fc2ブログ

プロフィール

ぬくぬく先生 

Author:ぬくぬく先生 
開設当時は、1980年代吹奏楽コンクールの花輪・秋田南・就実・仁賀保・屋代等の素晴らしい演奏を後世に少しでも伝える事が出来ればいいなと思ってこのブログを始めたのですけど、いつのまにか「東方Project」がメインになってしまいました・・・
最近は「艦これ」も大好きです!!
吹奏楽も東方も自分が感じた事を少しでも後世の方に受け継がれるべきものが残せればいいかな・・と思っています。
ちなみに、「大好きプリキュア四天王」は、ドリーム・メロディ・ハッピー・ラブリーです。
ドリームとメロディは自分の中では既に殿堂入り状態ですけど、
現在はラブリー大好き!!のラブリー一辺倒です!!
リアル社会では、建築関係のクレーム&アフター責任者を専従し、毎日毎日クレーム対応に当たる日々です。
裏の顔は東方と吹奏楽とクラシック音楽一辺倒です・・・
特に特に大好きな作品は・・・プリキュア5とスイートとハピネスチャージです!!
ちなみに、奥様は・・・ミルキィローズとセーラームーン好きの管理人以上のおこちゃまです・・・
東方で大好きなキャラは、とにかく大好きキャラがてんこ盛りで、全員大好き!という感じなのですけど、特に、さとり様・ゆかりん(紫様)・早苗さん・こいしちゃん・アリスはお気に入りです!!
吹奏楽では・・ネリベルの「二つの交響的断章」と「アンティフォナーレ」、スパークの「ドラゴンの年」、リードの「オセロ」と第二組曲「ラティーノ・メキシカーナ」、パーシケッティーの「仮面舞踏会」、C・スミスの「ダンス・フォラトゥーラ」などが死ぬほど好きで、クラシック音楽では、ウォルトンの交響曲第1番と矢代秋雄の交響曲、プロコフィエフの交響曲第5番、アーノルドの交響曲第2番、第4番、ショスタコの交響曲第7番「レニングラード」、マーラーの交響曲第3番「夏の朝の夢」、ハンソンの交響曲第2番「ロマンティック」、ストラヴィンスキーの「火の鳥」、ベルクの「ヴァイオリン協奏曲」、ラフマニノフの「交響的舞曲」などが大好きです!!
クラシック音楽を吹奏楽にアレンジし、そのコンクールヴァージョンの演奏としては・・・
1982年の就実高校の「幻想舞曲集」と
1987年の習志野高校の「ダフニスとクロエ」第二組曲の演奏、そして、
1987年の雄新中の「エルザの大聖堂への厳かな行列」が
まさに私の「原点」です。
最後に・・・
私の吹奏楽との関わりの真の意味での「原点」は・・・
1979年の市立川口高校の神がかり名演としか言いようがない
「二つの交響的断章」に尽きると思います!!


アクセスランキング

[ジャンルランキング]
日記
41位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
会社員・OL
9位
アクセスランキングを見る>>

最新記事


最新コメント


最新トラックバック


月別アーカイブ


カテゴリ


カレンダー

01 | 2023/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -

検索フォーム




マウンテンプクイチ先生の「球詠」、2023年2月現在の最新刊第12巻

2020年のマイベストアニメ作品でもあった「球詠」ですけど、
(アニメの放映時期はコロナの第一波真っ盛りで日本全国に緊急事態宣言が発令され、その影響もあり多くのアニメ作品が
放映延期になりましたし、「ヒーリングっとプリキュア」ですら二か月近く放映休止に追い込まれていましたが、
「球詠」は部分的に作画崩壊も起こしながらも無事に最終回まで放映されていたのは印象的でした!)
原作漫画は2023年2月時点で第12巻まで刊行され、今年の夏頃に発売されると思われる13巻は新越谷-美園学院の試合の
終盤が描かれると思われます。
球詠はJKさんたちによる熱い高校野球をベースにしているのですけど、作者のマウンテンプクイチ先生の世界観では
なんとなくですけど、「埼玉のJKさんたちによる高校野球は常に全国でもベスト4にはいるくらい強いのだけど、
最も強い野球県は福岡県なのかな・・?」と感じたりもします。
実際新越谷高校のファーストであり4番打者の中村希は福岡県東区出身ですし、
(本人は博多区と混合されることを嫌がり、「うちは東区やけん・・」と言っていたのも印象的でした)
そのせいもあるのか新越谷のメンバーは、例えば中村希・武田詠深・川崎稜・川原・藤原など福岡ソフトバンクホークスまたは
南海ホークスの選手に由来している名前が多いのも大変印象的です。
(もっとも、最近では藤原というと大阪桐蔭からのドラフト一位でもあり2021年8月の月間MVPでもあり、球界の中でも
屈指のイケメンさんのマリーンズの藤原だと思います!
藤原の昨年の成績は本人にとっても不本意以外の何物でもなく、マリーンズ浮上は私的には藤原次第とすら感じています)

福岡県というと、「ラーメン大好き小泉さん」にとっては「とんこつラーメンの聖地」と思っていらっしゃると思いますし、
当ブログでは吹奏楽を重要なカテゴリの一つに設定していますけど、
福岡の吹奏楽というと最近の当ブログでもスミスの「ダンス・フォラトゥーラ」について記しましたけど、この曲に関しては
誰がなんといっても福岡の精華女子高校吹奏楽部による後世に語り継げられるべき圧倒的な超名演が大変印象的ですし、
精華女子による同じくスミスのフェスティヴァル・ヴァリエーションやルイ・ブルジョアの讃美歌による変奏曲や
バーンズの交響曲第3番などの名演も素晴らしいかったですし、他にも女子高吹奏楽部のパイオニア存在ともいえる
中村学園や、福岡工大城東、嘉穂なども大変印象的です。
そして福岡というととんこつラーメンもそうですけど辛子明太子などとにかくおいしい食べ物が溢れていて、
名物・銘菓・名所が揃っている素晴らしき県だと思いますし
(名物も名所もなにもないない、なーんにもない、あるのはアニメ聖地と十万石まんじゅうだけ・・と自虐している埼玉県民に
とってはうらやましいエリアだと思います)
ただそうした素晴らしき福岡県にあって唯一「これだけは絶対に許せない・・」と思うのは福岡ソフトバンクホークスでして、
昨年の千葉ロッテマリーンズは2019年以来のBクラスに沈んでしまいましたけど、実はオリックス・西武・楽天・日ハムには
勝ち越しまたはイーブンであったのに対して福岡ソフトバンクホークスにはホークスにだけ大きく負け越し、
これが結果的にマリーンズにとっては致命傷になりましたし、
昨年はマリーンズファンにとってのホークスとは「顔すら見たくない対戦相手」という感じでしたし、それに輪をかけるように
マリーンズの絶対的守護神のオスナをホークスに引き抜かれ、マリーンズファンにとっては
「2017年のデスパイネの引き抜きに続いて今回も金満球団のホークスに札束攻勢でオスナすらも引き抜かれてしまった・・」
みたいな遺恨が発生していると言えそうです。
それにしてもホークスは2年連続でパ・リーグのリーグ優勝を逃し、「今年は何が何でも・・」という想いもあるのでしょうけど、
オスナを引き抜いたばかりでなく、FAで日ハムの近藤を引き抜き、さらにメジャーから有原までも引き抜いてしまい
「そこまでして優勝したいのか・・」とすら感じてしまいますし、貧乏球団のマリーンズにとってはため息しかでないです・・

今年のプロ野球はセ・リーグが3月31日が開幕で、パ・リーグは一日早い3月30日が開幕となっています。

マリーンズの開幕カードがなにかと怨念があるというのかマリーンズファンにとってはある意味遺恨対決にも
なりそうな対戦カードでもあるというのか福岡でソフトバンクホークス-千葉ロッテマリーンズがマリーンズの開幕ゲームでも
あったりします。
そうした訳で今年は例年以上に「ホークス憎し・・」みたいな怨念(?)が蓄積されてもいますので、開幕戦のホークスにおいては
ホークスを叩きのめしてほしいと願う反面、現実的には「今年もホークスには苦杯を味わい続けるのかも・・」と今から
予想してしまう感じでもありそうです。

「球詠」の新越谷高校のメンバーは上記で書いた通り、福岡ソフトバンクホークスの選手たちが元ネタというかモデルに
なっている選手たちが多くて、球詠ファンの私としては痛しかゆし・・みたいな気持ちにもなってしまうのですけど、
新越谷のキャプテンにしてチームの守備の要のセンターを務めているのは岡田怜ですけど、その岡田怜のモデルは
千葉ロッテマリーンで2018年まで長きにわたって外野守備で多大な貢献をされていた岡田幸文選手です。
岡田はプロ1年目の2009年に支配下登録され、2010年の日本シリーズ第7戦で浅尾拓也からタイムリーを放ち、
チームの日本一達成に貢献したこともありました。
2011年は全試合センターで出場し、完全無失策359のリーグ新記録に、351刺殺と文句なしのゴールデングラブ賞を
獲得していたりもします。
翌2012年はリーグ2位となる319刺殺をマークしゴールデングラブ賞を2年連続で獲得されていました。
現役を引退するまでのプロ10年間で、2501打席(2247打数)に立ったもののホームランはゼロという日本プロ野球記録も
残されている事でも一部でよくネタにされています。
(2014年7月31日の北海道日本ハムファイターズ戦でプロ入りからの連続打席無本塁打記録を更新しています)
なお、ホームラン自体は高校時代に1本打った事もあるそうです。
岡田選手と言うと長打力はあまりなく打撃成績は正直微妙でしたけど、数少ない守備だけで稼げた選手とも言えそうです。
その広い守備範囲は「エリア66」と呼ばれ、並の野手には到底捕れないような打球を捕球されると
「残念、そこは岡田だ」というネットでのコメントが多数ついていたのもすてきなエピソードです。

球詠は傾向として一つのチームにおいてそれぞれプロ野球球団の実在する(していた)選手をモデルにすることが多いのも
特徴で、たとえば梁幽館は日ハムを、柳大川越は中日を、熊谷実業は阪神をそれぞれモデルにしているようにも
思えます。
さてさて、球詠の第12巻は関東大会出場をかけた埼玉県大会準決勝の新越谷-美園学院の試合が描かれていて
(おそらく今年の夏頃に出る13巻もその激戦の続きがメインだと思われます)
その美園学院の選手たちの多くが実は千葉ロッテマリーンズの選手をモデルにしています~♪
球詠はついつい新越谷高校を応援したくなりますけど、新越谷-美園学院の試合の時や美園学院の試合の時は
「美園学院頑張れ~」となってしまいそうです。

美園学院は漫画の設定の上では大変な強豪校の一つで、春の全国に出場し夏の大会も決勝までコマを進めたものの
咲桜に惜敗しています。
ちなみにですけど美園学院のモデルは浦和学院であったりもします。
浦和学院の近隣には埼玉スタジアムがありますし、最寄駅は埼玉高速鉄道の浦和美園駅または大宮駅からのバス便
という事になるかとは思います。
2013年においては春の選抜甲子園で埼玉県に真紅の優勝旗をもたらしてくれた学校でもありますけど、その時のエースが
現在マリーンズの貴重な先発左腕でもある小島投手です。

「美園」という地名を聞くとサッカーファンの皆さまでしたら、「埼玉スタジアムがあるところね」と言われると思います。
浦和レッズの試合やサッカー日本代表の国際Aマッチなどでも頻繁に使用されていますし、
FIFAワールドカップ予選や親善試合において日本代表のホームゲーム開催実績を多く持ち、
首都圏では横浜国際総合競技場とともに日本代表の事実上のメインスタジアムとして用いられている競技場であったりも
しますし、埼玉関連ネタでは数少ない全国的に通用するワードなのかもしれないです・・

だけど、このスタジアムに来たことがある人ならば、多分ほとんどの方は感じると思うのですけど、
とにかく「交通アクセス」は良くないですね・・

名前は「埼玉スタジアム」ですけど、浦和駅や大宮駅から近い訳でもなく浦和駅からバスを利用すると
40分程度は掛かると思います。
最寄駅は埼玉高速鉄道の「浦和美園駅」なのですけど、浦和美園駅から埼玉スタジアムまでは
徒歩で20分程度は覚悟された方が宜しいと思います。
決して駅から間近という事ではないです!
埼玉県の事を全然知らないで、サッカー観戦だけを楽しみに浦和に来られた方は、
「埼玉スタジアムって、浦和駅から徒歩10分程度じゃないの・・? なんでこんなに遠いの・・!?」と愚痴られるのかもしれないですね!

