この一つ後の記事で熱く語る事になっていると思いますが、
2016年の新しいプリキュアが「魔法つかいプリキュア」というものになりそうです!!
いや~!! この「魔法使い」という言葉がいかにも「魔法少女」そのまんまで、実にストレートで
面白いと思います。
来年度のプリキュア達も代々先輩プリキュアから受け継がれてきた「美しきプリキュアの魂」を
どうやって私達に提示をしてくれるのか・・・
とにかくすごーーく楽しみですし
2016年の「生きるチカラ」になるのは多分・・間違いないと思います。
さてさてこの「魔法使い」というと、ついつい思い出してしまうクラシック音楽というと・・・
そう・・・・
やっぱりデュカスの交響詩「魔法使いの弟子」ですよね!!
交響詩「魔法使いの弟子」は、いかにも「交響詩」という感じの曲で、
標題を本当に巧みに音楽を通じて表現していると思います。
ちなみにこの曲の展開部は9拍子となっていますけど、この曲、実は・・・・大学の吹奏楽団時代に
一度定期演奏会で演奏する曲の候補の一つになっていたのですけど
この9拍子がやっかいで複雑である事と
ファゴット奏者に高い技術を求められているにも関わらず当時のファゴット奏者が全然優秀じゃなかったという事で
あえなくボツになっています・・・(苦笑・・・)
私が当時見たのは、ウインターボトム編曲の吹奏楽アレンジ版でしたけど
確かに・・・
あのリズム感と変拍子は難しそう・・・
下手なチームが演奏すると、間違いなくリズムがぎくしゃくすると思います・・・
個人的な話なのですが、「魔法」とか「魔法少女」というと、ま・・・次期プリキュアではありませんけど、
「魔法使いサリー」
「おじゃ魔女ドレミ」
「プリキュアシリーズ」を
連想してしまいます。
最近では、魔法少女というと「まどか☆マギカ」なのかもしれませんが、
最初にあのアニメを見た時は正直ショックというか、衝撃がありすぎました・・・
だって絵柄はプリキュア以上に可愛くて何かほのぼのしていのに、ストーリーは
悲劇を通り越して「残酷」としかいいようが話ですしね・・・
第三話でマミさんがあんな悲惨な死にかたをするなんて・・・(泣・・)
ちなみに私はまどか☆マギカでは誰が何と言っても断然「佐倉杏子」が大好きです!!
話がそれてしまいました・・・(苦笑・・)
交響詩「魔法使いの弟子」の作曲家のデュカスは、怖ろしいほどの寡作家です。
この交響詩以外では、交響曲・バレエ音楽「べり」くらいかな・・・
潔癖症に近い感じらしく、気に入らない作品はどんどん破棄してしまい、結果として
後世に楽譜として残された曲は極めて少なくなってしまったとの事です。
確か・・・・わずか13曲しか楽譜として残されていなかったと記憶しています・・・
自分に相当厳しい人だったのでしょうね・・・
ま・・曲からはそんな「厳格な感じ」はあんまり感じられないのですけどね・・・
マーラーが亡くなる寸前、パリで開催された演奏会で、
マーラーの交響曲第2番「復活」が演奏された際、デュカスは、ドビュッシー・ピエルネといった
当時のフランスの有名な音楽家と共に、第一楽章終了と同時に憤然と席を立って
帰ってしまったというエピソードを残しています。
フランスの楽壇として、
「マーラーみたいな訳の分からん音楽で音楽の都、パリを汚されてたまるか」という何かアピールを
したかったという事なのかな・・・??
「魔法使いの弟子」は、
音楽を聴くだけでストーリーが頭に中に自然と浮かびますから、その描写力と想像力には
感服するものがあります。
この曲は、ディズニー映画「ファンタジア」のBGMでもありますが、
ミッキーマウスが、魔法をかけてバケツに水を持ってこさせたはいいいけど、魔法の止め方が
分らず、部屋に水が溢れ、おぼれそうになったところを師匠が駆けつけ、ギリギリセーフという
感じのストーリーを本当にうまく表現しています。
この曲は、ある二つの楽器を非常に効果的に使っています。
一つはファゴットなのですけど、ファゴットは曲によっては重厚で悲惨な雰囲気をもたらすと
同時に(例/チャイコフスキーの悲愴の冒頭)
曲によっては茶目っ気たっぷりになったり(例めショスタコの交響曲第9番)
また曲によっては異国情緒たっぷり(例/くるみ割り人形)と色々と表情を変える事が
出来る楽器なのですけど、
「魔法使いの弟子」の場合は、明らかに茶目っ気たっぷりという感じてすね。
もう一つの楽器は、グロッケンです。
グロッケンとは要は鉄琴なのですけど、この曲はかなりの部分で鉄琴を効果的に用い、
普段はあまり目立たないグロッケン奏者に活躍の場を与えます。
同時に、この曲は本当にグロッケン奏者泣かせというか、テクニックを非常に要し、
かなり難しいテクニックを要求しています。
全体に「楽しさ」と「魔法と言うミステリアスさ」を両方醸し出している曲といえると
思います。
反面指揮者の構成美・演出力も求められますので、なめてかかると痛い目に合う曲なのかも
しれません。
個人的には、デュトワ/モントリオール響の演奏が一番しっくりきます。
さてさて・・・来年度のプリキュアたちは・・・どんな「魔法」を私達に見せてくれるのか・・・
それはすごーーく楽しみですね(笑)
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