東方Projectというのは幻想郷同様なんとなくですけど「常識」があまり通用しないところも多々あったりして、
その一例がフランちゃんなのかもしれないです。
フランちゃんは東方の公式においては、登場作品は東方紅魔郷と東方文花帖のわずか2作品に留まり、同じく紅魔館メンバーの
レミリア様と咲夜さんの登場頻度の多さから見てもあり得ないほどの出番の少なさがあると思います。
だけどフランちゃんは毎年東方人気投票ランキングにおいては上位にランクし続け、フランちゃん人気はいまだに
衰えるものはありません!
全く登場機会が無いキャラがここまでの人気をキープし続けること自体、東方の不思議さがあるといえるのかもしれないですね。
そして同じことは、東方風神録でもお馴染みの犬走椛という白狼天狗にも言えるのかもしれないです。
椛は同じ天狗という種族でも、あやや=射命丸文のあの登場頻度の多さとZUN神主からのご寵愛独占状態から比較すると
なんだか気の毒に感じるほどの冷遇ぶりがあるのではないのかな・・?と思ったりもします・・(汗・・)
椛の東方での公式に登場する作品は、東方風神録Stage 4中ボス・ダブルスポイラーLEVEL 4ターゲット
弾幕アマノジャク』六日目に留まっており、いずれも正直そんなに重要なキャラとしては扱われていないような感じも
あったりします・・(泣・・)
そして何よりも椛はいまだに公式としての「立ち絵」が存在していないというのもこうした椛不遇説を裏付けしているようにも
感じられます。
というか、東方の「天狗」はあやや以外の扱いは、はたても含めて全般的に低いような気もしますね・・
公式では椛はなんだか不遇キャラのように思えるのですけど、一般ファンの感じ方はちょっと違うようですね!
椛は実は東方人気投票においては、毎年上位に食い込んでいてなおかつ毎年のように着実に順位を上げ続けておりますし、
二次創作においては、確かに昨年は「けものフレンズ」に代表されるように空前の獣耳ブームが起きました背景もあり、
椛の人気はここではかなり高いものがあると言えると思います。
こういう公式での扱われ方とファンの間の認識のズレというのは、これはZUN神主様にとってはうれしい誤算なのかも
しれないですし、もしかしたらフランちゃん同様に、あえて意図的に公式に登場させないことで、
東方ファンからの意図的なブーイング効果みたいなものも狙っていたのかもしれないですね・・
そういうあたりはやはり東方の「常識が通用しない世界」を示唆されているのかもしれないです。
幻想郷内の妖怪の山を実質的に支配している「天狗」はどちらかというと階層社会であり、色々な種類の天狗が、
それぞれに課せられた役割を担って生活をしています。
あやや・はたては鴉天狗であり、犬走椛は白狼天狗という位置づけになります。
イメージで言うと鴉よりは白狼の方が強そうで、鴉の上に君臨しているのが白狼みたいな感じもあるのですけど、
妖怪の山においては、実は椛が属する白狼天狗は「下っ端」という位置づけになっているのは
大変面白いものがあると思います。
ちなみになのですけど、二次創作でもそうなのですけど、実は公式設定においても、
あややと椛は「不仲設定」というものがあります!
どうなんでしょ・・・? 元ネタが「白狼」である椛としては「なんで私がカラスの下で働かないといけないんだ・・なんか面白くない!」
みたいな感覚があるのかもしれないですね。
それに加えて、暴走がちなあややに対して生真面目な苦労人タイプの椛は「お互いの性格の不一致」
というものがもしかしたらあるのかもしれないですね。
実際公式設定でもあのコミュニケーションの高さと誰とでも仲良くなってしまうあややにしては珍しく
「私は椛が少し苦手かも・・」と言っているくらいですからね・・・(汗・・)
私の解釈としては「昔は不仲だったけど、今はね・・」とか「そんな時期もあったかもしれないけど、今は普通の関係ってとこかな・・」
みたいな説を採用したいです!
実際、東方三月精でも東方茨歌仙においても、天狗の宴会シーンとか霊夢の宴会シーンにおいても
何回かあややと椛がセットで登場し、一緒に酒を飲んでいそうな雰囲気もありましたから、
昔は少しは確執めいたところもあったけど、今は二人とも大人になって「大人の関係」になっているという
感じなのかもしれないですね。
椛というと特徴的なのがなんといってもあの「灰色髪の短髪と犬耳っぽい髪型」だと思います。
あれは獣耳なのか髪型なのか、いまだに定説がないような感じもするのですけど、逆に東方のキャラとしては
こうした銀髪ショートというのも比較的珍しいので貴重だと思います。
こうした髪型は豊聡耳神子もそうでしたけど、神子の場合はあれは「髪型」です!
