7月から放送開始となっていた「ガールズ&パンツァー」の再放送が
ついに・・・
感動の最終回を迎えてしまいました・・・
いやいや、ホントこのアニメ実に素晴らしかったですね!!
これは・・・本当に王道中の王道のグランドフィナーレ、誰しもが100%見ていて完全納得できる
素晴らしいハッピーエンディングだったと思います。
このアニメ・・・
結局誰一人、不幸になった人はいない・・・
何かしら何か「得るもの」はあった・・・・という感じですね・・・
そんな中、決勝戦の舞台で前回に続いて不覚の敗北をしてしまったみほの姉が在籍している黒森峰にしても・・・
何となくですけど・・・
姉のまほも母親のしほも・・・
「自分達が目指している西住流とは明らかに異質なものだけど、それはそれで立派な一つの戦車道」という事を
悟っただけでも何か立派な収穫なのではないかと思います。
なんかこのアニメ・・・・
最終的には、
「捨てる神あれば拾う神あり・・・」
「世の中の価値基準は一つではない・・・ある一つの組織であなたの存在価値を全面否定を受けても
他の所では・・・意外とそうしたあなたの埋もれた存在価値の花が咲く事だってあり得る・・・」
「多様な価値観」
そういった事を高らかに謳い上げているようにも感じられました・・・・
とにかく・・見ていてこんなに「気持ちがいい!!」・「爽快!!」と感じさせてくれるアニメも
極めて珍しいと思います。
ま・・・だからこそ、このアニメは爆発的人気を誇りましたし、これだけの厚い支持を集めているのだと思います。
今回の最終回はほぼ戦闘シーンのみ・・・
とにかく・・・
激しいバトルの連続で、やはり今回も真夜中にも関わらず手に汗握る結果となってしまいました。
しかもこの最終回に限って・・・
いつもはAM25:35開始なのが
AM25:50開始となり、終了がAM26:20となってしまい、
やはり翌日は・・・眠かったです・・・・(苦笑・・)
ま、幸い今週は月曜が休みでしたので、まだマシだったのですけどね・・・



さてさて・・・・前回の話では、意外と大善戦する大洗女子・・・
みほの自由自在な戦いぶりにすっかり翻弄された感のある黒森峰でしたけど、
ここで・・・
「もうお前ら、E-------------加減にせんかーーい!!」みたいな感じで
トドメを差すのに投入されたのが例のマウスという巨大戦車でした。
そしてこのマウスによって、いとも簡単に大洗の戦車は2台も撃破されてしまいます・・・
(この時、うち1台は・・・・準決勝でプラウダのフラッグ車を叩いた歴女チームでしたので、
正直・・・意外に感じましたし、
え・・・さすがにやばいんじゃないの・・・という雰囲気になっていましたね・・)
そうした流れを受けて最終回に突入しています。
そして相変わらずマウスの圧倒的な火力とパワーの前に為す術も無い大洗・・・
しかし・・・・みほは違っていました。
「ここは・・・主力の戦車軍団が到着する前に、絶対に最低限マウスは撃破しなくてはいけない・・・
もしもマウスと黒森峰の主力部隊が合同で攻撃をされてしまうと
多勢に無勢になってさすがに勝てる見込みが全く無くなる・・
だけど・・
マウスの威力は圧倒的・・・
さてさてどうしたものか・・・」と思案に暮れていました・・・
そしてその時・・・
さおりんが何気なく発した言葉・・・「こんなにばかでかいんだから上に乗っちゃえばいいんだよ・・」に
みほは・・・はっ・・・とひらめく事になります・・
いやーー、この辺りは実に素晴らしかったですね。
常識に囚われないその場その場の状況に応じで、その時点で一番ベストな方法を即座に判断し
それを臨機応変に実行させてしまうみほの柔軟さは
やはり最終回でも健在でした!!
同時に・・・
前回の話では、みほが自軍のチームメイトを助けに行くべきか見捨てて前身を続けるべきか
判断に迷っている時に
「行ってあげなよ・・・」と優しくみほの背中を押してあげたのは・・・さおりんでしたし、
今回もこうした突拍子もない事を言って、みほの戦略の貴重なヒントを授けてしまうさおりんは・・・・
マジに・・・ガルパンの「数少ない天使」でしたね・・・
さおりんのあのむちむちっとした感じもよかったけど、この娘のムードメーカー的な役割は本当に素晴らしいものが
あったと思います。
ま・・・さおりん本人は全然意識していないと思いますけど・・
そして・・・そんな訳で、みほはさおりんの思いつき作戦を決行します・・・
その作戦とは・・・ま・・・これも日本好みの「柔よく剛を制す」という感じというか・・・・
お相撲で小兵力士が大柄力士を倒すと場内から拍手喝采を受けるのと同じようなものですね・・・
グロリアーナのダージリン風に言うと・・・
判官びいきという感じなそうですね・・・・
つまり・・・・
杏たちの搭乗するちびっこ戦車がまずは勢いよくマウスに突っ込んでいき、マウスの前進を阻んだところに
更に・・・
バレー部チームの戦車が杏たちの戦車の上を踏み台にして
マウスの上に乗っかってしまい、
結果的にマウスは・・・身動きが取れない状態に陥ってしまいます。
ま・・・もう少し細かく言うと、一年生チームがマウスに対して機関銃射撃を食らわせ、
マウスの砲台がぐるーーーっと回転し一年生チームの戦車に砲台を向けようとしたその一瞬の隙をついて
バレー部チームがマウスの上に乗っかってしまい
マウスの砲撃を完全に封印してしまいます。
そしてその間に・・・みほ達は、土手の上からマウスを狙い、そして・・・
あの巨体を上からインタークーラーの隙間狙うとか、常識に囚われない戦いを展開し、
そして・・・・
本当にあの巨大マウスを撃破してしまいます!!
このシーンは・・・本当に見ていて実に爽快でしたし、このアニメ全体の中でも白眉に近いものがありました。

