
このキャンペーンは先日の日曜をもって終了しましたが、吉野家においては6/6~6/16の期間限定でしたけど、
店内ではなくて持ち帰り用の商品は全て一律に80円引きというすてきなキャンペーンが展開されていて、
例えばですけど吉野家の牛丼並盛が通常380円なところ、このキャンペーンが適用されている期間中は
お持ち帰り用に限って一つ300円というとても魅力的な価格設定になっておりました。
こうしたキャンペーンはとてもありがたいですし、最近の当ブログ記事でも
「最近は牛丼自体脂っこいと感じ以前よりはたべなくなってきた」とか
「すき家・松屋の豚丼関連メニューが廃止になってしまい、こうした牛丼チェーン店に行くメリットがあまりなくなった」と
記してはいますけど、なんだかんだいって吉野家の牛丼は時折なのですけどなんだかやたらと無性に食べたくなる時が
ありますので、こうしたお持ち帰り80円引きという際には、ついつい足を踏み入れてしまいます。
吉野家の店内は普段は店内で食べる人がほとんどであり、こうしたお持ち帰りコーナーに並んでいる人は少ないという
傾向もあるのかもしれないですけど、今回のキャンペーン中は予想通りというのかお持ち帰りコーナーには常に
2~5人程度行列が出来ているという印象もありました。
やはり私達、庶民はなんだかんだいっても値引きとかキャンペーン中というワードに弱いと思いますし、
政府がやたら力んで「デフレ脱却」とかなんとか言っていますけど、デフレの象徴でもありそうな吉野家やミスタードーナッツ等が
こうしたキャンペーンを展開されるとついついつられそうですね~
吉野家の牛丼・つゆだくを店内で食べるべきなのかお持ち帰りのほうがいいのかについては時折ネタにされている事も
あるようですけど、私的には店内の方がいいようにも感じたりもします。
その理由として、
1.お持ち帰り用だと、ご飯をギューギューに詰め込まれて具材がご飯の上に乗っかり、さらにここに蓋が締められると
店内で食べる時のようなふわっとした食感がほとんど感じられない
2.店内だと七味唐辛子・紅ショウガはかけ放題だけど、持ち帰りの場合は、店員に七味と紅ショウガ多めと言っても
大抵の場合、小袋二つしか貰えない
3.家まで到着するまでの間に冷めてしまう
といった事が挙げられると思ったりもします。
私自身、中学・高校の頃は東北のとある田舎の片隅にいましたけど、当時はターミナル駅周辺すらにも吉野家自体店舗数は
少なく、学校の近くに吉野家が開店した際は、ちょっとした大騒ぎになったものです。
「だれそれの姉ちゃんが、吉野家でバイトしている」
「店長は自分の親せきで、頼めばおしんこ程度はサービスしてくれる」等妙な噂が飛び交ったものです・・・
(田舎というのは他人のどうでもいい話ばかり噂がいろいろと広がるというのが共通点なのかもしれないです)
大学生になって上京し、最初の一年間は大宮に住んでいたのですが、大宮駅前だけでも当時は2店舗も吉野家があり、
「やっぱり関東は違うね~」と当時は妙にありがたみも感じていたものでした。
その当時、1984年頃の吉野家の牛丼は並盛一杯400円でしたので、あれから35年近く経過しても値段が変わらないというか、
現在の牛丼並盛価格が一杯380円、そして最近のキャンペーンにおいて、持ち帰りの場合一杯300円というのは、
ある意味奇跡としか言いようがない感じなのかもしれないです。
当時銭湯は、確か230円で現在は430円という事でほぼ倍近くまで値上がりしている事を考えると、
その企業努力には本当に頭が下がる思いです。
話は変わりますが、牛丼チェーン店にはマニュアルはあるはずだと思うのですが、
店舗によってというか、人によって何か微妙に作り方・味に差があると感じるのは果たして私だけなのでしょうか・・?
たれもそうですし、牛肉自体、煮詰まったもの、固い感じがするもの、赤身ばかりの生臭い感じがするもの。
微妙なレア感が非常に素晴らしい時などその時その時、店舗によっても、作る人によっても微妙な温度差を感じてしまいます。
最後に・・吉野家というとこれは昭和育ちの方でないとわからないネタなのかもしれないですけど(汗・・)
吉野家は実は過去に一度倒産実績もあったりします。
あの当時、「牛丼一筋 八十年 ♪ やったねパパ!明日もホームランだ!」というテレビCMが盛んに流れていましたし、
当時は「早い、うまい、安い」のキャッチフレーズも印象的でもありました。
しかし結果的に創業80年前後に倒産という憂き目に見舞われ、その当時は色々な人たちによって
「やったねパパ! 明日は父さん(倒産)だ~!」というパロディーがやたらと言われていたものでした。
倒産の原因として、無理で急激過ぎた拡大戦略や膨大な無駄遣い(販管費は1977年からの1年間で27億円から80億円に激増)
が挙げられていましたけど、それ以外に大きかったのは
コスト削減として安い粉末タレへの切り替えや、輸入牛肉の供給不足もあってフリーズドライ肉を使用するなど
味の劣化による客離れの進行も倒産の大きな要因となったそうです。
結果的に吉野家はその後セゾングループが全面支援に入り、7年間ですべての弁済を完了しております、
これは会社更生法により本格的な再建を成功させた典型的な事例ともなったとも言われています。
吉野家の現況は正直、牛丼御三家店の中では最も厳しいと言われていますけど、一度倒産経験があるというのはある意味
強みなのかもしれないですし、あの時の経験をバネに、吉野家が以前のような輝きを取り戻してくれればいいなぁ~と
思ったりもします。
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当ブログでも牛丼絡みで金剛が登場しましたが、ぬくぬく先生様の記事でも牛丼が登場ですね!
牛丼300円…これは確かに魅力的ですね(^^♪リーズナブルに牛丼が楽しめるのは素晴らしい事です。最近食べていませんでしたが、記事を読んで無性に食べたくなってきました。明日の仕事弁当は牛丼かな(*^_^*)
吉野家の過去の倒産に関しては全く知らず、非常に興味深く読ませて頂きました。コストとの兼ね合いもありますが、飲食店ならやはり味はしっかりしていないと人離れしてしまいますよね。今では完全復活していますし、今後も牛丼業界の老舗として活躍して頂きたいものです(*^^*)