「邪神ちゃんドロップキック」のメイン舞台はお茶の水~神田神保町周辺という事で、アニメでも漫画版でも
神保町交差点前・ゲーセンのミッキー(1ゲーム50円という太っ腹店でしたけど、現在は廃業しているようです・・)
書泉グランデ前(ちなみに書泉グランデは「となりの吸血鬼さん」でも登場していました~♪)・西神田公園・
ボンディ 神保町本店前・橘昌文銭堂(メデューサがたまにお土産として買ってくるフレッシュムーンが売ってるお店)・
神保町交番・ 神田すずらん通り商店街・秋葉原駅 電気街・キッチンジロー 南神保町店
万世橋・珈琲屋さぼうるなども大変見事に再現されていて、はるか遠き昔に学生時代を神保町界隈で
過ごしていた私にとっても感涙ものでもあったりします!


ラーメンの都内の激戦区というと「ラーメン大好き小泉さん」ならば色々とマニアックなエリアが次から次へと語られると
思いますし、私的には新宿・池袋・高田馬場・荻窪あたりが代表的激戦エリアなのかもしれないですけど、
日本人がラーメンと共に愛してやまない「カレーライス」における都内激戦区のひとつが神田・神保町界隈なのかも
しれないです。
学生のころの私自身は典型的な貧乏学生で、とにかく毎日が学校・バイト先・吹奏楽団の練習場と中野のアパートの
4エリアを行ったり来たりの日々でしたし、食べるものは自炊またはとにかく価格が激安の学生食堂ばかりでしたし
(うちの学校は夜間部併設でしたので学食はかなり遅い時間まで開業していて、吹奏楽団の練習が終わった後に
4駅先の水道橋の学食で夕食を食べて帰路につくと言うこともしばしばでしたし、自炊が面倒な際はひどいときには
朝・昼・晩すべて学食ということも珍しくはなかったと思います)
学食内のカレーは当時一皿270円くらいでしたけど、学食のカレーはとにかくめちゃくちゃ美味しくて、
確か当時のグルメ雑誌でもうちの学校の学食の塩ラーメンとカレーライスは取り上げられていたほどです。
そんな中でも時折なのですけど「たまには学食以外の神保町のおいしいカレー専門店のカレーを食べたい!」と思うことも
ありましたし、そういう時に行くお店のひとつが神田古書センター一階の欧風カレー ボンディ だったと思います。
ボンディのカレーライスはとにかく信じられないほど美味しいですけど価格は高いです・・
当時でカレー一杯1100円近くもしましたし、確か今現在は1450円くらいだったと思います。
いっちば~ん!最初に欧風カレー ボンディ に行ったのは吹奏楽部の同じクラリネットパート内のお姉さま先輩のお伴として
ゴチになった際ですけど、あの時一口目にボンディのカレーを食べたときの感動は今でも忘れられないですね~♪
「世の中にこんなに美味しいカレーが存在するとは・・」という気持ちで一杯でしたし
当時の私はカレーというとボンカレーと自炊して作るカレーしか知らなかったですけど、専門店のカレーの美味しさを
初めて実感した瞬間でもありました。
そしてボンディのカレーを注文すると必ず最初に出てくるのがジャガイモとバターなのですけど、
最初にあれを見たときは、後述しますけど邪神ちゃんのぺこらのように「どうしてここにジャガイモが・・!?」とカルチャーショック
みたいなものを感じたものでした。
でもこのジャガイモとバターが信じられないくらい美味しいです~♪
「邪神ちゃんドロップキック」の中では、天国の天使の幹部クラスなのに、人間界で悪魔との戦いの中で
うっかり天使の力の源である天使の輪を紛失してしまった結果、天使としての能力を全てなくしてしまったばかりか
天国に帰還する事も出来ずに、人間界で安い賃金でこき使われながら段ボールで寝泊まりをしている
半分浮浪者のようなぺこらがなんだか不憫ですね・・
そんな気の毒なぺこらに対して邪神ちゃんは嫌がらせをしたり得意技の(?)ドロップキックをぺこらの背中に食らわれたりなどと
相変わらずゲスで卑劣な事ばかりしているのに、邪神ちゃんの飼い主??とも言えそうなゆりねはとてつもなく優しいです~♪
ゆりねは一見すると中二病患者または魔女みたいな雰囲気なのですけど、その本質はとてもなく慈愛に溢れていて、
ゆりねとすると、邪神ちゃんみたいな裏表のあり言動に嘘があるタイプは絶対に許せないのに対して、ぺこらやメドゥーサなどの
ように裏表が全く無い素直なタイプには誠実に接しているとも言えそうですね。
さてさて・・靖国通り近辺でぺこらは空腹と疲労でフラフラ状態で倒れそうになります。
そうしたぺこらを発見し助けてあげたのはやっぱりゆりねでした。
そしてゆりねが空腹のぺこらに対して食事を御馳走してあげた食べ物屋さんというのが、靖国通りに面している
神田古書センター一階に店舗を構える欧風カレー ボンディ 神保町店だったのです。
そしてぺこらはボンディのカレーライスのあまりの美味しさに感動し、ぺこら自身はゆりねの事を
「悪魔=邪神ちゃんと結託している魔女」と認識してるのに、ゆりねにカレーライスのおかわりすら求めてしまうほど
ボンディのカレーはとてつもなく美味しいと言う事になると思います。
それにしても学生時代の私自身が食べた事があるお店がこうやって深夜アニメにも登場しているのはなんだか嬉しい
ものがありそうですね~♪
ぺこら : じゃがいも美味しいです。でも、なぜカレー屋さんでじゃがいもが出るのですか?
ゆりね : 食べるか喋るか、どっちかにしなさい
ぺこら : なぜじゃがいもが出るのですか?
ゆりね : 知らないわ・・さぁどうぞ。暑い時に食べるカレーは最高よ
ぺこら おいしい・・! もう一杯頂いてもよろしいでしょうか?
ゆりね : いいわよ。邪神ちゃんの食費から引いておくから・・
ぺこら : 天使の輪があれば奇跡を起こし、石をパンに、水をワインに変えることも出来るのですが…
ぺこら : 花園ゆりね!今回はお前に感謝せざるを得ません!だからと言って、お前と悪魔たちの駆除を
諦めたわけじゃありませんからね!
いずれ!天使の輪を見つけ出し、力を取り戻した暁には必ずお前たちを駆除します!
ゆりね : 天使の輪、早く見付かるといいわね
ぺこら : (あぁ主よ…私はどうしたら…彼女は私の隣人なのでしょうか?魔女なのに…?)
(あぁ…世界は矛盾に満ちています!)
それにしてもゆりねは優しいですね~
(クズな言動の邪神ちゃんにイラッとして壮絶な??お仕置き食らわすゆりねと同一人物には全く見えないのですけど、
それだけ邪神ちゃんの日々の言動があまりにもゲスの極みだからなのかもしれないです)
ぺこらからゆりね=魔女という認識をされていても「早く天使の輪が見つかるといいね」というゆりねは、むしろぺこらよりも
天使なのかもしれないです。
そしてこのシーンのオチは「主よ、何故じゃがいもが出たのでしょう?」というのも面白いですね~
それにしてもどうしてポンディはカレーの付け合せとしてジャガイモとバターをセットしているのでしょうか・・?

