「言葉は魔法」と言えるのかもしれません!
たった一つの相手からの何気ない一言でとてつもなく傷ついてしまうこともあると思いますし、逆に相手からの
思いがけない一言で気持ちが楽になったり「よーし、頑張ろう!!」と思うことは結構あるのではないのかなと思ったりもします。
そして同様に「絵」というものは、背景・色・表情の違いだけで全く別の作品のように変化しますし、
そうした意味では「絵」は一つの「すてきな魔法」と言えるのだと思います。
全体の色・ちょっとした表情・背景のトーンが変るだけで別の作品のように感じられるのは、
やはり「絵と言うものは一つの魔法」ということなのだと感じたりもしますね。
本記事においては、そうした色違いの魅力というのか、同じポージング・同じ表情でも「色」が異なるだけで
全体に与える雰囲気や印象がガラリと変幻するという事例を
dream fantasy のアミグリさんが過去に描かれた東方作品の中からフランちゃんでもって皆様に
改めてご覧頂きたいと思います。

上記の「紅茶フランちゃん」は2013年10月にアミグリさんが描かれた傑作の誉れ高い素晴らしいフランちゃんです!
アミグリさんにとってこの紅茶フランちゃんは、一つの記念碑的作品でもあり一つの到達点でもあり、
同時にアミグリさんにとっては「アミグリさんご自身がが納得できる数少ない作品の一つ」との事なそうです。
この紅茶フランちゃんは、アミグリさんの最高傑作の一つではないのかなと私自身確信しておりますし、
この完成度の高さは特筆に値すると断言しても構わないと思います!
とにかく全てが精緻で優雅で幻想的・・・
見れば見るほどこのフランちゃんに一目惚れしちゃいそうな素晴らしい渾身の作品だと思います!!
フランちゃんのこの表情は夢見る少女にも見えますし、
少女から大人への階段を一段一段登り始めたすてきなレディーのようにも感じられますし、
あどけなさも美しさも気品も優雅さも物憂げさも可愛らしさも全てがこの一枚の作品の中で見事に表現されていると
思います!
フランちゃんのこの雰囲気は「ちょっとあどけないけど小さな貴婦人のすてきなポートレイト」とも言えるのだと思います。

続きまして「紅茶フランちゃん」の姉妹作ともいうべき作品で、
2014年7月に描かれたティーパーティーとタイトルが付けられたブルーのフランちゃんです!
冒頭の紅茶フランちゃんもとてつもなく魅力的で傑作の名に恥じない素晴らしいフランちゃんなのですけど、
この色違いの青いフランちゃんを拝見させて頂くと、
「色が変わるだけでこんなにも全体の雰囲気が変わるのだ! 言葉と同様に絵の色というのもすてきな魔法だよね!」と
改めて感じたものでした!
同一キャラ・同一ポーズと同一表情でも、淡いピンクとブルーという色違いを施すだけで、
フランちゃんというキャラもかなり印象が変わるという事を、改めてこの色違いの絵を見て感じたものでした。
青のフランちゃんは、知的さ・涼しさ・聡明さ・・そうした違いがピンク系の紅茶フランちゃんとの違いとして改めて
感じさせられたものでした!
こういう青の涼しげなフランちゃんもとてもすてきですね~!


