「カップラーメン」を発明した方ってある意味天才だと思います! これは日本が世界に誇り得るべき発明品の一つだと
思います
インスタントラーメンの原点とも言える「チキンラーメン」は器に熱いお湯を入れますし、その他の袋麺は、
鍋で麺を茹でる必要があり、それぞれ器とか鍋等の道具が必要となります。
その点、「カップラーメン」と言うのは、そうした道具を用意する必要もないですし、洗うといった後片付けも
不要ですので便利で重宝できるものがあると思います。
それでいておいしいし安いし調理時間も掛からないし、時間が無い方とか節約したい方とか
「給料日まであと三日もある・・! さてさてお金が無い・・どうやって給料日まで乗り切ろうか・・?」とお感じになっている方とか
面倒くさがり屋の方にとっては、これほどありがたい食品は無いと思いますし、現在日本においては、
コンビニとカップラーメンは必要不可欠な存在と言えるのかもしれないです!
それにしても最近の「カップラーメン」の進化は目を見張るものがあると思います。
以前ですと、日清の「カップヌードル」というまさに王道の商品があり、それ以外は「カップヌードルの二番煎じに過ぎないじゃん」
みたいな印象もあったかとは思うのですけど、
最近は麺・スープ・具・味の調整方法などメーカーとしての改良や工夫が成果を出していて、
「おいしい!! これって本当にインスタント・・?」と感じさせる商品もたくさん出てきていると思います。
大変古い話ですけど、「ノンフライ麺」というものが初めて世に登場した際は、
「このツルッとした食感とかしつこくない味とかいいなぁ・・」と感じましたし、
日清の「ラ王」が初めて商品化された際は、「インスタントラーメンもここまで進化したのか・・!?」と感動しましたし、
ここ数年ではマルちゃん正麺が登場した際は、あの麺の本格的なおいしさにびっくり仰天させられたものです。
最近では「とんこつラーメン」も随分と進化し美味しくなったと思います。
博多の本場そのもののイメージに近そうな本格的な商品もありますし、九州にお住いの皆様にとっては
「こんなマイルドなとんこつスープはとんこつラーメンじゃない!」とお感じになるようなあっさり系のとんこつラーメンも
ありますけど、とにかくその進化は現在進行形で日々変化を重ね続けている事は素晴らしいと思いますし、
開発者等関係者の皆様の日々の努力には敬意を表させて頂きたいと思います。
九州の本場のあのバリカタのとんこつラーメンのとてつもないこってり感は、やはり関東~東北に住んでいる人にとっては
「ちょっと個性が強すぎるのかも・・」と感じてしまうのかもしれないですけど、
そうしたちょっとこわもてみたいな正攻法のとんこつラーメンではなくて、ちょっとマイルドなとんこつラーメンが登場しているのは
私にとっても大変ありがたいものはありますね。
昨年にも当ブログにて、「チャルメラシリーズ」からノンフライ豚骨味のバリカタ麺とか
サッポロ一番 麺'sトッピング 博多とんこつラーメン 明太子ソーストッピング といったマイルド系のとんこつラーメンのカップ麺を
取り上げさせて頂きましたけど、
またまたサッポロ一番シリーズからすてきなラーメンが昨年末に発売されていました。
それが「サッポロ一番 かねふく監修 明太ゆず胡椒味 塩ラーメン」なのでした!

