
東方Projectの世界においては、妖精というとチルノの人気と存在感が強いと言えそうですけど、
私としては春告精のリリーホワイトや地獄の妖精りクラウンピースも、はたまた紅魔館に雇われている妖精メイドも
大変印象的ではありますが、光の三妖精と呼ばれるサニーミルク・ルナチャイルド・スターサファイアもとっても大好きです!
東方はゲームや弾幕シューティングをメインにした世界ですし、光の三妖精が活躍するゲームは現時点では
チルノが主役の妖精大戦争のみに留まっています。
光の三妖精が大活躍する場というのは「東方三月精」という公式漫画です。
東方儚月抄・東方鈴奈庵・東方茨歌仙といった東方公式漫画は既に連載を終了していて、現在も連載が継続されている
公式漫画はこの東方三月精のみですので、この漫画は一年に4回の季節連載ではあるのですけど、
今後も光の三妖精たちのポンコツな活躍話を私たちに見させ続けて頂きたいものです。
クラウンピースは第四部連載開始と同時に東方三月精にレギュラー入りを果たし、今現在は博麗神社の縁の下に
寝泊まりしつつ昼間は光の三妖精とつるんで行動する事が大変多くなっています。
クラウンピースは第四部開始時に「色々あって、もう地獄には帰りたくないんだ」という発言をしていますけど、
あれはクラウンピースの意思で帰りたくないというのではなくて、クラウンピースの御主人の地獄の女神のヘカーティア様からの
粋なご褒美というのか、「東方紺珠伝」でのクラウンピースの働きぶりを評価したヘカーティア様が
「クラウンピースはこのまま地獄にいるよりはむしろ幻想郷にいた方が本人のためになるし、今は幻想郷の生活を
存分に楽しんでほしい」という意図があるのかもしれないです。
東方三月精なのですけど、サニーミルク、ルナチャイルド、スターサファイアの光の三妖精が、
博麗神社で悪戯したり、珍しいものを探しに出かけたり、好奇心の赴くまま幻想郷内を散策しちょっとした冒険を
楽しむというあってないようなゆるいストーリー性がとても面白いと思います。
たまにですけど、小野塚小町の話のように、お地蔵さんを巡る因果応報の世界を
魔理沙の落とし穴叩き落しというメインイベントに花を添えるような形で提示したりと、
それなりの深さを感じさせる場面もあったりもします。
申し遅れましたけど、冒頭のとってもかわいいイラストは、
dream fantasyのアミグリさんが初めて描かれたという光の三妖精の一角のスターサファイアです。
このスターサファイアについては、後ほど改めて触れさせて頂きたいと思います。
私自身、実を言うと光の三妖精を初めて知ったのは、東方三月精という公式漫画ではなくて、
「東方求聞史紀」という公式書籍であったりもします。
この東方求聞史紀と東方求聞口授というのは数多き東方キャラの紹介と設定資料ともいえる書籍なのですけど、
東方求聞史紀における光の三妖精紹介記事においては、特にあの挿絵の雰囲気を見た限りにおいては、
スターサファイアが懐疑的・クールみたいな印象を持ってしまい、
ルナチャイルドがサニーミルクと共に色々とノリノリでやんちゃなイタズラばかり仕掛けていくようにも感じられます。
今現在の私の光の三妖精の捉え方は、言うまでもなくポンコツだけど明るくノリがいいサニーミルクに
要領よく相乗りする形で一緒になってノリノリで楽しそうにつるむのがスターサファイアで、
そんな二人を横目に幾分懐疑的に冷静に物事を見ているのがルナチャイルドという感じなのですけど、
東方求聞史紀の捉え方はルナチャイルドとスターサファイアのキャラ設定が逆になっているようにすら感じたものでした。
そうした訳で最初に比良坂先生版の東方三月精を読んだ際には、
「スターサファイアってこんなノリがいいキャラだったっけ?」と最初の頃は感じてしまい、
ルナチャイルドとスターサファイアの二人は、私の中では今一つよく分からないキャラという印象を受けていた時期もありました。
スターサファイアは、とってもノリがいい妖精だと思います。
サニーミルクの「こんないたずらどう?」という提案に対して、毎回ノリノリに真っ先に反応するのは
大抵の場合スターサファイアであったりもします。
(見た目の雰囲気が真面目でおとなしそうな印象も与えていますので、スターサファイアのノリの良さと外見のギャップ
というのもスターの一つの持ち味なのかもしれないです。)
そしてイタズラが露見し真っ先に逃亡を図る要領の良さと逃げ足のよさを持っているのもスターサファイアです。
光の三妖精は、いつもは三人一緒に行動する事が殆どなのですけど、スターサファイアにおいては、
