改めてですけど、2015年4~6月にテレビ埼玉で放映されていた「浦和の調ちゃん」第3話における
主人公の高砂調(たかさご うさぎ)による十万石まんじゅうの「うまい、うますぎる」のパロディーは何度見てもやはり
「くすっ・・」と笑ってしまいますね・・
ま、あのシーンはテレビ埼玉を日常的に見ている方でないと絶対に分からないローカルネタでは
ありましたけどね・・(汗・・!)
あのシーンを見てくすっ・・となってしまうのは立派な埼玉県民だと思いますし、
特に反応しない方は、埼玉県民以外か、十万石まんじゅうのCMを見た事が無い埼玉県民なのでしょうね・・・(笑)
ま、恐らくですけど・・・
埼玉県民でも、あのCMを「過去においてみた事がある・・・」という人は、全体の15%いるのかな・・という感じの
レヴェルなのかもしれませんね。
だって、あの「うまい、うますぎる・・」のCMが流れているのはテレビ埼玉だけですし、
普通の埼玉県民は、多分ですけど高校野球や西武の試合とかレッズの試合以外は、テレビ埼玉(通称、テレ玉)なんて
見ませんからね・・(笑)
ちょっと前まではテレビ埼玉の深夜のアニメ枠はかなり充実していたのですけど、最近はほぼサッパリですので、
私自身も以前よりはテレビ埼玉を見なくなりましたね・・
(だけど現在は「ハピネスチャージプリキュア」の再放送をしているのは大変素晴らしいと思います!!)

最近の片岡食品の「ねぎ味噌煎餅」記事でも書いた通り、
埼玉県って本当に「名物」が何もない県で、全国的にはせいぜい「草加煎餅」くらいしか有名なものが無いかもしれないです。
他県に行く際の手土産として、例えば山梨だったら「信玄餅」、宮城県だったら「萩の月」という「これぞ定番!!」というものは
一つや二つはあると思うのですけど、埼玉県の場合、草加煎餅と十万石まんじゅう以外は
「これぞ埼玉県の定番お土産!!」という決め手が中々ないものですから、これはこれで困ったもんです・・・
埼玉県の定番お土産って他になにがあるのかな・・?
思い浮かぶところでは、「彩香の宝石」とかくらづくり本舗の「福蔵」という最中とか、
菓匠右門の「いも恋」なども全国的な知名度では弱いのかもしれないですけど、中々美味しくものは色々と
あるかとは思います。
さてさて、そうした中、忘れてはいけない埼玉の銘菓の一つは十勝の甘納豆の「母べえ」と言えるのかも
しれないです。
十勝の甘納豆が製造販売している「母べえ」というのは、白あん系のスイーツで、
2008年に吉永小百合主演で公開された映画「母べえ」とのタイアップ商品です!
映画自体のロードショーは既にとっくに終わっていますが、商品自体はいまだに健在と言う感じですね。
最近では、白あん系以外にチョコ味も現在では商品の一つとしてあったりもします。

