埼玉県には実を言うと知る人ぞ知る「一つの聖地」があったりもします。
あ・・・アニメではないですよ・・・(笑)
確かに「らき☆すた」の久喜市の鷲宮神社とか「浦和の調ちゃん」の調神社など、埼玉県は意外と
アニメの聖地巡礼のエリアが幾つも実はあったりもしています・・(笑)
ここで取り上げるのは、アニメではなくて実は「盆栽」です!
大正12年の関東大震災を契機に、東京の盆栽業者が、広い土地や新鮮な水と空気を求めて移り住んできたことで
誕生したのが大宮盆栽村と言われています。
そうした盆栽業者がつくりあげた大宮盆栽村なのですが、最も盛んな時期には盆栽園は30軒ほどもありました。
地域に根付いた伝統産業の盆栽は、昭和17年に「盆栽町」という行政上の正式な町名となりましたし、
この「盆栽町」という町名は現在でも「さいたま市北区盆栽町」という地名として現在にも
受け継がれております!
大宮盆栽村ができた頃は居住規約が定められ、「盆栽を10鉢以上もつこと」・「門戸を開放すること」・
「二階屋は建てないこと」・「垣根は生垣にすること」などという規約があったとの事です。
こうした規定は現在では必ずしも厳格には適用されていないのですけど、
確かに大宮とか浦和や川口のように、巨大高層マンションやタワービル等の巨大開発や分譲が進む中、
盆栽町周辺は確かに他のエリアではあまり感じられないような「風情」が伝わってくるのは、
そうした昔の規制が今現在にも多少は影響が残っているという事なのかもしれないですし、盆栽村周辺を散策すると
確かにそうした古い家・お屋敷・店舗が多少は残っていて、それが「今の時代では味わえない情緒」を
もたらしていると言えるのかもしれないですね。、
これらのことが現在でも優れた景観を維持することにつながっていると思えます。
大宮盆栽村は、東武野田線とJR宇都宮線に囲まれた大宮公園北側一帯の総称でもあるのですけど、
最寄駅は東武野田線の大宮公園駅という事になるのだと思います。
我が国屈指の盆栽郷として知られ、現在、盆栽町には5軒の盆栽園があり、
それぞれ特色ある盆栽を手掛け、四季折々の樹影は見る人の心を楽しませてくれていると思います。
また毎年5月3日〜5日には「大盆栽まつり」が開催され、全国から訪れる多くの盆栽愛好家で賑わいます。
盆栽村は、世界の盆栽の中心地として海外からも多くの愛好家が訪れている事でも知られています。

世界盆栽大会というのも実はあったりするのですね!
これは、4年に一度開催されている大会で、 本年度・・平成29年4月にさいたま市で開催されます!
1989年にさいたま市(旧大宮市)で第一回大会が開催されて以来、
28年ぶりに日本で開催され、この大宮盆栽村も会場の一つとなります。
そうですね・・・なんか浦和とか大宮の自治会の掲示板を見てみると、大抵この「世界盆栽大会」開催のポスターが
貼られている事が多いですね!
この世界盆栽大会のメイン会場は、さいたまスーパーアリーナでして、
世界最大級の可動システムによる音楽・スポーツ・産業・文化などのイベントが開催される施設で、
2020年東京オリンピック会場ではバスケットボールの会場にもなります。
それともう一つのメイン会場は大宮ソニックシティです。
さいたまスーパーアリーナなんて、うちの会社からも歩いて行ける距離にありますので、
正直、そんなに「盆栽」自体は興味が無い私ですけど、なんか「一度行ってみようかな・・?」みたく
感じてしまいそうですね・・(笑)
ふーーん、浦和とか大宮なんて、うちのブログのこの「浦和の調ちゃん」ネタにおいて「何もないない」と自虐していましたけど、
たまにはこういう素敵なイベントも開催したりするものなのですね!


