった洋食揚げ物関連のメニューに定評があったと思いますし、
確かに学食に比べると価格は高めですけど、それでも全体的にはお財布には優しいお店でしたし、時々無性に
食べたくなってしまうお店の一つだったと思います。
私の記憶の中では、トロトロになるまで炒められた玉ねぎのジューシーさが大変印象的でもありましたし、
どのメニューもそうした玉ねぎの甘さがほどよく伝わってきていたと思います。
当時の学生たちにとって、神保町付近の洋食屋さんというとキッチンジロー以外ではキッチン南海も大変人気が
高かったと思います。
キッチン南海はとにかく量が半端無く多いのが大きな特徴でもあり、特に黒っぽいカツカレーととてつもないボリュームの
豚の生姜焼き定食はとっても美味しかったです。
キッチンジローはキッチン南海と比べて洗練さ・繊細さが感じられ、キッチン南海はガッツリ系という印象があったと思います。
邪神ちゃんの中ではキッチン南海は今の所登場していないと思います。
キッチンジローは、東京都の山手線圏内エリアを中心に、ハンバーグ・帆立クリームコロッケ・若鶏のから揚げをメインに扱った
洋食チェーン店です。
創業当時より都心のサラリーマン・学生をターゲットとしつつも、味には相当のこだわりを有されていて、
自社工場でハンバーグ用合挽きを製造し店舗へ配送し、店のコックが直接合挽きを計量・パティに成型しながら
空気抜きの仕上げを両手でパティを上下させ叩きながら行うのが特徴でもあります。
流行り廃りが多い外食産業の中で創業から40年以上経た現在でも、消費者から飽きられない強さ」がある洋食店として
発展し現在に至っていると言えるのは間違いないと思われます。
キッチン南海の看板メニューを黒いカツカレーとしょうが焼き定食とすると、キッチンジローの看板メニューは
ハンバーグとメンチカツの定食と言えるのだと思います。
キッチンジローのメインメニューとして、ハンバーグ・若鶏の唐揚・スタミナ焼・チキン南蛮・魚フライ・帆立ミルクコロッケ・
カレーライス・ハヤシライス・メンチカツ・かきフライ・海老フライ・ヒレかつ・とんかつが挙げられ、
メニューの中心は揚げ物と言えそうです。
私的にはキッチンジローで特に印象深いメニューは炒めた玉ねぎの甘さが堪らないハンバーグとメンチカツだと
思います。

キッチンジローは、ゆりねと邪神ちゃんたが暮らす神保町付近にもいくつかお店がありまして、
南神保町店・九段下店・神田錦町店・外神田店・神田鍛治町店がありますけど、小川町店は現在休業中です。
「邪神ちゃんドロップキック」アニメ版第5話の冒頭シーンは三省堂書店付近でスタートし、その後ゆりねと邪神ちゃんは
キッチンジローへと向かいましたので、二人が食べていたキッチンジローは小川町店が休業中と言う事で
南神保町店か神田錦町店あたりだと推察されます。
神保町界隈は古くは古本の街、昭和末期から平成初期の頃はスポーツ量販店の街、とか言われていましたけど、
現在の神保町は秋葉原も近いという事で、総合的なサブカルチャーの街とも言えそうですし、
秋葉原との違いは本当においしい食べ物屋さんが相当充実している点が挙げられると思われます。

上記はキッチンジローのメンチカツ弁当ですけど、店内同様のとってもおいしい味がお弁当でもすてきに
再現されています~♪
中身はメンチかつ、ハンバーグ、若鶏の唐揚です。
そしてこのキッチンジローのメンチカツ弁当は、アニメ版の第5話で出てきた、ゆりねが天使ぺこらに差し入れして上げた
メンチカツ弁当であったりもします。


ここから下記は「邪神ちゃんドロップキック」でキッチンジローが登場していた第5話のレビューです。
邪神ちゃん : あーなんで魔導書の下巻置いてないんですの~?
ゆりね : 私、その上巻古本屋で買ったのよ。あんた探すとこ間違えてるのよ
おーー、このシーンは靖国通り沿いの書泉グランデ~三省堂書店近辺ですね~
そしてこの辺りは昨年の秋アニメの「隣の吸血鬼さん」でソフィーちゃんたちがサイン会参加のためにやってきた
エリアでもありますね~♪
そして書泉グランデ前に「邪神ちゃんドロップキック」のポスターが貼られていたのもすてきな演出ですね。

ゆりね : お腹空いたわね。なにか食べて帰りましょ。あんた何がいい?
邪神ちゃん : ゆ、ゆりねが!
ゆりね : は?なに言ってんの。私ジロー行きたいのよ
ゆりね : ジローにしましょ
邪神ちゃん : え…じゃあ何で聞いたんですの。ジローって…何ジロー?
このシーンに関しては、一つ前の記事でも既に触れている通り、「ラーメン大好き小泉さん」の小泉さんだったら
「ジローって…何ジロー?」と聞かれたら、間違いなくラーメン二郎と答えていたのかもしれないですね。
邪神ちゃんがあの脂こってりのラーメン二郎のラーメンを食べているシーンも見てみたい気もしますね~♪