この「埼玉高速鉄道」ですけど、とにかく料金が高い!!事でも知られています。
初乗り運賃は210円で、これは日本の地下鉄として京都市営地下鉄と並ぶ最高額であり、
全体的にも日本の普通鉄道としては高額の部類に入ると言われています。
この鉄道は、都内の地下鉄南北線と乗り入れの形をとっていて、
都内からこの鉄道を利用すると、南北線利用の間は料金が普通に設定されているのに、
赤羽岩淵からの「埼玉高速鉄道」に入った瞬間から料金が大幅に上がるというイメージがあったりもします。
赤羽岩淵から終点のこの「浦和美園」まで7駅だけど運賃は470円で、
都内の王子駅から浦和美園まで乗った場合は640円も掛かります!

この運賃の高さは千葉県の北総線を彷彿とさせてくれていると思います。

その浦和学院をモデルにした学校が球詠で登場する美園学院なのですけど、冒頭で触れたとおり各キャラの大半は
千葉ロッテマリーンズの現役または過去のレジェンドたちの名前に由来しているので、マリーンズファンとしては
たいへんありがたいですし嬉しいですね~♪

美園学院の控え投手は黒木投手ですけど、黒木というというまでもなくマリーンズのあの炎の投手と呼ばれ
マリーンズが本当に信じられないほど弱かった1990年代後半のマリーンズ先発投手陣を小宮山さんと共に支え続けた
エースであり、あの熱い投球や気迫で投げ続けた真摯な姿勢は私たちマリーンズファンは永遠に忘れることはないです!
マリーンズは実は1998年に今現在も破られていないプロ野球記録の18連敗というある意味とんでもない記録を有している
チームでもあります。
マリーンズ14連敗で迎えた1998年7月4日のダイエー戦にて5時間9分の熱闘の末敗戦し、翌日のダイエー戦にも敗れ、
当時のプロ野球記録に並ぶ16連敗となり、更に悲劇は続くことになります。
それが後に「七夕の悲劇」ともいわれる話でもあるのですけど、17連敗阻止をかけて臨んだ試合において、
マリーンズはエースの黒木を送り出し。
2点リードを保ったまま9回裏2死一塁の勝利目前までたどり着きましたけど、同点2ランホームランを打たれて追いつかれ、
黒木はマウンドに膝から崩れ落ち、マリーンズナインが集まっても立ち上がることはできない程の痛々しい姿では
ありました。
延長12回裏、マリーンズはサヨナラ満塁本塁打を打たれ、ここにプロ野球記録を更新する17連敗目を喫しました。

そして次の試合にも敗れ、18連敗まで泥沼連敗が続き、連敗が止まったのは七夕の悲劇の二日後のマリーンズ-オリックスの
試合で、小宮山が被安打14、6失点しながらも完投し、9-6で勝利を収め、連敗は18で止まり、
小宮山から始まった連敗は小宮山で終わったという事になります。
この年のマリーンズは最下位に沈みましたけど、七夕の悲劇を経験した黒木は、自身初のオールスターゲーム出場、
最多勝、最高勝率、防御率リーグ2位と一人気を吐いたものでした。

2005年のマリーンズの日本一の頃には黒木投手には往年の力は残っておらず、黒木さんとしても悔しい日々を
過ごされていたのかもしれないですけど、それでも私たちマリーンズファンはあの18連敗のように本当に弱いころの
マリーンズを孤軍奮闘して支えてくれた黒木投手を今でも誇りに感じていますし、その黒木さんが今年から
マリーンズの投手コーチとなりマリーンズに帰ってきてくれたことをとても嬉しく感じたりもします。

美園学院の第二控え投手は小宮山ですけど、この名前のモデルは当時のロッテの投手陣の中でも屈指の知性派で
現在は早稲田大学野球部の監督も務められている小宮山悟さんです。

そして美園学院の控え捕手は田村ですけど、これはいうまでもなく2020年までマリーンズの正捕手を務めていた田村が
モデルだと思います。
21~22年の田村は井口監督体制下ではなぜか??干されていて冷遇され二軍暮らしが続き、井口監督がもしも昨年そのまま
続投となっていたらほぼ間違いなくFA宣言をして他球団に移籍したものと予想しますけど、新監督の吉井さんになにか
感じるものがあったかどうかはわかりませんけどそのままマリーンズに残留してくれましたので、松川もまだまだ2年目という事で
経験と打撃力不足においては田村捕手の力は不可欠ですので3年ぶりの思いを試合にぶつけてほしいです!

美園学院のエース投手は園川萌ですけど、名前のモデルは1980年代後半~90年代にかけて先発投手として
活躍された園川一美です。
園川は本当にロッテの暗黒時代と現役時代が重なっていて、通算成績は76勝115敗となっていますけど、他球団だったら
もっと勝てていたようにも感じられます。
尚、1989年には規定投球回数に達して防御率6点台という大変珍しい記録をマークしたけど奪三振率はリーグ1位という
ある意味凄い快挙も成し遂げています。

美園学院の選手たちは他にも、1番・ファースト、愛甲 3番・センター、平井 4番・ライト、諸積 5番・サード、堀
6番・ショート、初芝といったどちらかというと1990年代後半の超・弱かったころのロッテの名選手たちをモデルとした
名前が多くて、マリーンズファンとしては「なつかしいね~♪」という気持ちで一杯です!
愛甲は甲子園の活躍も印象的でしたけどもプロ入りしてからはどことなく悪役みたいな雰囲気もありましたし、それが
現在でもちょとクセの強いネットでの野球評論家みたいな印象にもつながっていそうです。
平井はちなみに1991年のパ・リーグの首位打者でしたけどとにかく印象の弱さとか存在感の薄さでは
光っていたような感じもします。
初芝さんはとにかくあの光るいぶし銀みたいな存在感と打撃力は印象的です。
諸積はあの愛すべきキャラもよかったですし、漫画「球詠」の諸積は一年生ながらも美園学院の4番に座り、詠深から
序盤にスリーランホームランを浴びせ、結果論になるのですけど(ネタバレになるのであまりかけないけど)
新越谷は結局美園学院に敗退し関東大会出場は逃してしまいますけど、
諸積のあの打撃力は現役時代のロッテの諸積を彷彿とさせられてしまいそうです。

現役のマリーンズの選手の中では田村のみがモデル選手となっていますけど、今だったら佐々木朗希や安田、山口
などは登場してもいいのかもしれないです。

とにかくあと一か月程度で日本のプロ野球も開幕しますので、吉井新監督の下で2020~21年以上の躍動を
期待したいと思いますし、選手の皆様を今年もしっかりと応援をさせて頂きたいと思います。
スポンサーサイト



don_convert_20220509194828.jpg

縺ゥ繧薙∋縺・convert_20180917085147

私自身は、ラーメンの麺の固さはどちらかというと細麺・極細麺のストレート麺の場合は固めの方がお好みであり、
特にそれはとんこつ・東京ラーメンと称されるうすあじのあっさり王道しょうゆ系・塩味だと強く感じたりもします。
つけ麺はどちらかというと太麺で麺は少し柔らかめがお好みであったりもしますし、
そばの場合はざるそばでもあたたかいおつゆのそばでも固めが好きですし、うどんの場合は
固め柔らか目というよりもむしろどちらかというと麺にこしがあってモチモチしている方がお好みです。
ただうどんの場合はこしがあってモチモチしているのは冷やしうどんに求めたくなったりもしますし、あたたかいうどんは
こしがあるうどんももちろん美味しいですけど、極端に麺がやわらかくてふにゃふにゃしているうどんもそれはそれで大好きで
あったりもします。

それはカップ麺の日清・どん兵衛でも同じだと思います。

以前ですけど、「日清どん兵衛を食べる際に、通常5分のところを10分そのままにするだけで、もうひとつのどん兵衛の味を
楽しめることができる」というネットニュースを目にした際に
「そんな事ある訳ないじゃん! そんな麺がのびたうどんなんて不味いに決まっているし、うどんの命ともいえる
麺のコシが無いなんてありえない」と感じていたのですけど、一度ものは試しにやってみたところ、意外とこれって
おいしかったです!
確かにそれは間違いなくもうひとつのどん兵衛の食べ方なのだと感じたものです。

10分どん兵衛は麺が柔らかい状態になりコシが無くなります。
どん兵衛がメーカーの公式作り方では熱湯を入れて5分待つというのは、
うどんにコシがあって一番美味しく食べられる時間として設定されたものなので、
それ以上・・ましてや10分近くも放置すると柔らかくなってしまい麺自体のコシがなくなるのは当たり前の話だと思います。
だけどその10分どん兵衛は間違いなくもうひとつの食べ方なのだと思います。

讃岐うどんのようなコシの強いうどんを好む人にとっては10分どん兵衛は論外以外の何者でもないと思うのですけど、
柔らかいうどんをお好みの方は試してみる価値はあるのだと思います。

油揚げと麺自体がつゆをかなり大量に吸い込んでくれているおかげで麺や油揚げ自体に濃厚な味がたっぷりと
しみこんでいるのが美味しさの秘密なのかな・・?とも感じたものでした。
感覚としては煮込みうどんに近いものがあると思いますし、もうひとつメリットを指摘しておくと、10分経過ということで
少しうどん自体が冷めていて、猫舌の方にはむしろ合うような感じもしたものでしたし、少なくとも「麺がのびきって不味くなる」と
いうことだけは無いという印象は持ちました。

それにしても10分放置するとどうしてあんなにもつるっとした喉越しのよい麺になるのかは不思議としかいいようが無いですし、
麺が8割近くつゆを吸いきりつゆがあまり残っていないという事は煮込みうどんの感覚に近い
もうひとつのどん兵衛の食べ方なのかもしれないです。

だけど反面出汁が効いたあのうどんのつゆがあまりないどん兵衛というのも少しばかり抵抗感もあったりしますし、
さすがに10分放置は麺がふにゃふにゃし過ぎて少し柔らかすぎるのかも・・とも感じたものでした。

そこで先日改めて「日清のどん兵衛のうどんは熱湯を注いで何分くらいがおいしい食べ方になるのかを実験してみました。

もちろんメーカー推奨の5分というのが本来の麺のコシをキープするという意味では最もおいしい食べ方であるのは
間違いないと思いますし、上記で記した10分どん兵衛のあの麺がふにゃふにゃと極端に柔らかく麺が8割近くつゆを吸い切った
うどんというのももう一つの可能性を示唆しているとも思うのですけど、
「麺がそれほどつゆを吸いきっておらず、つゆもうどんの麺も両方おいしく味合う事が出来てなおかつ麺がやわらかいけど、
少しばかりコシも残っている」ことを実現するには果たして熱湯を注いで何分くらいがいいのかという点に関しては、
結論から書いてしまうと8分30秒あたりが望ましいということなのかもしれないです。

8分30秒だと麺はそれほどつゆを吸いきっていませんけど油揚げはかなり吸い込んでいますし、麺自体は
確かにそれほどコシの強さは感じないけど、うどんの奥にまだほんわか固さも残っていて、それがコシにもつながっていますし、
やはりこの時間まで待つと麺自体はかなり柔らかくなっていて、うどんをすすると一気に喉に流れ込んでいくような
感じもあったりします。
これが7分30秒だと少しのびたうどんぐらいにしかなりませんし、9分だとうどんがぐにゃぐにゃしているけど中途半端に
つゆが残っていてうどんとしての魅力が薄れてしまっているという感じもあったりしたものでした。

ただうどんに柔らかさではなくて冷たいうどんみたいな麺の強いこしを求める場合は普通の食べ方をされるのが最適だと
思いますし、10分どん兵衛や8分30秒どん兵衛というのはあくまで「柔らかさ重視」の方にお勧めなのだと思います。

さてさて上記はどん兵衛の話なのですけど、ラーメンでもそれをすてきに応用された御方もいらっしゃいました~♪

それはいうまでも無く「ラーメン大好き 小泉さん」のミステリアスで無口で無愛想な美少女JKさんの小泉さんだったのでした。
このシーンは「ラーメン大好き 小泉さん」の記念すべき題1話で登場していたのですけど、あれを見た瞬間に
「なるほどね~」とも感じたものですし、同時に私自身が美少女JKさんの小泉さんのヘンな魅力の前に陥落させられた
瞬間でもありました!

