ちなみにですけど・・・・
この記事をもって「吹奏楽カテゴリ」記事が累計800記事に到達いたしました!!
今年の7月にプリキュアカテゴリが累計1000記事に到達していましたので、
うーーむ、自分で言うのも何ですけど、私・・・意外と(?)吹奏楽記事も書きまくっていたのですね! (笑)
最近の当ブログは、プリキュアというよりは完全に「東方」がメインになってしまっていますけど、
そうした中、吹奏楽関連記事も、これからもどんどん書いていくつもりですし、
正直、吹奏楽記事は「無限」にネタがありますので、こちらのカテゴリも今後とも宜しくお願いいたします!!
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クリフトン=ウィリアムズというと、1960年代~70年代にかけて日本の吹奏楽コンクールにおいては、
ほぼ毎年取り上げられるかなりの人気作曲家だったと思います。
その中でも特に、
〇ファンファーレとアレグロ
〇交響組曲
〇ザ・シンフォニアンズ
以上の3曲は古典的名曲だと思いますけど、最近のコンクールではほとんど演奏されないのはとっても残念ですね。
「ファンファーレとアレグロ」の冒頭のサウンドの鮮烈さはまさに「あざやか!」とか「とてつもないインパクト!」としか
言いようが無い「強烈さ」はあると思います。
まさにあれは「パンチが効いた」という言葉がぴったりだと思います。
個人的には、C・ウィリアムスというと、やはり忘れちゃいけない作品は交響的舞曲第3番「フィエスタ!」だと思います。
この曲、今現在の感覚で聴いても新鮮な感覚に溢れていて、
躍動感・リズムの切れ・楽しさは「名曲」の名に恥じないと思います。
前述の通り「ファンファーレとアレグロ」の冒頭もそうでしたけど、
いきなり金管楽器のファンファーレ的コラールで開始され、
その後打楽器(というかマラカス)だけの演奏になったかと思うと、
突然展開部が開始され、ラテン系リズムがゆるやかに楽しく展開されていきます。
コルネットのソロも素晴らしい・・・!! あのラテン系のノリの良さは、リードの「エル・カミーノ・レアル」の世界を
彷彿とさせてくれていると感じます。
曲としては、リズミカルな部分と情緒たっぷりの歌の部分が交互に繰り返され、ラストになだれ込んでいきます。
ラストのトロンボーン奏者によるグリッサンドがこれまた圧巻!!
いやー、聴いていて飽きることのない素晴らしい作品だと思います!
実は最近まで知らなかったのですけど、
この曲の原曲は実は実は管弦楽曲だったのですね・・・
オーケストラのための交響的舞曲というタイトルらしいのですが、
吹奏楽による「交響的舞曲第3番 フィエスタ!」は、管弦楽版による原曲の第三曲を吹奏楽用にアレンジしたとの事です。
何となくですけど、原曲版なんかは一度どんな感じの曲なのか聴いてみたい感じもしますし、
合計五曲あるというこのシリーズの中で、他の四曲がどんな曲なのかという事も興味はありますね。
一度なのですけど、上野の東京文化会館の音楽資料室等でウィリアムズの管弦楽版の「交響的舞曲」の音源とかスコアが
無いかを調べに行った事がありましたけど、確かその際は「該当なし」という回答がなされていたような
記憶があります。
この曲は最近の吹奏楽コンクールでもたまにですけど耳にする事もあります。
こうした古典的名曲が現在でもしっかりと受け継がれている事は本当に嬉しく思いますね!
この曲のコンクールでの名演と言うと
1977年の瑞穂青少年吹奏楽団に尽きると思います。
いや、あの演奏は本当に素晴らしい・・・!!
演奏がほぼノーミスだし、リズムの切れ・コルネットの音色・躍動感・たっぷりとした歌い方
どれをとっても文句のつけようがない素晴らしい演奏です。
電電中国【現・NTT西日本】も佐藤先生は、二回この曲を取り上げていましたね。
佐藤氏は1988年にも同じ作曲家の交響組曲を取り上げていましたので
余程C・ウィリアムスが好きだったのかもしれませんよね。
CDで聴くならば
ダン指揮/ダラスWO とか山下一史/東京佼成がいいと思うのですけど、私としては決してこの二つのプロの演奏が
「決定打」とは思っていません。
あの瑞穂青少年を超えてはいないと感じるだけに、この曲の更なる名演が今後出てくる事を大いに期待したいと
思います。
話は全然違うのですけどむかーし1984年のBJを眺めていると、東京都大会・高校の部予選会にて、
とある学校がこの交響的舞曲第3番を演奏し、規定違反により失格となったと記されていましたが
その規定違反とは何かと言うと
冒頭の打楽器(マラカス)だけの場面で、指揮者も奏者と一緒にマラカスを振ったからという理由との事です。
吹奏楽連盟の規定では、確かに
〇指揮者は課題曲・自由曲共に同じでないといけない
〇指揮者は演奏中は、楽器を演奏してはいけない
等の細かい規定がありますが、記事によると事前に
「指揮者が瞬間的に奏者と一緒にマラカスを振っても大丈夫か」という問い合わせをした上で
確認を取った上での失格という事でしたけど、
これがホントなら少し気の毒な感じはしますよね・・・
規定をよく見てみると、
指揮者がいなくても演奏可能とも書かれています。
実際私が知る限りでは、
指揮者なしでの演奏と言うと、1988年の天童市役所音楽隊の演奏が記憶に残っています。
あの演奏は私も生で聴きましたけど、課題曲・自由曲共に出だしだけ指揮者の阿部氏がタクトを振り
それ以外は指揮者も奏者として加わっていました。
プロのオケの場合、たまにですけど
ピアノ協奏曲の際、指揮者が独奏ソリストを務めながら同時に指揮を振るという事も
たまにあったりもします。
N響の定期演奏会でも、モーツアルトやラヴェルのピアノ協奏曲の際に、プレヴィンとかアシュケナージが
そうした事をやっていたと記憶していますけど、あれはかなり大変だと思いますね・・
さすがに吹奏楽コンクールにおいては、そうした規定もありますので、指揮者がソリストを兼任というのはありえない話
になってしまいますよね・・(笑)
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ないと思っています。確かに今の感覚で聴くと、所々でリズムのズレは
感じるものの、それを補って余りあるノリがあると思います。
あの演奏が40人以下(確か38人くらい?)だと思うと衝撃的です。
この演奏と比較すると他の演奏は速い部分での音のスピード感が足りない
ために、遅い部分との対比があまりついてないのと、ノリが足りないのかな
と思います。
あ、蛇足ですが1984年に失格した団体の自由曲は三角帽子だったかと(^_^;