それにしても・・・
こういうやばい時に的確な指示を臨機応変に出してしまうみほはやっぱり・・・凄いですね!!
そしてみほは・・・自軍が勝利するには・・・
数では圧倒的に劣るため、フラッグ車同士の一対一のバトルに持ち込むしか勝利の道はありえない事を
悟ります・・・
そう・・・この瞬間に・・・まほVSみほの一対一のガチンコ姉妹対決が実現してしまう事が
確定してしまいます。

しかし・・・この決勝戦における大洗女子の「結束力の強さ」は本物でしたね・・・
今回は・・・一年生チームも本当に大健闘でした・・・
そこには・・・練習試合とか対グロリアーナ戦のような敵前敗北の面影は全くありませんでした・・・
そして・・・
みほが搭乗する戦車とまほが搭乗する戦車の2台・・・つまり・・・フラッグ車同士が
とある校舎の敷地内に入り込んだのを確認した上で・・・
自動車部チームは、その校舎への入り口を自軍の戦車で塞いでしまい、
黒森峰の戦車を一台も中に入れないようにします・・・
そしてバレー部チームはその後方支援・・・
そしてバレー部チームも自動車部チームも黒森峰のすさまじい砲撃を一身に浴びて・・・・
撃破されてしまいます・・・・
しかし・・・
この場合の目的は、あくまで黒森峰の戦車を一台も通さない事にあり、その意味においては2台とも立派に
役割を果たすことになりました。
そしてその結果として・・・・
あの感動的なフィナーレ・・・つまり、みほVSまほの姉妹対決を実現させているのです。
あの自動車部の「ここを何人たりとも通さない!!」という強い意志は
まさに・・・
弁慶の立往生みたいなものでしたね!!
対プラウダ戦あたりでは、みほの指示を守らずやみくもに突進していき、結果的にプラウダの罠に
はまってしまったのですけど
決勝戦は全然違う・・!!
全てのチームが「すべては・・・大洗女子の学校存続の為・・・・そしてチームの為・・・」という意志統一が図れていて、
「自分達はボコボコにされても全然構わないから、とにかくみほの搭乗するフラッグ車が戦いやすいように
自分達は後方支援に徹する・・!!」みたいな
すさまじい気合いに溢れていたのが実に素晴らしいと思います!!

それでも一台だけ強引にそれを突破する戦車が黒森峰にいました・・・
そう言うまでも無く・・・エリカが搭乗する戦車です・・
「隊長! もう少しだけ・・・待っていて下さい!!」は本当に泣かせるセリフ・・・
エリカは毎回毎回みほに罵詈雑言ばかり投げつけるシリーズを通して嫌な奴でしたけど(苦笑・・)
この時のエリカだけは・・
「早く駆けつけんか――い!!」と何か思わず応援したくなってしまいました・・・
うーーん、なんかエリカの「まほ隊長大好きオーラ」が遺憾なく出ていましたね・・・
(ガルパンの中には・・・結構百合っぽいカップリングもいましたね・・・・
みほと秋山殿 ダージリンとオレンジペコ カチューシャとノンナ、あ・・・そうそうアンチョビとカルパッチョもそうでしたね・・)

