テレビ東京での「ガールズ&バンツァー」の再放送も第4話に突入しています。
しかし、この回はとてつもなく面白かったですよね。
桃のあからさまな「おとり作戦」は当然ながら聖グロリアーナにはお見通し済で、
一年生チームの敵前逃亡もあり、壊滅状態・・・
そしてやむなくみほはその場を一旦撤収し、市街地戦へと戦いの場を移す事を決断します。
この決断の早さと機転の利いた戦いはまさにみほの本領発揮と言う感じでしたね。
この第4話は、前半のおとり作戦の失敗→市街地攻防戦→大洗とグロリアーナの一対一のバトル→大洗の敗北
という流れのスピード感と迫力が大変申し分なく
見ていて、まさに「手に汗握る展開」であり、
とにかく見ていてこんなに楽しくエキサイトなアニメも多分・・・そんなに無いと思います。
逆によく前半だけでこんなに詰め込んだな・・・という感じもありますし、物語が大変引き締まっていて
とても充実した回でした。
この前半の流れがあったからこそ、後半の華とその母親の確執みたいな部分の「静けさ」が大変効果的に
描かれていて、
前半と後半のダイナミックスの落差の激しさを大変丁寧に描いていて、とっても好感が持てました。
今にして思うと・・・・
大洗女子高校が敗北したのは、この聖グロリアーナとの練習試合だけなんですよね・・・
残りの試合は全て勝っていますから
大洗の「本番の強さ」というものは・・すごいものがありそうですね・・・
しかも・・大洗は、ほとんどが戦車道未経験者ですからね・・・(笑)

やっぱり第一話冒頭シーンの再現という演出が素晴らしいと思います。
偵察に出ていたみほと秋山殿の「分かっている者同士」の会話はやっぱりテンポ感がありましたし、
秋山殿の「西住殿大好き!!」みたいなオーラが全身からにじみ出ていて
こちらも大変良かったですね!!
BGMの吹奏楽によるマーチも良かったし、このマーチの中でティンパニーが打点をビシッと決めているので
とっても格好良かったし大変効果的でした。

自分が立案したものではないとはいえ、一度チームで決めた作戦を変更し、
その場の状況に応じて臨機応変に対応するというのは意外と出来そうで出来ないもの・・・
それをこうした「戦い」の場で、咄嗟の俊敏な判断で
的確な指示を出し、
一旦は・・・「まずい・・」と思われた戦況を一時はひっくり返すことが出来たみほの判断力は
本当に賞賛に値するものがあると思いますし、
確かに大洗は聖グロリアーナと比較すると、戦車の性能そのもの、火器の威力、経験値など
全てが劣っている中で、ここまで相手と互角に渡り合う事が出来たのは
やはりみほ隊長の「統率力と判断力」がきらりと輝いていましたよね。
あの岩陰の戦闘シーンにおいては、
おとり作戦失敗→グロリアーナによる挟み撃ち&集中砲撃を食らい
一年生チームは未経験ゆえに怖くなって敵前逃亡して戦線離脱をしてしまいますし、
生徒会チームは戦車のキャタピラが外れ戦闘不能状態・・
結局3台の戦車だけで戦う羽目になってしまうのですけど、
それでもあそこまでの大善戦はやはり大したものとしか言いようが無いし、まずは確かに敗れはしましたけど
みほの大洗での初陣はすさまじい働きぶりを見せつけてくれたと思います。

市街地戦では・・・みほ以外のチームもかなり善戦していましたね。
その善戦さが当初は「こんなポンコツチーム・・」と少し油断していたダージリンをすっかり本気に
させてしまいましたね・・・
確か・・・当初は「我が校の戦車は紅茶は一滴もこぼさない」とか豪語していたのに
味方チームの撃破を伝えられると、少し動揺し、ティーカップを戦車内に落としてしまい
結果的に紅茶をぶちまけてしまったのは・・・何ともお茶目な話です・・・(苦笑・・)
ちなみに・・・・ダージリンなんていかにもイギリスっぽい名前ですけど、ダージリン姉さんは・・・
列記とした日本人です・・・・(苦笑・・・)
ま・・・このダージリン姉さんは、この回もそうですけど、その後も事あるごとに
余計なひと言格言を吐いてしまうクセがおありのようで・・・
試合開始前の挨拶では
「我が校は、サンダースやプラウダみたいに下品な戦い方はいたしませんわ・・・
騎士道精神でお互い頑張りましょう」とか綺麗な言葉を口にしながらも・・・
練習試合の大詰めで、1対4で路地に追い詰めている状況にも関わらず・・・
わざわざ西住みほの戦車の前に顔を出し、
「イギリス人は恋愛と戦争では手段を選ばない」 みたいな最初の話とは随分と違うような二枚舌をお披露目
しているのは・・・・
何か思わず笑ってしまいました・・・・
というか・・・自ら「イギリス人は・・」とか言っているのですけど
ま・・・ダージリン姉さんは・・・列記とした日本人なんですけどね・・・(苦笑・・)
ダージリンの常に横にいるオレンジペコが結構可愛いのですけど
この娘のいかにも・・・「ダージリン姉さん大好き!!」みたいなオーラが溢れ出ているのはとっても
良かったですね・・・