椛の場合はどうなんでしょ・・? その辺りは公式でも見解が分かれているようでして、椛のあの獣耳は
本当に耳なのか髪型なのかは、いまたに謎のままで、それを知っているのはZUN神主様のみ・・という感じなのかもしれないです。
私としてはあれは「獣耳」じゃないのかな・・?とも思っていますけど、耳でも髪型でもどちらにしても椛は可愛いと思います!
そして椛というとそれを指摘されている方はあまりいないようにも感じられるりですけど、霊夢・早苗さん同様に
衣装が脇見せ・肩出しとなっている点もとってもかわいいものがあると思います!
椛の普段の仕事は、妖怪の山の警護という事で侵入者がないかどうかを確認しているという事なのですけど、
換言すると侵入者が無い場合はかなりの閑職とも言えると思います・・(汗・・)
それと改めて指摘をさせて頂きますと、こうやって常に白狼天狗たちによって警護&監視されている妖怪の山を
誰からも気づかれることなく山頂にまで登りつめてしまったこいしちゃんは、やはり「すごい・・!」としか言いようが
無いと思います。
そんな訳で日常的にはかなりヒマなものがある椛にとってヒマつぶしは「将棋」というのもなんだか面白いものがあると思います。
普段は滝の裏で待機しており、ヒマな時は河童たちと将棋をさしているというのも
外界の古い言葉で例えると「なんだか窓際族みたい~」という感じなのかもしれないですね・・(汗・・)
この将棋については、後にあややから文々。新聞にてインタビュー記事が掲載されていて
「いつか外の世界に行って将棋がどのようになっているのか見てみたい」というような事を述べていたのが大変印象的です!
そうですね・・是非ぜひ椛に外界に来て頂き、羽生永世名人やひふみん、藤井四段と対局してほしいですね~!
そうそう・・・上記にて椛は閑職・・?と記しましたけど、最近はちょっと事情が変わってきたのかもしれないです。
最近の当ブログの早苗さん記事でも散々書いた通り、幻想郷の人里と妖怪の山に建立されている守矢神社を結ぶ
ロープウェイが開通し、事前の神奈子と大天狗の密室談合(?)と隠されたブラックボックス密室協議により(?)
天狗と守矢神社の間に何やら怪しい協定書・覚書みたいなものが取り交わされたような痕跡もあり、
その結果として、ロープウェイが稼働している間は、天狗たちが責任をもって他の妖怪たちがロープウェイの運行を妨害
しないように警護に務めるみたいな話になっているようでして、この場合、そうした警護を実質的に担うのは
やはり白狼天狗という事で、椛たちなんでしょうね・・・
うーーむ、そうなると椛にとっては「将棋をさしている時間が少なくなってしまう・・」と愚痴っているのかもしれないですし、
案外・・神奈子や諏訪子や早苗さんたちに対して「余計な事しやがって・・チッ!」みたいに思っているのかも
しれないですね・・・(汗・・)

さてさて・・ここからは既に恒例になっているのかもしれないですけど、
dream fantasy の管理人様のアミグリさんの
素敵なイラストのご紹介コーナーです!
今回ご紹介させて頂く二つの作品は言うまでもなく犬走椛です!
アミグリさんは実は昨年暮れにとてつもなく完成度の高い素晴らしい椛を描かれていたのですけど、
アミグリさんが椛を
dream fantasy内にて最後に
描かれていたのが2011年4月ですので、実に7年振りの椛という事になります!
そして今回皆様に是非注目して頂き点は、7年という歳月の経過の間に、アミグリさんという素晴らしき絵師様が
どのような進化を遂げられどのように作風がすてきに変化されたのかを是非ご覧になって頂きたいと思います。
私的には2011年の椛も2017年末の椛もどちらもすてきにかわいいと思っていますし、
それぞれに異なる魅力があると思っています。
上記の椛は、アミグリさんが2011年4月に描かれた作品で、実はアミグリさんご自身はもこの椛掲載時に
「あんまり気に入ってないのでいつかリベンジしたいです・・」と言われていたのが大変印象的です。
私自身は上記で触れた通り、このちびっこい椛はとっても可愛いと思いますし、椛のあの獣耳は、
今この瞬間に「けものフレンズ」第二期にサーバルちゃん達と一緒に出演されていても何の違和感も感じないほどの
愛くるしさに溢れていると思いますし、ミニスカ&白タイツの効果による絶対領域の素晴らしさとか、
ちょっと「きょとん・・」としたみたいなこのお顔もとってもかわいいと思いますし、
とにかく申し分ない椛だと思っています。
だけど常に高い次元の感覚と完成度を模索され続けられているアミグリさんにとっては、この当時の椛をもってしても
まだまだ自分の目指すべき椛ではない・・と思われていて
過去に自らが描かれた作品であっても決してそれに満足することなく、新しい進化と絵の雰囲気の一層の変化を求めらけ続け、
模索され続けている姿勢は本当に尊いものがあると思いますし、
その辺りは、不肖・・この私が「私が尊敬させて頂いているNO.1絵師様」の名に恥じないものがあると
確信しております。
それでは下記にてこの2011年に描かれた椛が昨年末にどのようなすてきな進化を果たされたのかをご覧頂きたいと
思います!

