現在のビジネスの面において何らかの文書を書く場合、見積りでも企画書でも提案書でも謝罪文でも
稟議でも、はたまた始末書であったとしても(汗・・)
手書きという事はまず無いですね~! ほぼ全てPCのワード・エクセルを使用したものでありますので、
字が読みにくいとか汚いとか何を書いているのかよく分からないという事はほぼ皆無だと思います。
私のように子供の頃から書く字が汚いと言うのか、判別しにくい読みにくい字を書いている人間にとっては、
こんなありがたい時代はないですね~!
私が社会人デビューを果たしたのは昭和の末期も末期でしたけど、あの当時の金融機関の融資課・営業課ですら、
本店に対する稟議とか支店内の報告書関係や日報や
対顧客の決算分析書とか不動産担保調書とか資金繰り表とか設備資金調書等の書類はほぼ「手書き」でした!
当時の金融機関は既に資金関係のオンライン化はかなり進んでいて、以前のような行内の現金と伝票関係を
毎日調合させて合せる手作業の事務作業はかなり軽減されていましたけど、
報告書等の紙ベースの報告書関係はほぼ全て手書きというのも、何やら「昭和の香り」を感じさせてくれますよね~! (汗)
考えてみると大学卒業の際の卒論は、原稿用紙全て手書きというのも今現在ではありえないですね~
とにかくこうした際の手書き文書というと、私のようにとにかく字が汚い人間にとっては苦痛でしたね~
よく大学のゼミの指導教官とか金融機関の上司とか支店長等から
「君の字は本当に読みにくいよね~」と毎回毎回言われていたものでした・・(泣)
自分で言うのもなんですけど、私の字って「読みにくい」とか「くずした」という感じというよりも、
とにかく字がちいさいという事なのだと思います・・
そして小さいだけでなくまるで女の子みたいなまるっこくてちっこい字を書くものですので、読む方も
「なんじゃこりゃ・・?」と感じてしまうのかもしれないですね・・(汗・・)
最近の記事でも書いた通り、私自身は今も昔も「今度人間として生まれ変わるのならば絶対に女の子の方がいい!」と
思っていますし、実はなのですねぇ・・
私の亡き親も私自身が生まれる際に「今度生まれる子は間違いなく女の子!」という確信をしていたみたいで、
ご丁寧な事に名前も「夏に生まれるから夏美」という大変安直な名前まで既に決まっていたようなのですけど、
実際に生まれてきたのが男の子という事で当時焦っていたようです・・(汗・・)
そんな事があってかどうかは分からないのですけど、私自身の字は、昔も今も丸文字風のちっこくて読みにくい字です・・
よく人から「意識して大きな字を書けばいいじゃん」とよく言われていたのですけど、最初は大きな文字書いても
数分後にはまたいつものちびっこい丸文字になってしまいましたね・・
私のような昭和生まれの昭和育ちの「昭和世代」ですと、そうした字が汚い人用のための「ボールペン習字講座」
みたいなものも今現在のユーキャンほど巨大組織ではないものの、既に存在していたと思いますが、
特にそうした昭和世代の皆様にとって馴染み深いというのか一度ぐらい見た事がある広告とかイメージキャラというと
「日ペンの美子ちゃん」と言えるのかもしれないですね。
学研の教育雑誌とか週刊誌とか漫画雑誌とかなかよし・りぼんといった少女漫画雑誌の広告に
よくこの「日ペンの美子ちゃん」が登場する9コマ漫画が掲載されていて、当時、字が汚い事とか悪筆に悩んでいた人は
もしかして一度ぐらいは「自分もこの日ペンの美子ちゃんがお勧めしているボールペン習字で勉強した方が゜いいのかも・・?」と
感じていたのかもしれないですね。
ちなみにですけど、日ペンの美子ちゃんは「ひぺん」とか「にちぺん」という呼び方ではないですし、
ましてや「よしこちゃん」という呼び方でもなく、
正しい呼び方は「にっペンのみこちゃん」です!
