現在の「さいたま市」は、大宮市・浦和市・与野市・岩槻市の四つの市を合併し
人口100万を超える「政令指定都市」になっていますけど、
合併前の「与野市」というのは本当に何にも無いない、な~んにも無いという本当に「地味」そのものの市であり、
ある意味「何も無いない・・」の埼玉県を象徴するようなエリアでもありました・・(汗・・)
合併後は、「さいたま新都心構想」により、商業施設・高層ビルは出来るし、
さいたまスーパーアリーナは出来るし、
名称も「与野市」から「さいたま市中央区」に変更され、さいたま市を構成する北区・南区・西区・桜区・緑区・浦和区・大宮区・
見沼区・岩槻区・中央区の中ではいっちば~ん!都会的な名称のような雰囲気もありそうですし、
さいたま市中央区=旧・与野市が合併によりいっちば~ん!恩恵を受けたような感じもなくはないですね。
「さいたま市中央区」(旧・与野市)は、サッカーワールドカップの日本代表のゴールキーパーの川島選手の出身地でもあり、
中央区で顧客廻りをしていると、たまにですけど、
「実は息子が川島選手の同級生で・・・」とか
「昔、子供の頃、よく川島選手がうちの店に来ていた」とか
「昔、うちの子供が川島選手とサッカーの試合をしたことがある」といった声を耳にする事もありますけど、
果たしてどこまで本当なのでしょうかね・・? (汗・・)
こういうのって、友人の知人の知人の知人は私の知り合いみたいな範疇なのかもしれないですね・・
先日のワールドカップ開催前は、地元という事で「頑張れ! 川島選手!! 郷土の誇り!!」といったポスターが至る所に
ベタベタ貼られていたようにも思えますけどワールドカップが終了すると、このポスターも撤去されていて、
いかにも「熱しやすく冷めやすい」日本人の気質を象徴しているようでもありました。
さいたま市中央区というとうちの会社にとってはある意味お膝元でもありますし、私自身も中央区は
よく工事完了後のアフターサポートや定期巡回等で行く事が日常茶飯事でもあるのですけど、
やっぱり何度行っても全体的には「冴えない街だよね・・」という印象が大変強いようにも感じられます。
だけどそうはいっても「人を見よ! 長所を見よ!」という言葉ではないですけど、そのエリアのすてきな所だけを見るのも
決して悪くは無いと思いますので、埼京線の与野本町あたりを仕事抜きでふらっと散策した際に感じたことを
少しばかり記事にさせて頂きたいと思います。
与野本町周辺は基本的には閑静な住宅街なのですが、近くには県立与野高校・淑徳与野高校等の文教地区でもありますし、
バラ園で有名な与野公園もありますし、意外と住みやすい街だと思います。
埼玉の良さというのは、気取りが無いというのか私のように地方から出てきた人間もすんなりと入り込んでいけるというのか
どこかの武田信玄でお馴染みの某県と異なり(汗・・)決してよそ者を排除しない所とも言えそうですし、
生活する上での不便性はほぼ皆無で、私的には東京都足立区と並んで日本でいっちば~ん!暮らしやすいエリアの一つ
なのかな・・?とも感じたりもします。
そうそう・・与野周辺にはイオン与野店があるのですけど、ここのイオン与野店というのはイオンの数ある店舗の中でも
群を抜いて集客数が多くて集客率の高い店としても名高いそうです。
確かにあの辺りは戸建て住宅・集合住宅がずらーっと立ち並んでいますし、特に宣伝しなくてもお客さんが
次から次へとやってきそう・・みたいな雰囲気は常に感じさせるものがあるとは思います。
与野本町周辺には、与野七福神の一つでもある「円乗院」という比較的大きなお寺さんもあったりします。

鎌倉時代に創建されたと伝えられる由緒ある寺院で、高さ30mの多宝塔は日本で3番目の大きさを誇るとのことです。
春に牡丹や枝垂れ桜が美しい花を咲かせますけど、「千代桜」は4月になると見事に咲き誇り
かなりの見ごたえがあります。
与野七福神の大黒天が祀られていて、1月3日には七福神の衣装をまとった七福神行列も行われます。