6854ef96-s_convert_20180916185300.jpg

アニメ「ラーメン大好き小泉さん」は、実際のラーメン店とか実在商品が堂々と実名で登場するのも一つの特徴でした。
この第一話では、ラーメン二郎や天下一品という超メジャー店もすてきに登場していました。

一般的な話なのかもしれないですけど、普通はこうした天下一品とかラーメン二郎にかわいい美少女JKさんが一人で
入店するというのも案外勇気がいる話なのかもしれないですけど、小泉さんは毎回毎回どんなラーメン店でも
普通に平然と入っていきラーメンをオーダーし普通に食べていましたから、小泉さんの心臓は案外と大胆なのかも・・?
というか小泉さんくらいラーメンに恋していると「そんな入りにくいという雰囲気何て全然目じゃない・・」という感じなのかも
しれないです。

2fb9d65c-s_convert_20180916185124.jpg

小泉さんはラーメンを食べるときだけは普段のあの美しい金髪ロングをポニーテールにされるか
または上記画像のようにひとつの束にされることが多いのですけど、
小泉さんにとって髪をUPする又は一つに束ねるという事には「これから私はラーメンを食べる!」という一つの儀式とも
言えそうですし、ここには小泉さんならではの気合のようなものがすてきに感じられます。

10代のポニーテールは「かわいい!」という印象なのですけど、小泉さんのポニーテールは「ラーメン愛」を示唆するものなのかも
しれないですね~♪

b6bce64d-s_convert_20180916185322.jpg

242fcb1f-s_convert_20180916185223.jpg

天下一品の店内には大澤悠もいました・・

悠は第一話から既に小泉さんストーカー状態と化していたのですね・・
そしてそうしたストーカー(?)が目の前にいたとしてもいつもどおり普通にラーメンを美味しそうに食べるのが
いかにも小泉さんらしい感じでもありました。

そしてここで小泉さんは意外な食べ方をお披露目してくれて小泉さんのラーメン愛を第一話から私たちに
見せつけてくれていました。
悠は小泉さんに対していろいろ質問をし、小泉さんもラーメンに関する質問でしたら、基本的には丁寧に回答するのが
パターンでもありましたので、小泉さんがとんこつラーメンに関するうんちくを披露していたら
なにやらテーブルの上では大変なことが起きていたようです・・

悠 : スープがない!? 麺に吸い取られてスープないよこれ!
    元々柔らかめだった麺が更にブヨブヨに!もう完全にカルボナーラ状態!

悠  : あぁぁ!! 小泉さんのも!ゴメン!私が無駄話吹っ掛けたからせっかくのラーメンが――

d808c6dd-s_convert_20180916185342.jpg

小泉さん : 問題ありません
        この時を待っていました
悠 : えっ

小泉さん : 着丼後まず麺の半分を食し、ご飯とサイドメニューをつまみつつしばらく丼を放置
        スープに完全に浸透したところで――一気にかきこむ!
        個人的にこの食し方がベスト
        更にゆで卵無料サービスの店舗では卵を潰して投入…その味はまさにカルボナーララーメン。
        週一で食べたくなる中毒性

悠 : そんなに!?

このシーンは何度見てもまるで東方のルーミアの如く「へーそーなのかー」の世界でもありました。

小泉さんのあの「着丼」という言い回しがとっても面白いです。
小泉さんの「飯とサイドメニューをつまみつつしばらく丼を放置」という言い回しは、
「おまえは居酒屋に昼間っから飲みに来ているオヤジなのかっ!?」とツッコミを入れたくもなってしまいます・・
小泉さんは、わざと麺を完食しないで 半分放置し麺にスープを吸わせる事でふにゃふにゃになった麺を味合うという
とてつもなくマニアックな事を していたのが大変印象的でした!
そしてこの状態にゆで卵を潰して入れればイタリアンなカルボナーラ化してしまうというその発想も
まさに驚きでしたしとてつもなく斬新でした~!

「そーなのかー、そういう食べ方もあったんだ・・!」と感じてしまいましたし、この食べ方は私も一度試してみたいと
心の底から実感させられたものでした!
上記でどん兵衛をわざと10分または8分30秒程度放置し、うどんがふにゃふにゃになった状態も美味しいという事を
記しましたけど、小泉さんがやっていた事はそれに近いものがあるといえると思いますし、
10分どん兵衛のすてきな応用なのかもしれないです。

koro_convert_20220509195126.jpg

最後に・・小泉さんはラーメン脳ですので基本的に小泉さんは麺類はいうまでもなくラーメンばかり食べられていますけど、
原作漫画第7巻の小泉さんの高山ラーメン遠征編においては、地元の「香露うどん」という冷たい太麺系で柔らか目のうどんが
登場していて、小泉さんもこの香露うどんをおいしそうに堪能されていました。

だけどさすがに小泉さんは小泉さんであり、この香露うどんを食べていたお店で同時に支那そばというラーメンも
食べられていて、柔らかい食感の香露うどんとハリのある舌触りの平打ち麺という支那そばの二つの麺の違いと対照性を
味合うというのもやっぱりそこはラーメン女王でもあられる小泉さんらしい話なのかもしれないですね~♪

20190418-koizumisan-03_convert_20190418223735_convert_20190419022939.png

ここから先はdream fantasy2
アミグリさんが過去に描かれた美しい絵のご紹介コーナーです。

アミグリさんが描かれたこの小泉さんは当ブログでも既に何度も転載&ご紹介をさせて頂いておりますけど、
アミグリさんが描かれたこの小泉さんは定期的に当ブログでも引き続き転載&ご紹介はさせ続けさせて
頂きたいと思います。
大澤悠は「(私は)ラーメンが大好きだという小泉さんが大好き! だから私はラーメンも大好き」という感じだったと
思いますけど、それと同様なことは私にもいえそうです。
すなわち・・・
「私はアミグリさんが描かれた小泉さんの絵が大好き! だから私はその小泉さんが大好きだというラーメンも大好き」という
事になるのかとは思います。

どうしてこのアミグリさんが描かれた小泉さんが私が特にお気に入りなのかと言うと、絵の美しさもそうですけど、
この小泉さんが全然笑っていないからです。
小泉さんの最大の魅力はあのミステリアスさと美少女ヒロインとラーメンというそのギャップの落差の魅力でも
ありますので、小泉さんにはあまり笑って欲しくは無いですし、あのいつもの無表情で無愛想でミステリアスな所は
これからもずっと維持して欲しいです。
実写版の小泉さんが初代も二代目もどうして私自身があまりお気に召さないのかと言うと、あの実写版の小泉さんは
愛想よくニコニコしていたり笑ったりしている点は「ちょっと違うんだよね・・」と毎回感じています。

アミグリさんが描かれた小泉さんはその点はさすがに分かっていらっしゃっていて、あのミステリアスさと無愛想で
無表情な所がきちんと一枚の絵からも表現されていて、しかもそれがとても美しいと言う点は特筆に値すると思います。
全体から伝わってくる小泉さんの冷徹な女神様のようなクールビューティさが素晴らしいですし、
そこから感じ取れるのは無愛想というよりはむしろ「私は自分のラーメン道を歩むだけ」という小泉さんの
意思の強さといえるのかもしれないです。
アミグリさんが描かれた小泉さんもそうした全く動じずぶれない小泉さんの強さを立派に表現されていると言えると思います。

アミグリさんの描かれた小泉さんはまさにそうしたクールでミステリアスな美少女そのものだと思いますし、
クールビューティそのものなのだと感じられますね~♪

上記のアミグリさんが描かれた小泉さんは、小泉さんの絵師様であるアミグリさんに帰するものであり、
当ブログにおける転載とご紹介は事前に全てアミグリさんからご了解を頂いたものであり、
アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。
アミグリさんのpixivの方も
ご覧いただけるととてもうれしいです!

ラーメンを生涯愛し続けるという点はこれからも小泉さんは不変だと思いますし、そうしたぶれない小泉さんは
本当にすてきですね~♪
クロード・スミスの名前が吹奏楽コンクールの全国大会で初登場したのは1983年のヤマハ浜松が仙台で演奏した
「フェスティヴァルヴァリエーション」だと思うのですけど、あの時の衝撃は凄まじかったです!
あの演奏でもってクロード・スミスの名前が一気にブレイクし、全国の吹奏楽ファンの皆様のハートを鷲掴みにしたようにも
感じられます。
私自身、あの時は高校3年の受験生ということで大学・職場・一般の部が宮城県民会館開催だったにもかかわらず
当日の模試という事で聴きに行く事はできなかったのですけど、吹奏楽部のメンバーの何人かが模試をサボって
あの日の全国大会を聴きに行き「近大の大阪俗謡とヤマハ浜松のフェスティヴァルヴァリエーションが圧倒的に
素晴らしかった」と興奮して翌日に話していたので、私自身も後日この時の演奏を収録した「日本の吹奏楽83」のレコードを
聴いた時は、ヤマハ浜松のフェスティヴァルヴァリエーションのかっこよすぎる名演にしびれたものでした~♪
(ただ個人的には是非生演奏を聴いてみたかったのは東海大学の松村禎三の交響曲~第一楽章でした・・)

うちの高校は私達が2年生の時にこのクロード・スミスのジュニア向けの平易な「祝典のための序曲」を演奏した事が
あったため、当時は何となくですけどスミスやコーディルとかスウェアリンジェンみたいに演奏しやすい曲という誤解が
あっただけにフェスティヴァル・ヴァリエーションを初めて聞いた際には、
「へーー、スミスにはこんなに素敵な曲があったんだ!」

「なにこのウルトラ超難曲!! まさに金管奏者泣かせ! そして同時に・・・ホルン殺しの曲!!」

「出だしからホルン奏者は確実に死んでしまう・・・」

「とにかくかっこいい素晴らしい曲!! 聴くだけでテンションが思いっきり上がりそう!」

そうした声が私の周りでも数多く聞かれたものです。

クロード・スミスというととにかく(金管奏者にとっては)難曲中の難曲とか超絶技巧を求められるという印象が強いですし、
特にその中でもフェスティヴァルヴァリエーションとルイ・ブルジョワの讃美歌による変奏曲はホルン殺しの名曲、
そして「ダンス・フォラトゥーラ」(華麗なる舞曲)はスミスの残した作品の中でも特に難しくて全奏者に超絶技巧が
求められる大変な難曲としても知られていますし、特に特にトランペットパートのあの超絶&悶絶のハイトーンは
想像を絶するものがあります。

現在ではクロード・スミスの「ダンス・フォラトゥーラ」というと精華女子高校とか洛南高校の名演が即座に思い出されて
しまいますけど、その中でも特に2014年の精華女子のあの素晴らしい演奏を聴いてしまうと
「すごいな・・・こんな難曲中の難曲を聴いている者に少しも疲労感を与えないでこんなに楽に聴かせてしまうなんて!!」と
毎回感心させられしまいそうです。
それにしてもあの「ダンス・フォラトゥーラ」の超絶技巧の炸裂振り・金管殺し・トランペット奏者殺しは
一度聴いてしまうと、完璧にはまってしまいますね~♪
吹奏楽を知らない方でも是非この「ダンス・フォラトゥーラ」だけは精華女子高校の演奏を聴いて欲しいです。
この曲、そしてあの素晴らしき名演を知らないまま一生を終えるなんて勿体無いかもしれないです~♪
クロード・スミスの曲全般に言えることですが、金管(特にホルン・トランペット)にはハイトーンを、
木管には高速パッセージを求める傾向にあり、ダンス・フォラトゥーラももちろん例外ではなく、その傾向が最も顕著に
表れる曲ともいえます。
(私自身、私が高校卒業した年に母校の後輩たちが無謀にもフェスティヴァル・ヴァリエーションを定期演奏会の
曲に選び、見事に本番でも玉砕&破綻した演奏を聴かせてくれていましたけど、その際にクラリネットパートのパート譜を
見たことがあるのですけど、瞬間に感じたことは「自分にはどう逆立ちしても吹けそうにもない・・」という事でしたし、
数年後に楽器店のヤマハの中で「ダンス・フォラトゥーラ」のクラリネットのパート譜と全体の総譜を見た際にも
「こんなの完璧に吹ける人達は絶対に人間ではない・・」と感じたものでしたので、改めて精華女子高校の奏者の皆様の
とてつもない優秀さには脱帽しかないです・・)

