東方Projectのキャラの皆様はほぼ全員が何かしらの能力を持っており、
公式のキャラ設定文においてそれらの能力が「~する程度の能力」と表記されるのが東方の大きな特色の一つだと
思います。
「程度の能力」と聞くとあまり大したことがないように感じる方もいらっしゃるのかと思うのですけど、
いやいやそれは実は全然違うのですよ!
レミリア様やゆかりん=八雲紫・ゆゆ様・ヘカーティア様などのように解釈によっては非常に強力な能力もあり、
とてもじゃないけど「程度の能力」とか「それっぽっちの能力」とは全く言えないどころか、超人的な能力ばかりという
印象が極めて強いですね!
中には例えばリリー・ホワイトのように「春が来た事を伝える程度の能力」とか
多々良小傘のような「人間を驚かせる程度の能力」みたいに何となくくすっ・・としてしまうような他愛も無い能力も
あるかと思えば、
例えば、レミリア様の「運命を操る程度の能力」とかヘカーティア様の「三つの身体を持つ程度の能力」とか
ゆゆ様の「死を操る程度の能力」とかフランちゃんの「ありとあらゆるものを破壊する程度能力」とか
お空の「核融合を操る程度の能力」とかサグメの「口に出すと事態を逆転させる程度の能力」などは
とてつもなく強力な能力というのかあんまり敵に廻したくないような能力と言えるのかもしれないですね。
中には、ドレミー・スイートのような「夢を喰い、夢を創る程度の能力」 とか寅丸星の「財宝が集まる程度の能力」とか
てゐの「人間を幸運にする程度の能力」とか早苗さんの「奇跡を起こせる程度の能力」などは
逆に是非是非お友達になりたい!と思わせる能力と言えるのかもしれないです。
アリスの能力は「人形を操る程度の能力」ということで、人によっては「なんだ・・単なるお人形遊び程度の能力か・・」と誤解
される方もいるのかもしれないですけど、実際のアリスの能力は複数の人形を同時に操るばかりではなくて、
人形一体一体すべてが対象者を一斉に攻撃することも問題なくできますし、その人形の中にはたとえば
大江戸爆薬からくり人形のように自動で前方にトコトコ歩き、相手と軸が合った瞬間に爆発する危険極まりないものも
ありますので、要はアリスをなめてかかるとエライ目に遭ってしまうということなのです。
霊夢の能力は「空を飛ぶ程度の能力」なんですけど、これは正直あんまりピンとこないですね・・・
幻想郷においては、空を飛ぷ御方はいっぱいいますし、
東方の絶対的主人公の霊夢の能力は、やっぱり「博麗神社の巫女としての能力」とか「異変を解決する程度の能力」と
言った方がいいのかもしれないですね。
同様に、文ちゃんの能力は、公式としては「風を操る程度の能力」となってはいますけど、
文ちゃんの本質的能力はやっぱり「ガセネタを捏造する程度の能力」と言った方がいいのかもしれないです。
東方のこうした能力についてですけど、例えば藍や橙などのように
「それ、ちょっと違うんじゃないの・・?」みたいなものも時に垣間見えるのも面白いものがあると思います。
藍は公式には「式神を使う程度の能力」となっていますけど、実際はそんなものじゃなくて
「複雑極まりない精緻な数式を一瞬で解く程度の能力」とか「ゆかりんからの無茶振りもそつなくこなす程度の能力」と
言った方がいいかもしれないですし、
橙は公式的には「妖術を使う程度の能力」となっていますけど、
実際には「猫と遊ぶ程度の能力」とか「(多々良小傘のように)「人間をびっくりさせる程度の能力」と言った方が
差し支えないのかもしれないです。
それと東方のこうした能力で興味深い点は、その能力が被っているというのか、複数キャラが同じような能力を有している
という事だと思います。
例えば「魔法を操る程度の能力」としては、魔理沙・アリス・パチュリーさん・白蓮さんが該当していますし、
「人を狂わす程度の能力」とは、ミスティア・ローレライとかうどんげちゃんとかクラウンピースが挙げられますし、
冷気・寒さを操る程度の能力としては、チルノとレティさんが該当したりもします。
似た様な能力を複数キャラに持たせる意味と言うのは、キャラ同士の競い合いみたいな意図ももしかしたらZUN神主の
頭の中にあるのかもしれないですけど、そうした同じような能力を複数キャラで持ってしまう時に起こりがちな
嫉妬とか足の引っ張り合いが東方の世界ではほとんど起きないというのも
東方の一つの特性と言えるのかもしれないですね。
考えてみると、ZUN神主の能力と言うのは「東方の世界を創造する程度の能力」と言えるのかもしれないですね!

