吸血鬼=ヴァンパイアというと一般的には恐怖・おっかない・遭遇したくないといった畏敬みたいなイメージも
あるのかとは思うのですけど、私自身吸血鬼というと子供の頃に最初に触れた作品というと
楳図先生の怪談漫画だったと思います。
楳図かずお先生が1970年代に連載され単行本化もされた「のろいの館」という漫画の中に
「怪談」という短編も収録されているのですけど、この怪談は、
雪山で遭難した人々が眠らないように一人ずつ自分が体験した怖い話をしていくというオーソドックスな話なのですけど、
この中でのラストのオチで大きな役割を果たすのは「雪女」でした!
各人が話した怪談というのも結構怖いものがあり、
鬼の面をかぶって食物を奪っていた老婆が鬼に変化する話や柳の精に憑り殺される男の話も印象的でしたけども、
上記のラストのオチというのが、娘を連れた父親が、絶対に話さぬよう言われた「人食い雪女」について語りだし
その話が終わった頃に外はそれまでの雪もやみ朝日が差し込んできて「やれやれ、これで助かった・・」みたいな雰囲気の中、
その絶対に話すな!と厳命されていた人食い雪女の正体は、実はその父親が手塩にかけて育てていた娘そのものであった
というものでした。
その怪談の一つとして、吸血鬼に囚われ、血を吸われて干からびていく夢を毎夜見る少女の話が収録されていましたけど、
吸血鬼に毎晩血を吸われ段々とやつれていき最後には絶命していくその少女の顔の表情があまりにも怖ろしく感じた事もあり、
その影響もあってか吸血鬼=こわい存在というイメージが私の中で構築されていったような印象もあります。
そうした私の吸血鬼=怖いを打破してくれた作品の一つが「ロザリオとバンパイア」の美少女ヒロインの赤夜萌香だと
思いますし、「物語シリーズ」の忍野忍(キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード)という幼女と
東方シリーズのレミリア様とフランちゃんという吸血鬼姉妹だったと思います。
そして最近では別に本人は吸血鬼という種族ではないのですけど、アズールレーンの駆逐艦娘のヴァンパイアも
自身のことを「吸血鬼」と呼んでいたりもします。
見た目は銀髪の幼げな少女ですけど、飲酒できる年齢でありワインを愛好したりもします。
実はあの見た目のロリっぽい雰囲気は「年を取らない」という吸血鬼の特性なのかもしれないですね~
更に言うと最近では昨年の秋アニメの「となりの吸血鬼さん」のメインヒロインのソフィーちゃんとエリーの
あのお人形さんみたいなかわいらしさを見せ付けられると「吸血鬼の少女もいいのかも~」とすら感じてしまいそうです!(汗)
そんな訳で最近は「吸血鬼」というと年を取らない=永遠のロリ美少女みたいな印象すら感じてしまう
今日この頃でもあったりもします。
さてさて本記事においては、本来は畏敬の対象のはずの吸血鬼さんをモチーフにしたフィギュアを2つほど
簡単に取り上げさせて頂き、
そのうちの一つはそうした幼女的なかわいらしさを全面に出したフィギュアであり、もう一つは
「やはり吸血鬼というものは不気味だし怖いよね~」と改めて感じさせてくれる堂々とした恐怖の具現化させた作品であり、
対照的なフィギュアの違いを味わって頂ければ幸いです。
そして最後に「
dream fantasy」のアミグリさんが
描かれた二人のヴァンパイアのイラストをご覧頂きたいと思います。

昨年の年末近い頃に大宮のゲーマーズの店内を何気なく覗いていたら、店内のポスターに
「アズルレーンのヴァンパイアの待望のフィギュア化が実現! 現在予約受付中」という案内が掲示されていて、
私自身も「アズレンも大分フィギュア化が進展しつつあるね~」と実感したものでした。
アズールレーンのグッズは最近ではガチャポンでも頻繁に見かけたりもします。
ポスターのヴァンパイアを見た感じとしては。
口元に指を添わせ見ている人を挑発しているかのような姿で立体化されたヴァンパイアが大変魅力的に感じました。
身体をS字に反らして振り返るポージングと、背中や太ももの柔らかそうな肉感表現が魅惑的な雰囲気を
存分に醸し出していると感じたものでした!