サッポロ一番 かねふく監修 明太ゆず胡椒味 塩ラーメンは、「九州の味をトッピング」と明記されていましたので、
昨年取り上げさせて頂きましたサッポロ一番 麺'sトッピング 博多とんこつラーメン 明太子ソーストッピング と同様に
「明太子」とか「とんこつ味」というものをより強く強調した商品なのかな・・?と感じたものでした。
しかもご丁寧な事に明太子でお馴染みの「かねふく」の監修という事になっていましたので、
今回の商品は明太子をイメージした商品で、どちらかというと「ピリッとした辛さ」を求めているのかな・・?と感じたものでした。
参考までにサッポロ一番の商品案内として、
「スープはチキンエキスやポークエキスをベースに、かねふく明太子を使用した明太子パウダーを合わせ、
ゆず胡椒の風味を付与しました。
ピリッとした明太子と青唐辛子の辛みと、ゆずのさわやかな香りをバランスよく配合した塩味のスープです。
表面につるみをもたせた、粘りのある食感の麺は、ちぢれをつけることでスープがよく絡む麺に仕上げました。
具材の明太子味付そぼろはかねふく明太子を使用しており、
口の中で広がるうまみと辛みがアクセントとなりスープとの相性が抜群です。
かき卵のふわふわした食感が食欲をそそります。ねぎを加えて彩りよく仕上げました。
明太子でおなじみの「かねふく」とのコラボ商品です」と書かれていました。
結論から書くと、この「サッポロ一番 かねふく監修 明太ゆず胡椒味塩ラーメン」は、とんこつ味でもありませんし、
サッポロ一番 麺'sトッピング 博多とんこつラーメン 明太子ソーストッピング と比較すると「明太子」はそれほど強く強調
されていません。
そして明太子のピリッとした辛さみたいな味ではありません。
見た目的にも「えー、これが明太子なの~!? これって乾燥明太子の粒々の塊じゃん・・」と感じさせるものでもあるのですけど、
食べてみると分かりますが、明太子の風味はよく出ていると思います。
さすがにこのあたりはかねふくの監修の賜物なのかもしれないですね。
そしてスープはとんこつ味ではありません! 塩味だけどさっぱりとした味になっていると思います。
全体的にはさっぱりとした味なのですけど食べた瞬間にゆず胡椒のピリッとした風味が口の中に広がります。
明太子の辛さはほとんど感じず、ゆず胡椒が味のメインという印象を強く持ったものです。
明太子とかキムチみたいな瞬間的なピリッ!とした辛さではなくて、柚子胡椒の爽やか系な辛さをより強く感じたものでした。
というか・・柚子胡椒って食べた瞬間は特段辛さは感じないのですけど、後から口の中でじわ~っと辛さが
ひいてくるという感じでもありました。
「九州の味をトッピング」と書かれていましたけど、これに関しては、明太子よりもゆず胡椒の辛さをイメージさせた
商品と言えるのかもしれないですね。
そしてこの記事を書いている時にふと思ったのですけど
「ゆず胡椒は九州では一般的な調味料として多くの料理で使用されている」という事でもありますので、
この商品はゆず胡椒という九州ではお馴染みの調味料を主役にし、わき役として明太子をほんのちょびっと使った
商品といえるのだと思いました。

このカップ麺は、麺以外では、かやく・粉末スープ・オイルのような調味料の三点から構成されています。
かやくは明太子の香りはうまく再現されていると思いますし、スープの香りもとんこつのような臭味は皆無です。


画像でもわかる通り、やはり見た目の印象としては具材はしょぼいですね~(汗・・)
ピンクの粒が明太子なのですけど、明太子の印象は極めて脆弱ですね。
スープは塩味という事で透明ですし、味もさっぱりすっきりです。そして前述したとおり柚子胡椒の辛みが
あとからじわ~っと効いてきます・・
改めて言うと、やはりこのラーメンは明太子がメインではなくて柚子胡椒がメインです。
そして明太子の風味と存在感を柚子胡椒が全て打ち消しているみたいな印象すらあると思います。
(ここでは明太子はあくまでわき役です・・)
麺自体は縮れ麺で、九州とんこつラーメンというとストレート麺という印象が強いとは思うのですけど、縮れている事で
この塩味系のスープと大変よく絡んでいると思います。
このラーメンは明太子の存在感はあまりないですけど、それじゃースーパーで売られている明太子をこのラーメンに
トッピングしてみようっかな・・?という気にはなれないです。
なぜならそれだけこの「柚子胡椒」の存在感が大きくて、柚子胡椒の美味しさを打ち消すためかの如く、
あえてわざわざ明太子をスープに入れる必然性が感じられないものでした!
九州の味にはこうしたすてきな味もあるものなのですね~!
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明太子は、あくまでも御飯のおかずか酒の肴というのが福岡人の概念です。
ゆえに明太子をラーメンに入れるお店は、ひとつもありません。
入れようもんなら「邪道」と叩かれますねぇ。
かねふくといえば、本社は福岡ですが、製造工場は茨城の大洗にあるんです。
ガルパン劇場版にもチラっと映っていますよ。
これも何かの因果でしょうか?
イメキャラは女優の長山藍子さんと演歌歌手の氷川きよしさん。
きよ友(氷川きよしファン)は、かねふくしか買いません。
ゆず胡椒も調子こいて大量に入れると激辛になるので、ご用心。
最近では、ゆずのタバスコ=ゆずスコが九州で販売されてます。