神田・神保町は昔から「古本の街」として大変名高いのですけど、靖国通り沿いに神田古書センタービルという
1階から9階まで全階全てのフロアが古書取扱店または古レコード店の取り扱いというまさに古書に特化したビルが
あねのですけど、この神田古書センタービルは、かなりマニアックな専門書・医学書・歴史書・古文書・小説や
アイドル関係や二次元関係などその取扱いの守備範囲はすさまじく広くて、
この神田古書センターを探せば欲しいと思っている本はどこかに埋もれているし、真剣に探せば見つかるのかもしれないという
雰囲気は間違いなく有していると思われますし、
邪神ちゃんを無事に魔界に帰還させる魔道書の下巻もこのビル全体をくまなく探せば見つかるのかもしれないですね~
そしてこのビルの一階にあるのがボンディなのです。
カレー好きのあいだでも数多くのボンディファンがおり、カレー激戦区・神保町におけるカレーの代名詞のような名店です。
ボンディは邪神ちゃんのアニメの第2話で登場していましたけど、アニメでは
「ボンディの入り口は神田古書センターの裏側である。本屋から入るのはダメだぞ」というナレーションが入っていたのは
なかなか配慮深いといえそうです。
ポンディというとカレーの美味しさもそうですけど、私自身もそう思っていましたし邪神ちゃんのぺこらもそのように
感じていた通り「ジャガイモを付け合せてとして提供しているカレー店」と言えます。
そしてなぜか知りませんけど、神保町付近のカレー専門店はポンディのようにジャガイモを付け合せてして出しているお店も
かなり多いそうです。
最初にジャガイモを出し始めたのはボンディとの事で、
神保町でカレーを提供する前にジャガイモを出すお店としてボンディの他に、
ペルソナ、カヴィアル、エチオピアといった名店がありますが、いずれもすべて半径200mの範囲に集中しているというのも
大変興味深いです。
さてさて、それではどうしてボンディではカレーライスにジャガイモをセットしているのでしょうか?
カレーライスの野菜の具としてはジャガイモ・人参・玉ねぎは定番だと思うのですが、
実はボンディのカレーソース自体にはそもそも論としてジャガイモが入っていないそうです。
玉ねぎと人参はミンチされてカレーのソースに入っていますが、ジャガイモは水分が出やすく、カレーが水っぽくなるので
ボンディのカレーライスにはジャガイモは外されています。
ただ、カレーからジャガイモを外すのはある意味ちょっと違うでしょ・・と言う事で付け合せとして茹でたジャガイモとバターを
添えているそうです。
そしてジャガイモはかなり腹持ちがしますのでカレーを食べた人にお腹いっぱいになってほしいという創業者の気持ちが
現在にまで受け継がれていて、
「神保町は学生も多いので、高いお金を払ってでも食べにきてくれる人にご飯を大盛りにするだけでなく、
ジャガイモを提供する事でお腹も満たして欲しい」という感じで今現在でもジャガイモとバターを提供しているそうです。