日本ペン習字研究会(日ペン)が実施しているがくぶん総合教育センターのボールペン習字通信講座の
イメージキャラクターが日ペンの美子ちゃんであり、美子ちゃんを主人公にした広告漫画のタイトルが「日ペンの美子ちゃん」
なのです!
日ペンの美子ちゃんというと私みたいな昭和世代ですと、初代・美子ちゃんの「おしとやか・清純・聡明」という印象が
強いのかもしれないですね。
だけどここで注意をしたいのは、実は「美子ちゃん」は一人のキャラではなくて、現在に至るまで初代から6代に渡るキャラが
存在しているのは意外と知られていない事実なのかもしれないですね・・(笑)
歴代の美子ちゃんは、同一キャラではなく、それぞれ別人がその名を引き継ぐという体裁になっており、
代替わりの際には「私が×代目の美子ちゃんです」といった自己紹介がなされているのが大きな特徴です。
この辺りは「歴代プリキュア」と似ている面が強いと思います。
二代目はちょくちょく初代と共演し、三代目登場の回では、初代・二代目・三代目が勢揃いしています。
ちなみに現在のいかにも今風なJKみたいな6代目美子ちゃんは、なんと・・! 初代とも共演を果たされています・・(笑)
初代から6代目に共通している事は、1.黒髪 2.ぱっつんな前髪 3.字が綺麗 4.ペットがいる
という事なのだと思います。
そして日ペンの美子ちゃんは、これまではその登場媒体はほぼ全て雑誌等の9コマ漫画による広告で、
意外な事に今まで一度もCM化という「動画・アニメ化」は実現していなかったのですけど、
先日なんと・・!
「日ペンの美子ちゃん」がついにアニメ化され、テレビCMへ進出することが決定され発表されていました!
初回放送はTOKYO MX「5時に夢中!」2018年1月8日分の番組内との事です。
ちなみにですけど、美子ちゃんの声は「涼宮ハルヒの憂鬱」のハルヒを演じた平野綾さんが担当されるとの事です!
これは長年にわたって美子ちゃんを応援してきた「隠れファン」(?)にとっては感慨深い事なのかもしれないですね。


上記で書いた通り、美子ちゃんは代替わりを繰り返す度に美子ちゃんの絵柄を担当する先生が変わっています。
初代美子ちゃんが誕生したのは1972年で、同年に日本ペン習字研究会(日ペン)という団体が
「現代ボールペン習字講座」という通信講座を開講し、
そのマスコットキャラクターとして日ペンの美子ちゃんが起用された事がその後45年も続き、そして今現在6代目へと
受け継がれていくことになり、そして来年度はなんと・・! アニメCMまで開始されるのです!
日ペンの美子ちゃんは6代に渡るキャラが存在しているのですけど、代ごとに作風・女の子の雰囲気がかなり違っているように
見えるのも大変興味深いものがあると思います。
そして更に興味深いのは、なんと・・! 美子ちゃんが存在していないというのか、OA化とかパソコンの普及という
時代の変化の波をもろに受ける形で、昭和の頃ほどボールペン習字の必要性が希薄になった事も影響し、
美子ちゃんというマスコットキャラが姿を消していた時期も実は存在していた事に改めてですけど
「もののあはれ」というのか「時代の変遷」みたいなものを感じずにはいられないですね・・
日ペンの美子ちゃんも押し寄せるIT革命の波には勝てなかったという事なのかもしれないですね。
4代目の美子ちゃんの在任期間は1988~1999年なのですけど、
考えてみると、この期間に日本は色々と激変していたのかもしれないですね。
パソコンがこんなにも各家庭に普及し、携帯電話も普及し、固定電話で母親・父親が彼氏彼女からの電話をうっかり
取ってしまう時代は終焉を迎え、交換日記とかラブレターの代わりにメールやラインに取って代わられ
「いよいよ手書きを必要としない時代がやって来る」と多分ですけどほとんどの人が感じていたのかもしれないですね。
