悠 : 美沙や潤とは仲良くしてたじゃーん!私だけ冷たくされるの納得いかなーい!
大澤悠の上記のセリフは原作漫画版でもアニメ版でも登場していましたけど、確かに悠は毎回毎回
「小泉さ~ん! 一緒にラーメン食べにいこっ!」とお誘いしているのですけど、ほぼ毎回判で押したように
「お断りします」ときっぱり言われているのに、
「やった~! 小泉さんと会話ができた~!」ととてつもなく前向きでポジティブな大澤悠の発想は私も見習う必要が
あるのかもしれないですね。

悠のクラスメイトの美沙と潤はなんだかんだいって小泉さんとは結構普通に会話していますし、ひょんな偶然が色々と
重なり小泉さんと二人でラーメンを食べに行ったりすることも多々あったりして
悠から「いつの間に私の知らない間に小泉さんと仲良くなっているの~!?」と焼きもちを妬かれる事もあるのも
面白い話ではありますね。
美沙 : 小泉なんてあんな四六時中ラーメンのことしか考えてない奴じゃん!
潤 : そう言えば私もラーメンのことしか話したことないかなー~
そういう美沙と潤なのですけど、各自が小泉さんとラーメンを食べに行ったりメールアドレス交換をしている時には、
たいてい悠が背後にいたりするのも楽しいものがあったりもします。
「なのに…なんで!? 二人して!私はこんなに誘っても断れるのに!なんで美沙も潤も小泉さんと仲良くラーメン食べてるのぉぉ…!ずるい!ずるい!ずるいずるいずーるーいー!」と
悠が二人に恨みがちに愚痴るのもなんだか少し気の毒な感じもありそうですね~


無愛想で無口で他人とのコミュニケーションをほとんど取らない美少女JK転校生の
小泉さんと親しくなるためには、大澤悠のようにストーカーの如く積極果敢に話しかけるのはあまり宜しくないみたいで、
むしろ美沙や潤のように一歩引いたところからさりげなく接していった方がいいのかもしれないですね~
小泉さんと美沙は激辛ラーメンで打ち解けられ、小泉さんと潤はパパパパパインですっかり打ち解け
それを見ていた大澤悠が「美沙や潤とは仲良くしてたじゃーん!私だけ冷たくされるの納得いかなーい!」という
悠の言い分も大変よくわかるのですけど、
小泉さんに対しては、こちら側から積極的に関わっていくアプローチよりは、
ラーメンに関して何かわからないことがあった時に「ねえねえ、小泉さん、この点はどうなの~?」とさり気なく聞いた方が
いいのかもしれないですし、
そうした質問をされると小泉さんも内心では嬉しくなってしまい、アニメ本編でも原作漫画でも
小泉さんのラーメン愛が溢れだし、ラーメンに関する薀蓄話が炸裂していたシーンは何度もありましたよね~(笑)
美沙や潤とは仲良くしてたじゃーん!私だけ冷たくされるの納得いかなーい!というシーンにおいて
アニメ版では悠は普通にさりげなく両手を左右に広げて小泉さんに抗議するという感じでもあったのですけど、
「ラーメン大好き 小泉さん」は、アニメ版と原作漫画版においては微妙な違いがあったりもしていて、
漫画版の方がどちらかというと悠の小泉さんに対するストーカー振りをコミカルに描いていて、
原作漫画版においては、悠は公道のど真ん中にて、まるで小さい駄々っ子が母親に対して
「このおもちゃ欲しい~! 買って買って~!!」と
仰向けでジタバタしているかのように小泉さんに対して駄々っ子の如くジタバタして見せていたのは
とっても面白かったと思いますし、
それを冷たい視線で自分の世界に入っている小泉さんがとてもシュールでもありました。
それでも大澤悠は決して諦めたりはしないのが凄いというのか、小泉さん曰く「私に対するつきまとい行為」みたいに
なってしまうのかもしれないですね。
悠 : 小泉さんの好きなお店で良いから連れてってぇぇぇ…!
小泉さん : 店に現地集合、現地解散で良ければ・・
悠 : マジで!?
そして翌日悠は小泉さんと一緒にラーメンを食べに行くことになります。
悠としては「一緒にラーメン店に入ってしまえばこっちのもの! あとは店内で小泉さんと店内で仲良くお喋りして
打ち解ければいいよねぇ~」みたいな思惑もあったのかもしれないですけど、
そんな悠の目論見なんて簡単に打破してしまうのが小泉さんのすきてなラーメン愛であり、ラーメンに対する知識の
深さなのだと思います。

