前回の・・・・麗奈と久美子のあまりにも濃厚すぎる百合シーンがあまりにも強烈過ぎで・・・・
あの山の頂の二人っきりでのシーンのファンタジー感があまりにもインパクトが強すぎて・・・
今回の「吹奏楽コンクール出場者メンバーのオーディション」という「リアルな現実」との大変な「落差」を
ついつい感じてしまいます・・・・
やっぱり、このアニメ、そのあたりの巧みな計算が実に見事ですね!!

でも・・・・「吹奏楽コンクール」の現実というものはある意味大変厳しいものがあります。
私自身、高校から大学の吹奏楽部時代は、
「吹奏楽コンクールで県代表【都大会予選代表】として支部大会で演奏したい!」という気持ちは本当に人一倍強かったと
思います。
だけど・・吹奏楽コンクールの場合、例えば現在の高校の部なら「55名以内まで」というように
部員全員がコンクールに出場できるとは限らないのです。
勿論、男子高校時代の私のように、部員自体がギリギリの場合、当然部員全員がコンクールメンバーになるのですけど、
「響け・・・」の北宇治などのように定員以上の部員を抱えている場合は、
「コンクールメンバー」をどうするか・・・という問題は必然的におきます。
ま、大抵の場合・・・・顧問=指揮者の先生がメンバーを人選するというのがほとんどのパタンーだと思いますし
事実、自分の中学の時もそうでした・・・・
余談ですけど・・・・
私、一応中一の時から10年間コンクールメンバーとして参加しているのですけど
中一の時、初心者でとびっきり上手い訳でもないのに、なんでコンクールメンバーに選抜されたのかな・・と思っていたら・・・
ま、理由は二つほどありまして、クラリネットパート唯一の男子部員であった事と
これが一番大きいのですけど、自由曲のおいてのE♭クラリネット(スモールクラリネット=通称、エスクラ)を
掛け持ちしていたからなのかな・・・
だから・・・・普段から練習をさぼっていたり、指揮者の先生に反抗的な態度を取り続けていると・・・・
余程技術的に上手い人とかソロ担当でない限りは・・・・
大抵の場合、コンクールメンバーから外され、
そこで自動的に退部・・・・という流れになってしまうのかな・・・?
あとそうですね・・・・これって進学校に多く見られるパターンですけど
コンクールメンバーは1年と2年生のみというのも結構あると思いますね。
どうしても・・中一とか高3というのは・・・・「受験」・「進学」という大変デリケートな時期ともリンクしてしまいますからね・・
だけど・・・そうですね・・・
例えば、市立柏とか精華女子とか淀川などのようないわゆる吹奏楽の名門校の場合何か大変だろうな・・・・
恐らく・・・毎年毎年部員は100人を超えているでしょうし、
どうしても「上級生」が優先という事もあるのでしょうね・・・・
だけど、「響け・・・」でも依然書いたことがあるのですけど、
滝先生赴任前の北宇治のように、コンクールメンバーは上級生優先で、
例え下手でも普段それほど練習していなくても、練習態度があまりよくなくても・・・とにかく上級生というだけで
コンクールメンバーを決めてしまうと、
確かに・・・・下級生の「不満」は大きいものがあると思います。
反面・・・・
今回の北宇治のように、コンクールメンバーを「オーディション」で決めてしまうと・・・・
これによって確かに部員間の切磋琢磨とか
「あいつにだけは負けたくない・・・」みたいな感情もあるでしょうし、それが刺激となって部全体の「技術向上」に
繋がる事もあると思います。
でも、それをあんまり露骨にやってしまうと・・・
逆に部全体の雰囲気を悪くしてしまう事もありますし、
お互いの足の引っ張り合いとか部員同士の妬みや嫉妬とか・・・色々とギスギスした空気にもなりかねない危険性も
孕んでいると思います。
そしてオーディション後には必ず・・・
「なんであいつが・・・」とか
「どうして自分だけ・・・」みたいな様々な恨みつらみ・怨念は出てくるものですよね・・・
これって難しい問題なんですよね・・・・
そう・・・、例えると・・・・
日本の・・・かつての古き良き高度成長期の頃の日本社会のように「年功序列」というものは、
年数と経験をそれなりに積んでいれば・・・自動的に昇進もするし給料も上がるという事で
社員全体の「安定感」にはつながるのだけど、同時に「緊張感」に欠け、「もっとよくなろう・・」という向上心のある人には
必ずしも向かないシステムとも言えます・・・
逆に平成以降、急激に日本社会でも浸透しつつある「成果主義」は・・ま、確かに・・一部の人のやる気には繋がるけど
大多数の「凡人」のやる気と意欲はそいでしまう・・・
という事と同じなのかな・・・・
いわば吹奏楽コンクールの「オーディション」というのは、ある意味・・・そうした「成果主義」にも似ている側面は
あると思います。
だけど、滝先生はこの「オーディション」を断行した・・・・
やはり、それは・・・・それまでの「ぬるま湯体質の打破」と滝先生自身の「本気度」を意図したという事なのでしょうね。