沢を探索するときは一人でこっそり遊んでいたり、霊夢の瓶を盗むときは自分だけは持たなかったりなど、
意外としたたかな面ものぞかせています。
霊夢の博麗神社内に忍び込み、酒瓶があるのを発見し、それを3人でコソ泥する際に、
(万一、霊夢に発見されてしまった時のリスクの高さをちゃんと事前に考えている辺りはスターの計算力の高さや
危険リスクに対しての現実対応策をちゃんと認識している頭のよさを感じたりもします)
唯一瓶を手にしていなかったのは当然スターサファイアであったりもします。
対照的に大抵転んで逃げ遅れてとばっちりを食らうのはルナチャイルドというのも東方三月精の一つのお約束と
いえるのかもしれないです。
スターサファイアは一度ルナチャイルドに対して、
「それは違うのよ、ルナ。私達はルナを信頼しているから置いていくのよ」とか何とか言っていましたけど
スターサファイアの見た目が(サニーミルクと違って)いかにも賢いみたいな雰囲気も有していて、3人の中では
もしかしたらいっちば~ん!知的とすらと言えるのかもしれないです。
魔理沙が仕掛けたイタズラにひっかからない(ひっかっかったフリをして他の二人を怖がらせる)など、
光の三妖精の中でもひときわ機転が利くという点もスターの頭の良さを示唆しているのかもしれないです。
そしてスターサファイアの魅力的な点として挙げたいのは意外と家庭的である点なのかもしれないです。
三月精の中では、よくスターサファイアが調理をして、テーブルに食事を運んできているシーンが見られますけど
光の三妖精の中ではスターが一番お嫁さんタイプと感じてしまいそうです。
スターサファイアの外見の特徴は、冒頭のアミグリさんの描かれた素晴らしいスターを見れば一目瞭然な通り、
あの黒髪ロングの美しさと前髪ぱっつんと青と白をペースにした衣裳です。
前述の通り、スターは光の三妖精のお料理担当ともいえるのですけど、よく料理をする際にエプロン姿になったり、
夏服が半袖でリボンとウエスト・エプロン同時装備のハイブリットだったり、
探検の際はスカートの裾が短くなるなど結構バリエーション豊かになっていたりもします。
そのほかにもメイド服や和服を着ることもあるので、東方のキャラクターの中で一番服の種類が多いキャラクターなのかも
しれないです。
ちなみにアミグリさんが描かれたスターが半袖なのは、描かれた時期が初夏という事で夏向けのスターサファイアを
意識されたとの事です。
スターサファイアの能力は「動く物の気配を探る程度の能力」という事で要はレーダー探知能力とも言えそうですし、
換言すると危険探知能力は圧倒的に優れていると思います。
ただその能力は、自分自身とサニーミルクのために使う事はあってもルナチャイルドに対しては、むしろルナを囮的に
見ている点も要領のいいスターらしい話なのかもしれないです。
例えば、天候が悪くなりつつある際にルナを避雷針代わりにし難を逃れたり、いたずら中後ろから来た魔理沙にいち早く気がつきルナを囮に一人逃亡に成功したり、そのしたたかさは三月精の連載開始当初も今現在も変りがないですね~
スターの能力は対象先が今どこにいるのかを探知できる能力という事なのですけど
迷いの竹林の中でてゐを探しているうどんげちゃんに対して、サニーミルクは「そんなの私たちの能力にお任せあれ!」
みたいな事を言っていましたけど、その際のスターサファイアの「私たちのというよりは、私の能力だけで十分だけどね!」と
したり顔というかドヤ顔で言うスターサファイアはとてもかわいらくして素晴らしかったです。
サニーミルクの「光を屈折させることで自分たちの姿を消してしまう」という能力が通用しなかったのは、
うどんげちゃんの他に小野塚小町やゆかりんもいました。
私的には、スターサファイアの能力でこいしちゃんが今現在いる場所を探査する事が可能かどうかは大変興味深いです。
スターサファイアは、他の二人の光の三妖精と同様に大のイタズラ好きなのですけど、
時々包丁や爆薬などを使った危険なイタズラをしかけており、 特に雪玉に爆弾を仕込んだイタズラ意外にもは霊夢にも通用し、
霊夢に与えた肉体的ダメージとしては綿月依姫に次ぐと言われていたりもします。
綿月依姫は東方全キャラの中でもしかしたら唯一霊夢を無条件降伏させた圧倒的に強いキャラとしても名高いですので、
それに次いで霊夢にダメージを与えてしまうとは、スターの潜在的能力の高さを示唆しているのかもしれないですけど、
当然ながらスターはゆかりんの前では全く歯が立たず、ルナと一緒にゆかりんに叩きのめされていたのは、
当たり前としかいいようがないのかもしれないです。
光の三妖精に限らず、東方のキャラはみんながみんなとってもかわいくて魅力的なのですけど