バレー部も歴女チームも市街地戦ではそれぞれが善戦していましたけど、歴女チームは、
せっかく一台撃破し、「さーて、もう一丁行くか・・」みたいな所で
戦車に立てているのぼりというのか旗があまりにもでかすぎて、敵軍の目に嫌でも付いてしまい
隠れているつもりでもグロリアーナ側の格好の標的となってしまい
撃破されるのは・・・やっぱりこの時点ではまだまだポンコツでしたね・・・・
でも一台撃破の際、薬局ののぼりに紛らさせて自らの戦車を目立たなくさせていたのは
結構アィディアとしては面白かったですよね。
バレー部も惜しかったですよね・・・
せっかく立体駐車場であそこまで追い詰めながら撃破できなかったのは・・・・これは単純の戦車と火器の
戦力差によるもの大・・・という感じでしたね・・・
最後のフラッグ車同士のみほ対ダージリンの一対一のバトルは大変迫力がありましたし、
やはり・・・
みほの統率力と瞬間的な判断力が素晴らしかったですね!!
ま・・・惜しくも破れてしまったけど、ま・・・この時点での大洗の戦力を考えると
ありえないほどの大善戦という感じでしょうね。
面白かったのは・・・・
大洗の住民の反応でした・・・
ま・・・設定の上では、こうした女子による「戦車道」は国民の強い支持を受けていて、試合中の家屋等の被害は
全て国家が弁償するというある意味ぶったまげ設定があるのですけど、
戦車がとある商店に突っこんだ際も、その店主は
「うちの店が・・・」と言いながらも・・・
「これで新築できる・・・」と笑顔になっていたのは、何かとてつもなく笑ってしまいました・・・

好敵手とみほを認めたダージリンもなかなかいい人のようでした・・
この後、いかにもイギリスに由来のあるチームらしく紅茶をみほに贈呈していましたね・・・
(だけど・・・くどうようですけど・・・ダージリン姉さんはあくまで日本人です・・・)

さてさて・・・
大善戦とはいえ敗北は敗北ですので、
生徒会長・杏との約束通り、市街地のど真ん中で晒し者状態的に「あんこう踊り」を踊らさせられる
みほ達5人でしたけど
秋山殿は当然として、意外と麻子とかさおりんもノリノリでしたね・・
ここで面白いのは、生徒会長の杏も
「こういうのは連帯責任なんだから・・」と何と・・・自らのチームもあんこう踊りをお披露目・・・・
これは中々粋な計らいですし、
決して全ての責任をみほ一人に押し付けたりはしないという無言の応援メッセージも含んでいたような
気もします。
ま・・・杏に巻き込まれる形の柚子と桃は気の毒でしたけどね・・・(笑)

あまりにも前半の流れが素晴らしかったので、後半の華と母親の確執の流れの影がすっかり
薄くなってしまいました・・・
(ま・・・確かに一時的に・・・勘当・・??みたいな形になってしまいましたけど、第11話でちゃんと和解し
母親も華の成長をきちんと認めていたのは素晴らしかったですね・・・)

さてさて・・・次回からはいよいよ全国大会のスタートです。
「響け! ユーフォニアム」風に表現すると・・・
そして・・・次の戦いが始まるのです!!
次回は・・・・秋山殿のサンクスの制服姿とサンダース学院の制服姿と着替えシーン(?)がお目にかかれる
大変貴重な回です・・・!!
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毎日暑いですね><
「ガールズ&バンツァー」は鹿児島では放映されていないのか
見かけたことはありません。
でも関西の友達の話だとなかなか面白いということです^^
・・・戦車の知識がほとんどない私・・・
(キングタイガーとレオパルドくらいしか知らなくて・・・
ドイツの戦車が好きなんです)
知識がなくても楽しめるのでしょうか・・・