改めてですけど「ダンス・フォラトゥーラ」(華麗なる舞曲)について曲の概要を簡単に触れておきますと、冒頭から
全奏者のパワー全開で開始され、特にクラリネットは曲の出だしから指をフルに回すことの炸裂となっています。
あの冒頭の全奏者による「タンタカタカタカ・タンタカタカタカ」というタンギングはどの奏者にとってもかなりしんどいものが
ありそうです。
その後曲の主題が様々な楽器によって繰り返されていきますが、その中でもユーフォニアムの指回しは既に人間離れの
離れ業状態と化しています・・
中間部は、B♭クラリネットのゆったりとしたソロで開始され、その後木管のソロ楽器による曲のテーマのリレーが、
オーボエ→B♭クラリネット→アルトサックス→フルートと続きます。
一度とあるチームの定期演奏会でこの場面でのクラリネット奏者によるギーーーッというつんざくようなリードミスを耳にした際は
一気に興ざめとなってしまいましたけど、それだけ各ソロ奏者にとってもプレッシャーがかかるといえそうです。
(後述しますけど、ダンス・フォラトゥーラの最大のソロ楽器の見せ場は後半のピッコロトランペットによる超絶ハイトーンだと
思います)
そして曲は全楽器によるとてつもない大音量&全エネルギーの放出とも思える壮大なトゥッティへと展開されますけど、
あの部分の曲自体のエネルギー量はこの曲の大きな聴かせどころだと思いますし、白眉ともいえそうです。
そのトゥッティ から、ファッゴットソロにつなぎ、ピアノとマリンバをバックにした特徴的でノリのあるリズムを背景に
この曲最大の聴きどころであり見どころの一つでもある、ピッコロトランペットのハイトーンソロへ突入していきます。
(あのソロを何事もなかったかのようにこなす奏者は既に人間ではないのかもしれないですし、その意味においては精華女子の
奏者は神様なのかもしれないです)
このハイトーンが決まると、指揮者も奏者も「これで大きな山を越した・・」と安堵しそうですけど、クロード・スミスは
そんなに甘くは無いですし、ここで許してはくれないです・・
その後、エンディングに向かって一気呵成に突撃していくかと思わせておいて、ここから先、実はまだまだ数々の難所が
待ち受けています。
まずはクラリネットから始まる木管連符のフーガが展開し、その後トロンボーン、ホルン、トランペットが順々に加わり
ますけどこのあたりのスミスの作曲の巧みさには脱帽せざるを得ないですし、奏者はまだまだ緊張が続きます。
最後に冒頭のフレーズに戻ってついにエンディングに向かって全軍突撃!の世界に入り、
ホルンパートのハイトーンやトロンボーンの強烈なグリッサンドを経て、最後の一音に向けてなだれこんでいきます。

私自身はこの曲はCDやコンクール・コンサートで聴いただけなのですけど、それでも観客席にいても終わった際の
興奮は半端無いですし、もしもこの曲を吹いたとしたら終わった際の充実感と陶酔感は相当なものが
ありそうな気がします。

最近の奏者の皆様の感覚ですと「ダンス・フォラトゥーラというと精華女子のあのとてつもない怒涛のウルトラ名演で
決まりじゃん! 他にどんな名演があるの・・?」と言われるのかもしれないです。
確かにその通りだと思います。
私もクロード・スミスの「ダンス・フォラトゥーラ」の歴史的名演というと二度に渡る精華女子のあの名演を超越する演奏は
今後出てこないんじゃないのかな・・?とも思っています。

精華女子の名演は2000年代以降の話なのですけど、実は1990年代にもとてつもないダンス・フォラトゥーラの名演が
存在していたのです!
それが1992年の全国大会において宮本先生が指揮されていた洛南高校だと思います。

あの演奏は、まさに宮本先生のアクの強さが漲り渡り、「宮本先生=洛南高校」というとてつもなく強烈なサウンドが
確立された瞬間じゃないのかな・・・とも感じさせてくれました。
ああいう演奏が出来る演奏チームは、今現在の吹奏楽コンクールの高校の部では皆無と言えるのかも しれないです。
あの「宮本先生=洛南高校」という組合せは、「吉永陽一先生=兵庫高校」に匹敵するとてつもなく個性的なものだったと
今でも思っております。
まさに個性がギラギラ漲っているみたいな言い方がこれほどしっくりくるチームは少ないとすら思えます。

92年の洛南の「ダンス・フォラトゥーラ」のスピード感と切れ味と男子校らしい豪快さの素晴らしさは、あの演奏から既に
30年以上経過した今現在でも決して色褪せているものではありませんし、
あの演奏を普門館の生演奏で聴いていた私も、あの爽快さは今でもはっきりと耳に残っている気がします。
確かに2009年の精華女子の完璧な技術と洗練さに比べると「少し粗い・・」という印象はあるかとは思うのですけど、
92年の金賞受賞チームの中では、グランプリ候補というと常総学院・高岡商業・東海大学第四が挙げられると
思いますが、洛南高校も十分グランプリ候補になると思います。
精華女子とか最近この曲を演奏したチームに比べると少しカットが大胆というのか、演奏時間が短めという感じも
するのですけど、それだけ集中度が高い演奏ではないのかなとも思ったりもしています。
金管・打楽器セクションが充実しているのは今更言うまでもない話なのですけど、木管セクションもべらぼうに
巧いですし、他校に比べて木管楽器の数は少ないと思うのですけど、そうした弱みを全く感じさせない演奏と言えると
思います。
また、トランペット・サックス・クラリネット・フルート等のソロもほぼノーミスで見事に決まっていたと思います。
金管も、トランペットもそうですけど、ホルンのハイトーンも惚れ惚れするくらい決まっていたと思いますし、
トロンボーンもめちゃくちゃ上手かったですね~♪
トロンボーンのあの凄まじいグリッサンドも実にお見事でした!

洛南高校は、実は1987年にも「ダンス・フォラトゥーラ」で関西大会に臨みダメ金に終わっていますので、
気持ちとしてはリベンジという感覚だったかもしれません。
1987年の演奏は、課題曲が「渚スコープ」という大変静粛な曲でしたので、自由曲でもって課題曲の鬱憤を晴らした
エネルギーの大爆発があったのですけど、カスタムテープで聴く限りは、ちょっと粗削りでもう少し細かい部分で
整理が足りない部分があるのかな・・?と感じたものです。
92年の演奏は2回目という事もありましたので、「手慣れている」みたいな感じもありましたし、全体的に
「細かいところまでとにかく几帳面に整理されているけど、全体のエネルギーの爆発は87年の関西大会以上」という
印象も感じたものです。
1992年の前年度の1991年の自由曲の「ローマの祭り」が何か気持ちが乗らない感じで
正直私としては「ちょっと洛南らしくないなぁ・・」という今一つの演奏でもありましたので、
「今年はみんなの力でなんとかしようではないか!!」」という気持ちが全曲に漲っていたと思います。

でもやっぱり「ダンス・フォラトゥーラ」の不滅の名演というと2009年と2014年の精華女子のあの歴史的名演に
尽きると思いますし、あそこまで完璧に仕上げてきたうえに音があそこまで洗練されていて、なおかつエネルギーと
パワフルに満ちたまるで奇跡のような名演だと改めて感じたりもします。

最後に余談ですけど、
「ダンス・フォラトゥーラ」の全国大会初演は、実は高校の部とか一般の部ではないのです!
実はなのですけど、1989年の中学の部で出場した宮崎県の生目南中学校が全国大会初演なのでした~♪
しかも、この学校は全国大会初出場です!
この演奏、私も普門館の生演奏で聴きましたけど、とてつもなく印象度が強い演奏だったと思います。
私の印象としては、この難曲中の難曲を音にするだけで精一杯だけど、「音楽をみんなで奏でよう!」という
熱いハートは客席にもとてつもなく熱く熱く伝わっていたと思います。
全体的な印象は「細かい事は気にするなっ!!」という感じで、
細かいところよりも全体の雰囲気を大事にしているという感じで、とにかくあの荒っぽいおおらかさは、
現在のコンクールでは絶対に聴く事が出来ない熱さは絶対にあると思います。
例の中間部のピッコロトランペットのとてつもないハイトーンのソロの箇所はさすがに中学生では無理という事で、
生目南中学校は、あの部分のピッコロトランペットソロは一オクターブ下げて普通のトランペットが2本で演奏するという
荒業も披露してくれていたのもご愛嬌でした~♪
前半から中間部まではギリギリ音楽として成立していましたけど、後半以降各パートも集中力が切れたのかミス連発
というのも中学生の体力から考えると仕方が無かったのかもしれないです。
ちなみに・・翌年の1990年には、「出場すればほぼ100%の確率で銅賞」とも揶揄されていた四国の大学の部代表の
愛媛大学が比較的少人数ながらもこの「ダンス・フォラトゥーラ」で見事に全国大会・銀賞を掴んでいたのも
称賛に値する話とも言えそうです。
少人数のダンス・フォラトゥーラというと1988年の関東大会で銀賞を受賞した千葉県代表の松戸矢切高校の知的で
エネルギッシュな演奏も素晴らしかったです。
(たしかファゴットすらも無くて課題曲の「深層の祭」の冒頭はテナーサックスで代用していたような記憶があります)

40785ba7-s_convert_20180724125422.jpg

「響け! ユーフォニアム」第一期と第二期のトランペットパートから、香織先輩・優子・麗奈

鮗怜・・convert_20190325164508

高坂麗奈

クロード・スミスの「ダンス・フォラトゥーラ」というとピッコロトランペットのハイトーンソロが大変印象的ですけど、
トランペットというと真っ先!に思い浮かぶキャラというと「響け! ユーフォニアム」の
一年生トランペット奏者の高坂麗奈に尽きると思います!

当ブログでもアニメ「響け! ユーフォニアム」の第一期が放映された2015年と第二期が放映されていた2016年においても
この麗奈は頻繁に登場していました。
「響け! ユーフォニアム」の主人公はユーフォニアムパートの久美子なのだとは思うのですけど、
特に第一期においては最終回とその一つ前の回以外では「主人公なのに影がうすいキャラ・・」と当ブログでも散々揶揄されて
いた久美子に対して、第一期の真の主役は誰がなんといっても高坂麗奈だと思いますし、
私自身「響け! ユーフォニアム」の中で圧倒的に大好きなキャラは麗奈です。

高坂麗奈というと原作者の設定によると、
艶のある長い黒髪とこぼれ落ちんばかりの大きな瞳が目を引く自信にあふれた美しい容姿の少女とされていて、
アニメ版としても、容姿端麗・頭脳明晰な黒髪の美少女で、そのクールな印象とは裏腹に胸の内ではトランペットに対して
熱い想いを抱いていて一見して他を寄せ付けぬような雰囲気を放つというのが基本設定になっています。
原作のライトノベルを読んで頂けると分かる通り、麗奈の基本パーソナリティとして、
周囲と同じであることを良しとせず、「特別な存在になりたい」と願うストイックな性格の持ち主で、
当初は他人との間に距離を取り、特定の誰かと一緒にいることを嫌う「孤高の存在」でもあるのが大きな特徴なのだと
思います。
麗奈の不屈の精神やトランペットに対するプライドは半端ではない強さであり、
いかなる周囲の状況も我関せずといった具合で周囲から孤立しようがお構いなしで、孤高の存在と言えそうです。

第一期においては自由曲の「三日月の舞」で登場するトランペットのソロを巡って、3年生の香織先輩と
部員全員を巻き込むあのギスギスのオーディションをやってでも
「私が一番だし、私は絶対に他の人には負けたくないし、私は特別な存在である」という事を立証するために
そのオーディションを勝ち抜き、結果的に関西大会と全国大会でも立派にソロを務めあげていました!
それにしてもあのオーディションに際しても、言いがかりを付ける2年生の優子に対しても
「だったら何だっていうの? 滝先生を侮辱するのはやめてください。なぜ私が選ばれたか、そんなのわかってるでしょ? 
香織先輩より、私の方が上手いからです!」と毅然として言ってのけ
優子が「アンタねえ! 香織先輩がどれだけ気を遣ったと思ってるのよ!?」と詰め寄っても麗奈は
「ケチつけるなら、私より上手くなってからにしてください」と 優子をはじめ周りの部員に対して決然と言い放っていた光景は
確かにとんでもないギスギス場面なのだけど、「響け! ユーフォニアム」屈指の名場面の一つだったと思います!