円乗院のすぐ近くには、新大宮バイパス沿いに面している「与野公園」という中規模くらいの公園があったりもします。
この公園内には、5500平方メートルの「バラ園」もあり、約170種類、約3,000株のバラが植えられています。
1980年以来、毎年5月に「ばらまつり」が開催されていて、私自身も何度か見に来たことがありますけど
大変見事というか「うーん、美しくて絶景・・・」と見とれてしまうほど素晴らしい光景が繰り広げられています。
ばらまつりの際は、大変な混雑ぶりなのですけど、祭り以外は訪れる人も平日は結構まばらだったりもします。
新大宮バイパス沿いに駐車場もあるのですけけど、5月以外はいつ来ても何台かは
車を停められるスペースが常にあったりもしますし、
この駐車場は私がたま~に(?)仕事をサボって車内で爆睡しているスポットでもあったりします・・(汗・・!)
新大宮バイパス沿いという大変交通量が多い所なのですけど、
こうやって「ホッとできる憩いの場所」があるだけでも何か安心感があったりもしますね~(笑)

「与野公園」は埼玉県ローカルショートアニメ「浦和の調ちゃん」の第9話の中でもちらっと登場していました!
そして9話の中では、埼玉県内では少しだけ有名な埼玉のすてきな銘菓の一つ、「ねぎみそ煎餅」も登場していました~!
「浦和の調ちゃん」は、メイン登場キャラの8人の女の子の名前が全員、浦和周辺の「実在する地名」に由来している点が
大きな特徴でもあります。
改めて各キャラを列挙いたしますと・・
高砂調: 「高砂」というのは浦和駅周辺の地名です。「調」は「調神社」に由来
上木崎常盤: 上木崎と常盤はさいたま市浦和区内の地名です。
別所子鹿: 別所はさいたま市南区の地名で、子鹿は別所周辺の幼稚園の名前でもあったりします。
沼影彩湖:沼影はさいたま市南区の地名で、彩湖は荒川近くの人工湖です。
田島桜: 田島というのはさいたま市桜区の地名です。
道祖土緑: 道祖土(さいど)とはさいたま市緑区の地名です。
大谷場南: 大谷場とはさいたまし南区の地名です。
三室美園: 三室はさいたま市緑区の地名です。
こうやって改めて振り返ると8人のメインキャラのJKさんたちの名前は、浦和区・南区・緑区・桜区に由来するものばかりで、
ここにはさいたま市中央区の地名に由来する女の子は一人もいません・・
やっぱりそう言う意味でも中央区というのは地味な街なのかもしれないですね・・(汗)

私にとって、さいたま市中央区というか与野本町周辺のいっちば~ん!大好きなスポットは
何と言っても「埼玉県芸術劇場」だと思います!
ここは、大宮ソニックシティー・川口リリアと共に、埼玉県を代表する音楽ホールでもありますし、
舞台・芝居・劇が日常的に上演されている貴重な芸術スポットと言えると思います。
大ホールはそれ程大きい訳ではありませんので
どちらかというと、ピアノリサイタルとか演劇の上演が多い劇場だと思います。
以前1996年から10年間掛けて行われたシリーズなのですけど
「100人のピアニスト」と言って、国内外の著名なピアニストを一年間で10人招聘し
10年間で100人のリサイタルを開催した事もあります。
このシリーズは、私も3回ほど足を運びました。
小山実稚恵さん、田部京子さん、小川典子さんのピアノリサイタルを聴く機会に恵まれましたけど、
この中では小山さんのラフマニノフの「音の絵」が非常に印象的でした。
こうやって見てみると「何も無いない・・」と揶揄されがちなさいたま市中央区ではありますけど、
よく見てみるとすてきな街・・と言えるのかもしれないですね・・
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与野公園の駐車場で休憩しながら食べています。
イオン与野、映画館があれば
完璧だったのになぁ、と、いつも思います。
何故か、イオン大宮には映画館があるのに。