その①の続きです。
野外で行う「マーチング」は見ている方にとっては楽しいし開放感溢れるし、
何よりも・・・・
可愛い可愛い女の子たちのミニスカートや脚線美とかチアリーダーのお姉さん達のまぶしい眩しい太ももを
お目にかかれて・・・・
本当に見ているだけど「ウルトラハッピー」になれそうですよね・・・・
だけど・・・・
「マーチング」は見ている分にはいいのですけど、これ演じている方は本当に洒落に何ないけど
大変なんですよね・・・・
何が大変かと言うと・・・・
アニメでも描かれていましたけど、
メンバー全員の「歩幅」をある程度統一して更新しないと、本当に見た目がバラバラになってしまい見苦しい・・・
アニメでは「1歩85㎝」という表現がされていましたけど、
ま、実際は・・・・そんなに厳密に歩幅を示されても中々全員が統一して歩幅を揃えて更新と言うのは
かなり至難の業だと思います。
ま、マーチングに普段から力を入れている学校とかマーチングフェスティヴァルクラスになると
この「歩幅を揃えての行進」はまさしく基本中の基本と思うのですけど
普段はあんまり野外でのマーチングをやらない学校は、歩幅を揃える事よりは、とにかく
「楽しんで吹く事」の方が大切なような気もします。
それに・・・・
マーチングのコンクールや大きな大会で無い限りは、見ている人もその辺りを極度に気にするされる人も
そんなにいないのかな・・・・??
でも・・・・それよりも・・・・
私は「周りとの歩幅を揃える事」よりももっと大変だったのは三つほどあり、
一つは、ごく当たり前の事ですけど、歩きながら楽器を吹くのは本当にやっかいである事、
二つ目は・・・・
こうしたマーチングは目の前に譜面台とか楽譜を置けないので、当日演奏する曲はある程度事前に
暗譜をする必要があった事・・・
三つ目は、
行進吹くだけならまだ何とかなるのですけど、
これに「フォーメーション」という全体の演出とか
途中の「ベルアップ」等の決め技とか
ジグザグ行進とかは本当に大変でしたね・・・・
マーチングの場合、基本は「フォワードマーチ」という「前進」がベースになるのですけど
たまにですけど、
通常4拍かけて右を向く「ライトフェイス」とか
「スライドステップ」と言って、前を向いたまま足を交差する「カニ歩き」のような特有な歩き方での横方向への
行進とか
色々と行進途中の演出が本当にやっかいでした・・・・
ま、私の場合、マーチングはほとんどがクラリネットでしたので、
ユーフォニアムとかスーザフォンとかバリトンサックスとかバスクラのようにある程度重量がある楽器を
担当されていた方は本当に大変そうでしたね。
マーチングって30分程度吹くだけで
前進汗だくで本当に本当に・・・・死にそうになるほど体力を消耗します・・・


アニメでもそうした描写がありましたけど
こうしたマーチングの練習は、運動部が練習していない時間帯でのグラウンドが最適なのですけど
吹奏楽部のためだけに運動部がグラウンドを明け渡してくれる訳は無くて、
実際は・・・・
運動部の練習が終わり、日没までの15分程度とか学校の屋上を使用する等で
こうした行進の練習はしたものですね。
最初は楽器を持たない状態で均衡な歩幅を保つ練習とか他の奏者との間隔を保つ訓練とか
フォーメーションの確認とか
ベルアップ時の持ち上げ方の統一性の訓練とか
やらされましたよね・・・・
ま、こうした「マーチング」の練習は、体育祭とか文化祭とか大きなイベントの前に限られていて
年にそう何度も練習するものではありませんけど
とにかく・・・・楽器を吹きながら歩幅を保つというのは・・・・本当にやっかいでした・・・・
中学の頃は・・・・女の子たちの衣装は、白ワイシャツにチョッキ、テニス服みたいなミニスカートという感じでしたけど
よくそのミニスカートが風で煽られてひらひら・・・・という感じになっていましたけど、
ま、スカートの下は・・・・当然・・・(?)ブルマでしたので・・・(ブルマと言うのは・・現在では死語の世界なのかな・・・)
当時の男子生徒たちは・・・
「別にブルマなんかちらっと見えてもな・・・」という反応でしたけど
なぜか皆、嬉しそうでした・・・(苦笑・・・)
大学の吹奏楽団では、定期演奏会時に「ステージドリル」があったり、学園祭での沿道行進の際に
マーチングはしたものですけど、
当時の吹奏楽団は、現在と同様、女の子がメンバーの80~85%を占めていて
男子学生は・・・・何かと肩身が狭かったですね・・・・
だけど、そうした女子大生のお姉様たちのマーチング衣装は・・・・
何か時代錯誤みたいな(?)フリル満載のフリフリ衣装で、スカートの下は・・・・
そうですね・・・・キュアピーチやキュアメロディみたいなアンスコ着用をされていましたので・・・・
風が吹いた際は・・・・
アホな男子学生どもは・・・・・浮かれていましたね・・・・・(苦笑・・・・)
話は変わりますが
今回のアニメの第5話と原作では、少し違いがありました。
何かと言うと、演奏曲目・・・・
原作におけるサンフェスの演奏曲目は、ビートルズの「キャント・バイ・ミー・ラヴ」ですけど
アニメ版では・・・・
なんと・・・・
「ライディーン」でしたね・・・・・
え・・・・これなんだか懐かしすぎる・・・・だってあのYMOの曲ですよ・・・・
この曲、確か、私が中二の頃に流行った曲ですよ・・・・
うーーん、滝先生の選曲、渋い・・・・渋すぎる!!
ちなみに・・・・
立華高校は、アニメ版では「フニクリ・フニクラ」でしたけど
原作版では、王道中の王道とも言える行進曲「錨を上げて」が演奏されています。
余談ですけど、立華高校のコンクールの自由曲は、
スパークの「宇宙の音楽」と、現在の吹奏楽コンクールでは大人気を誇る曲が選ばれています。


やっぱり高坂麗奈はいいですね・・・・!!
可愛いのだけど、あの孤高な感じがたまらないです!!
今回も北宇治のメンバーが前の演奏チームの立華高校の素晴らしい演奏&ダンスにヒビってしまい
動揺する中、
唐突にトランペットを吹き鳴らし、メンバーをはっとさせ、落ち着きを取り戻させたのは
「さすが・・・・」としか言いようが無いですね・・・
久美子との帰り道で、久美子の余計な一言にイラッとする事も無く
あの笑顔は・・・・
うーーん、まさに「天使」ですね・・・・!!

その①でも書いた通り、私自身も、誰も自分の事を知らない高校に入って
もう一度再スタートを切りたい・・・・と思っていたので
今回は、珍しく(?)久美子に大きく共感します・・・・!!
久美子の「私は、もうスタートを切っていた・・・」は本当に中々よいセリフでしたね・・・・
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娘が通っていた中学校では、1歩62.5cmで練習していましたね。
部長だった娘はこの経験を踏まえ、高校はマーチングのない学校へ行きました。
大会のお手伝いは毎年行っておりましたが…。
女子の割合が高い吹部であるがゆえのいろんなことに振り回され、女子高も女子大も絶対行かないっ!と固く誓った我が娘は、晴れて共学の大学へ行きました(笑)。
そして、相変わらずクラリネットを吹いています。