かつての吹奏楽コンクールの聖地の「普門館」が今年の冬に解体となるそうです・・(泣・・) とにかく「ありがとう!」という気持ちしかないです! 普門館は私の心に生涯ずっと受け継がれていくと思います!

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都内、杉並区にある「普門館」は私にとって・・否! つい最近までは吹奏楽経験者の皆様全員にとって
「普門館」とは一つの聖地なのだと思います。
それは高校野球の球児たちが「甲子園」に憧れ、甲子園で試合をする事を夢見て日々練習を頑張るという構図と
ほぼ同じなのだと思います。
普門館のステージでは、基本的には中学校・高校の部において1977年~2011年まで全日本吹奏楽コンクールの全国大会が
開催され、このステージでは長年に渡って多くのチームによる素晴らしき名演やドラマが生まれ、
現役奏者時代の私が「一度は普門館で演奏してみたい!」と感じていたように、多くの吹奏楽部員が
全国大会に出場し「普門館」の晴れ舞台で演奏する事を夢見ていたと思います。
私がどうして東北の地を離れて都内の大学に進学したのかと言うと、もちろん一刻も早く親元を離れたかったというのも
ありますけど、それに次ぐ大きな理由と言うのが、この当時の吹奏楽コンクール全国大会の大学の部は普門館以外で
開催されていたのですけど、
全国大会出場をかけてしのぎを削っている支部大会の「東京都大会」だけは、中学・高校・大学・職場・一般の部全部門が
普門館で開催されていて、
高校時代はいつも県大会で散っていて「全国大会=普門館のステージに立つ事なんて夢のまた夢」であったけど、
都大会本選の前段階の都大会の大学の部の予選会を突破して都大会本選に進めれば
あの夢の舞台である「普門館」で演奏する事が出来たからに他ならないからです!!

このブログで何度も語っているように結果的に私の夢は4年間で叶う事もなく、普門館のステージに立つことは出来なかったの
ですけど、とにかく「普門館」というものは現役奏者時代も今現在も「一つの憧れの存在」であるのは間違いないと思いますし、
私にとっては「大いなるモニュメント」なのです!

だけど、大変哀しいことに、先日とあるニュースを聞いて「ついにこの日がやってきたか・・」と感じたものでした・・
(以前からそうした話は既に耳に入っていましたので覚悟はしていましたけど、それにしても辛い知らせですね・・)

「吹奏楽の聖地」として長年親しまれた普門館が今年の冬にも解体される事が正式に決定したようです。
普門館を所有する宗教法人「立正佼成会」が22日午後発表していました。
2012年に耐震性の問題から普門館の使用を中止し、既に6年の歳月が流れていましたし、
結果的に2011年の全国大会が最後の普門館での全国大会になってしまいました・・
このニュースを高校野球に例えると「老朽化により甲子園球場での高校野球開催を断念する」というものに近いとすら
感じられます。

今後の吹奏楽部員にとっての憧れの聖地は、普門館ではなくて名古屋国際会議場になっていくのかもしれないですね・・

解体される事が既に決まった普門館ですけど、とにかく「ありがとうございます!」と感謝の言葉は伝えたいと思います!

普門館で演奏するという憧れの気持ちが無ければ、私は10年間もクラリネット奏者を続けることは出来なかったし、
今現在もこうしてブログで吹奏楽やクラシック音楽の事を語る事も多分無かったと思います。
普門館は解体されますけど、私の心の中には私が死ぬ瞬間まで「普門館」は私の心の中でずっとずっと
受け継がれていくのだと思います!









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上記で書いている通り、私自身は結局10年間の吹奏楽生活において一度も「普門館で演奏する」という夢は実現する事が
出来ずに幕を閉じてしまい、今でも「響け!ユーフォニアム」の麗奈ではありませんけど
「悔しい・・・悔しくて死にそう・・」という感情がいまだに心を霞める事さえあります。
それだけ夢中になれるものがあったという事ですし、結果的に吹奏楽を通して「クラシック音楽」という深い森の中に
迷い込むことが出来た訳ですし、確かに負け惜しみなのかもしれませんけど、
10年間の吹奏楽生活は、私にとっては本当に「誇り高き10年間だったな」と思ったりもしています。

当時なんであんなに「普門館」で吹く事にこだわっていたのだろう・・・・?