このヴァンパイアフィギュアの商品概要は下記の通りです。
商品名 : アズールレーン ヴァンパイアフィギュア
•ABS&PVC製塗装済み完成品
•1/7スケール
•全高:22センチ
•原型:いまい+けんぞー(モワノー)
•彩色:えこし
•発売元:アルター
•価格:未定
•発売日:未定
ヴァンパイアとはロイヤル陣営に所属する駆逐艦ヴァンパイアの事です。
上記で書いた通り口元に指を添わせ、舌を出して微笑む姿が小悪魔感たっぷりの出来映えだと思います。
体をS字に反らして振り返ったポージングと大胆に露出した背中や太ももの柔らかそうな肉感表現が
魅力的な雰囲気を醸し出しています。
特徴的なツインテールも丁寧に造形されふわりと広がり躍動感を演出していて、
スレンダーな体型を覆う衣装や装備パーツもしっかり再現され、
ソックスの透け感やメタリック塗装等の彩色表現も相まって情報量あふれる仕上がりとなっていると思います。
現時点では正式な発売日や発売価格が未定と言うのがちょっと怖い感じですけど、正式に発売されたら
間違いなく「欲しいな~!」と感じさせるものはあると思います。

続きましてキューズQから2016年に発売済の東方のカリスマ吸血鬼のレミリア様のフィギュアです!
いやいや、この迫力は圧巻だと思います!
これこそが「レミリアおぜうさまのカリスマ!!」なのだと思います!
このレミリア様は、「東方Project」二次創作ゲーム「紅魔城伝説」から、華麗にデザインアレンジを施された作品です。
それ故、他のレミリア様のフィギュア作品とは明らかに雰囲気が異なるように感じられます。
晩杯あきら氏による優雅なデザインの魅力最大限引き出し、大変巧みに立体化の表現が実現しています。
4枚羽・グングニルの迫力等によりレミリア様のカリスマが最大限の魅力として溢れていると思います。
このキューズQのレミリア様の商品概要は下記の通りです。
商品名……レミリア・スカーレット[紅魔城伝説版]
原型製作……Noin
彩色製作……ei
キャラクターデザイン……晩杯あきら
スケール……1/8スケール(全高:頭頂約18cm、羽先約24cm)
発売時期……2016年10月
仕様……PVC製塗装済み完成品(一部ABS)
標準小売価格……16,500円(+税)
それにしてもまさに「圧巻!!」ですね!!
フィギュア本体はそれほど大きくはないのですけど、
ひらめいたドレスや大きな翼、巨大なグングニル(レミリア様の武器、槍です!)によって
ぱっと見の印象は、「でかい・・」とか「すごい迫力がある」とか「このボリューム感が凄い!!」という印象の方が
大変強いです。
他のフィギュアのレミリア様ですと「かわいい~」みたいな雰囲気になってしまうのですけど、
このレミリア様のお顔は、ちょっとマジで怖いです!
まさに「怒りのレミリア様!」という感じなのですけど、考えてみるとレミリア様は元々がおっかない吸血鬼
なのですから、このくらいの恐怖感は最初からない方がおかしいといつてもいいのかもしれないですね。
逆に言うと、今までのレミリア様が少しばかりゆるく作られすぎていて、
なんとなくですけど「カリスマブレイク」の方ばかり強調されすぎていたようにも感じてしまいます。
そうした意味において、恐怖の吸血鬼らしいレミリア様のフィギュアが登場した事の意義は大きいとも
言えると思います。
「キューズQさま! よくやった、よくやった!!」と称賛したい気持ちで一杯ですね!
衣装の各部に付いている細かくうねるスカートや、チェーンや首元の宝石などの小物や
腕のレースなども緻密に造形されていて、
どのアングルから見てもため息をつかざるを得ない見応え抜群の仕上がりとなっています。
まさに圧巻の仕上がりとしか言いようがない完成度を誇っていると思えます。

さてさて、ここから先は既に恒例になっているのかもしれないのですけど、
当ブログが本当にいつも大変お世話になっている
dream fantasy の管理人様のアミグリさんが過去に描かれたイラストのご紹介コーナーです。
上記の作品はアミグリさんが2018年1月に描かれたロイヤル陣営からヴァンパイアです!
元ネタは言うまでもなく、イギリス海軍の駆逐艦「ヴァンパイア」を擬人化したものです。
艦これの艦装ってセーラー服・ブレザー・巫女さん衣装・着物と言った和をイメージしている傾向が強いのですけど、
アズールレーンのユニオン・ロイヤル陣営は欧米をベースにしているせいなのか、
艦装がメイド服・ゴスロリっぼいのが多いのが一つの特徴でもありますし、そうした意味ではメイド服やゴスロリが大好物の
アミグリさんにとっても「腕の見せ所」と言えるのかもしれないですね!
アミグリさんが描かれたヴァンパイアも赤い目・黒を基調としたゴスロリ風コスチューム・長い銀髪・背中の羽といった
ヴァンパイアの特徴を見事に表現されているのですけど、そりゃーそうですよね! (笑)
だってここにはアミグリさんの大好物要素が全員集合!!みたいな感じで揃っていますから、
アミグリさんが描かれるこのヴァンパイアにハズレというものは絶対に存在しないと断言したっていいです!! (笑)
そしてこの生足もとても美しいと思います!
背景に吸血鬼をイメージさせるコウモリもしっかり入り込んでいるのは巧いですね!