大澤悠は、小泉さんと一緒にラーメンを食べに行く=同じテーブルに着座するとか隣のカウンター同士で相席し、
その際に小泉さんと楽しい時を過ごせればいいのに・・と思っていたのかもしれないですけど、
そうは問屋が卸さないのが小泉さんなのでした~!
この時小泉さんと悠が入ったラーメン店はとんこつラーメン店なのですけど、この店はちょっと中の構造が特殊と言うのか、
普通のテーブルやカウンター席が無く、一人用の個別のカウンターが一人ずつ仕切られていて、
ラーメンを食べる際には誰とも話す事も無く一人黙々とラーメンを食べる事だけに集中できるというお店でもあったのです。
そして代金は事前に食券を購入し、一人カウンターの前にも仕切り板があり、その仕切り板に両手が入る程度の
スペースが設けられていて、店員はこのスペースから食券やお好み票を受け取ったり、ラーメンを提供していますので、
お客さんも店員とすら顔を合わせることなく黙々とラーメンを食べる事だけに専念が出来るというシステムなのです。
だから悠は小泉さんと会話をしたくても会話のしようがありませんし、アニメタイトルが「味集中カウンター」と
なっていたのも「なるほどね~」と感じさせるものがあると思います。
小泉さんにとっては味集中とも言えますし、同時に悠排除のお店として最初から企んでいたと言えるのだと思います。
うーーむ、なんて不憫な大澤悠!と言いたいところですけど、普段の小泉さんに対するすてきなストーカー振りから
見ると、小泉さんのこの悪知恵はすてきなものがあるのかもしれないですね。
そして現代の「個の時代」を象徴するようなラーメン店とも言えるのかもしれないです。
悠 : (個人スペース!? 自習室みたいなことに…)
悠 : (小泉さん…遠っ!)
悠 : 強制ぼっち席…
悠 : (あーあ…これじゃあ何の為に来たのかわかんないよ)
悠はこのとんこつラーメンのおいしさに感激し、「一人っきりのラーメン…最初はちょっと寂しく感じたけど、ラーメンって、
一人で食べても…悪くないじゃん!)と頭を過っていたりもします。
だけど最終的にはラーメンを食べた後はあっさり現地解散となり、
(結局、ぜんぜん話せなかった…ラーメン美味しかったけど)と涙目になってしまうのはちょっとさすがに気の毒な感じでも
ありましたけど、
翌日には「小泉さーん! 一緒にどこかいこ!」とお誘いし、いつものように「お断りします」と言われても全然めげない
あのポジティブさには感動すら受けてしまいそうですね~


アニメ版でも原作漫画版でも欄外的エピソードとして、
小泉さん : ちなみにあの仕切りは可動式です
悠 小泉さん!次は絶対隣同士で座ろう!
小泉さん : お断りします
そういった話がありましたけど、小泉さんは全て分かっていてやっているのですよね~(笑)

最後に・・上記のお店はとんこつラーメンでしたけど、最近食べたカップ麺に「塩とんこつ」というサッポロ一番の
定番インスタント麺のシリーズの一つの味がありましたけど、この塩とんこつが少しばかり面白い味で
実は結構印象に残っていたりもします。
「塩とんこつ」となっていますけど、とんこつさはあまり感じさせないあっさりとした味なのだけど、
その旨みがぎゅぎゅっと濃縮されている辺りは「さすが定番の老舗インスタント麺の伝統!」と感じてしまいました。

サッポロ一番の塩ラーメンのカップ麺にはフリーズドライの野菜がたっぷり入っていますけど、
この「塩とんこつ」のフリーズドライの野菜はさすがの食感で、野菜の量もインスタントとは到底思えないものが
あると思います。
具はチンゲン菜、キャベツ、白菜、コーン、ニンジンの5種の野菜を彩りよく組み合わされていて、
その辺の普通のカップ麺のカサカサした乾燥野菜とは風味が全然違う!という印象ですね!

全体的には比較的あっさりとした塩とんこつですね!
とんこつの旨味はさっぱりとしているものの隠し味に魚介系の旨味を含んでいて、
豚と魚の調和的なマイルドさを感じさせてくれます。
スープは全体的にトロっとした粘りもあります。
本格的なとんこつスープではなく、複合的な味の中でとんこつは実はその一つに過ぎないという感じもあり、
本場の強烈なとんこつ臭を期待している人には物足りないのかもしれないです。
とんこつスープであることはそれほど意識できませんけど、香ばしい野菜の風味がほどよく感じられ、
サッポロ一番らしいやさしい味ながら複合的な要素のバランスがよく取れているスープとなっているのが
大変印象的な塩とんこつでありました。
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一蘭は食べることに集中できるから、よく行きました。
最近は3か月に1回くらいですねぇ。
シートに自分好みの味に◯を入れるだけでオッケー。
小泉さんは、そこを狙ったのかもしれません。