既に記したとおり、この犬走椛は、2017年12月にアミグリさんが描かれた作品です!
結果的にリベンジ作品と言えるのかもしれないですけど、
2011年当時以上の素晴らしい完成度を誇る大変立派な椛を描き切れていると思いますし、
アミグリさんは見事にリベンジを果たされているのだと思いますし、
それは絵師様として「誇り」に感じて欲しい素晴らしい事なのだと思います!!
可愛いけど同時にとっても美しい椛だと思います!
公式の雰囲気では生真面目・不器用みたいな事も言われていたと思いますけど、
「そうした公式設定も過去の私もぜ~んぶ乗り越えて今の私がここにある!!」みたいな事を椛が言っているかのように
2011年の椛とか過去の作品を含めて、
全てを吹っ切った状態の輝かしくて眩しいばかりの椛がここに登場したように思えてなりません!
かわいく美しいのですけど、どこか神々しさすらも感じさせる気品もあるように感じられます。
どうして気品みたいなものを感じるのかと言うと、紅白のすてきな巫女の霊夢ではないのですけど、
赤と白ってやはり「巫女さん」とか「聖職」みたいな雰囲気があると思いますし、そうした紅白を見事に使い分ける事で
鮮やかさも演出していると思いますし、今現在は冬という事で、雪をイメージさせるものもあり、
全体的に美しく神々しいといった印象を私達に与えてくれているようにも感じられます。
とにかくとっても可愛くビューティフルで、何よりもこの笑顔に癒されます!
獣耳もとても可愛いですし、霊夢みたいな肩だし衣装もよくお似合いだと思います!
本当に素晴らしいですね~! 圧巻の仕上がりです!!
そしてここにあるのは、改めて書くと、過去作品に満足することなく妥協することなく、常に「高い作風の次元」を求めて
日々模索と己との格闘をされているアミグリさんの絵師としての「矜持」がとてつもなく伝わってきますし、
こうやって過去作品からのすてきな進化を十分伝えている作品をこうやってご紹介させて頂く事ができる幸せというものを
私自身が強く実感しております!
お正月の1/3記事においてアミグリさんが描かれたメディスン・メランコリーを転載させて頂きましたが、
あのメディスンとスーさんとお馬さんは、元々2014年の午年の年賀状用に作成されたものとの事ですけど、
上記の犬走椛も戌年の今年の年賀状用にとアミグリさんがデザインされたものとの事です!
いや~、あのメディスンもそうですけどこんなかわいくて美しい椛の年賀状を貰った方は、見た瞬間に
「今年はお正月早々縁起がいいかも~! 今年は何だかとてつもなくすてきな事が起きそう!」と感じてしまう事は
間違いないと思いますっ!!
上記のアミグリさんが描かれた椛は、その権利は全てこの椛の作者であるアミグリさんに帰するものであり、
当ブログにおける転載とご紹介は事前に全てアミグリさんからご了解を頂いたものであり、
アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。
アミグリさん、本当にいつも素敵なイラストの転載を快諾して頂きありがとうございます!!
皆様の中で「こんなすてきな椛を描く人のブログってどんなもんなのだろ・・? 」などと興味がある方は、
是非是非アミグリさんのブログ
dream fantasy を
ご覧になって頂きたいと思いますし、
宜しければ、当ブログだけではなくて、
是非アミグリさんの本家本元のブログ
dream fantasy に一度お越しして頂けると
アミグリさんのブログをご紹介させて頂いている私もとってもとっても嬉しいです!
改めてですけど、アミグリさん! 本年度も何卒宜しくお願いいたします。
そして今回の椛のように、過去に描かれた作品を現在の感覚・視点で描かれるという素敵な試みもこれからも
どんどんチャレンジして頂きたいです!!
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犬走椛、個人的には射命丸とのセット印象があったりします。仲は悪いですけど。中ボスという事もあり、公式の扱いは不遇かもしれませんが、ファンは多いですよね(^^♪今年は戌年ですし、何かしらの活躍を期待したいですね!
アミグリ様の描く犬走椛、アミグリ様のブログでも拝見させて頂いていますが、可愛さが全面に押し出された素敵なイラストでしたね(^^♪