もしも麗奈が「ダンス・フォラトゥーラ」のあの超絶ソロを担当したとしてもビシッと決めていたと思いますし、北宇治高校の
麗奈・香織先輩・優子といった優秀なトランペット奏者たちが奏でていたらとてつもない名演が生まれそうな
予感もありそうです~♪
「tutti」というワードを耳にすると、アニメ「響け! ユーフォニアム」好きの皆様でしたら、
「あー、それは第一期のEDの曲だよね~」と言われるのかもしれないですけど、音楽用語的には
演奏している全ての奏者が同時に演奏する事であり、換言すると「総奏」であり、ソロの対義語ともいえそうです。

ソロ楽器でもって美しいメロディーラインを奏でるのも相当うっとりとさせられるものがありますけど、
中には、複数の同一楽器が同一メロディーを同じオクターブ(音域の高さ)で合せて奏でる場合があり、
これは音楽用語的には「ユニゾン」と呼ばれたりもします。

ユニゾンとは何かと言うと、音の高さが全く同一またはオクターブが一つ上かはたまた一つ下の音を複数の楽器で
演奏された状態の事を示します。
管弦楽団のヴァイオリンパートが全員で同一メロディ・同一の高さで揃えて演奏される事は、オーケストラの要とも
いえるのだと思います。
曲がソロ楽器の完全ソロで開始される場合も多々ありますけど、中には
例えばシューベルトの交響曲第8番(9番)「ザ・グレイト」のホルンやチャイコフスキーの交響曲第5番のクラリネットのように
ソロではなくて二本の管楽器による同一メロディ・同一の音域の高さでもって・・、つまり前述のユニゾンの状態から
ひそやかに開始される事例もあったりします。
それでは単独ソロで開始される場合と、二本の楽器によるユニゾンでの開始とではどのような違いがあるのでしょうか・・?
勿論人によって感じ方の違いは多少はあるかもしれないですけど、一本のソロ楽器として感じる響き方よりも
2本のユニゾンで吹いた方が響きがより幅広く深く感じられますし、演奏効果が高くなるようにも感じられます。
そしてなんとなくですけどソロよりもユニゾン状態で吹いた方が表現の自由度に制約が課される一方で、
例えばチャイコフスキーの交響曲第5番の冒頭の二本のクラリネットのメロディーは、そのメロディー自体が
交響曲全体を貫く循環主題ともなっているほど重要なモチーフにもなっていますので、そうしたモチーフの印象度が
ソロよりもユニゾンの方がはるかに強く感じられるという効果もありそうだと感じたりもします。

マーラーの交響曲はなんとなくイメージ的には複雑怪奇とか病んだ精神状態で書かれた錯綜・錯乱した曲というものが
あるのかもしれないですけど、実はマーラーの交響曲は臨時記号や極度な不協和音というものは意外と少なくて、
メロディーラインも複数の旋律を重なり合わせる感じではなくて、一つの旋律をシンプルに構成しているという事が
ほとんどなのかもしれないです。
そのせいなのか、マーラーの交響曲は初期作品においては結構ユニゾンを効果的に使用した楽曲もかなり多く、その最も
有名で音響効果が高い事例としては、交響曲第3番「夏の朝の夢」~第一楽章冒頭の8人のホルン奏者による
堂々としたユニゾンによる開始のインパクトはかなり強烈なものがありそうです。
冒頭でホルン奏者全員がややベルアップ気味に全員で同じ旋律を堂々と吹き鳴らす場あのユニゾンは、曲の開始早々
ノックアウトを食らったような強烈なインパクトは秘めていると思います。
第一楽章だけで35分程度もかかり、フィナーレの第六楽章も30分程度の演奏時間を要し、
曲全体の演奏時間も軽く100分を超えますけど、全体的には、朝=夜 人間界=自然界 現実=夢
現実=過去の記憶 生=死という相反するテーマを全て一つにまとめ上げたというか、
過去の記憶と現在の印象の全てを巻き込み直進していく巨大な「マーチ」という考え方も出来るのかもしれません。
人間が元々有している相反する矛盾する要素を「音楽」として反映させる意図があるんじゃないのかな・・とも感じたりもします。

マーラーの交響曲におけるユニゾンと言うと、3番の8本のホルンに比べると地味かもしれないですけど、
交響曲第4番「大いなる喜びへの讃歌」~第一楽章の6分前後に登場する4本のフルートによる超高音域の繊細な
ユニゾンも大変印象的です。
4人のフルート奏者が高音域でpp~fまでディミニエンドを繰り返すまるで妖精のダンスみたいなニュアンスは、多分あれは
フルートソロだけでは表現しにくいと思いますし、あれは4本のユニゾンであるからこそ可能なニュアンスなのかもしれないです。

ユニゾンというと冒頭でも記したとおり、チャイコフスキーの交響曲第5番~第一楽章冒頭の2本のクラリネットによるユニゾンも
大変印象的ではありますが、同じくチャイコフスキーの幻想序曲「ロメオとジュリエット」の9分~10分目前後に延々と
展開される各2本ずつのフルートとオーボエの計4本による「愛のテーマ」のユニゾンもとても感傷的で胸にじーんと響きます。
同一楽器のユニゾンよりもはるかに難易度が上がるのが異なる楽器でのユニゾンなのですけど、そうした異なる楽器での
ユニゾンにおいて「実は最も音のニュアンス・音域・音量の微妙な調整が難しい」とされるのがオーボエとフルートでも
ありますので、あの長大なユニゾンの箇所に差し掛かると奏者もそうですけど指揮者もかなり大変なのだと思います。
しかもあのフルートとオーボエのユニゾンの最後には、なんとクラリネット2本までがそのユニゾンに加わり、計6本の
管楽器によって延々と感傷的で甘美なユニゾンが展開されますので、聴き応えは十分だと思います。

チャイコフスキーの幻想序曲「ロメオとジュリエット」は「序曲」というタイトルが付いているのですけど、
印象としては「交響詩」みたいな雰囲気も濃厚です。
演奏時間が20分程度ですし、曲としてはかなり長いという印象もあります。
この20分の曲の中に、荘厳なコラール・愛のテーマ・諍い・人間の死・甘美さ・せつなさ・激しさなど
とにかく色々な要素が「これでもかっ!」とばかりに盛り込まれていて、聴いていて飽きる事はありません。
20分の曲の中に「出会い→喧騒→愛の逃避行→死」のストーリーがギュギュッ・・と詰め込まれていて、
目を閉じてこの曲を聴いているとシェークスピアのあの誇り高き戯曲の様々な名場面が浮かんでくるような感じすらあります。
特に素晴らしいのが冒頭のクラリネットをメインとする荘厳なコラールと中間部の「愛のテーマ」だと思います。
そしてその愛のテーマに上記のオーボエ・フルート・クラリネット、計6本の管楽器によるユニゾンが高らかにしっとりと
鳴り響いていきます。
その中間部の愛のテーマの盛り上がりの最後にはしっりとしたコールアングレのソロで締めてくれるのも素晴らしいです。
曲のラスト30秒前当たりのティンパニのロールをバックに金管を中心としたコラール風なエンディングも
哀しい死ではなくて「天国で二人は幸せに結ばれる・・」といった一つの「救い」が示唆されているようにも
感じられとっても素敵だと思います。
それと個人的な印象ですけど、前半や後半の展開部で登場するシンバルの凄まじい連打に次ぐ連打のあの迫力は
圧倒されるものもあったりします。

この幻想序曲なのですけど、シェイクスピアの原作から主に3つのテーマに絞って書かれています。

1.ローレンス修道士を表す宗教的で荘厳な序奏部
2.モンタギュー家とキュピレット家の争いを描写する第一主題
3.バルコニーのシーンに代表されるロメオとジュリエットの愛の場面を美しくまた悲しく歌う第二主題

前述の通り、1の冒頭場面のクラリネットをメインとする木管のコラールは神々しいですし、
2の激しさ・・特にシンバルの連打は大変印象的ですし、3の「愛のテーマ」の美しさ・ロマンティックは
この世のものとは思えない美しさがあると思います。

専門的な事を一言書くと、標題音楽でありながらソナタ形式を取っていて、
構成面でもひきしまった作品になっている点は「すごいな・・」と感心してしまいます。

この曲をCDで聴く場合、私が特に特にお勧めしたいのは、バーンスタイン指揮/ニューヨークフィルの演奏です!
この演奏はすごい・・すごすぎると思います。
(特に冒頭のクラリネットの音色はこの世のものとは思えないです・・中間部も大変美しいですし、聴き方によっては
退廃的なものすら感じさせています)

40785ba7-s_convert_20180724125422.jpg

「響け! ユーフォニアム」第一期と第二期のトランペットパートから、香織先輩・優子・麗奈

tuttiの楽曲というとやはり大音量のメロディーという印象もあったりしますし、それがフルに発揮された楽曲というと
レスピーギの交響詩「ローマの松」~Ⅳ.アッピア街道の松がとても印象的ですけど、
あのアッピア街道でのトランペットセクションによるtuttiの響きはとても壮麗ですし、聴いていてもとてつもないスカッとした
爽快さがあると思います。

一般的に西洋のクラシック音楽で使用されるトランペットの音色が示唆している事は、華やかさ・名声・絢爛豪華・喧噪・
称賛・楽しさといった要素の他に、圧政・威圧・宣言・戦い・恐怖という人間を屈服させてしまう要素もある一方で、
実は「死の宣告」を通達させる楽器でもあり、その多様性にはすごいものがあると思います。
ちなみに聖書等における最後の審判を告げる天使の楽器はトランペットでもあったりします。

そうした死の宣告・象徴または最後の審判の象徴としてのトランペットをイメージさせるようなフレーズが、
交響曲第一楽章の冒頭で、しかもその箇所は一切の伴奏無しのトランペットのソロだけによるフレーズで開始されているのが
マーラーの交響曲第5番です。
(マーラーの5番というと第四楽章・アダージェットはとてつもなく有名ですし「カラヤン・アダージョ」でもお馴染みの一曲です)
マーラーの交響曲第5番第一楽章冒頭は不吉で禍々しい葬送行進曲風の完全ソロのトランペットによる陰鬱なファンファーレ
から開始されるのですけど、この交響曲第5番はマーラーにとって20世紀に初めて作曲した交響曲でもありますし、
作曲した時期は20歳程度年下のアルマという美女と新婚間もない頃と重なるのですけど、そんな全体におめでたい時期の
シンフォニーの冒頭を不吉なトランペットの葬送行進曲風ファンファーレで開始させてしまうマーラーの頭は、
やっばりどこかヘンなのかもしれないです・・
(マーラーの交響曲第5番自体は、ベートーヴェンの運命のように、苦悩→歓喜、暗→明という構造が一目瞭然で分かりやすい
という事もあり、第四楽章のアダージェットの大人気という事もあり、マーラーの残した交響曲の中でも屈指の大人気交響曲
でもあったりします)
ちなみにマーラーの交響曲第5番第一楽章冒頭の不吉で禍々しい葬送行進曲風の完全ソロのトランペットのメロディーは
前作の交響曲第4番「大いなる喜びの讃歌」の第一楽章の中にも突如出現しています。
4番は全体に大変メルヘンチックで明るい交響曲なのに、そうした天使と子供をモチーフにしたかのような幻想的で優しい
曲想の中に突然そうした不吉なメロディーを乱入させてしまうマーラーの頭はやっぱりヘンだと思いますけど、
同時にスイートプリキュアのテーマのごとく「幸せと不幸は二つで一つ・・」みたいな事を示唆しているのかもしれないです。
上記で交響曲第4番「大いなる喜びの讃歌」が出てきたので関連して言うと、マーラーが残した交響曲の中に
交響曲第3番「夏の朝の夢」という全6楽章構成の100分を超える超・超大作があるのですけど、
(第一楽章だけで演奏時間が38分前後もかかってしまいます!)
その交響曲第3番「夏の朝の夢」は元々の構想段階では全7楽章構成を予定していたらしいのですけど、あまりにも長大過ぎる
という事で第七楽章を自作の交響曲第4番終楽章に移行させたという経緯もあり、そのため、
交響曲第4番「大いなる喜びの讃歌」第四楽章においては、交響曲第3番「夏の朝の夢」の調性が残存していたり、
同じく3番の残存メロディーが出てくるなど、曲の垣根を越えたものがあるのも大変面白いですし、
それだからこそ交響曲第5番第一楽章冒頭の不吉なトランペットによる葬送行進曲は、既に前作の4番で既に登場
している事を考えると、マーラーの頭の中では「自作のシンフォニーなのだから、曲同士の垣根をたまには超えてもいいじゃん」といった想いがあるのかもしれないです。

ちなみにですけど、1973年録音のカラヤン指揮/ベルリンフィルの演奏において、交響曲第5番第一楽章冒頭の
トランペットソロは、23歳にしてベルリンフィルトランペットの主席に抜擢されたマルティン・クレッツァーが担当していますけど、
カラヤンにとっては一つの冒険であったのかもしれないですけど、もしかしたら・・?
ベテラン奏者による手慣れた雰囲気よりも少年の面影をまだ残した若い奏者の柔らかい唇から生ずる若々しい感覚が
欲しかった・・みたいな事もあるのかもしれないです。
同様の話としては、マーラーの交響曲第4番「大いなる喜びの讃歌」~終楽章で出てくるソプラノソロは通常は
女性のソプラノが起用されますが、バーンスタインの指揮ではソプラノではなくてボーイソプラノが起用されているのは
大変ユニークな試みですけど、同時に意図としては、
「大人が歌う雰囲気よりは無邪気さ・若い感覚が欲しかった・・」という感じなのかもしれないです。
ちなみに生の演奏会では、マーラーの交響曲第4番「大いなる喜びの讃歌」~終楽章で出てくるソプラノソロは、
30~50代のおばさま・・(汗・・)ソプラノ歌手が妙に力んで歌われる事が多々あるのですけど、
あの部分に関してはそうしたBBAのお姉さまたちではなくて(汗・・)、純真さ・若さが漲っている美少女のソプラノ歌手が
担当された方が曲のイメージに合っているのかもしれないです。

さてさて、管弦楽の世界でトランペットが相当目立つ曲とかソロ的に使用されていたり、華麗なファンファーレとして
使用されている楽曲としてどんな曲が挙げられるのでしょうか・・?