続きまして上記二つのフランちゃんでも「色違い」を楽しんで頂きたいと思います。
上のフランちゃんは2012年7月に描かれた大変オーソドックスなフランちゃんで、
そのすぐ下は2013年1月に描かれた2Pカラーのフランちゃん、というのか、こいしちゃん色モードのフランちゃんです!
「2Pカラー」というのは、「色違いのキャラクター」という事です。
ゲームの世界ですと、自機として使用するキャラにおいては、
二人以上でプレイできるゲーム等において同じキャラクターを使用したいという場合なんかが多々あり、
メインカラーとは色違いなだけで、グラフィックも性能も同じという事もあったりします。
そうした場合に大変便利で重宝されたのが、この2Pカラーという事なのだと思います。
2Pカラーの具体的な事例としてはファミコンでお馴染みのマリオとルイージがいい例だと思いますし、
東方においては、2Pカラー巫女として霊夢と早苗さんというのはあまりにも有名な事例ですよね。
フランちゃんというとイメージカラーはやはり赤とかピンクというイメージが大変強いと思います。
やはりそこにあるのは、スカーレット姉妹=吸血鬼姉妹=姉のレミリア様同様に真っ赤な人の血を吸うというイメージなのかも
しれないですね。
だけど面白いもので同じ吸血鬼姉妹でも姉のレミリア様の方は、羽が蝙蝠とかドラキュラみたいな翼みたいな仕様に
なっているせいもありますし、公式書籍等でも
「人の血を吸う際に吸い方があまり上手くなくてしかも意外と少食のおかけで服に血をこぼしてしまい、
服が真っ赤な血で染まる」といった描写もありますので、おこちゃまみたいな吸血鬼なんだけど
やっぱりなんだかんだいってレミリア様は怖いよね~みたいなイメージもあるかとは思うのに対して、フランちゃんは
「本当にフランちゃんはおっかない畏敬の対象の吸血鬼なのかな・・?」と感じさせるほどのかわいらしい少女の雰囲気が
レミリア様よりも色濃く強調されている感じもありますし、フランちゃんがそうした人の血を吸っているといった描写も
ないせいもあるのですけど、あまり「恐怖の象徴としての血=赤」という感じではなくて
どちらかというと「かわいらしい少女のドレス」といった雰囲気を感じさせてくれているような気もしますね。
2012年7月に描かれたフランちゃんは、そうした意味では大変正統派のオーソドックスなかわいいフランちゃんなのだと
思います。
そしてほとんどの東方絵師様の傾向としてフランちゃんを描かれる際は赤またはピンクというカラーで描かれる傾向が
強い中、アミグリさんはそうしたフランちゃんに対して「カラーチェンジ」をさせてしまっているのは
大変素晴らしい着眼点だと思いますし、しかもその色というのがこいしちゃんを連想させる黄色系というのが
大変面白いと思います。
フランちゃんにそうしたカラーチェンジを施された作品というのが2013年1月に描かれたこいしちゃん色のフランちゃん
なのですけど、2012年7月のフランちゃん同様にとてもかわいいです!
明日からそのまんま、さとり様の妹としてもOKなのではないか?みたいな気さえしますね・・(笑)
そして同じ「かわいい」という印象でも色が違うだけで、別の側面の可愛らしさを見事に表現されているのだと思います。

続きまして、上記のフランちゃんは少し異色なフランちゃんと言えると思います!
この血まみれフランちゃんは、dream fantasyでの掲載ではなくて、pixivで2011年9月に掲載された作品です。
このフランちゃんは、2012年7月に描かれたフランちゃんと全体の色の雰囲気とポージングは同じなのですけど、
微妙に表情を変化され、背景と服装の血まみれさを変化させただけで、2012年7月の作品が元絵とは思えないほど
劇的に変化していると思います。
というか、このフランちゃんはまさしく「恐ろしい吸血鬼の妹」そのものだと思いますね~!
この血まみれ感が少し気の狂った感じを演出していて、いつものフランちゃんとは違う面を私たちに見せていると思います。
この雰囲気は少しばかり「狂気の妹様!」といったオーラを感じさせてくれていると思います。
(血まみれなのだけど、不敵な笑顔っぽい表情を浮かばれているのはさすが吸血鬼の妹様という感じですね!)

こちらは上記の2011年9月のpixiv掲載の血まみれフランちゃんの元絵です!
この作品はアミグリさんにとってはかなりの初期作品で、2009年4月に描かれた作品です。
2011年9月の作品と背景・ポーシングはほぼ同じなのですけど、「血まみれ」というある意味色の変化の有無だけで
やはり雰囲気は劇的に変化するものですね~!
かわいらしさは2011年の作品よりも感じさせるのですけど、どことなく「心、ここにあらず・・」といった虚ろな表情を
見せてくれているのは大変興味深いものがあると思います。
この4枚の絵は基本的には同じポーズ・表情のフランちゃんをベースにしているのですけど、色一つだけでも、
または血まみれの構図一つ加えるだけでも随分と見ている私達に印象の違いをもたらしているものだと
改めて感じたものでした。
言葉も魔法、色違いも魔法・・、そしてそれらを生み出しているアミグリさんの絵もすてきな魔法と言えるのだと思います。


