
今年の夏アニメ作品の一つでもある「女子高生の無駄づかい」は、都立さいのたま女子高等学校(通称「さいじょ」)に通う
個性派ぞろいのJKたちが女子高生活を無駄に 浪費する日常学園コメディとも言えると思います。
ちょっと残念なJKさんが集うさいのたま女子高校の1年2組のクラスをメイン舞台にして、
相当偏差値が足りない田中(通称バカ)とBLと二次元に傾倒する菊池(通称:ヲタ)、
ひたすら冷静で無表情な才女・鷺宮(通称:ロボ)の 3人のJKさんを主なメインヒロインに据えて、
この三人のの周りに生息する色とりどりの仲間たちが、今しか生きられない「女子高生」を無駄に浪費する脱力系の
日常学園コメディと言える作品です。
JKさんとか女子高生というと人によっては「人生最大のモテ期」とか「最もチヤホヤされる人生の絶頂期」みたいな事を
言われる方も多いとは思うのですけど、そうした素晴らしい時期と時間を日常のどうでもいい事に浪費してしまい、
結果的にあっと言う間にJKの3年間を無駄に浪費してしまいました~だけどそれもまた楽し・・という
作品と言えるのかもしれないです。
「女子高生の無駄づかい」の名場面というのか笑ってしまうあまりにもたくさんあり過ぎで、どれか一つ選んで~と言われても
選びようがないとすら言えますし、各場面各場面が絶妙または微妙に面白くて、決して飽きる事はないと思います。
劇的ドラマも感動するメッセージ性はほぼ皆無な日常系脱力作品なのですけど、このジャンルで終始こうしたポテンシャルを
保った制作スタッフや声優さんは本当に素晴らしいと思いますし、特にヲタ役の戸松さんの捨て身の開き直り演技や
バカ役の赤崎千夏さんの声を聞いただけで田中の尋常でないバカぶりがストレートに伝わってきている辺りも
この作品を大変見事に引き締めていたと思います。
私的には「女子高生の無駄づかい」で特に素晴らしいと思った回は第8話の「みずぎかい」ですけど、このみずぎかいについては
後日改めてじっくりと語らさせて頂きたいと思います。
本記事はそうした中でも私が個人的にとっても気に入っている第3話の小ネタを少しばかり取り上げてみたいと思います。

第3話というとロリの話がメインであり、ロリの尋常ではないあのロリロリっとした幼女的かわいらしさととても現役JKさんとは
思えないあの幼い言動と素直になれない反抗期みたいな雰囲気がとっても素晴らしいかったと思います。
というか・・ロリは現役JKさんなのに「サンタが本気で存在している・・」と信じている点はさすがのバカたちもツッコミようが
なかった・・と言えるのかもしれないですね。
3話はあくまでロリの話を中心に展開されるのですけど(ロリの体操着がまたまたとっても幼くかわいかったです~)
そうした中でもバカがイオン店舗内でまるで子供の駄々っ子のように「えー!やだやだ!もっと遊びたい!遊びたい!」と
すねて店内のフロア内に寝転がっていたシーンは大変面白かったです。
そして第3話におけるバカの話として大変面白かったのは教室内のシーンでした~♪
ワセダ : 例えばここに3abxのn乗という単項式があったとする。これをxの単項式と考えた場合とaの単項式と考えた場合では
次数と係数が…
バカの呟き・・ : (授業つまんねぇ…)
バカの呟き・・ : (ロボは真面目にノート取ってんなぁ)
しかし、ここでバカはロボが授業をきちんと聞いているどころか、実は内職モードに入っていて、ノートに自作の複雑な迷路わ
作っているのを目撃します。
しかもその自作迷路のゴールは「不老不死になって天涯孤独」となっていて、
バカは瞬間的に「自分の作った迷路で絶望していると思っているのか・・なんと哀しい結末の自作迷路・・」と思ったのですけど、
実はロボが「ふふっ・・」と歓喜の不気味な笑顔をうっすらとしている様子を目撃し、さすがのバカも絶句してしまいます。
それでもロボは校内でもトップクラスの成績ですので、ロボにとって都立さいのたま女子高校で成績上位にいる事は
お茶の子さいさいなのかもしれないですね~
そしてバカは今度はヲタを観察し始めます。
バカ : (ヲタはどうせBLのことばっか考えてんだろうなぁ。コイツほんとBLのことしか考えてないからな)
そしていつものようにこうやって授業中にボーーッとしていたバカに対してワセダが容赦ないツッコミを入れてきます。