そうした幻想郷のすてきなキャラの皆様のとてつもない能力の中で、やはり飛び抜けてすごいと感じるのは、
咲夜さんの「時間を操作する能力」とかゆゆ様の「死を操る程度の能力」もそうなのですけど、
やはり飛び抜けているのはゆかりん=八雲紫様の「境界を操る程度の能力」なのだと思います。
ゆかりんのそうした能力が東方作品で具現化された実例としては、思い浮かぶだけでも例えば・・
〇幻と実体の境界を引き、外で幻想となったものを引き込む
〇萃香が疎の力で広がっていたのを強制的に戻す
〇昼と夜の境界を弄り、夜を留める
〇顕界と冥界の間に境界を敷き、幽冥の結界を設ける
〇博麗大結界を設ける→ゆかりん自体は外界への出入りも可能ですし、博麗大結界に意図的に穴をあける事も可能です!
〇天蓋の絵の月と湖に浮かぶ幻の月の境界を弄り、月の海へ繋げられる
これだけ見てもゆかりんの能力はとてつもないものがありそうですね!
それと「これはとてつもない能力」と感じさせてしまうのは、
水と空気の境界である水面、天と地の境界である地平線すらも操る事が出来、それゆえに
「自分とそれ以外を分ける境界」を消すことで存在を保てなくさせる等、あらゆる物事に存在する境界を
自在に操ることができるというのは、幻想郷の根幹を揺るがしかねない危険な能力と言えますし、この辺りが
「ゆかりん幻想郷内最強説」の一因にもなっているのだと思います。
ゆかりんは、誰よりも幻想郷を愛し誰よりも幻想郷の未来を憂い、普段は表舞台から指示を出すとかそういう事は
一切しない代わりに、例えば式神の藍をフルに活用し幻想郷の定期的なパトロールや何か事件・異変が発生した場合は
霊夢をこきつかって? その対策に当たらせたり、
はたまたもしかしたら外界にも出没し、外界から幻想郷内の妖怪の食糧になりそうな人間を拉致したり、
将来の巫女候補になりそうな少女をさらってくるといったダーティな役割も担っているのかもしれないです。
最近では、永琳・うどんげちゃん・サグメといった月の民たちへの監視活動を強めたり、とにかく幻想郷内の秩序維持と
幻想郷内の古くからいる勢力と新しい勢力のパワーバランスの維持に日々腐心されているのがゆかりんなのかも
しれないです。
ゆかりんは必ずしも権力者という訳ではないのですけど、それに近い立ち位置から幻想郷の事を何かと気にかけて
いるのだと思います。
外界から完全分離をしなければ妖怪の存在すら許されなくなった状況というものは換言すると幻想郷においては
妖怪たちへの畏敬が今現在も続き、人間達が妖怪の存在を認めて敬っているという事の証でも
あるのですけど、「誰も妖怪を恐れない」という事は同時にゆかりんをはじめとする妖怪・神・妖精・鬼・吸血鬼・天狗等の
非日常的存在を科学等の合理的思考が一蹴し完全否定される事で
自分達自身の存在意義が根幹から問われている非常事態とも言えますからね。
だからこそ、ゆかりん達は一大決心をし、幻想郷を外界から完全遮断し、ゆかりん達妖怪勢力が人間からの畏敬無しでも
存在できるように企画立案、そして有言実行したという事になりますけど、
そうした意味では、ゆかりん=八雲紫様は、多少胡散臭くても幻想郷最大のヒロインの一人と間違いなく言えそうです。
それでもゆかりんにとっては現況の幻想郷は必ずしもゆかりんにとっての理想郷とは程遠く、ゆかりんにとっては
まだまだ苦労が絶えない日々が続くという事なのかもしれないです。
ゆかりんの代名詞みたいな言い方というと「スキマ妖怪」という表現があるのですけど、
空間の境界を操って裂け目を作ることで離れた場所同士を繋げることができ、
これによって神出鬼没に移動を繰り返しているというのもやはり壮絶な能力と言えるのかもしれないですね。
神出鬼没に移動可能というのは、ドラえもんの「どこでもドア」と似た様なものなのかもしれないですけど、
ゆかりんの場合は、その移動範囲は、物理的空間のみならず、絵や夢・物語の中にも及ぶというのも
やはり凄いものがありますし、現実と夢・幻想郷と外界・月と地上なども関係なく出入り自由というのは、
自由自在の幻想郷の中でも群を抜いている「能力」と言えるのかもしれないですね!