少しばかり挙げさせて頂きますと・・

A.コープランド / エル・サロン・メヒコ

この曲の醍醐味というか聴きどころは序盤のトランペットのとてつもなく長いソロだと思います。
(しかも2回も繰り返されます)
技術的にもかなり大変で、プロでも奏者はかなり緊張すると思います。
全日本吹奏楽コンクールでこの曲を自由曲に選ぶチームもかなりありまして、
1985年の出雲高校のように、ソロが壊滅状態の場合もありますし、、95年の愛工大名電のように完璧に決まる場合もあります。
それとこの曲は指揮者泣かせのウルトラ変拍子ですし、クラリネット・ファゴットにも重要なソロがあったもします。

A.コープランド / 戸外のための序曲

この曲の序盤のトランペットソロはかなり長いけど、ゆったりとしたのびのびとした雰囲気がすてきです。

O.レスピーギ / 交響詩ローマ三部作の中でも特にローマの松とローマの祭り

特にローマの祭りの主顕祭のトランペットの喧噪は圧巻です!
ローマの祭りの冒頭のチルチェンセスのトランペットの音の掛け合いはまさに華麗なる音の絵巻ですね~
それとレスピーギというとバレエ組曲「シバの女王ベルキス」の狂騒の踊りの場面では、中間部において舞台袖から
ステージからは見えないように演奏されるトランペットのひそやかなソロも素晴らしいですし、ラストのバンダによる
アイーダトランペットを使用したファンファーレも圧巻の大迫力です!

G.マーラー / 交響曲第3番「夏の朝の夢」~第三楽章

厳密にいうとトランペットではなくてコルネットに近い「ポストホルン」が担当しているのですけど、この楽章の
交響曲としては相当異例な長いソロは陶酔感たっぷりのファンタジーに溢れています。
生の演奏会では、舞台裏から奏でられる事が多いです。
(東京芸術劇場での演奏会ではパイプオルガンの位置から朗々と奏でられていました)

ムソルグスキー(ラヴェル編曲) / 組曲「展覧会の絵」~プロムナード

冒頭のトランペットから開始されるメロディーは多分一度は耳にされたことがある音楽です。

ルロイ・アンダーソン / トランペット吹きの休日 トランペット吹きの子守り歌

トランペット吹きの休日は、原題は「ビューグル吹きの休日」です。
ビューグルとは、小型でバルブを持たないナチュラル・ホルンの一種で。いわゆる軍隊ラッパです、
実際の演奏ではトランペットが用いられる事が普通です。

スッペ / 喜歌劇「軽騎兵」序曲

冒頭のトランペットによるファンファーレが特に有名ですね~

G.ヴェルディ / 歌劇「アイーダ」~大行進曲

アイーダトランペットと呼ばれる特殊仕様のトランペットをバンダとして使用し、大変な演奏効果を挙げています。
吹奏楽コンクールにおいては、1990年の淀川工業の特別演奏でのバンダが大変印象的です。

D.ショスタコーヴィッチ / 祝典序曲

冒頭のトランペットによるファンファーレは爽快感いっぱいです~♪

A.ハチャトゥーリアン / 交響曲第3番「シンフォニーポエム」

冒頭のトランペットを中心とする大ファンファーレの大迫力は圧巻です!
吹奏楽コンクールでこの曲を初演した花輪高校の超名演はもはや伝説と化していると思います。

オネゲル / 交響曲第2番

陰鬱な全三楽章構成で、弦楽器のみで演奏されます。

というか・・この曲については二日前の記事でも散々書いているので今回は割愛します。

C.アイヴズ / 答えのない質問

楽器の構成が、弦楽四重+フルート4本+トランペットという大変シンプルな構成で、
弦楽四重奏は終始、一定の弱奏をするだけで、フルートやトランペットにはほとんど絡んできませんし、
弦楽はトランペットやフルートをほぼ完璧に無視して自分達の世界に入り込んでいる印象すらあります。
こうした弦楽をバックに「トランペット」が浮かび上がる形で一人朗々とメロディーを吹く曲の構造はとてつもなくユニークですね。
この曲のトランペットの音って、勇壮とか華麗みたいな印象は全く無く
人間のの内面をせつなげそうにと語り上げる内省的な感じがするのが大変面白いなと思います。

この曲の意図する事ってなんなのかな・・?
「人が存在する事の意義とは何でしょう・・・?」みたいな大変難しい「問い」に対してその「問い」をトランペットが計7回行っていて
それに対する「回答」という形で4人のフルート奏者が提示しているというのが曲の構造なのですけど、
実際に曲を聴くとすぐに分かるのですけど、フルートの回答は、全然回答になっていないというか、
最終的には支離滅裂なメロディーとなっていつのまにか立ち消えになってしまい
結局トランペットからの「問い」には誰も答えられず不調・という結果で終ってしまい、
その間、弦楽四重奏はずっと一定の和音を鳴らし続けているだけで
トランペットとフルートの「高尚な対話」には全く絡まず、延々と自分達の役割にだけ専念しているという曲なのです。

そして吹奏楽におけるトランペットは、花形的役割を担っていて、どの曲も相当程度目立っているのですけど、
その中でも特に特に超人的テクニックで聴く者を唖然・・とさせてしまう曲がクロード・スミスの「ダンス・フォラトゥーラ」だと
思います。
「フェスティヴァル・ヴァリエーション」がホルン殺しの名曲とすると、「ダンス・フォラトゥーラ」はトランペット殺しの曲だと
思いますし、ソロトランペットのハイトーンは決まった際はとてつもなく爽快ですね~♪

トランペットというと「華やかさ」という印象も強いですけど、オネゲルの交響曲第2番のような厳粛な響きのトランペットの響きを
耳にすると「こういうある意味癒しのような側面もあるのだ・・」みたいな新しい魅力を発見したりもします。
余談ですけど、2022年春アニメの「ヒーラーガール」においては随所でトランペットによるゆったりとしたユニゾンの響きによる
コラール的なBGMが使用され大変効果がありましたけど、
あの雰囲気はまさにヒーリングの雰囲気に合っていたと思います。

hibike-yu-huloniamu-reina_convert_20180613165611_convert_20180620162540.png

吹奏楽オリジナル作品でもそうしたユニゾンを多用した楽曲は無数にありますけど、私的にはなぜかしりませんけど、
バーンズの交響曲第2番~第二楽章・中断された変奏曲における清楚なクラリネットのユニゾンとそれに続く
トランペットの(はもりがあるので厳密にはユニゾンではありませんけど)神々しいコラールのような響きが大変
印象的であったりもします。
(スパークの「ドラゴンの年」~Ⅱ.間奏曲の荘厳なユニゾンもすてきです・・)

バーンズの交響曲第2番~第二楽章・中断された変奏曲の出だしはオーボエのソロから開始され、それが
クラリネットからアルトサックスへと引き継がれます。
静かな部分が終わると、少し賑やかな部分が変奏されていきますが、それが一旦静まると
クラリネットのユニゾンをメインとする木管合奏による静粛なバッハみたいなコラールというか聖歌が奏でられます。
そして木管コラールがトランペットのユニゾンをメインとする金管コラールにバトンタッチされていきます。
とにかくこのユニゾンのコラールが美しくて何度聴いてもうっとりとさせられます。
この木管と金管によるコラールが終わると、 再びどんちゃん騒ぎが再開されますが、最後は冒頭のオーボエソロが再現され、
静かに閉じられます。

トランペットというと明るさ・華やかさ・喧噪を象徴する楽器でもあるのですけど、こうやってたまに静粛で神々しい祈りのような
コラール的なトランペットのユニゾンを耳にすると、普段がああいう響きだけに余計にしんみりとした情感を
楽しめそうです。

ここから先はdream fantasy2
アミグリさんが過去に描かれた絵の転載&ご紹介コーナーです。

上記でトランペットのユニゾンについても触れさせて頂きましたので、ここはアニメ「響け! ユーフォニアム」のトランペット奏者
であり孤高で気高い高坂麗奈を取り上げない訳にはいかないです!
アミグリさんが描かれたこの高坂麗奈は当ブログでも何度も何度も転載の掲載をさせて頂いていますけど、
大好きなキャラを尊敬している絵師様に描いて頂いたお気に入りの絵は、何度でも転載&ご紹介をさせて
頂きたいと思っていますし、それくらいお気に入りの麗奈です~♪

上記の絵は、アミグリさんが2018年6月に描かれた「響け! ユーフォニアム」の1年生トランペット奏者の高坂麗奈です!

麗奈はトランペット奏者なのですけど、あの凛とした雰囲気はもしも麗奈が金管楽器ではなくて木管楽器を選んだ場合は
オーボエが最もお似合いといえるのかもしれないです。

そしてこの高坂麗奈は、2018年7月に当ブログが迎えた「吹奏楽カテゴリ通算1000記事到達」を記念して
アミグリさんに事前にリクエストをして描いて頂いた記念碑的な作品でもあります!
ちなみに描かれた時期は2018年6月です!

アミグリさんの描かれた麗奈は、アニメ版の特に第一期で見せていたちょっと孤高で気高いオーラとプライドの高い麗奈という
要素を少し弱めて、第二期で見せていた麗奈本来のかわいらしさを感じさせているのだと思います。

北宇治高校の冬服の茶系統のセーラー服のかわいらしさに黒髪ロングの素晴らしさにつぶらでどこか訴えかけるような
瞳の吸い込まれ具合に微笑みの上品さなど
完成度の高さにはただただ脱帽するしかないと思いますし、
「この麗奈を描くのに一体どれだけご苦労をされたのだろう・・」と改めてアミグリさんには感謝の言葉しか出てこないです。
麗奈のこの流れるような黒髪ロングの美しさやキラキラ感も本当に充実していると思います。
笑顔もすてきですし、背景の音符やトランペットも「麗奈はミューズ=音楽の女神様みたい・・」といった雰囲気を
伝えているように思えてならないですね~!

上記のアミグリさんが描かれたノースリープの高坂麗奈の権利は、
全て上記作品の絵師様であられるアミグリさんに帰するものであり、当ブログにおける転載とご紹介は事前に全て
アミグリさんからご了解を頂いたものであり、アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。

アミグリさん、本当にいつもすてきなイラストの転載を快諾して頂きありがとうございます!!

皆様の中で「こんなにも気高く美しい高坂麗奈を描かれる方のブログってどんなもんなのだろう? 」などと興味がある方は、
是非是非アミグリさんのブログdream fantasy2を ご覧になって頂きたいと思いますし、 宜しければ、当ブログだけではなくて、
是非アミグリさんの本家本元のブログdream fantasy2に一度お越しして頂けると アミグリさんのブログをご紹介させて頂いている私もとってもとっても嬉しいです!

アミグリさんが定期的に作品を投稿され続けている →アミグリさんのpixiv にも是非一度足を運んで頂ければ幸いです!