ワセダ : おい田中 さっきからボーっとしてるな。今何考えてるのか言ってみろ
バカ : 今?今はBLのことを考えてました
バカ : あぁ違う。BLのことを考えてる菊池さんのことを考えてました
ヲタ : なにー!?
それにしてもバカがふと思った心の声を本当に授業中にリアルで生徒全員の前でヲタの趣味について言及するという
バカの巻き込み型流れ弾の直撃を食らったヲタの「なんじゃ、それー!?」みたいな反応は見ていてもとにかくとっても
楽しかったですね~♪

ヲタ : 考えてねぇよ!
バカ : じゃあ何考えてたんだよ?
ヲタ : 単項式と多項式のことに決まってんだろ!?
とにかくこの公開処刑(?)シーンというのかヲタにとってのとばっちりは最高に面白かったです!
ヲタの男同士のカップリングというBL好き趣味がクラス内に知れ渡ってしまうというヲタにとってのバカの田中からの
流れ弾直撃と言うかとばっちりシーンはとにかく楽しかったですし、授業中だというのにバカに詰め寄るヲタが
とってもかわいらしかったです。

そしてこのシーンはもう少し続きます・・
場面はマジメの脳内妄想から始まります。
マジメの脳内妄想 : (鷺宮さん…中学の時からずっと憧れていたあなたとまさか高校も同じでクラスまで同じとは…)
ワセダ : 次の問題は…西村の次は…
マジメの心の声 : (出席番号順だと次は私だ。鷺宮さんにいいところを見せなくては!)
ワセダ : じゃあ菊池
マジメ : はい!
ヲタ : なにー!?
ヲタにとってはこの授業中二度目の「なにー!?」でした~(笑)
そしてラストのマジメのセリフもある意味強烈なモノでもありました・・
マジメ : えっとxの式と考えると攻めが…じゃなくて…
マジメの心の声 : (え・・??)
それにしても都立さいたのたま女子高校の数学教師でもあり1年2組の担任でもあり、バカやヤマイというとてつもなく
手のかかる極度に偏差値が残念なJKさんがクラス内にいるワセダの苦労は同情するものがあるのかもしれないですけど、
ワセダの裏の顔は実はボーカロイドプロデューサーであるというのは大のボカロ好きのヲタには知る由もない
話でもありました・・
そしてワセダは「自分はJK派ではなくてJD派」という事を公言するだけでなく、夏休み期間中になぜか海岸付近を訪れ、
「真夏は水着のJDよりもリクルートスーツのJDの方が素晴らしい」と呟いていたのも、1年2組も1年2組ならワセダもワセダ
という事でどっちもどっち~という感じなのかもしれないですね。