そう言えば、2015年にテレビさいたまで放映されていた埼玉県ローカルショートアニメの「浦和の調ちゃん」第6話にも、
ちらっとでしたけどこの「盆栽」の事が登場していましたね!
彩湖が遊んでいたゲームをよーく眺めてみると、「ウナギVS盆栽」の文字が見えます。
埼玉県以外の方は何のことやらわからないのでしょうから、少し解説させて頂きますと、
同じ「さいたま市」でも、「さいたま市浦和区」と「さいたま市大宮市」の旧浦和市と旧大宮市は
昔からあんまり仲が宜しくない・・・・
ま、目クソ鼻クソを笑うの領域なのでしょうし、埼玉県以外の方の視点では
「別にどちらも冴えない埼玉なんだし、大宮も浦和も大して変わりがないじゃん・・・」みたいな
感じになってしまうのでしょうね・・・(滝汗・・!)
だから・・・・
旧大宮市の視点からは・・・・「新幹線が停車するのは大宮駅」と言うのでしょうし
旧浦和市の視点からは・・・・「浦和レッズと大宮アルディージャでは圧倒的にレッズの方が強い」と
言うのでしようね・・・・
ま、その辺りは、限りなくさいたま市南区に近い川口市民の私にとっては別にどうでもいい話なのかもしれないですね・・(汗・・!)
大宮も浦和も「全国的に知られた名産品」と言うと限りなく決定打に欠けるのですけど
大宮には上記で書いた通り、「盆栽村」と言って
知る人ぞ知る有名な「盆栽スポット」になっている日本屈指の盆栽郷があったりします。
そして浦和には、江戸時代の頃より、埼玉~見沼一体の沼地から採取されるうなぎのかば焼きのお店が
中山道沿いに結構あり、その由来みたいな形で今現在でも、浦和の街には、結構な数のうなぎ店があったりもします。
要は、大宮にも浦和にも全国的には確かにそれほど有名ではないけど
こんな名物もありますよ・・・・みたいな事を、あのローカルショートアニメでも是非伝えておきたかったという事なのかも
しれないですね。


上記の通り、大宮北部には「盆栽村」という
盆栽を愛する人たちにとっては、まさに「聖地巡礼」の地が存在したりもしています!
平成22年3月に、さいたま市北区盆栽町に「さいたま市大宮盆栽美術館」がオープンしたのですけど
(すいません・・・私は行った事すら無いです・・・・滝汗・・!)
その開館一周年の記念イベントを考えている時に、
「何か地元らしい名物は作れないか」→「地ビールではなくて地サイダーはどう・・・?」→
「それいいかも!、盆栽とサイダーを掛けて、名前は・・・ボンサイダー、そう・・盆栽だー!!がいいかも!!」という
実はオヤジギャグで決まったネーミングらしいですね・・・・(笑)
味については・・・
「盆栽といえば、松・・・・松は英語でpine(パイン)だからパイナップル味はどうかな・・・?」
「盆栽のイメージは緑だし、抹茶を加えてみる・・・??」
「松はポリフェノールが豊富らしい・・・松ポリフェノール入りの健康サイダーはどうかな・・・」
と色々意見があったようですけど、
最終的には・・・
「松の葉をイメージしたチクチクするような炭酸強めで甘さ控えめ、すっきりした大人の味」という
大変シンプルな味になったとの事です。
この「盆栽だー!!」ですけど、私も何度か飲んだことがありますけど、
確かに少し炭酸は強めですけど、実にスッキリ感はあって大変美味しいと思います。
あえて難点を言うと・・・・350mlで確か200円+税だったかな・・・・?? ちょっと高いのかもしれないですね・・
最後に・・・
この盆栽村周辺には、「漫画会館」と言う、日本近代風刺漫画の祖である北沢楽天の邸宅跡地に、
昭和41年にできた日本で初めての漫画に関する美術館があったりもします!
盆栽に飽きたら、ここに寄ってみるのも悪くは無いのかもしれないですね・・・
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ラベルも盆栽のイラストとは!
ご当地商品、いろいろ考えてるんだね♪
ちなみにご存知の通り、
奈良は『鹿』ばかり(^-^)