「なぜ山に登るのか」という問いに対するいっちば~ん!有名な答えは、ジョージ・マロリーの「そこに山があるからだ」
という事なのだと思うのですけど、それではその質問を小泉さんにぶつけてみたとすると、そこから返ってくる
小泉さんの答えは「そこに(おいしい)ラーメンがあるからです」となるのは言うまでもない事なのかもしれないですし、
事実、「ラーメン大好き 小泉さん」第9話: 山においてもそうした話が展開されていました!
冒頭シーンからなぜか小泉さんは登山をしています・・しかもかなり急な山のようです。
ちなみに小泉さんが登っていた山は「筑波山」でした・・
この第9話が東京MXで放映されていたのは今年の3月でしたけど、最初にあのシーンを見た際の印象は
「小泉さんってそれほどはスポーツが得意とか体力が勝っているという印象があまりないのに、どうしてこんな急な勾配の山を
登っているのだろう・・」と感じたものでしたけど、
私自身も既にこの時は「どうせまたラーメン絡みなんでしょ・・と思っていたら、はい! まさにその通りの展開でもありました~!



それにしてもこの筑波山の登山ルートは小泉さんのように普段ほとんど運動をしていないようなか細い美少女JKさんが
登るルートではないですよね・・
なんだかこのシーンだけを見てしまうと「ヤマノススメ」みたいな展開でもありました・・(笑)
小泉さんは一度、食べたいと思っていたラーメン店が定休である事を知らずに駆けつけ、そこでショックと空腹とで
倒れてしまったり、
はたまた前日まで東北へのラーメン食べ歩き旅行をしていて翌日の学校の試験の際に疲れのため試験中に爆睡し、
白紙答案を出すなどやはりどう考えてもこんな急な勾配の山道を登山している事自体違和感を感じますよね~
当たり前の話ですけど、小泉さんの目的は登山でも体力作りでもありません。
言うまでもなく山頂の山小屋で食べられるおいしいラーメンを食べることが目的なのです~!
そしてその目的のためならこんな急な勾配など全く苦にもしない小泉さんの「ラーメン愛」はやっぱり本物ですね!

小泉さんはどうにかこうにか山の頂にまで到着します。
そこで老夫婦から声を掛けられます。
「お嬢さんも登頂記念に一枚どうですか?」
そして小泉さんは「私は…登頂が目的ではないので」と答えます。
登頂が目的ではない山ガールとは・・? 登頂が目的じゃない登山とは・・?とお感じになる方も多々いらっしゃるとは思うのですが、
小泉さんは私達凡人とは発想そのものが違うのです!
小泉さんの脳内にあるものは「ラーメン」だけなのです! (笑)
そして小泉さんはその山頂の山小屋の食堂に入り、そこでしていた事は言うまでもなく、
「山の頂上でしか味合う事の出来ない美味しいラーメンを食べる事」なのでした~!!