上記にて既に同一素材でも「色」によって見ている人に与える印象が異なるという事を提示させて頂きましたし、
「言葉も魔法だけど色と言うのもすてきな魔法なんだなぁ・・」という事を感じさせてくれるすてきな色違いのフランちゃんを
転載&ご紹介をさせて頂きましたけど、
そうした色違いによるフランちゃんの印象の違いというものをもう一組皆様に見て頂きたいと思います。
色違いの上の方のイラストは2015年4月にアミグリさんが描かれたフランちゃんです!
このフランちゃんはやばい! やばすぎると思います! これはとにかくめちゃくちゃかわいい妹様だと思います!
それにしてもこのフランちゃんのかわいらしさは極限に達しているのかもしれないです!
とってもかわいくてキラキラとしたとっても可愛いフランちゃんがここにいると思いますし、このフランちゃんを見てしまうと
たとえフランちゃんがいくら無理難題を言ってきたとしても
「うん、いいよー」と思わず言ってしまいそうな可愛らしさに満ち溢れていると思いますし、フランちゃんがよく
「妹様!」と呼ばれているのもよく分かるような気もしますね、
そしてそのかわいいフランちゃんをすてきな色違いキャラとして再度リメイクされたのが
2017年10月に 「色違いフランちゃん」として dream fantasy に掲載をされていた作品です。
アミグリさんは過去に何度か例えば「赤霊夢・青霊夢」などのように色違い作品を発表されていましたけど、
毎回感じるのですけど「色が違うだけで随分と見ている人に違いを伝えているものだよなぁ・・」と
感心させられちゃいますよねっ!
上記の2015年4月版のフランちゃんとは素材・ポーズは同じなんですけど「色」が異なるだけで
随分と「異なる印象」を私達に提示しているようにも改めて感じたものでした。
こうした色違いのフランちゃんでも異なるかわいらしさをしっかりと伝えていると思います!
帽子と袖が2015年版と違う配色の黒という事で、
なんとなくですけどお姉さまのレミリアさまっぽい雰囲気を醸し出しているような感じもありますけど、
フランちゃんのこうした笑顔にレミリア様っぽいカリスマとかちょっと怖そうな雰囲気も吹っ飛ばされたような気もしますね・・ (笑)


