仕事の関係で、
ま、たまーーにですけど、「工事代金未払いの回収要請」とか「督促→回収」みたいな役割が
廻ってくる場合もあります。
以前も書いたことがありますけど、20代~30代中盤の頃の私は金融機関に在職し、
そこで「不良債権回収」とか「延滞金回収」みたいな業務も経験したことがあるのですけど、
この種の「未払い金回収」みたいに「金銭」がストレートに絡む仕事は、 本当に嫌ですね・・! (汗・・)
金融機関みたいな本格的なものではないにせよ、 建築・住宅関係で顧客が代金を支払わないという背景には
「当該工事の仕上がりに何か不満がある」とか「条件闘争」みたいな側面が多々あり、かなり面倒な面もあったりします。
勿論、100万~千万単位の工事の場合は、当然ながら営業担当等も
提携クレジット会社の審査が通って初めて部材の発注を行ったり
現金支払いの場合は、契約時・着工時・中間・竣工時とそれぞれ割合を決めて代金請求をするのですけど、
小規模工事の場合とか、うちの会社で併設している「便利屋」みたいな部署の雑務的工事みたいな
数千~数万単位の場合は、特に条件を定めず、その当該工事が完了した場合に、代金請求という流れになります。
だけど、たまにですけど、何だかんだ、言いがかりを付けてきて
代金支払を拒否したり、強引に値引きさせようとして無理難題を吹っかけて条件闘争に持ち込む
「困ったお方」もいたりして、 対応に苦慮する時があります。
ま、勿論、こちら側の工事内容に少し問題があったり、事前の説明が悪くて
顧客の仕上がりイメージと施工側のイメージで「ズレ」とか「認識の違い」が生ずる場合もありますし、
見積り内容と施工についてのイ捉え方の違いみたいな事もあったりします。
その辺りはケースバイケースなのですけど、言いがかりとか揚げ足取りみたいな場合は
本当に対応に苦慮する事があったりもします。
先日も、そういうケースがあり、代金未払い状態が7か月以上となり、クレーム処理班の私にまたまた「対応要請」が
きてしまったのですが、あまりにも内容が悪すぎて、対応するのもバカバカしいというレベルでした。
要は、これは完璧な「踏み倒し」の領域ですね・・・・
この種のケースの場合、会社としての「ゴール地点」は何かと言うと、当然ながら「代金の全額回収」となります。
正直、その交渉過程はどうでもいい・・・ ま、いかに「全額回収」させるかがポイントとなるのですけど、
最初から「金払え!!」みたいなスタンスでガンガン詰めてしまうと、 大抵うまくいきませんし、回収が図れません。
まずは相手の言い分に「理」や「筋道」は無くても、一旦はとりあえず相手の「言い分」に聞かなくてはいけないのですけど、
これは正直、「拷問」の領域ですね・・・
先日も、まずは「電話で相手の出方を探るか・・」という事で電話を入れ、
30分程度、向こうの言い分をまずは聞くことにしました。
ここで書くのも嫌になるくらい、筋の通らない理不尽な内容のオンパレードでありまして、
こういう場合、大抵向こうが30分程度話すと話疲れ&一方的にとりあえず言い分は伝えたという安堵感のせいで
瞬間的に相手が寡黙になる「時間帯」があります。
その隙を狙って、
「お客様・・それではお客様のお話をまとめると・・・・・・という事になります。
私共の以降として、下記の三点をご指摘させて頂きます。
それではメモのご用意をお願いします」と誘導すると 結構こちらの話は聞いてはくれることが多いです。
それでも、こちらの話を聞かない場合は、 こちらも半分演技に入るのですけど
「お前、いい加減にしろ!! いつまでもつけあがってんじゃねーぞ!!」と態度&言葉遣いをガラッと瞬間的に変え、
相手を瞬間的に委縮させて、その上で
「大変申し訳ございませんでした・・・・」と以前の丁寧口調に戻すと、 そこからがようやくですけど、
ビジネス的な「交渉」のスタートという感じになります。
先日もそうしたパターンで臨み、相手の話を聞いたうえで
「これは無茶苦茶言ってるな・・・、だけど論点を三つに絞ると相手の言い分がまるで筋が通っていない事は一目瞭然!
ここからがスタートだな」と感じ、
「分かりました、それでは当方の見解をお伝えさせていただき・・」と言い掛けた所で
一方的に電話を切られてしまいました・・・・ (泣・・)
私もあの時はもカチンときてしまい、電話を掛け直したのですけど、電話に出ない・・・・
それが何度も続くという事は多分これは着信拒否設定をされたという事になるのでしょう。
これって、相手の話だけを一方的に聞かされて、こちらはほとんど反撃できない「トホホ・」なケースなのかっとか
作戦だから、あんなに話だけは聞いてあげたのに、一方的に言いたい事だけを喋って、あとはだんまり&逃げかよ・・と
思いっきり私自身のテンションは下がってしまいました。
こういうのって、本当に嫌ですね。
こちらが一応は向こうの言い分に耳を傾けたのだから、向こうもこちらの話を聞くぐらいはするのが
常識だと思うのですけどね・・
それにしても 「聞くだけ無駄・・・」みたいな話になってしまい、やるせない気持ちになってしまったものです。
「骨折り損のくたびれもうけ」というか、苦労した割には、結果が何も出ないというのは、本当に嫌になりますね。
だからそんな訳で後日相手宅に赴き、今度は最初から一切の妥協も相手の話しを聞くという事もせず、
ひたすら強気に相手の「非」をガンガン責め立てたら、向こうもこちらの気迫に負けたのか意外とすんなりと
全額回収する事は出来ましたけど、後味は思いっきり悪かったです・・


そういえば、ハピネスチャージプリキュアの第20話において、
逃げるひめに対して、めぐみが電話を入れているのに、ひめが電話に出ない・・・・
あの時、めぐみは・・・・
「ひめーー!! でろーー」とか言ってスマホを叩き壊す寸前でしたけど、
あの時のめぐみの気持ちは、分かるような気もしますね・・・
あの時のめぐみの「ひめー、(電話に)でろー!」というのは、私自身の「一方的な電話切られ」に近いものが
あるのかもしれないですね・・(汗・・)
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駆使して、相手次第でキャラ変したり
対応してるんですね〜
言うだけ言って切られたら
私…デスク蹴っ飛ばしてるかも~(笑)
事務員なのでクレーム電話を受けることが
たまにあるのですが、先日も30分話を聞くと
結局ね〜店が煙草臭かったから、
他の店でやって不都合があるとか…
それってうちの責任???
決めたのは自分よね???
人のせいにして愚痴をこぼしたかったんでしょうね。(^-^)