日ペンの美子ちゃんは、「手書き文化の大切さ」を象徴していた存在だったのかもしれないですけど、
あの美子ちゃんの9コマの広告マンガは、1999年に実はひっそりと最終回を迎えていたものでした・・
そうそう・・この4代目の前の3代目の際にも手書き文化を破壊する存在としての「ワープロ」も登場していて、
そうした当時のOA機器とのバトルものが登場していましたけど、ワープロ自体が既に「死語の世界」となっていますので、
やはり「時代の変化」というものはこういう所にも感じざるを得ないものですね・・
ちなみに5代目美子ちゃんは瞬間的に復活していますけど、わずか3話のみで終了となっていて
文字通り「幻の美子ちゃん」となっているようです・・
それにしても美子ちゃんは、初代~6代目に至るまで、各代の美子ちゃんの雰囲気・表情・キャラ設定は
随分と異なっているものなのですね・・
特に2代目の大人っぽい雰囲気から三代目は一気に幼児化が進んだような気もします・・・
5~6代目は今風というのか今現在のJKさんらしい明るく可愛らしい雰囲気がよく出ていると思います。
上記で記したとおり日ペンの美子ちゃんは一旦4代目をもって終焉を迎えたのですけど、
転機が訪れたのは、「美文字」という言葉が2013年の流行語大賞にノミネートされたことなのかもしれないです。
ニンテンドーDSで「DS美文字トレーニング」が発売されるなど電子メールに頼らない手書きの
「美文字」ブームが起きたことを追い風に、
学文社の社内でも当時を知る社員を中心に「美子ちゃんを復活させよう」という機運が高まったという事で
短期間ではありましたけど5代目の復活となり、そして今現在の6代目という事へとバトンが受け継がれ、
そして来年以降は「アニメCMの始まり」という新しい展開が待ち受けています。
ちなみに現在の6代目の美子ちゃんの作者の先生の服部昇大先生は、
同人誌として美子ちゃんのパロディキャラクターを展開している所を学文社の社員の方によって見出され
「この人ならば新しい美子ちゃんを導き出してくれる」と評価され、正式に6代目の作者としてオファーが舞い込んで
きたとのことです。
この6代目日ペンの美子ちゃんは、17歳の正真正銘のJKさんなのですけど、
スマホやVRなど最新ガジェットを持つ一方で、時代にミスマッチなゲーム&ウオッチを持ち歩いていたり、
「私は全共闘時代生まれ」と言い放ったり、時に周りから「何歳?」とツッコミを入れられているのもなんだかとてもお茶目ですね・・
漫画の中でも「忖度」という言葉を使用しているあたりは、今年の流行語大賞の先取りでした! (笑)

初代の日ペンの美子ちゃんは気品と風格が漂いますね~
したためた招待状やラブレターで意中のイケメン男性を次々と落とす特技があり、
その美しい書字で社長秘書としての職も手に入れたばかりでなく、最終的にはなんと・・!
社内で知り合った男性と結婚し、夫もボールペン習字講座を受講することで重要な手書き書類を任され、
部長まで昇進するというサクセスストーリーとなっていました。
こうした後日談は意外と知られていないものですよね・・・(笑)

最後に、こちらはわずか3話で終了してしまった「幻の美子さん」とも言える5代目の日ペンの美子さんです。
あくまで私個人の趣味なのですけど、この6代に渡る日ペンの美子さんのヴィジュアルとしては、
この5代目の美子さんが私にとって一番ストライクゾーンの美子さんなのだと思います! (笑)
黒髪・長髪・ブレザー制服・ミニスカート・・・うーーん、とても素晴らしいです!
こんな短命で終ってしまったのがとても惜しまれそうですね・・・(泣)
- 関連記事
-
スポンサーサイト
6代目…へぇ〜変わってたんだぁ(⌒▽⌒)
というより、まだやってることにビックリ!
当時、字が上手になりたくて、
美子ちゃんマンガ、気になってたなぁ。