ここから先はちょっとしたアンコールです。
上記の色違いの対象キャラは東方のフランちゃんでしたけど、アミグリさんが描かれた色違いキャラのイラストを
東方以外の作品で皆様に改めてご覧頂きたいと思います。
上記の色違いキャラはアニメ「NEWGAME!」の滝本ひふみです!
EDを意識されて描かれたという白ワンピースのひふみんと
アミグリさんが「いつもひふみんは、髪に赤いリボンをつけている気がするな~…紅いドレスに変えてみたい!」と
思って、赤いドレスに変えてみたという赤ワンピースのひふみんの2パターンのイラストを
転載させて頂きました!
この紅白ひふみんはアミグリさんが2016年9月に描かれた作品です。
色が白から赤に変わり、表情が 白のどちらかというと沈みがちな無表情から
赤の少しはにかんだような笑顔になるだけで 隋分とイメージが変わるものですね!
色とほんの少しだけ表情が変わるだけでもこうやって同じ素材を用いながらも随分と見ている人に違った印象を
与えているのかもしれないですね。
こうやって同じキャラでも色が白と赤というだけで随分と異なる感じ方をもたらしているのだと思いますし、
それをすてきに描き分けているアミグリさんの手法・表現力も光るものがあると思います。
滝本ひふみは、内気で人見知りをしちゃう傾向があるキャラなのですけど、
白いドレスの方のひふみんは、真っ赤なドレスのひふみんとは対照的な感じもありますが、
白の方はこの清楚な雰囲気がとてもすてきだと思います。
赤の方は華やかさと可愛らしさが白に比べてより強く感じさせてくれていると思います。
参考までに「NEWGAME!」とは、ゲーム会社イーグルジャンプに新入社員として入社してきた涼風青葉の視線から
描いた作品でして、滝本ひふみは青葉の先輩社員という立ち位置です。
ひふみんはキャラクターデザイナーでもあり、しゃべるのが苦手で人見知りしがちなのですけど、
なぜかメッセだと饒舌になるというそのギャップが大変面白いキャラでもありました。
そして青葉が新入社員として入社してきた日にも、ふひみんは人見知りキャラという事を遺憾なく発揮していて、
真後ろにいる青葉の質問事項に対しても、全てPCのメールを通して誠実に回答しているというのも
とても面白いものがあったと思います!
ひふみんというと最近では加藤一二三というあの妙なハイテンション言動でもお馴染みの将棋棋士というイメージが
強いのかもしれないですけど、
NEWGAME!のひふみんも忘れないでほしいな~とも思ったりもしますね・・(笑)
上記のアミグリさんが描かれた色違いのフランちゃんとひふみんは、その権利は全て上記の作品の絵師様である
アミグリさんに帰するものであり、当ブログにおける転載とご紹介は事前に全てアミグリさんからご了解を頂いたものであり、
アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。
アミグリさん、本当にいつもすてきなイラストの転載を快諾して頂きありがとうございます!!
アミグリさんのブログ「
dream fantasy」は、
東方・艦これ等の版権作品の二次創作作品や上記のオリジナル作品など
すてきなな作品が一杯いっぱい詰まっているまさに「宝石箱」みたいなとっても素敵なブログです!
宜しければ、少しでもアミグリさんとかアミグリさんの作品に興味を持てた方がいらっしゃいましたら、
アミグリさんの
こちらのブログを一度見て頂けれましたら、とっても幸いです!
それでは最後まで本記事を読んて頂きありがとうございました。
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コメント
言葉も色も背景違いもすてきな魔法
アミグリさんの素晴らしい一連の作品を見ていると、改めて「色違いも背景違いもすてきな魔法」と
感じずにはいられないですね。
ご指摘のとおりあの紅茶フランちゃんは、私も「名画」にしか見えないほどの完成度が高いと思いますし、
アミグリさん自ら「過去最高傑作」といわれるのもごく当然なのかもしれないです。
近いうちにアミグリさんがモチーフにされた「同一キャラだけど背景が異なるだけで絵も劇的に雰囲気が変わる」という
記事を掲載させて頂きたいと思っていますので、その際にはぜひご覧いただけると幸いです。
とても可愛いはずのフランちゃんの笑顔からも狂気が溢れるようで、可愛いだけじゃなくて本当は怖い妹様のお姿がここにあるという感じですね…w
本当は怖い妹様・・!?
紅茶フランちゃんの後の3作品は基本的には全て同じ構図なのですけど、色がこいしちゃんカラーになるだけでも
雰囲気が全然変わるのに、
こんなにも血まみれになってしまうと、ご指摘の通り
「フランちゃんはやっぱり怖い吸血鬼の妹様なんだ・・」という事はとてもよく伝わっていると思います。
そうした事を的確に表現出来るアミグリさんはやっぱり只者の絵師様ではないね・・!と
改めて感じさせてくれていると思います。
レミリア様というとなんだかすっかりカリスマブレイクという方の印象が定着したような感じすらあるのですけど、
フランちゃんは正真正銘、吸血鬼の末裔なのかも・・と感じさせるものがあると思いますし、それを分かっているからこそ
レミリア様も咲夜さんも決してフランちゃんを紅魔館から出さないのかもしれないです。
このように比較してみると全然違いますね。
パッチワークを趣味にしているので
とても勉強になりました。有難うございました。
ありがとうございます!
色はすてきな魔法なのだと思います!
そうした色違いも絵師様の描かれる表現によってすてきに見ている人達に提示が出来るという事は
やっぱり絵と言うものは間違いなく見ている人に何かを伝えることができる魔法だと思いますし、同様な事は
tugumi365 様が普段制作されているパッチワークにも言えるのかもしれないですね。
予定では9/9記事にて「ほぼ同じポーズ・表情・人物の色彩だけど、背景の色・トーンの違いで劇的に
雰囲気は変わる」という事に触れさせて頂きたいと思いますので、その際には是非ご覧頂ければ幸いです!
こんばんは♪
ほんと素敵ですね♪
私は全く絵心がないので
上手に描ける人を尊敬しています(*´▽`*)
ふたごパンダ 様、ありがとうございます!
アミグリさんの描かれた絵をすてきにお褒め頂きありがとうございます!
私も実は絵心は全く皆無なのですけど(汗・・)、あの美しく幻想的な絵を見るだけで
いつもうっとりとさせられますし、私にとって尊敬と憧れの絵師様だと思っています。
当ブログでは定期的にアミグリさんの描かれた絵を転載&ご紹介をさせて頂いておりますので、
これからも是非ご覧頂ければとても嬉しいです!
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