それにしても・・・
オーディションと言うものはある意味、かなり残酷です・・・・
選抜された人はいい・・・
だけど・・・
落ちた人の気持ちを考えると・・・胸が痛いです・・・・
今回の中川夏紀の気持ちを考えると・・・・やはり何か胸がチクッ・・・としますね。
夏紀は確かに・・・・コンクールオーディション直前で心を入れ替え、練習に邁進し、
少なくとも久美子から「あ・・・いい音」と評されるレベルまでにはなった・・・・
だけど結果は・・・落選・・・・
心を入れ替えて練習に励んでも、現実は厳しい・・・、それがオーディションと言うもの・・・・
ま・・・それを言ってしまうと・・・
「じゃ、もっと早い時期からせめて人並程度に練習さえしていれば、こんな事にはならなかったのに・・・・
それは自業自得じゃん・・」
と反論されてしまうと、身も蓋も無いのですけどね・・・・
そうですね・・・・
もしも、自分が教師でスクールバンドの指揮者だっらどうするか・・・・
私ならば・・・
2年生は(一定のある程度の技術に達していれば)無条件でコンクールメンバーとし
残りの「枠」を1年生と3年生で争って貰う・・・・
という風にするのかな・・・・



オーディション本番を直前にして、必死で練習を重ねている夏紀の姿はものすごく尊いな・・・と思います。
本当に・・・本当に・・・
せめて一か月早く心を入れ替えて普段からちゃんと練習さえしていれば・・・・
もしかしたら、ギリギリオーディションに通っていた可能性も無い事はなかっただけに、
やはり「一発勝負」の怖さと残酷さを感じてしまいますね。
そんな夏紀を目の当たりにした久美子は・・・・
「皆吹きたいんだ…コンクールに出たいんだ…」とか
「そんな当たり前のことを、私はやっと理解した。同時に、先輩達と競い合わないといけないことを怖いと思った・・・」
おいおい、久美子・・・お前そんなのとっくの昔に気付けよ・・・となんか無性にツッコミを入れたい気持ちで
一杯でしたね・・・
お前ね・・・・、吹奏楽部でコンクールに出場している人達は・・・ま、私も含めて・・・・ほとんどの人は恐らくは・・・
「自分もコンクールで演奏したい」とか
「どうせ出場するなら、支部大会など上のステータスで演奏したい」
と一度は思っているはずだし、
ましてや前もって「今年の北宇治はオーディションを開催する」と告知されているのだから
「自分がコンクールメンバーに選ばれるという事は、夏紀先輩が落ちるという事を意味し、
夏紀が選出されるという事は、自分がコンクールメンバーから外される」という大変シビアな世界である事を
本当に・・・・頭に思い描いたことはなかったのかな・・・・(苦笑・・)
この辺りを少し補足すると、55人編成の場合、ユーフォニアムが3人という事は通常ありえない・・大抵2人というのがセオリーで、
ましてやあすか先輩の上手さを考慮すると、
残り一枠は・・・久美子と夏紀の熾烈な争い・・・というのは目に見えているのですけどね・・・
あれれ・・・・もしかして久美子は・・・・鈍感なのかな・・・(苦笑・・・)
ま、確かにこれまでの麗奈に対する数々の失言発言とか
秀一との一件とか
確かに・・・・この娘の鈍感さは・・・・
もしかして「ハピネスチャージプリキュア」のめぐみの「鈍感さ」にも匹敵するレベルなのかも・・・・(苦笑・・・)
ま、それは・・・どうでもいいとして・・・
久美子のような下級生の立ち位置から見ると・・・
「残り1枠」を巡って上級生と争う事自体・・・確かに恐ろしい事なのかも・・・・
そして・・・
逆に上級生の立ち位置から考えると・・・
もっともっと恐ろしいほどの緊張感と、万一敗れた際の周囲の目と屈辱感を考えると・・・・
本当に・・・・
恐ろしいものがありますね・・・・
本当に・・・ある意味「オーディション」とは残酷なものです・・・・
久美子に敗れた夏紀の「寂しそうな悲しい目」は・・・本当に・・・見ていて痛かったです・・・

最後に・・・・
改めてですけど、現在もそうなのですけど、私が現役奏者だった頃も、スクールバンドの吹奏楽の世界は、
まさに「女の子の園」だと思います。
ま・・・・間違っても「秘密の園」みたいな雰囲気ではなかったけど・・・・(苦笑・・)
あの当時で・・・男女の比率は2:8くらいだったかな・・・・
私は高校は男子校でしたけど、中学と大学の時は、本当に・・・本当に・・・男子部員は肩身が狭かったですね・・・
だけど・・・
金管・打楽器は、まだ少数と言えども男子部員がいるからいいけど、
私のような「クラリネット」は・・・・
中学も大学も・・・・なんと男性クラリネット奏者は私一人だけでしたね・・・・
いやいや、これって本当に肩身が狭いというか、別に悪い事している訳じゃないのに
何か・・・・気まずい雰囲気があるのですよね・・・(苦笑・・)
今現在の視点で見た時とか、当時、吹奏楽部以外の人とこの事を話すと、大抵・・・・
「いやいや、お前・・・・それ羨ましすぎるよ・・・」と言われたものですけど
違うんだってば・・・!!