吉永小百合と私が在住している埼玉県川口市は多少縁があると思われます。
1960年代に公開された吉永小百合主演の映画「キューポラのある街」は、実は川口市が舞台となっています。
「キューポラ」なんて言っても今の若い世代の人達にはよく分からないと思いますが、
要は鉄の溶解炉の煙突みたいなものがキューポラです。
1950年代~80年代の川口市は、「鋳物の街」として
高度成長期の日本を支えた縁の下の力持ちみたいな役割も持っていたと思いますが、
1990年代以降、川口市は、鋳物の街というよりは、東京都内の「ベッドタウン」というか
超高層マンション建築ラッシュに取り込まれ、元々鋳物工場だった敷地が次々とマンション建築の用地として買収され、
結果的にどんどんキューポラ自体激減していってしまいました・・
現在では、キューポラ何て数えるほどしかないんじゃないのかな・・・?
川口駅前も近年大分再開発が進みましたが、駅前の商業施設兼図書館兼行政センターの巨大ビルは、
その当時の名残をこめて「キュポ・ラ」と命名されています。
私が仙台から親元を離れて大学へ進学したのが1984年、この年はキャンパスの関係で
大宮に住んでいましたが、
休みの日なんかは、浦和ではなく川口へよく遊びに行っていました。
(以前書いたと思いますが、この当時は吹奏楽コンクールで市立川口が日本の吹奏楽界を牽引
していましたので、川口という名前時代に何か個人的にはすごいステータスを感じていました・・)
当時の川口駅周辺は、丸井があったり、そこそこ東口は栄えていましたけど、
西口は汚い酒場しかありませんでしたし、町工場以外何もないという印象でした。
西口が急激に変わっていったのは、1990年代以降かな・・・
音楽ホール「リリア」(⇒パイプオルガンが売りの一つです。音響も中々いいと思います)が完成されて以降だと思います。
それに前後してバブルという時代背景もありましたけど、
超高層マンションの用地買収のための地上げが急速に進み
町工場が次から次へと超高層マンションに変貌していきましたからね・・・
話を「十勝の甘納豆」に戻しますけど、ここでは毎月10日限定のスイーツが販売されています。
それが何かと言うと、「バター餅」。
元々は秋田県のお菓子らしいのですが、それを色々とアレンジし、ミルク風味にしたのがこのバター餅です。
これは、うちの奥様が結構気に入っていて、毎月10日になると
「十勝の甘納豆でバター餅買ってきて」なーんていうわがままお願いメールが来ることもしばしばです・・・(汗・・)
埼玉県川口市に店舗と工場を有している十勝の甘納豆の「母べえ」ですけど、前述の通り、
映画「母べえ」公開記念菓子でもあります!
吉永小百合の出世作の「キューポラのある街」から数十年経過後に再度吉永小百合をメインに据えた映画という
事でもあるのですけど、吉永さん自身にしても、もしかしたらメモリアルな作品だったのかも
しれないですね。
母べえのお菓子は、北海道産大納言、甜菜糖を使用し、白餡に大納言甘納豆をちりばめ、
まわりをやわらかい生地で包み、お母さんのイメージを表現したお菓子と言えます。
チョコ味も美味しいですけど、やはり普通の白あんがとても上品で優しい味で私は大好きですし、これは埼玉のお土産としても
申し分ないと思いますし、この銘菓を渡す先が70代以上の方でしたら、吉永小百合と絡めてお渡しをしたら
多分皆様喜ばれるのは間違いないと思います・・!

さてさて・・上記の「母べえ」よりももっともっとマイナーな地域限定B級グルメと言えるのかもしれないですけど、
「大人のプリン」という蕨市のご当地限定スイーツも実はあったりもします。
この「大人のプリン」は、実は毎日販売されているスイーツではありません。
扱っている店舗も限られている上に、販売日が毎週金曜日限定なので
地元の川口・蕨市民の方でも知らない人が多いと思います。
「大人のプリン」という商品名通り、甘い甘いデザート系のプリントは明らかに一線を画しますね!
とろーりとか甘ーいとかふわふわという感じではありません。
プリン自体が二重構造になっていて、表面から少し下は、米粉で作られたスフレで比較的カリッとした硬い層で構成され、
その下は、濃厚なカスタード系の層があり、一番下にほろ苦のカラメルソースがあります。
食べ方としては、普通に食べるのではなくて「混ぜて食べて欲しい」との事です。
実際に食べてみると確かに甘くはないデザートですね。
普段慣れ親しんでいるグリコの「プッチンプリン」みたいなとろとろという感じではないと思います。
表面が何かクッキーみたいな感じで、その部分とその下のカスタード層、そしてカラメルを混ぜてみると、
何か不思議な触感があります。
でもこれ美味しいと思います!
甘くはないのだけど、後味すっきりなんだけど濃厚な感覚です。
カラメルがかなり苦味を感じるので、これがいいアクセントというか変化球になっているのかもしれないです。
うん! これは確かに「大人のプリン」という感じですねっ!!
知る人ぞ知るウルトラマイナースイーツですけど、私としては埼玉銘菓の一つして全国に発信したいスイーツですね!
そっか・・よかったよかった・・
埼玉には草加煎餅とか十万石まんじゅうとか、彩香の宝石や福蔵以外でも
こんなにも素敵なお菓子が色々とあるものなのですねっ! (笑・・)
宣伝次第では、もう少し広まるのかも・・・?
金曜限定と言う事でプレミアム価値はありそうだけど、せめて毎日発売でないと、
中々地元ですら浸透しないのかもしれないですね・・(汗・・!)
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遅くなりましたが、お誕生日おめでとうございます(o´ω`o)
この一年が良き年となりますようお祈りいたします。
草加煎餅いいじゃないですか(人*´∀`*)
埼玉から来られる方によくお土産でいただきますが、
いろんなバリエーションがあって好きです♪
他にも埼玉の名物といいますと芋羊羹や五家宝も有名ですね~