「邪神ちゃんドロップキック」は人間と悪魔のゆるい同居生活のギャグ漫画なのですけど、
前回の記事でも触れたとおり、はたまた上記のボンディでも示唆した通り、作品の中に神保町界隈のすてきなお店が
かなりたくさん出てきているのも大変印象的です。
ボンディはアニメ第2話で登場していましたけど、第3話では喫茶店の大変な名店でもありファンが大変多い「さぼうる」も
登場していました~♪
古本の街として有名な神保町で、昭和30年の創業以来愛され続ける喫茶店の一つが「さぼうる」です。
都営三田線の神保町駅から徒歩ですぐの場所にあります。
趣のある山小屋風の外観や看板、そして扉脇の赤電話が目印であったりもします。
アニメのナレーションでは「「オススメはチーズたっぷりのピザトーストだ!美味いぞ!」と紹介されていますし、
アニメにおいては、なんと・・! さぼうるのマスターも登場しています!
照明を落とし気味にした店内は、一瞬東京にいることを忘れてしまうような癒しの雰囲気に包まれていますし、
疑似山小屋体験をしている気分にもなり大変落ち着いた情緒ある雰囲気の喫茶店でもあります。
内装も大変粋ですし、店内の壁には、いつの時代に書かれたものなのか、無数の落書きが記されています。
定番メニューとして大変名高いピザトーストやミックスサンドはとてもおいしいです。
そしてドリンクとして大変名高くてファンが多いのが、グラスにたっぷりと注がれた「生イチゴジュース」です。
名物メニューとして人気を集めていますし、フレッシュないちごと細かく砕かれた氷がほどよくミックスされ、
まるでシェイクのような濃厚な味わい♡デザートとしても充分に楽しめます。
そしてこの生イチゴジュースも邪神ちゃんアニメに登場していました~♪
(邪神ちゃんは自棄飲みと称して生イチゴジュースをなんと100杯も飲んでいます!)



それではどうして邪神ちゃんがさぼうるで生イチゴジュースを100杯もヤケ飲みしていたのかというと、
またまた邪神ちゃんのゲスでクズな言動が理由でもあったりします。
ある日の事、いつものように邪神ちゃんはメデューサにお金の無心をし、メデューサが魔界の仕事で稼いだお金を
またまた貢がせます。
メデューサ : はいお金。持ってきたよ
邪神ちゃん : バカかお前こんなところで!ゆりねに聞かれるだろ!
ゆりね : もう聞こえてるけど。またメデューサにたかってるわけ?
まさか人間界に魔界銀行神保町支店という魔界の金融機関が立地しているとは思いもしませんでした~(笑)
邪神ちゃん : ち、違いますの。これは私がメデューサに貸したお金で…
ゆりね : あんたどこまでもゴミね
メデューサ : 私は別に返して貰わなくても良いんだけど…
邪神ちゃん : だよなー!金は貸したら帰って来ないもんだと思った方がいいよなー!
ゆりね : あんたが言うことじゃないでしょ ちょっとメデューサ、邪神ちゃんに甘過ぎじゃない?
これ以上クズになったらどうするの!?
邪神ちゃん : なんだメデューサ?お前ゆりねの言うこと聞くのか?何千年も一緒に居た私ではなく、
ゆりねの言うこと聞くのかぁ~?
メデューサ : え、えっと…
邪神ちゃん : この裏切り者の卑怯者め!
ゆりね : またあんたがそういう事言える資格あるの!?
メデューサ : ち、違うよ?私は邪神ちゃんが心配で…
邪神ちゃん : うそ付け!
邪神ちゃん : お前はいつもそうやって良い子ちゃんぶってる自分に酔っているだけですの!
メデューサ : 邪神ちゃんのバカ!もう…邪神ちゃんなんか知らない!人間界にも…二度と来ないんだから!
邪神ちゃん : バーカ!来んな!二度と来んなー!
(メデューサが立ち去った後、邪神ちゃんはいい過ぎてしまった・・みたいな後悔も多少はあったようですけど・・)
邪神ちゃん : メデューサは私にとって…ATMだったのに・・
ゆりね : そう来たか
それにしても邪神ちゃんのあまりにもクズなたかり体質は目に余るものがありますけど
メドゥーサの場合、邪神ちゃんからお金やモノを無心されることが幸せと言えるのかもしれないですね・・
流れからするとメドゥーサから「邪神ちゃんのバカ~!」と言われて、自分の愚かさとクズな言動に気が付き
自分自身を恥ずかしいと感じるのが一般的なのかもしれないですけど、
邪神ちゃんはあくまでクズな悪魔ですので、そうした反省や悔悟は全く無く、メデューサを自分にとって都合の良い
アッシーくんや貢くん、ATMとしか認識していないと言うのも、卑劣でゲスな邪神ちゃんそのものですね~
ゆりねが邪神ちゃんがそうした下劣でクズな言動するたびにお仕置きをするのも当然と言えそうですし、邪神ちゃんには
「同情の余地一切なし!」としか言いようがないのかもしれないです・・