ゆりね : あんたいつもメンチカツライスに魚フライのトッピングね…
邪神ちゃん : これが一番好きなんですの。ゆりねだって、いつもホタテミルクコロッケライスですの
邪神ちゃん : それ、一口欲しいですの
ゆりね: イヤよ、私ね、一口ちょうだいとか交換する行為嫌いなの。自分で注文したものは全部自分で食べるの
邪神ちゃん : あ、そう…失礼しました
ゆりねちゃん : ライス食べきれない…邪神ちゃん、残り食べて
邪神ちゃん : え、あ…はい…
邪神ちゃんの心の声 : (たった今言ったことと違いますの…でも怒られるから言わないでおこう)
邪神ちゃんは魔界の悪魔であるはずなのてすけど、人間・・というかJDさんであるはずのゆりねの前では
手も足も出ず、ゆりねには全く反抗できそうにもないし、万一反抗したら、いつもの壮絶なお仕置きがまっているのかも
しれないですね~
原作漫画の初期の頃では、邪神ちゃんが神保町の街のど真ん中で、ゆりねにドロップキックを叩きこむシーンも
ありましたけど、言うまでもなくゆりねには少しもダメージを与えられないばかりか、ゆりねから
「ちょっと街のど真ん中で恥ずかしいでしょ~」とか言われて、ゆりねからパンチを食らって天空まで飛ばされていった
シーンもありましたけど、どちらにしてもゆりねは只の人間では無い事は間違いないのかもしれないですね~
(ぺこら・びのといった天使からは、ゆりねは魔女と認識され、ミノスからは悪魔のオーラとすら言われています・・)

ゆりね : すみません、メンチカツ弁当一つお願いします
邪神ちゃん : え?
ゆりね : ぺこらいる?差し入れだけど
邪神ちゃん : なんで落ちぶれた天使なんかに…
ぺこら : 魔女とその使い魔が、揃って何の用です?
邪神ちゃん : なんだよ!生意気な奴!今ここで殺してやろうか?
ぺこら : や、やめなさい!天使の輪を失くした今のぺこらは…弱い上にお腹が空いて力が出ないのです
それにしてもなんだかんだ言ってゆりねは優しいですね~
(さすがゆりねの実家は神社であり、ゆりねは実は巫女さんでもあったりします!)
天使の輪を失い天使の力を発揮できないぺこらに対しては、邪神ちゃんは弱い者いじめする気満々ですけど、
ゆりねはいつもそうした困窮しているぺこらを助けてあげたり、こうやって差し入れを提供していたりもします。


ゆりね : そう思って、これを持ってきたのよ
ぺこら : メ、メンチカツ弁当…
ぺこら : いりません!魔女の施しを受けるなど、天使としてのプライドが許しません…! か、帰って下さい…
ゆりね : 私魔女じゃないわよ まぁいいわ…好きにすれば。これ、ここに置いて帰るから
ぺこら : いやいやいや!ダメです…魔女からもらったものを食べる天使がどこに居るんですか!
(数分程度のぺこらの葛藤シーンが続きます・・)
ぺこら : でも…食べ物を無駄にするのは、よくないです…魔女はどうでもいいけど、
食べないと料理人に対して失礼に当たるのでは…
ぺこら : よし、食べましょう!
べこらには「落ちぶれても私は天使」という意地もあるでしょうし、ゆりねを魔女と認識(誤解?)しているせいもあり
最初は「魔女の施しを天使である私が受ける訳にはいかない」と意地を張るべこらですけど、
天使と言えども空腹には勝てないのかもしれないです。

邪神ちゃん : これ食べないって言ってたから、代わりに私がと思って。勿体無いですの!
邪神ちゃん : あれ?お前食べたかったんですの?
ぺこら : そ、そんなわけないでしょ!
邪神ちゃん : だよね あー美味しかった!ジューシーで、ジューシーな肉汁がたっぷりジューシー!食レポは苦手ですの
それにしても邪神ちゃんはいつもながらクズの外道であり、迷った末にゆりねからの施しの差し入れの
キッチンジローのメンチカツ弁当を食べる事にしたぺこらの想いをズタズタにしたばかりか、
ゆりねからの差し入れ弁当を完食してしまいます。
落ち込むぺこらの表情がなんとも言えず負のオーラでまくりですね~

ゆりね : あんた…帰る途中どこかへ消えたけど、戻ってぺこらのお弁当食べたんじゃないでしょうね?
邪神ちゃん : た…食べてねーですの!
ゆりね : 本当に?
邪神ちゃん : ねーですの!
ゆりね : へぇ…本当のこと言わないと――
(ゆりねは言うまでもなく邪神ちゃんのお腹がパンパンに膨れ上がっているのは確認済です・・)
ゆりね : ミンチにするわよ!
邪神ちゃん : ギャー――――
邪神ちゃん : 食べた!食べましたーー!
ゆりね : じゃ、またジロー寄ってぺこらにお弁当届けてくるから。ちゃんと腕再生して、掃除もしといてね
邪神ちゃん : チクショウ…やりやがった…本当のこと言ったのに…
ぺこら : 魔女に祝福あれ…
アニメ作品の中で、こうやって自分自身が学生時代を過ごした街がこうやって丁寧に描写されると
とっても嬉しいものがありますね~♪
ちなみに邪神ちゃんのアニメのOPで登場していた神保町交差点は、来年の東京オリンピックのマラソンでも
選手たちが通過するエリアでもあったりします。
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古本屋さんは行ったことあります。
ボクが生まれた頃の週ベが置いてありました。
表紙が大洋のエース平松さんでしたねぇ。
昭和48年(1973)日本シリーズ特集号も。
南海vs巨人の死闘がカラーで。
状態もよくて欲しかったけど、5,000円。
あきらめた経験があります。
話はそれましたが、美味しそうなものばかり。
孤独のグルメでやってほしいですね。