やっぱりゆかりんは外見的可愛らしさ・美しさの他に「能力」という面でも卓抜したものがありますし、
「幻想郷のすてきなヒロイン」という事が霊夢共々言えるのだと思えます~♪

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dream fantasy2の
アミグリさんが描かれた美しい絵の転載&ご紹介コーナーです。
上記の作品はアミグリさんが2020年6月に描かれたゆかりんです。
このゆかりんはすてきなポートレイト風のゆかりんだと思います!
ゆかりんのレディとしてのお美しさと少女の恥じらい的なかわいらしさの二つの側面も
すてきに内省的に描かれていて、そうした表現力の幅広さも十分感じることができました!
少し憂いを感じさせるのもゆかりんの少女らしさが引き立たされていると思います。
憂いやしっとりとした瞳うるうる的な目の表情も素晴らしいと思いますし、あのゆかりんのしっとりとした瞳に
吸い込まれそうな雰囲気すら有していると思います。
普段の威厳と胡散臭さ?に溢れたゆかりんに対して、アミグリさんが描かれたこのゆかりんからは少し不安感といったものも
感じたりもするのですけど、その不安感というのはやはり最近の幻想郷における天候異変とか
外界や月からの侵入者や依神姉妹という疫病神と貧乏神がわがままし放題に暴れていたり、ゆかりんとしての
危機感がどことなくゆかりんにしては珍しい不安感といった内面的な心の描写をアミグリさんがしっかりと絵師様として
受け止めポートレイト風に立派にしっとりと内省的に表現されたといえそうです。
このゆかりんからは「幻想郷の未来」について想いを巡らせているゆかりんというものも伝わってきそうです。
ゆかりんは最高ですし、アミグリさんの描かれるゆかりんは私にとってどの絵師様が描かれるゆかりんよりも大好きです!
肖像画(ボートレイト)というものは絶大な地位にいる権力者の華やかさと栄光だけを描くだけではなくて、時には
こうやって権力者の不安感・さびしさを描く事も効果があるという事を示したアミグリさんの立派なポートレイト風絵なのだと
思います。
上記のアミグリさんが描かれたゆかりんの権利は、
全て上記作品の絵師様であられるアミグリさんに帰するものであり、当ブログにおける転載とご紹介は事前に全て
アミグリさんからご了解を頂いたものであり、アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。
アミグリさん、本当にいつもすてきなイラストの転載を快諾して頂きありがとうございます!!
皆様の中で「こんなにも内省的なゆかりんを描かれる方のブログってどんなもんなのだろう? 」などと興味がある方は、
是非是非アミグリさんのブログ
dream fantasy2を ご覧になって頂きたいと思いますし、 宜しければ、当ブログだけではなくて、
是非アミグリさんの本家本元のブログ
dream fantasy2に一度お越しして頂けると アミグリさんのブログをご紹介させて頂いている私もとってもとっても嬉しいです!
アミグリさんが定期的に作品を投稿され続けている →
アミグリさんのpixiv にも是非一度足を運んで頂ければ幸いです!
→
アミグリさんのpixivやっぱりゆかりんは幻想郷最大のヒロインなのだと思います!
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その中でも幽々子の死を操る程度の能力やフランドールのありとあらゆるものを破壊する程度の能力には
一定の怖さを感じてしまいそうです。
ゆかり様の能力はどことなく無限大みたいなイメージもありそうです。