メドゥーサから「邪神ちゃんのバカ―!」と言われた事はさすがに少し堪えたのか、邪神ちゃんはさぼうるにて
生イチゴジュースをヤケ飲みして、なんと! 一人で100杯も飲み干してしまいます。
邪神ちゃん : 飲まなきゃやってらんねーですの!
なにがもう人間界には来ないんだからー、ですの!だったら毎月魔界書留で送金してくれれば良いだけですの。
こっちは別にメデューサに会いたいわけじゃねーってんだーですの!
邪神ちゃん : マスター!生いちごジュースもう一杯
さぼうるのマスター : 飲み過ぎですよ、邪神ちゃんさん…
邪神ちゃん : 良いんですの!私のことなんて!いちごの過剰摂取でも身体壊したりしませんの!
さぼうるのマスター : いえ…あなたへの心配ではなくなく、他のお客様の分が無くなる心配をしてるんですよ
邪神ちゃん : え?あ…そっ
邪神ちゃん : 惨めですのぉぉ!メデューサには見放され、店員に心配もされず…!
このあたりの邪神ちゃんはいつも通りのクズそのものですね~

それでもやっぱりメドゥーサはメドゥーサなのでした~!
メデューサ : 迎えに来たよ、邪神ちゃん!
ゆりね : あんたのことが気になって…あれからすぐに戻ってきたのよ
邪神ちゃん : 戻って来てくれたのか、ATM…! じゃない・・メデューサ!
邪神ちゃん : 私が悪かった!許してくれAT…いや、メデューサ!
メデューサ : 分かってるよ、邪神ちゃん。邪神ちゃんは私がいないとダメだもの・・
邪神ちゃん : うん、うん…愛してるよメデューサ!
メデューサ : 邪神ちゃん、お腹空いたでしょ?カレー食べて帰ろ。どうしたの?
邪神ちゃん : 生いちごジュース100杯飲んで、借りたお金全部使っちゃいましたの…
メデューサ : お財布は私が出すから心配しないで良いのよ?
邪神ちゃん : 愛してる!メデューサ!
メデューサ : やっぱり邪神ちゃんは、私が居ないとダメだなぁ
ゆりね : あーあ・・、加速する~、邪神ちゃんのクズが加速する~
人間界におけるダメ女がまたまたダメ男を増長させる構図は、もしかしたら魔界でも同じなのかもしれないですね・・
でもメドゥーサはそうしたダメ女ぶりというかたかられ体質は、むしろメデューサ自体の癒しなのかもしれないですし、
この作品での一番人気がメデューサであるというのもよく分かる気がしますね~

最後に・・この作品のおける神保町界隈のお店のご紹介です。
神田すずらん通りにある和菓子屋さんの橘昌文銭堂です。
メデューサが邪神ちゃんに差し入れとして何度か持ってきたお菓子でもある「フレッシュムーン」は実はこの橘昌文銭堂さんの
お菓子でもあったりします。
フレッシュムーンはバタークリームサンドが挟まれていてとても美味しいですけど、お店の中に邪神ちゃんの事もPOPで
取り上げられていましたし、
お店側としても「アニメの中でうちの店が取り上げられていました~」と言う事で
こうしたウィンウィンの関係はすてきでな~と感じたものでした。
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アニメに取り上げられたらバッチリですね。
テレビがなくてもネットに上がったらオッケーだし。
こういう点が関東は素晴らしいと思います。