いや~、とにかくこの域にまで達すれば小泉さんの「ラーメン愛」も極まった・・としか言いようがないですね~(笑)
ここでおいしそうにラーメンを食べる小泉さんの表情は恍惚とかうっとり・・というものをとっくに超越し、
そこにあるのは「すてきなラーメンの女神様!」という感じなのかもしれないですね~!!
山登りという長時間の苦難に耐えた後の空腹にまみれた時に食べるラーメンというのは、小泉さんにとっても
更に別格のお味という事になるのでしょうね!
さてさて、私自身も一度だけ小泉さんのように山登りをしてそこで食べたラーメンの美味しさに感動した経験が
あったりもします。
1988年と言うと私自身がとある金融機関の行員として社会人デビューを果たした年でもあるのですけど、
この年の10月に新入行員は全員約一週間に渡る「自衛隊体験入隊合宿」に強制的に参加させられ、
入隊体験といっても、連日連日朝から晩までひたすら規律と行軍訓練とランニングと号令掛け声ばかりをさせられ、
本当に体力的にも気持ちの上でも相当追い詰められた・・みたいな感じでもありました。
その位体力的にはきつかったです。
おまけに、陸上自衛隊の体験入隊の場合、二日に一度は「深夜見回り訓練」といって夜中に交代交代で
見回り警護当番をさせられ、体は限界まで疲れているのに中々熟睡が出来ないという状態が続き、
結構ヘロヘロ状態だったと思います。
そんな中、体験入隊の最終日には早朝二時に起きて「夜間行軍」という山の中での歩行訓練を延々10時間以上
させられ、あの夜間の山中での夜間行軍が完了するとそのまま体験入隊が完了するというものでした。
あの夜間行軍は相当厳しいものがあり、事前に「この行軍では毎年毎年3割程度の途中脱落者が出るよ・・」と警告されていて
実際私たちの代でも2割以上の途中脱落者が出ていました。
(途中脱落者は首に「脱落者」というカードを下げられ、自衛隊のトラックに乗せられそのまんま演習場に逆戻りという
感じでもありました・・あれはかなり格好悪かったですね・・汗・め)
私自身あの夜間行軍を最後まで付いていく事ができて無事にゴールできたことは当時はとても嬉しかったものでした!
そしてその夜間行軍が完了し、体験入隊完了書と夜間行軍をゴール出来た人だけが与えられる行軍完了書が授与されて、
最後は自衛隊の幌付きトラックに乗せられ、駅まで送り届けて貰った時点でこの体験入隊が完了したものでした!
そして帰りの電車到着までの時間で駅前にあったラーメン店で食べたあのラーメンの味は、
多分ですけど、小泉さんが筑波山の山頂に到着し山小屋で食べたラーメンの味と似たようなものがあるのかもしれないです!
そのくらいあの体力的に限界を極めた後に食べるラーメンの美味しさは格別でした~!!
自衛隊体験入隊で一番面白かったのは入浴です。
自衛隊の浴槽はとても深くて座る事は出来ず全員立っての入浴というのは忘れられないですね・・
印象的だったのは、自衛の売店に普通にエッチな本が結構売られていた事なのかもしれないです・・(汗・・)
あの一週間はひたすら「走る・歩行訓練・号列・規律・体力トレーニング」の日々でした。
最終日の夜間行軍以外でいっちば~ん!きつかったのが、土嚢をかついで10メートルダッシュだったと思います。
あれは本当に腰が抜けるぐらいのヘロヘロ感がありました。
思うのですが、人間と言うものは体力的に限界の日々が続くと何が一番の楽しみかと言うと
やはり「食べる事」になってしまうと思うのです。
この期間中はとにかく体力を消耗する日々でしたのでお腹ばかりが空いていました。
この体験入隊中は、我ながら良く食べたという感想です。
とにかく「食べる事」しか楽しみがなかったし、ひたすら「空腹」でした。
でも自衛隊の食事って、全然まずくないというかとても美味しかったのは印象的です~!
何よりも量が多いのはさすが自衛隊!という感じでもありました!
あの期間中は私を含めて周りの人達も丼三杯は当たり前という感覚でもありました。
この体験入隊が終わって普通の生活に戻った時は、むしろこの「普通の生活」を
取り戻すのに何か少々時間がかかってしまったのは何か妙なものでした。
小田急線を乗り継ぎ新宿駅に着いて解散となった時、マクドナルドや吉野家の看板を見て
「あー、やっと俗世間に戻ってきた」と何か感慨深いものはありましたけど、
出発前に食べたあのラーメンの味は格別でしたね~!
小泉さんがもっと究極においしいラーメンを食べたい!と思うのならば、小泉さんが自衛隊に一週間体験入隊をされ、
最終日に夜間山中行軍を行い、それが終わった後にラーメンを食べるというのが
もしかしたらいっちば~ん!なのかもしれないですね!
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これで根性が鍛えられると 会社側は思ったのでしょうか?
読んでいて 一週間もよく頑張れたと思いました。
貴重な体験でしたね。