そして・・・・
プリキュア風に表現すると・・・・
そう・・、泣いても笑ってもとにかく「最終決戦」に突入するのです・・・・
しかも・・・
姉対妹というマジのガチンコ一対一の対決でした・・・
とにかくこの一対一のバトルはまさしく「最終決戦」に相応しい双方の全ての力を出し尽くした「死闘」に
相応しい壮絶な撃ちあいでしたね!!
とにかく全員が光り輝いていました!!
みほの咄嗟の判断力、秋山殿の常識では考えられない驚異のスピード装填能力、さおりんの情報収集
華さんの正確な射撃振り
そして・・・・まさに縁の下の力持ちの麻子の操縦能力・・・
全て・・全員の力がまさにこの一戦のために集結!!という感じでしたね!!
自動車部からの「エリカがそっちに向かっている」との情報が入り、
みほは・・・
「さすがに2対1になったら圧倒的に分が悪い・・・ここはエリカが突入してくる前に
決着をつけないといけない・・・」と判断し・・・
そう・・・
あの聖グロリアーナとの試合の再現を目論見ます・・・
グロリアーナとの試合では最終的には敗北をしてしまうのですけど、
果たして今回は・・・・!?
つまり・・・・いったん後退したと見せかけ、くるりと向きを反転させ、そのまま相手戦車に突っこみ
砲撃を仕掛けるというもの・・・
ま・・・これは麻子の卓越した戦車操縦と秋山殿のあんな無理な体制からのスピード装填というものが
大前提になるのですけどね・・・
そして・・・・
あの感動のクライマックスへとなだれこみます・・・・
一対一の壮絶なラスト撃ちあいの末・・・・勝利したのは・・・大洗女子だったのです!!
いやーーーー!! 勿論事前にストーリーとか結末は既に分かっているのですけど
こうやって改めて見てしまうと
やっぱりこのシーンは本当に最高ですよね!!
とにかく・・・とにかく・・・・「大洗女子の優勝おめでとーーーう!!」という感じですね!!


みほに思わず抱き付く杏・・・・
いやーーー、本当にこのシーンは何度見ても素晴らしいものがありますね!!
(プリキュアの声優さん的に言うと・・・ハッピーがロゼッタを抱きしめたという感じなのですけど、
リアルタイムでの放映の時期的に、丁度スマイルからドキドキにバトンタッチした時期でもありますので
「プリキュアでも頑張ってね・・・」という感じが声優さんの中にもあったのかな・・??)
この「ガールズ&パンツァー」ですけど
なんか・・・
全員が皆ハッピーエンディングで終ったような感じもして実に気持ちがいいですね!!
負けたチームも
「ま・・・仕方ないか・・・よーし、次回はうちらも頑張らないとね・・・」というオーラが出まくりで
この点もメソメソ感が無いのが実に好感を持てます。
まほもみほも・・・
「西住流とは一線を画す別の戦い方」、すなわちみほが言う所の「私の戦車道」に気が付いたというのが
とにかくよかったと思いますし
母親のしほも・・・決してそれを容認したという訳ではないのかもしれないけど
しほの「一人拍手シーン」はなにかそうした事も示唆しているのかな・・・とも思いますね。
ま・・・最後の最後までエリカはエリカでしたけど、それが逆にエリカらしいところ・・・・
この人は多分・・・ツンデレなのかもしれませんね・・・
とにかく・・・
「ガールズ&パンツァー」における私の感想は・・・・
「捨てる神あれば拾う神あり」
「物事は一つの価値観だけで決められるものではない・・・多様な価値観があってもいいはず」
という事に尽きるのかな・・とも思います。
とにかく・・・再放送でしたけど、この三ヵ月間深夜の素敵なアニメをありがとうございました!!
そして・・・・
今度は・・・・11月に「劇場版」を映画館にてみほ達と再会したいと思います!!
おっと・・・その前に、「これが本当のアンツィオ戦です!!」も早いところ、レンタルしてきて見たいものです!!
早いとこ、アンチョビ&カルパッチョを是非是非見てみたいです
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西住姉妹の対決は、絵と同様に音楽も素晴らしかったです。
プロ野球のCSの試合展開を思い出します。
華さんの一撃必中は日本の兵隊さんとお巡りさんの鑑です。
「この一撃は、みんなの想いを込めた一撃です。」
これに尽きるなとボクは思います。
劇場版は楽しみです。
久しぶりに戦車のプラモを作りたくなりました。