アミグリさんのpixiv

高坂麗奈のトランペットには独特の影と華麗さが秘められていますけど、ゆったりとしたコラール的なユニゾンを
他のトランペットパートの人たちとうまく合せながら奏でるのもとてもすてきだと思いますね~♪


2022年春アニメ / ヒーラー・ガール

FPx31B_VEAAungv_convert_20230117220816.jpg

2022年秋アニメ / 新米錬金術師の店舗経営のヒロインのサラサ・フィード

2023年冬アニメも佳境に入っている今日この頃、「いまさら何を・・」みたいな話でもあるのですけど、2022年の
私自身のマイベストアニメ作品は、2022年春アニメでもあった「ヒーラー・ガール」です!
ちなみに次点作品は秋アニメの「新米錬金術師の店舗経営」です。
2022年アニメは面白い作品も多数あり例年以上に充実していましたけど、その中でも特にお気に入り作品を挙げると、
冬アニメ→その着せ替え人形は恋をする
春アニメ→ヒーラー・ガール
夏アニメ→Extreme_Hearts
秋アニメ→新米錬金術師の店舗経営 などがとても素晴らしかったです。
その着せ替え人形は恋をするは二期の放映もすでに決定していますし、この作品は埼玉ご当地アニメでもありますので
二期が今からとても楽しみです。
夏アニメは途中までは本命は「リコリス・リコイル」でしたけど、終盤でなぜかストーリーがグタグタになってしまい急失速
してしまった印象もありましたが、その代わりに「Extreme_Hearts」のテンポ良い展開と意外とハートフルな展開、
そして各キャラたちが何かしらの理由で一度はあきらめた「夢」を再度つかみ取るという熱さもよかったですし、
ああしたシンプルなストーリー展開は最近のやたらと複雑な世界観や伏線があふれかえる作品が多い中ではかえって
新鮮でしたし、歌とスポーツ、または人間と科学科学技術にアンドロイドが融合した世界観もとても面白かったです。
秋アニメは「新米錬金術師の店舗経営」が群を抜いて面白かったですし、ヒロインのサラサ・フィードの美少女ぶりは
私のツボに見事にはまってしまいました~♪
新米錬金術師の店舗経営は、見方によっては「ひたすら利潤だけを追求し儲かればそれでいい・・」みたいな
現代資本主義に対する強烈なアンチナーゼを放っているようにも感じられ、
「一つの社会という枠組みにおいて、一人だけが儲かり得をし大半の人たちはその恩恵にあずかれないというシステムは
意外と長続きしない・・
みんなが共存共栄できてウインウインの関係を構築し、格差を生じさせずに富と利潤をうまく分配させて、みんなが
そこそこお金を持った社会の方がかえってうまく機能し、みんながある程度のお金を持ち、そのお金でもって
商品を購入した方がみんなも潤うし自分たちの商売も軌道に乗る」みたいな面もあったといえそうです。
そうした一方でサラサが「他の店では取り扱いがなくて村のみんなに喜んでもらえそうな商品はなにがいいのか?」と
新商品と販路拡大を常に考えていたのもそれはそれで資本主義の原点ともいえそうです。

2023年の冬アニメも中盤に差し掛かり、3話ほどみて視聴をやめた作品もありましたし、一話だけで視聴打ち切りの作品も
ありましたし、お気に入り作品だったけど、
「なんで今頃・・??」と感じざるを得ないというか、新型コロナの影響で制作スケジュールに遅延が生じ途中なのに
放映延期となってしまった「あやかしトライアングル」と「久保さんはモブを許さない」はとても残念でした・・
(両作品とも改めて春アニメとして放映してもらえればありがたいです・・)
2023年冬アニメ作品の中では、トモちゃんは女の子・スパイ教室・お兄ちゃんはおしまいがお気に入りですけど、
最も大好きなのは二期作品ではありますけど「虚構推理2」です。
一期放映から既に3年以上も経過していたので、まさか二期が制作・放映されるとは思わなかっただけに嬉しい誤算です。
一期はエピソード編がやたらと長い印象もありましたけど、二期の方はストーリーがキビキビと躍動しているので一期以上に
面白いです。なによりも本人は女子大生だけど見た目は中学生にしか見えない琴子のあの独特な雰囲気と
時に見せる毒舌や下ネタ話をまたまたお目にかかれるのはありがたいですし、後半も期待が一杯です。
(2/5の回で六花が登場していましたけど、六花と琴子が絡むシーンは二期ではあるのかな・・?)

そうした中、「何をいまさら・・」みたいな感じになりそうですけど、2022年の「マイベストアニメ作品」は2022年春アニメでもあった
「ヒーラー・ガール」です。
ヒーラー・ガールは地上波では東京MXのみの放映となっていたこともあり、知名度という観点ではかなり弱い作品では
あるのですけど私はとても大好きな作品で毎週視聴するのがとても楽しみでした~♪
「ヒーラー・ガール」は元々はアニソン番組「Anison Days」と音楽レーベルのランティスの共同企画を発端とし、
その番組から声優ユニット「ヒーラーガールズ」が結成され、更にそこから企画が膨らみ、
ユニットから派生したオリジナルアニメ企画として2022年春アニメとして「ヒーラー・ガール」が放映されたという事になります。
アニメとしてのヒーラーガールは正直、見る人によってかなり好き嫌いが分かれると思いますし、人によっては
「なにあのミュージカル調みたいなセリフ回しは・・」と違和感を感じる人もいるかもしれないですし、
(ミュージカル調みたいなセリフ回しは全体としては決して多くはないです・・)
ストーリーが単調とか変化に乏しいという批判もあるのかもしれないですけど、別にすべてのアニメ作品に劇的要素や
異世界転生とか特定のキャラに過度な能力が集まる主人公の強さのインフレ現象を求めている訳ではないですし、
たまにはこうした私たちが普段接する現実や日常に極めて近い「普通の世界」を舞台にした作品があってもいいと感じますし、
なによりも「ヒーラー・ガール」はごく普通のJKさんが時に悩み迷いながら、時にお互いの擦れ違いから生ずる喧嘩やもめごとを
経ながらも少しずつ成長していく姿が丁寧に時に繊細に描かれていて私は大好きな作品でしたし、あのアニメを見ていた時の
時間は比較的ゆったりと流れていき、あの感覚こそが「癒し」だったのかもしれないです。

「ヒーラー・ガール」の世界観とは少しだけ私たちの現実社会と異なる点は、医学の上で音楽療法・音声医学が認知されている
事であり、例えば病気で苦しんでいる人、怪我や病気の治療中に痛みで苦しんでいる人、妊婦さんがまさに子供を産む瞬間の
あの激痛に苦しんでいる時などに、ヒーラーたちの歌によってその苦しみが少しでも緩和されたり、はたまた病気そのものを
治癒させてしまったり、歌う事で医療行為を行う事が国家資格によって認められているヒーラーたちを描いた作品とも
言えると思います。
もちろん歌そのものが病気やけがを完治できるという訳ではなくて、ヒーラーたちが歌う歌声によって患者さんの不安な
精神を安定させ落ち着かせるという面の方が強いのかもしれないです。
患者さんだけではなくて外科手術中の執刀医自身を落ち着かせるという効果があったのもとても興味深いものでもありました。
この作品のメインヒロインの3人のJKさん・・響・かな・玲美がヒーラーになるべくその修行を見習いという形で行っていて、
その3人の過程を描いた作品でもあります。
3人は高校に通いながら放課後は3人が師匠と仰ぐ烏丸先生の治療院で見習いや手伝いをしていて、その修業期間中に
ヒーラーの資格を取得すべく奮闘していたという事にもなります。
(見方によっては師匠でもある烏丸先生からの無茶振りに振り回されていたともいえそうですけど、師匠もそうした無茶な指示や
要求は3人の成長には不可欠であると認識していたと思いますし、そうした無茶振りにも四苦八苦しながらもなんとか対応
していた姿も大変好感を持てましたし、その過程で起きる3人のすれ違いやいざこざもナイーブに繊細に描かれていたとも
感じられます)
そうした意味では「ヒーラー・ガール」は2022年アニメの「うちの師匠は尻尾がない」や「新米錬金術師の店舗経営」のように
ある意味師匠と弟子の心の交流を描いた作品ともいえそうですし、3作品ともそれぞれ別の意味で弟子たちが師匠に
なにかと振り回されつつも日々進化と成長を見せてくれた作品ともいえそうです。

「ヒーラー・ガール」は随所にかなたちヒーラーのゆったりとした歌が流れていて、あのゆったりとした歌声を聴くと、確かに
音楽には痛み・辛さ・苦しさをたとえ一時的にでも緩和させてくれる効果があると思いますし、
実際音楽には、癒しというか人を一時的に苦痛から解放させてくれる役割以外にも、勇壮で元気あふれる音楽を耳にすることで
人をやる気にさせてくれたり、例えば「この仕事をするのが億劫」とか「仕事だけどあの人に会いに行くのがとてつもなく苦痛」
などという時にパワーあふれる音楽音楽を聴くことで自分自身に喝を入れるとか自分自身を元気づける効果は
間違いなくあるのだと思ったりもします。

アニメ「ヒーラー・ガール」はそうしたアニメの特性上、アニメ内でたくさんの歌やBGMが登場し、それを集めた
サウンドトラックもCDとして発売されていましたし、あのサウンドトラックを改めて聴いてみると、元気あふれる音楽も
たくさんありましたし、ゆったりとした癒しの音楽もかなり収録されていました。
そして印象的だったのはアニメ内でも当時の番組宣伝のCMにおいてもゆったりとしたメロディーラインをトランペットまたは
コルネットが朗々と吹奏しているシーンがいくつかあって、あのゆったりとしたトランペットの響きは「癒し」そのものだったと
改めて感じたりもします。
トランペットというというまでもなく勇壮な響きとか派手でカラフルな楽器という印象がとても強いのですけど、ゆったりとした
メロディーを朗々と吹くとそれがとてつもなく安らぎを与えるという一面もあるのだと思います。

トランペットやトロンボーンは吹奏楽や管弦楽団の華でもありますし、
とにかく迫力と大音量を求められる場合のトランペットの火事場のバカ力的なあの圧倒的な迫力と華やかさは、
見ていても聴いていても爽快感一杯だと思いますね~♪
例えばなのですけど、レスピーギの交響詩「ローマの松」~Ⅳ.アッピア街道の松とか同じくレスピーギの
交響詩「ローマの祭り」~Ⅳ.主顕祭におけるトランペットのあの圧倒的な大音響と迫力と華やかさが交錯した
きらびかな様子はまさに「管弦楽・吹奏楽の華」と言えそうですし、
あの「アッピア街道の松」におけるトランペットの大音響は、ヘビーメタルやロック音楽すらも凌駕するのかもしれないと
感じさせるものがあるくらい圧倒的な存在感を放っているのだと思います。
そしてそうしたトランペットの華やかさを吹奏楽オリジナル曲として最大限その魅力を追求した曲こそが
福岡の精華女子高校吹奏楽部でお馴染みのクロード・スミスの「ダンス・フォラトゥーラ」なのだと思います!!

そうした華やかなトランペットですけど、時にゆったりとしたメロディーを朗々と静かに響かせる音楽もあったりして、
そういう音楽はどちらかというと少ないだけに意外性もそうですけど同時にとてつもないやすらぎ・癒しを感じたりもします。
それが最大限発揮されたクラシック音楽は一例として、

○コープランド / 戸外のための序曲・静かな都市

○アイヴズ / 答えのない質問

○マーラー / 交響曲第3番「夏の朝の夢」~第三楽章

などが挙げられると思いますが、最も朗々としたやすらぎが伝わってくるのはオネゲルの交響曲第2番といえそうです。

この交響曲は陰鬱な全三楽章構成で、弦楽器のみで演奏されます。

終楽章の第三楽章のラスト1分30秒あたりから重々しい弦楽合奏の上に、
ソロトランペットによる「救い」のような明るいコラールが朗々と奏され、初めてこの曲を聴いた時の印象としては
「地獄で仏に会った」としかいいようがない感覚でした。
全体的に非常に重苦しい雰囲気の中、
最後の最後で何かホッとするものがあったという感じです。
このトランペットのソロは、楽譜上では「オプション扱い」となっていて、トランペットの部分を採用するか否かは指揮者に
委ねられています。
この交響曲、このラストのトランペットの朗々とした明るいコラールを取り外したら「陰気で救いが全くない交響曲」に
なってしまいそうです。
美味しい部分や救いの部分を最後の最後でトランペット一人が持っていってしまったという珍しい交響曲であったりもします。

だけどあのトランペットの朗々とした響きはアニメ「ヒーラー・ガール」の癒しの世界に最も近いものがあるともいえそうです。

私のマイベストアニメ作品は、2018年→ラーメン大好き小泉さん、2019年→女子高生の無駄遣い
20年→球詠 21年→見える子ちゃん 22年→ヒーラー・ガールと全ての作品のヒロインがJKさんであり、
改めて自分自身はアニメはどんなに世間で前評判が高くてもJKさん・美少女がヒロインとして登場しない作品はほとんど
見ないという事なのかもしれないです。