そうそう、バカとヲタとロボとマジメの絡みというと、第10話でも面白いシーンがありました!
(バカとヲタが喧嘩するシーンでもあります)
都立さいたのたま女子高校の1年生のクラスの廊下に2年生に進級したときのコース分けが貼りだされていました。
事前に文系か理系かを選択し選んだほうが記載されているはずにも関わらず、バカのところには未定と書かれていました。
まだ進路希望の紙を提出してなかったのかと聞くヲタに対して、ちゃんと出したはずと答えるバカでしたけど、
そこにワセダが現れ、「お前は進路希望を意味を理解していない」とバカを進路指導室へと連れていきます。
ちなみにバカが提出した希望進路コースには「意識とんでる系」とか「モテたい系」と書かれていました・・
進路指導室から教室に戻り、貴重な休み時間が減ったと喚くバカに呆れるヲタですけど、
ふとしたことからバカとヲタの喧嘩が始まってしまいます・・
ワセダ : 念のため聞くがお前は進路というものを理解しているか?
バカ : 先生 そもそもウチを何とか系ってまとめようとするのが無理なんですよ。つまりほらあれだ。ユーガジャクソン
ロボ : それを言うなら唯我独尊
ヲタ : よく分かったな・・
ヲタ : っつかお前 数学一桁しか取ったことないだろ。さっさと文系丸つけて出せよ
バカ : はぁ?この前テストで二桁の10点取ったけど?
ヲタ : たかが10点で胸張るなよ
バカ : あー!今ウチが死に物狂いで勝ち取った10点バカにした!
バカ : ハイハイすごいですね!脳ミソBLで腐らせても50点取れるんですから!
ヲタ : はぁ!?BLは関係ないだろ!
バカ : うわー BLって聞くと反射的にムキになんのな。引くわー
ヲタ : なんだよそれ!あったまきた!
ヲタ : しばらく私に話しかけてくんな!
バカ : はいー!誰が話しかけるかっての!
そうした二人の様子をマジメはハラハラして「これはやばいかも・・仲裁に入った方がいいかも・・」と憧れの(?)ロボに対して
投げかけます。
しかしロボは「またいつものあれか・・」みたいな感じで慣れ切った様子で
「あの二人の喧嘩の仲裁はちょっとしたコツがあるのよ」とマジメに語りかけます。

その一方でバカとヲタの喧嘩は続いています・・
教室内でプリントが配布され、バカの前の席のヲタは、後ろを振り返る事も無くバカと視線を合わせることなく
プリントだけバカに渡します。
(これはちょいと感じ悪いかもですね~)
バカ : ったくよー!自分の方が少し出来るからって上から目線でウチのことバカにしてきてさー!クソがー!
バカ : ちょっ!見た今の!?超感じ悪くね!?
ロボ : まぁまぁ
そしてロボは、マジメがヲタを誘って学食に入るのを見届けて、その間にバカに対して、鉛筆削り・針に糸を通す・
プチプチを押させる天秤に分銅をのせてバランスを取らせるといった事をやらせます。
ロボ : 忌まわしい古い情報を書き換えるためには快楽を伴う新たなタスクを立て続けに課すのが有効なのよ。
特にバカのような容量の小さな脳ミソにはね
マジメ : それってあまりにも田中さんをバカにしているような…
ロボ : 甘いわね。アイツはマジ者のバカなのよ
そしてこの間にマジメはヲタから「実はさ もうそんなに怒ってないんだよな。けど引っ込みつかなくなっちゃっててさ」という
言葉も引きだしていましたので、
バカの田中はロボの容量の小さい脳みそ攻撃を受けすっかり怒りの感情が消え失せていて、
ヲタを見た瞬間に「うふふ・・」となってしまうのは、全てがロボの掌の上で踊らせられていたという感じと言えるのかも
しれないですね~
それにしてもバカを手なずけるのはちょろいものですね~♪
それにしてもJKさんの喧嘩は他愛もないのがいいですね~
一方男子高校も大体似たようなものなのかもしれないです・・
うちの高校の吹奏楽部員の喧嘩の原因は、
「昼休みに人の弁当のおかずを勝手に食べた」だの「一口カップラーメンのつゆを飲ませてと
頼まれたので仕方なく飲ませたら、全部飲まれた」だの毎回しょーもない事ばかりでもありました・・
だけど男子高生とJKさんではJKさんに勝るものは無い!と言えるのは間違いないと思いますね~!
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それとは別にこの話でのヲタのバカからの直撃弾食らった反応がとってもかわいくて面白かったですし、
バカに詰め寄る反応も楽しかったです。