光の三妖精は、元々の能力が他の妖怪に比べて脆弱というせいもあるのですけど、その分
頭をなでなでしてあげたいような可憐さ・かわいらしさは東方キャラの中でも群を抜いていると思います。
そして特にスターサファイアのあのさらさらの腰まである黒髪でぱっつんヘアー・黒い瞳・大きな青いリボンは、
大変魅力的だと思います。
一部で既に囁かれているのですけど、スターサファイアのあの雰囲気は、どことなく永遠亭の輝夜に似ている感じもあります。
というか、あの二人は親子というよりは姉妹みたいな雰囲気もありそうですし、黒髪ロングがお似合いな二人とも
いえそうです。

それでは改めて冒頭の
dream fantasyのアミグリさんが
描かれたスターサファイアを皆様にお披露目させて頂きたいと思います。
東方三月精関連というと、アミグリさんは2012年7月にルナチャイルドを描かれているのですけど、描かれた当時は
アミグリさんの淡い作風全盛の時代でしたので、ルナはどちらかというとファンタジー感をより強く感じさせてくれていますが、
今回描かれたスターサファイアは現在のアミグリさんのキラキラ豪華仕様が全面に溢れ出た
とても華やかでかわいいスターだと思います。
文句なくかわいい妖精・スターサファイアだと思いますし、見た瞬間に「これはかわいい!」と直感したものですし
このスターがアミグリさんにとっては初描きで三月精キャラを描かれるのも実に7年振りとは思えない完成度の高さを
誇っていると感じられます。
そしてこの7年振りという時間の経過は、アミグリさんの絵師としての進化と成長を見事に物語っていると思います。
スターのこの流れるように美しい黒髪ロングも前髪ぱっつんも、背景のお星さまのキラキラ仕様も圧巻の仕上がりだと
思います。
霊夢の髪のリボンを彷彿とさせる髪のリボンの大きさの強調や衣裳の青と白の色彩的対比もそうですし、
まるで妖精メイドさんみたいな白エプロンのチャーミングさとかスカートや袖のフリルのきめ細かさとか
スターの生足のかわいらしさや背中の羽根のバランス感覚などなど、とても初描きキャラとは思えないですし、
改めて「スターサファイアは幻想郷内のすてきな妖精ちゃんなんだ!」と改めて強く認識させられたものです。
ちょっとふっくらとしたお顔の輪郭は健康的で生命感溢れる妖精の力強さを
感じさせていると思いますし、背中の羽根がチルノの氷の羽根とはひと味違うようにも感じられたりもします。
先月の当ブログの三月精記事の中に、松倉ねむ先生版と比良川先生版の現在の三月精との違いをテーマに
させて頂きましたけど、その中でも触れている通り、スターだけは両先生とも大体描き方が似ているというのは
大変興味深いものもあったりしますけど、アミグリさんの描かれるスターは、
そのどちらでもないというのか、このスターはアミグリワールドとしてのアミグリさんのスターなのだと思いますし、
アミグリさんの個性が十分すぎるほど伝わってきていると思います。
上記のアミグリさんが描かれたスターサファイアは、スターの絵師様であるアミグリさんに
帰するものであり、当ブログにおける転載とご紹介は事前に全てアミグリさんからご了解を頂いたものであり、
アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。
アミグリさん、本当にいつもすてきなイラストの転載を快諾して頂きありがとうございます!!
皆様の中で「こんなにもかわいいスターサファイアを描かれる方のブログってどんなもんなのだろう? 」などと
興味がある方は、 是非是非アミグリさんのブログ
dream fantasy を ご覧になって頂きたいと思いますし、 宜しければ、当ブログだけではなくて、
是非アミグリさんの本家本元のブログ
dream fantasy に一度お越しして頂けると アミグリさんのブログをご紹介させて頂いている私もとってもとっても嬉しいです!
アミグリさんが定期的に作品を投稿され続けている →
アミグリさんのpixiv にも是非一度足を運んで頂ければ幸いです!
→
アミグリさんのpixiv
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ですね~!
妖精というと精霊みたいな感じもありますし、どちらかというと天使みたいな印象もあるのですけど、こういうイタズラばかりする妖精もとってもかわいらしいと思います。
スターの黒髪ロング・背中の透明な羽・前髪ぱっつんもとてもよくお似合いですし、先日のリリーとピンクの透明感あふれる羽とは
違う趣があるのが巧いと思いました。