少し古いお話ではあるのですけど、2010年~12年にかけて
「東方雅華乱舞トレーディングフィギュアコレクションシリーズ」というシリーズ企画が展開されていて、
例えばvol.1においては、霊夢・あやや・レミリア様・パチュリーさん・諏訪子・多々良小傘のミニフィギュアが
商品展開され、
同様にvol.2においては、咲夜さん・ゆかりん・大妖精・一輪・犬走椛・八坂神奈子というラインナップになっていて、
vol.3においては、お空・慧音先生・メディスン・チルノ・キスメ・風見幽香というラインナップで、
vol.4においては、うどんげちゃん・早苗さん・天子・藍・永江衣玖・聖白蓮というラインナップとなっておりました。
そして、今回ちらっと取り上げさせて頂くvol.5においては、
フランちゃん・橙・リリーホワイト・萃香・ナズーリン・アリスというラインナップとなっておりました。
このシリーズにおいては、魔理沙・こいしちゃん・さとり様・ゆゆ様・妖夢というビッグネームがなぜか見当たらないものの、
大妖精・一輪・永江衣玖・キスメ・ナズーリン・リリーホワイトといった東方フィギュアとしては珍しいキャラも散見されていたのが
今にして思うと大変嬉しいものがあると思います。
このシリーズの第5弾は2012年2月に発売されていましたが、種類は全6種類です。
価格は1箱(1体入り)で864円という事で「あれ・・東方グッズにしては随分と手頃な価格じゃん」と一見思えてしまうのですけど、
ランダム封入のため、箱自体に「この中にはこのキャラが入っていますよ」という表示は無いものでして、
箱を開けてみないとどのキャラが入っているのかわからない・・というある意味恐ろしいものがあったりもします。
1BOX内で10箱入っているいわゆる「大人買い」という購入方法もあるのですけど(1BOX買いの場合の価格は8640円)
1BOX購入したからと言って6種類の全キャラが揃うという保証は一切ないです! (涙・・)
こういう手法は、食玩とかミニフィギュアではよくある事なんですよねぇ~
運が良ければ「このキャラは絶対に欲しい!」というものがすぐに入手できる可能性もあるのですけど、
運が悪ければ、いくらお金をつぎこんでも「これは絶対に欲しい!」という本命がいつまでたっても入手できない
危険性もあったりします。
そうそう、こうした事は依然、プリキュアフィギュアでもありましたよね!
2011年頃の初代~ハートキャッチの全キャラを揃えたシリーズだったのですけど、これも何が入っているのか
箱を開けるまでは分からないため、
当時、私も、キュアドリームとキュアアクアとシャイニールミナスとキュアマリンを手に入れるために、
私が苦手としている「ミルキィローズ」を2体も引き当てる羽目になってしまったものでした・・(大泣・・)

「東方雅華乱舞トレーディングフィギュアコレクションシリーズ」第5弾は、
フランちゃん・橙・リリーホワイト・萃香・ナズーリン・アリスというラインナップになっていましたけど、
元絵のイラストはとってもとっても可愛いと思います!
このシリーズなのですけど、全般的な傾向なのですが、一つのシリーズで複数ものキャラが出ている中で、
必ずしも全キャラの完成度が高いという訳では無いようにも感じられ、
正直、完成度という意味ではかなりバラつきがあるようにも感じられます。
この第5弾なのですけど、これはあくまで私の個人的感想という事なのですが、
大変高い出来栄えで素晴らしいと感じられるのは、ナズーリン・フランちゃん・リリーホワイトで、
逆に「ちょっとねぇ・・」みたいな少し残念な仕上がりのようにも感じられるのが、萃香・橙だと思います。
アリスはギリギリセーフ・・という印象です。
そして特にこの中では「ナズーリン」の完成度の高さは素晴らしいと思いますし、
「リリーホワイト」もいかにも春告精らしい「春ですよー」というとっても可愛い雰囲気に満ち溢れていて
申し分ないと思います。
それにしても最近の寒さは半端ないと思いますし、今年の寒さは例年よりも厳しいのかな・・とも感じますし、
こう寒いと、一刻も早く「春になってくれないかなぁ・・」とか
「一日でも早く、春告精のリリーホワイトがあの満面の笑顔で春を告げにやってきてくれないのかなぁ・・」とも
思ったりもしますので、
本記事においては、ナズーリンとリリーホワイトのこの素敵なフィギュアの事を簡単に取り上げさせて頂きたいと
思います。


この第5弾の中では一番完成度が高くて素晴らしい出来栄えだと感じられるのは、
間違いなくナズーリンだと思います!