あの当時の心境としては、別に都大会でも全国大会でも何でもいい、とにかく一度でいいから「普門館」で吹いてみたい!!
普門館でコンクールに出場出来さえすれば別に賞は銅賞でもタイムオーバー失格でも何だった構わない・・
一度でいいから、普門館のステージの上で演奏してみたい・・・
そして舞台の上から客席がどのように見えるのか自分の目でしかと確かめたいといったそんな気持ちでしたね。
当時としては、花輪高校・秋田南高校・就実高校などの全国大会での素晴らしい演奏を聴いている内に
「自分もいつかは同じ舞台で演奏してみたい」みたいな「純粋な憧れの気持ち」だったのだと思います。

そうした意味において、普門館の取り壊しというものは、私にとっては10代から20代の頃の「聖地」・「憧れの場所」が
この世から姿を消すという事でもあり、寂寥感だけでは拭い去る事ができないほどの心にポッカリと穴があいたような
気分になってしまいそうです。

だけど、これは仕方がない事だと思います。

SSの中で咲・舞が言っているように・・・
「形あるものはいつかは無くなってしまうものであり、それを嘆いても仕方がない・・・
形は変わっても私達の心の中にずっと生き続けていくもの」という事なのだと思います。
全国大会は今現在は、名古屋国際会議場センチュリーホール等で開催され都大会も府中の森芸術劇場等で
行われていますけど、今現在の現役奏者の視点で見てみると、
「吹奏楽コンクールの聖地は名古屋国際会議場センチュリーホール」という事になるかと思いますし、
そういう「憧れの気持ち」だけは
時代やコンクール開催の場所が変わっても永遠に受け継がれていってほしいなとも思ったりもしますね。

普門館は大変大きなホールで5000人程度収容できました。
(名古屋国際会議場センチュリーホールは3000人程度です)
結果として、5000人の聴衆の存在という事で俗に言う「普門館フォルテ」という爆音系の演奏がここ数年減ってきているようにも
感じられるのは普門館から会場が変更になって良かった点なのかなとも思います。

物事は、失うものもあればそれによって得るものもある・・

世の中は、バランスが取れるようになっているものなのかもしれませんよね。








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私自身、このブログの吹奏楽カテゴリの中で、過去の吹奏楽コンクールの全国大会・支部大会の
感想をあくまで「私的感想」として書かさせて頂く事も多いのですけど、たまにですけど、
「私自身、全国大会はおろか支部大会にも一度も出場した事が無い私自身がこんなエラソーな事を
書いていていいのだろうか・・?」と自責の念にかられる事もあったりします。

あんなエラソーなコンクール批評記事を書いている当の本人は、
1978年の中学1年のコンクールから1987年の東京都大会予選までの10年間で10回「吹奏楽コンクール」に出場しているものの、
結果は、いわゆるダメ金(上位大会代表に選出されない金賞)が高校の時の2回のみ
タイムオーバー失格 1回
銀賞 5回
銅賞 2回
ほとんど良い成績は取っていません・・(汗)
大学の4年間も無慈悲な都大会予選落ちの連続で、ダメ金すらも取れず、4年間のうち、銀2回 銅2回という結果で幕を閉じ、
毎年毎年江戸川区民ホールでの都大会大学の部予選の成績発表の際はとにかく悔しくて仕方がなかったです。
(中学の時も、県大会銀賞ばかりだったのですけど、あの時は、
 とにかく音楽を無理やりやらされている・・・
 おっかねー指揮者の先生に「こう吹け!!」と言われたから言われたまま吹くという感覚しかなかったから
 成績発表の際に、銀と発表されても、
 「やっと終わった・・」という開放感しか無かったです。
 高校の時は、さすがに「ダメ金」だったから、とてつもなく悔しかったですね)

2015年の4月から6月で放映されていた「響け! ユーフォニアム」第一話の
麗奈の「なんでダメ金で喜べるの? 私達、全国大会目指していたんじゃないの・・・!?」というセリフは・・・
その当時の自分の心の声、
「何で都大会予選銀賞で喜んでいるの? 私達、都大会本選出場を目指していたんじゃないの・・・!?」という
と見事に重なるものがありますね。
(久美子の「本気で全国で行けると思っていたの?」という反応は、さすがユーフォの失言女王・久美子に相応しい言葉でも
あったのかもしれないですね・・汗・・)

勿論、「音楽」とは決してコンクールだけの勝ち負けではありませんし、「音楽」とは、本来は、
音楽を聴いて、「あ・・・楽しいな・・・」などのように何かを感じる事の方が大切なはずだとは思います。
だけど、当時の私は、そうした事すらも中々気が付いていなかったと思います、
「音楽」を純粋に楽しめるようになったのは、むしろ現役奏者を引退して社会人になって以降というのも
何か少し皮肉な感じもするのですけど、「普門館」を目指していた自分もすてきだけど
「音楽」を「聴く楽しさ」を味わっている自分もすてき・・
そんなように自己愛みたくも感じたりもしますね・・(汗・・)








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考えてみると、支部大会・全国大会に出場できる人って、ごくごく少数なのです!

吹奏楽に携わった皆様の大半は多分私のように、地区予選・県大会で散ってしまった人たちばかりだと思います。
だからこそ、支部大会・全国大会に出場出来た皆様たちは
そうした「過去の出場経験」を是非是非、「生涯の誇り」として感じ取って頂ければ幸いですね。

そして何よりも音楽がそうした吹奏楽経験者の皆様に少しでも「生きるチカラ」になってくれていれば
それはそれで素晴らしい事なのだと思います!
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