ヴァンパイア自身、東方のスカーレット姉妹のようにかなり謎めいた要素があるのもすてきだと思いますし、
明らかに幼い雰囲気なのに飲酒できるご年齢と言うギャップが凄いと思うのですけど、
アミグリさんが描かれるこのヴァンパイアはエレバス同様初描きとは思えないほど手慣れている様な感じがあり、
この紅い目・背中の謎の羽・ゴスロリみたいな衣装・色っぽい雰囲気の黒の衣装に生足とか、ミステリアスさとかわいらしさが
絶妙に融合したすてきな作品だと思います!

続きましてアミグリさんが2016年11月に描かれた「頬を赤らめたレミリア様」です。
改めてですけど、紅魔館の絶対的なご主人でもありわがままおぜうさまのレミリア様についてごく簡単に概要を記しますと、
レミリア様は、紅魔館の主で、500年以上の歳月を生きてきた吸血鬼の少女です。
レミリア様は、 吸血鬼としては極めて少食で、人間から多量の血が吸えないとの事で、
吸い切れない血液をこぼして服を真っ赤に染めるため「スカーレットデビル(紅い悪魔)」と呼ばれています。
西洋の吸血鬼というと「ドラキュラ」を連想するようにとてつもなく「怖い」とか「恐怖のどん底」というイメージが強いのですけど、
レミリア様の場合、見かけが大変幼くてかわいらしい雰囲気を有していますので、その元ネタの「伝説としての吸血鬼」との
ギャップが楽しいものがあります! (笑・・)
そうした意味においては上記のフィギュアのレミリア様は、紅い悪魔としての畏敬の吸血鬼そのものであり、
東方における普段のちびっこかわいいとすら感じさせるレミリア様との違いは十分感じさせるものがあると思います。
あのフィギュアのレミリア様は、何かの機会で怒りが頂点に達した時しか紅魔館が本当にやばい時に
本来の畏敬としての紅い悪魔にチェンジした際の真の姿と言えるのかもしれないです!
さてさて、上記のアミグリさんが描かれたレミリア様はとっても可愛いですね!
(フィギュアとの違いはとてつもなく面白いですけど、それがレミリア様の魅力ともいえそうですね~)
どうしてレミリア様は照れているというのか誰に対して頬を赤らめているのでしょうか・・?
私の脳内妄想としては、妹のフランちゃんからレミリア様のお誕生日の時に
「おねえさま、だ~いすきっ!」みたいなサプライズ的なお手紙を貰ったとか、はたまた自らの従者でもある咲夜さんから
「私は主従の枠を超越して、あなた様をお慕い申し上げたいと思います。レミリアお嬢様! 私はあなたが大好きです!」と
まさかの愛の告白(!?)を受けてしまって
思わず頬を紅く染められてしまった・・という解釈を取りたいですね!
それとも案外・・・咲夜さんから思いがけずに「私はも――、お嬢様のわがままには付きあいきれません!
ここに紅魔館のメイド長の職を辞させて頂き、私はあなた様から解放されたいと思います!
長い間お世話になりました!」みたいな辞表を叩きつけ、困惑のあまりこうした表情を思わずしてしまったみたいな解釈も
ありなのかもしれないですね。
上記のアミグリさんが描かれたアズールレーンのヴァンパイアとレミリア様のイラストの権利は
全て上記作品の絵師様であるアミグリさんに帰するものであり、
当ブログにおける転載とご紹介は事前に全てアミグリさんからご了解を頂いたものであり、
アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。
アミグリさん、本当にいつも素晴らしいイラストの転載を快諾して頂きありがとうございます!!
皆様の中で「こんなに見事なヴァンパイアを描く人のブログってどんなもんなのだろ・・? 」などと興味がある方は、
是非是非アミグリさんのブログ
dream fantasy を
ご覧になって頂きたいと思いますし、宜しければ、当ブログだけではなくて、
是非アミグリさんの本家本元のブログ
dream fantasy に一度お越しして頂けると
アミグリさんのブログをご紹介させて頂いている私もとってもとっても嬉しいです!
アミグリさんが定期的に作品を投稿され続けている →
アミグリさんのpixiv にも是非一度足を運んで頂ければ幸いです!
→
アミグリさんのpixivそれでは本記事を最後まで読んで頂きありがとうございました!
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ヴァンパイアといえば、エンドウ沖海戦。
川内を旗艦とした第三水雷戦隊と対決しました。
3か月後のセイロン沖海戦で二航戦と五航戦の爆撃により撃沈。
ピンポイントボンバーで命中率が86から88パーセント。
なにかと因縁のあるヴァンパイアですね。
レミリアのフィギュアもイイですねぇ。
「ホークスを血祭りにしてやる!」って叫んでる感じ。
ついでに火祭りにされること大です。