えーー、なにこれ! このナズーリンの可愛らしさ!!
ナズーリンは「ネズミの妖怪」なのですけど、まさにミッキーマウスみたいな可愛らしさに溢れていて、
このウインクの可愛らしさ、ジャンプしている躍動感、ネズミ耳の可愛らしさ・独特なスカートの切り込みデザインなど
素晴らしいと思います。
正直・・・9000円近くもするグリフォンの本格的なナズーリンのフィギュアよりも完成度は上なのでは・・?とすら
感じさせてしまう出来栄えだと思います。
ナズーリンは一言で言うと「虎の威を借りる狐」じゃない「虎の威または毘沙門天の威を借りるネズミ」
みたいな雰囲気があるのは決して否定は出来ないと思います。
相手によってコロコロと態度を変えたり、自分より下と思われるものに対しては尊大な態度を取ったりするというのは、
確かに「人間の嫌らしい部分」でもあると思うのですけど、
そういう人らしい部分を持ち合わせている東方の妖怪さんって意外と少ないような気もします。
東方の妖怪の場合、どちらかというと既にそうした「人が本来持ち合わせている元々の心の弱さ」
みたいなものをとっくに超越しちゃっているタイプが多いようにも思える中、
ナズーリンは、そうした人らしい要素を一杯内在していて、そうしたナズーリンを見てしまうと、
「あれれ・・・ナズーリンというのは自分達と大して変わりがないじゃん! ナズーリンはもしかして・・?
自分達そのものなんじゃないの・・・?」
みたいな同類意識というのか妙な親近感を感じるのも事実だと私は思っています。
ナズーリンというのは私達そのもの・・・人間というある意味愚かな存在を
まさに象徴した存在ではないのかなとも思ったりもします。
そうした意味では、東方の中では一番人間に近い立ち位置なのかなとも思ったりもします。
ま・・・それに何よりもナズーリンって本当にめちゃくちゃ可愛いのですよね!!
うーーむ、やっぱり人間というのは・・・
台所で実物のネズミを見かけると「キャー―――!! あっちへ行って!!」みたいな感じになってしまうけど、
例えば・・・・ミッキーマウスとか「トムとジェリー」みたいな擬人化・アニメ化されたモノを見てしまうと・・・
「可愛い子ネズミちゃん!!」みたいになってしまうのかもしれないですよね・・・・(笑)
ナズーリンのあの素直じゃないんだけど、実は・・・・本人はツンデレっぽくて本当はいい奴みたいという雰囲気が
実に素晴らしいですよね!!
うーーむ、私もナズーリンから・・・「君は実に馬鹿だな!!」なーーんて言われてみたいですね・・・(笑)
何よりも・・ナズーリンのあの穴あきスカートがとにかく最高です!!


続きまして「リリーホワイト」です。
このリリーホワイトはまさに東方の可愛いかわいい妖精の雰囲気そのものだと思います。
上記のナズーリンですと、グリフォンから既に単体でフィギュアも発売されているのですけど、
このリリーホワイトは、そうしたフィギュアは他には一切発売されていません。
その意味ではこのシリーズは大変貴重なものだと言えると思いますし、リリーが大好きな私にとっては、
とっても素晴らしい企画だと思います。
このフィギュアは本当にまさに「春告精」に相応しい雰囲気を醸し出していて、
「春ですよ――」とあの満面の笑顔で、幻想郷に春が来たことを嬉しそうに告知にあちこちを飛び廻っているという
雰囲気に満ち溢れていると思います。
とにかくこの満面の笑顔は、海千山千の幻想郷の妖怪どもの中にあっては、貴重な立ち位置ですよね!!
東方における「妖精」というと「光の三妖精」に代表される通り、人間に対して「イタズラ」ばっかりしてくる傾向が強く、
時にはそのイタズラ振りにイラッとしている人間も、中にはいるかもしれないのですけど、
リリーホワイトの場合は、春が近づくと人間達に
「春ですよ――」と告げるだけの可愛いかわいい妖精なのです!!