とにかく、あの「女の子の園」の中に一人だけ異分子が入って見れば分かるっちゅーに・・・・(苦笑・・・)
中学の頃は、他パートの女子部員の悪口ばかりまくしたてるクラリネットのお姉様たちが怖かったし・・・・(苦笑・・)
女子大生のクラリネットのお姉様たちは・・・・
ま・・・、その一応・・・私も「男」であるのですけど、
男の目の前で・・・・
化粧をパフパフしたり、口紅やアイシャドウ塗りまくったり・・・・
昨晩の合コンの話を得意げにされたり、
いかに自分の男運が無いかの話を延々としたりと・・・・
まるで・・・私は・・・・「男」というよりは・・・「半分同性」扱いのオカマちゃん・・・(??)みたいな扱いだったかも・・・・??
こういう「女の子の園」に男が一人入り込んだ場合・・・なんでそうなるのかと言うと・・・・
1.純粋に音楽とかその担当楽器が好き
2.元々吹奏楽部内にお目当ての女の子がいる
3.女の子の話を聞くのがうまいというか、女の子の香り・雰囲気が好き
というパターンが多いのかな・・・・??
ま・・・私の場合・・・・多分1の理由だと思いますけど・・・・(苦笑・・・)
→その②に続く・・・・
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触れていますが…今日買ったプリキュアオールスターズのバッジ全40種のうち
40分の1の確率でパッションを当てたのは偶然だとは思えませんでした(笑)
トワイライトのイラストはまさか3年以上お待ち頂けると言ってくださるとは…!
ぬくぬく先生様のお気の長さには完敗…(笑)さすがにそれまでに何かの気まぐれで
描くだろうなと思います。はるはるに対しては…歪んだ愛、ですね(苦笑)今週も
その歪んだ愛とトワイライト中毒な狂った愛が溢れる感想を楽しみにしてます(笑)
吹奏楽は中学の3年間だけなので…知らない曲もたくさんあるので、ぬくぬく
先生様のお話から色々な素晴らしい曲を知る事ができて嬉しいですし勉強になり
ます。古い曲だそうですが、全く古さを感じないですし4/5拍子は珍しいですね…!
またメイキングでは感じるものがあったようで嬉しいです! 私の場合は使った
色数も少なめだと思いますし、他の絵師様はもっと色んな色を混ぜたり細かい
作業をしていると思います。イラストに関しては…プロの絵師様もそうですが
趣味で描いているブロガーさんも含め、描いた時期によって少なからず、影響は
受ける物だと思います。今回挙げてくださった常連様は本当に細かさと美しさは
半端無くて尊敬していますし、やはり最近リクエストに応えて頂けた事も大き
かったかも…?(ちなみにプリキュアもリクエスト候補の一つだったのですが…
ブログの記事から、あまり詳しくなさそうなので外しました)その方の世界を
彷彿させるような感じ、というのは…自分には恐れ多い誉め言葉ですね…!
パッションは…確かにロングスカートで戦いにくそうではありますね(苦笑)
あの衣装は白フリルもお気に入りなので、そちらも気合いを入れました!
またせつなの絵の時にも感じて頂けたようにパッションに生まれ変わった後の
「前向きさ」生き生きとした瞳を感じて頂けてとても嬉しいです♪
ちなみに…私は大好きなキャラに対する気持ちからの温かい言葉であれば
怒りませんよ(苦笑)なので、はるはる等他のプリキュアに意地悪な事を言わ
なければ、引き続きトワイライト様へのストレートな愛情コメントは書いて
頂いて大丈夫です!「ボケ担当」は追加戦士の「お約束」でもあると思います
(苦笑) トワイライトは…個人的には「世間知らず」な一面は多少あるん
じゃないかなと思います。…さすがにエレンやまこぴーレベルのボケはない
…と思いますが(苦笑) 「贖罪」「後悔」等は…トワイライトの過去が
分からない限りはどうとも言えないかな…。ぬくぬく先生様の予想通りの
「カナタの妹説」の真偽も大きく関わりそうな気をします。
それと響のコラボ絵は…既に他の方々も描かれているネタではありますが
本日丁度良いアイテムも手に入ったので(笑)その絵を掲載する時にそちらも
紹介できればいいなと思います♪スイートはクリスマスも終わって最終決戦!
完結に向かっていて淋しい気持ちはありますが…次はスマイルかも…?と
そちらも楽しみですね。ちなみに…スマイルはとびとびで見ているのですが
今の所ピースとビューティ推しです。スイートは…来週には格好良い姿が
見れそうなバリトン様が結局1番で落ち着きそうです(笑)明日はプリキュア、
そしてぬくぬく先生様のご感想も引き続き楽しみです。では失礼します。