普通の人間では気付かないほど些細な春の訪れの兆しを見つけて、
春の到来を伝える妖精なのですけど、春以外の季節では見かけることも少なく、春の季語にもなっているとの事です。
リリーホワイトは別名「春告精」とも言われていて、
「雪落ちて まだかまだかと 白の山 春告精の 跡探す道 」という歌を詠んだ人もいるようですね。
リリーホワイトが通ったあとは一気に春が訪れ、つぼみしかなかった桜の木を一瞬で満開にしたり、
種の状態の花を一瞬で咲かせることもできるそうで、
この能力のこともあって「花屋さんに大人気」なそうでして、
比較的面倒くさがれる事の多い妖精の中では大人気の妖精との事です。
ま・・・そりゃそうですよね・・・
普段は人間に対するイタズラなんかもしないで、夏から真冬の間はどこにいるかは全くの行方不明状態で、
そして春が近づいてくると人間たちに
「春ですよ―――」と明るく伝えて廻るのですから、
なんか「縁起がいい妖精」という高評価になるのも分かりますね!!
まさに「吉兆を告げる妖精」といっても過言ではないと思います。
なんかイメージとしては・・・いつもニコニコしていて満開の笑顔で春が近づくと
「春ですよ――――」と告知して廻るという天真爛漫さ・・その単純明快さが実に楽しいですね!!
いやーーー、東方においてこういうあまりにも分かりやすいキャラは意外と珍しいのかも・・・・??
なーーんかイメージとしては、言葉は「春ですよ――――」以外一切発しないみたいな雰囲気も
感じさせてくれますね。
とにかくとにかく・・・誰からも愛されるとてつもなく可愛い妖精ちゃんなのだと思います。

さてさて・・ここからは既に恒例になっているのかもしれないのですけど、当ブログが本当にいつも大変お世話になっている
アミグリさんの素敵なイラストのご紹介コーナーです!!
今回は上記にて語らさせて頂きました春告精のリリーホワイトのとってもとっても可愛いイラストを
当ブログに転載をさせて頂きたいと思います。
上記のイラストのリリーホワイトは、2012年4月に描かれたものです。
昨年の2月のまさに真冬の盛りの時期に「春よ早く来てちょうだい!」という祈りを込めて、既に一度このリリーホワイトの
とっても可愛いイラストは転載させて頂いているのですけど、
あれからもう一年が経過し、
現在の様子は、レティさんが大暴れしている厳しくて寒い冬の季節ですし、少しでも早く「春」が到来して欲しい私としては、
アミグリさんのリリーを再転載させて頂く事で、
私の「早く春になって!」という祈りが天に通じればいいなぁ・・と思っています! (笑)
アミグリさんが描かれるリリーホワイトは、まさに「春を告げる妖精」の可愛いかわいい雰囲気に
溢れていますよね!
リリーホワイトを描かれる東方絵師さんもかなりいらっしゃると思うのですけど、
私が知る限りにおいてもトップクラスに位置するようなとっても可愛くて天真爛漫でまるで「天使」みたいで、
めちゃくちゃ可愛いリリーホワイトだと思います。
全体のピンクトーンがまさに「春」を象徴していると思います。
目がとっても生き生きしているし、繊細さと優しさと甘さが見事にマッチしていると思います!!
ちなみにこのイラストの1年後の2013年にも、背景や目の瞳の色を変化させたリリーの別ヴァージョンも掲載されていました。
いつも素敵なイラストの転載を快諾して頂ける事に感謝しております。
上記のリリーホワイトのイラストはアミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。
アミグリさんと言えば、当ブログにおいても、1/4に「フランちゃん特集」をさせて頂き、
先日もその①に続きまして「アミグリさんの版権作品特集 その②」をさせて頂きましたが、
皆様の中で「こんな素敵なフランちゃんを描く人のブログってどんなもんなのだろ・・?
こんな可愛いカティアとかうさだとか黒ウサギを素敵に描けちゃう人のブログってどんな絵が掲載されているのだろう・・?
他にどんな作品を描いているのかな・・・?」などと興味がある方は、
是非是非アミグリさんのブログ
dream fantasy を
ご覧になって頂きたいと思いますし、
宜しければ、当ブログだけではなくて、
是非アミグリさんの本家本元のブログ
dream fantasy に一度お越しして頂けると
アミグリさんのブログをご紹介させて頂いている私もとってもとっても嬉しいです!
どうぞ宜しくお願いいたします!
それと・・こっそりお知らせさせて頂きますと、2月に入ったら、アミグリさんが過去に描かれた「こいしちゃん」の特集を
企画をさせて頂く予定です。
こちらの方も是非宜しくお願いいたしますね!
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ポーズといい、表情といい、大変にお見事です。それにしても確かに寒いですね、今年は暖冬といっていたはずなのに…。
完成度の高いフィギュアを見て、心だけでも温めますか^^