果たして今年はどんなにすてきな作品やJKさんに出会う事ができるものでしょうか・・? とても楽しみです。

アニメ・漫画作品ではよく「嫁キャラ」と言われる「お嫁さんにしたような美少女キャラ」が出ますけど、
私的に自分の嫁キャラというと、一例を挙げると、プリキュアだったらハピネスのめぐみとゆうゆう、ドキドキの六花、
スタプリの羽衣ララ、トロピカル~ジュプリキュアだったらあすか先輩、スイートの北条響、スマイルのみゆきとれいかさん、
艦これだったに夕張ちゃん、翔鶴お姉さま、白露お姉ちゃん、睦月、東方だったらアリスに早苗さんにさとり様にゆかりん、
トニカクカワイイの司、ゆるキャン△だったらなでしこ、プリコネだったらペコリーヌとコッコロちゃん
2022年秋アニメヒロインでもあった「新米錬金術師の店舗経営」のサラサ、アイカツシリーズの大空あかり、
D4DJのハピアラの麗、Lyrical Lilyの桜田美夢と竹下みいこ、
ハナヤマタの関谷なる、魔女の旅々のイレイナ、プリンセスプリンシパルのアンジェとドロシー、RELEASE THE SPYCEのモモ、
色づく世界の明日からの月白瞳美、うる星やつらのサクラ先生などなどなどたくさんいますけど、
「ご注文はうさぎですか??」だったら文句なしにココアに尽きると思います!(シャロも大好きです~)

そして・・二人でなにか「イケナイコト」をするのだったら、物語シリーズの戦場ヶ原ひたぎと
「デート・ア・ライブ」の時崎狂三と「ラーメン大好き小泉さん」の小泉さん以外ありえないです!
後世に伝えたい吹奏楽オリジナル作品を挙げなさいと言われたとしたら、たとえばですけど、
ホルストの第一組曲、リードのオセロ・ハムレットへの音楽・エルサレム讃歌、ジェイガーのシンフォニアノビリシマや第三組曲、
ネリベルの二つの交響的断章・アンティフオナーレ、フサのプラハのための音楽1968・この地球を神と崇める、
チャンスの呪文と踊りや朝鮮民謡の主題による変奏曲、マクベスのマスク、スミスのフェスティヴァルヴァリエーションに
ダンスフォラトゥーラ、保科洋の風紋や復興、兼田敏のパッサカリア、パーシケッティーの交響曲第6番に仮面舞踏会、
バーンズのアルヴァマー序曲に呪文とトッカータに交響曲第3番、エリクソンの序曲「祝典」、スウェアリンジェンのインヴィクタ、
スパークのドラゴンの年や宇宙の音楽などなどとにかくたくさんの素晴らしい吹奏楽オリジナル作品が存在していると
思うのですけど、そうした膨大な吹奏楽オリジナル作品の中でも不朽の名作にして同時に吹奏楽オリジナル作品としては
既にバイブル的名曲という評価が既に定着している大人気吹奏楽オリジナル作品の一つがリードのアルメニアンダンスパートⅠ
だと思います。
そしてこの素晴らしい名曲の吹奏楽オリジナル作品のアルメニアンダンスパートⅠを吹奏楽コンクールではないですけど
高校の時の定期演奏会の演奏曲目としてノーカットで吹くことができたのは本当にありがたい事でもありました。
ちなみに高校一年の時の吹奏楽コンクールの自由曲がホルストの第一組曲だったのですけど、こうした
吹奏楽オリジナル作品としては古典中の古典の大変な名曲を演奏できたというのも今にして思うとたいへんありがたく
貴重な事でもありました。

私が高校生あたりの頃には既にリードの「アルメニアンダンスパートⅠとパートⅡは定着化された作品であり、
吹奏楽コンクールの自由曲としても演奏頻度の極めて高い曲であり大変人気の高い作品でした。
既にあの当時よりリードのアルメニアンダンスは「吹奏楽オリジナル作品の中でも特筆すべき名曲」として認知されていたと
思いますし、私も既にその当時から「リードのアルメニアンダンスは別格的存在」という認識は有していたと思います。
当時よく吹奏楽仲間内の噂では、
「リードは、実は、アルメニアンダンスパートⅢの構想を練っていて現在作曲中・であり、1980年代中盤に満を持して
発表されるのではないか?」という話がよく出回っていましたけど、結局、パートⅢとして発表される事はありませんでした。
結果として「アルメニアンダンス」と同様にアルメニア地方の讃美歌をモチーフにした作品が
「エルサレム讃歌!」というこれまたリードを代表する超大作となって歴史に残されることになりましたので、
あながちあの噂は単なるガセネタではなかったと言えるのかもしれないです。

アルフレッド・リードは生粋なアメリカ人ですし、特にアルメニアやエルサレムとの接点は無いはずなのに、
どうしてアルメニアンダンスとかエルサレム讃歌みたいなアルメニアに色濃厚な曲を残したのだろう?と
思ったことがあるのですけど、
アルメニアの音楽学者であるゴミタス・ヴァルタベッドという方が集めたアルメニアの民謡・聖歌を
「このまま歴史に埋没してしまうのは勿体無い・・」と感じた
イリノイ大学でゴミタスの研究をしているハリー・ビージャンという学者・バンド指導者が、
ゴミタスの集めた聖歌や民謡を使った作品をリードに委嘱したことがこれらの名曲が生まれたきっかけになっています。
そしてリードは、民謡を「アルメニアンダンス」で巧みに用い
7世紀頃のアルメニアのローマ教皇管区教会典礼聖歌集からキリストの復活を称えた讃美歌を
「エルサレム讃歌」で大変効果的に用いています。

リードのアルメニアンダンスはパートⅠとパートⅡと二つに分けて出版されています。
私自身リードの「アルメニアンダンス」を初めて知ったのは、高校入学後のその年の定期演奏会で
アルメニアンダンスパートⅠを演奏した時なのですけど、実はその時点ではパートⅠとパートⅡの間には特に関連性が
無いものなのかなと勘違いをしていたものですけど、
実はパートⅠとパートⅡは姉妹作と言うよりも組曲または一つの交響曲の中の楽章同士という位置づけでもありそうです。
5つのアルメニア民謡が続けて演奏される単一楽章のアルメニアンダンスパートⅠと、
同じくアルメニア民謡に基づく3つの楽章からなるアルメニアンダンスパートⅡの二つを合わせて一つの組曲または交響曲を
構成すると考えた方が宜しいのだと思います。
この場合第一楽章がアルメニアンダンスパートⅠに相当し、第二~第四楽章がアルメニアンダンスパートⅡに相応するとも
いえそうです。
大変奇妙な事に、その理由と背景はよく分からないのですけど、パートⅠとパートⅡの出版社は全然別の会社であり、
そうした事がパートⅠとパートⅡは全然関連性がない曲であるとかつての私が誤解をしたように勘違いをされている方も
決して多くは無いという理由になっているのかもしれないです。
ちなみにですけど、パートⅠとパートⅡで使用される楽器編成も微妙に異なっていて、パートⅡの方が打楽器は、
パートⅠでは使用されなかったドラ・コンサートチャイム・トライアングルが追加されたり、ハープも加わるなど
そうした違いを味わってみるのもこの曲の楽しみ方の一つなのかもしれないです。

後述しますけど、
アルメニアンダンスパートⅠの誰もが認める歴史的名演は、1986年の淀川工業と1987年の創価学会関西を
推される方は大変多いとは思うのですけど、私自身最も大好きな演奏は、そう・・! 言うまでもなく
1983年の野庭高校のあの個性的で歌心たっぷりの演奏に尽きると思います!
(隠れた名演という事では、とにかく音質がクリアで清楚なサウンドで響きがとてつもなく美しい1980年の間々田中も
推したいと思います)

リードのアルメニアンダンスパートⅠは下記の五つの部分から構成されています。

Ⅰ.あんずの木

冒頭は大変華やかな全草者による強奏から開始され、特に冒頭のシンバルの一撃で既にノックアウトされそうです・・
しかし曲調自体は憂愁を帯びたシリアスなものであったりもします。

Ⅱ.やまうずらの歌
Ⅰとは一転して一転して慈愛とやさしさにに溢れ、どこかユーモラスで癒される愛らしい歌が続きます。
特にオーボエのしみじみとした歌が大変印象的です。

Ⅲ.ホイ、私のナザン

この部分は実際に吹いたことがある者の感想としては変拍子の扱いが大変難しくて最も難しい箇所だと思います。
変拍子で同時にエキゾティックなリズムが強く印象付けられ、最後の「行け、行け」と共に聴かせどころの一つだと
思います。

Ⅳ.アラギャズ

Ⅱと同様に抒情的な歌が朗々と響きわたります。

Ⅴ.行け、行け!

活力に満ちた終曲であり、強力なダイナミクスとエキサイティングなリズムで締めくくられます。
ラスト近くのホルンの壮絶な雄叫びも聴かせどころの一つだと思いますけど、クラリネット奏者にとっては細かい音符の
連続であり、リズム処理と合わせてⅢの部分と同様に大変な技術力が求められると思います。

やはりⅢとⅤが全体の中心であり、間に挟まれるⅡとⅣのしみじみとした抒情的な歌がさらにこの曲の深みと味わいが
高まるともいえそうです。
この曲は私の母校の中学校が私が卒業した年のコンクール自由曲でもあったのですけど、なんと、こともあろうに
全体の一つの中心でもあり聴かせどころのⅢを全てカットし、快活に動く部分は最後のⅤだけ・・というありえないカットを
したこともあり、サウンドもこの曲に求められる清潔な音色ではなくてべったりと重たいサウンドでもあり、結果的に
創部以来初めての県大会銅賞という屈辱的な結果になっていましたけど、
前年度の部長でもあった私の感想は「自業自得だね・・」という感じのものでした。
この曲はⅢとⅤが盛り上がりを形成している側面もあるので、Ⅲをカットしてしまうことはありえないと感じたものでしたし、
大変古い表現でいうと「クリープのいれないコーヒーなんて・・」という感覚に近いものがありそうです。
もっとも私自身が高校一年の時定期演奏会で演奏したアルメニアンダンスパートⅠも、決して褒められる演奏では
ありませんでしたし、全体的には消化不良で終わってしまいましたし、奏者としては不満の残る演奏でもありました・・

リードのアルメニアンダンスパートⅠは2022年時点でこれまで全国大会で22回も演奏されている大人気自由曲ですけど、
全国大会では2002年の雄新中を最後に演奏されていないのはさびしい限りです。
22回も演奏されていますけど、意外とこの曲の名演は少ないです・・というか野庭・創価学会関西・淀川工業の
三大名演があまりにも突出しすぎた歴史的名演であり、この3チームを超越する名演は多分ですけど今後も出ないような
気すらします。

1983年の野庭高校の演奏はクセが大変強くて好みの分かれる演奏なのかもしれないですけど、私は大好きです!
Ⅴの「行け、行け」の部分をpから徐々にあんなに盛り上げていく演奏はかつてなかったと思いますし、
とにかく一つ一つの音が生命感と躍動感に溢れていて、とにかく音楽が新鮮でした。
課題曲C/カドリーユもダーダー吹きに近い、音をわざと押した様な感じのする少し変わった表現です。
あのレガート奏法を極端にしたような感じの解釈は、明石北高校の解釈にも近いような感じもあったと思います。
課題曲も自由曲も、共に演奏が非常に新鮮で、全く違った方向からアプローチをかけてきた若々しい楽しさが
随所に散らばっています。
88年の春の猟犬もそうでしたけど、野庭のアルメニアンダンスパートⅠの特にⅤ・Go! Go!においては、前述のとおり
急激なpからffへの唐突感すらも感じられる急激なクレッシェンドとか、
ppからffへと一気に駆け上っていく爽快感は、やはりとてつもなく新鮮なものがあると思います。
普通はあれだけ個性的な表現を取ってしまうと演出過剰とかやりすぎ・・みたいに感じてもしまいがちなのですが、
それが少しも不自然に感じられない自然なさわやかさがあるのも事実だと思います。

1986年の淀川工業(現・淀川工科)も正攻法の素晴らしい演奏です。
過去に何度も名演を生み出したアルメニアンダンスパートⅠという不滅のオリジナル名曲を新しい感覚で新しい視点から
表現してみようという意欲とフレッシュさが至る所から伝わり、聴いていてこの曲の何か新しい面を新たに発見できたような
感じでした。
音楽に勢いがあり、サックスセクションの上手さも光り、全体としても「とにかく楽しい!」という感じで一杯の素敵な演奏でした。
淀川工科は現在の自由曲は大阪俗謡による幻想曲とダフニスとクロエの二択しかないようですけど、
どうせ過去に繰り返しやっている曲をやるのだったら、リードのアルメニアンダンスの新しい解釈という事も踏まえて
演奏した方が宜しいのかもしれないです。

1987年の創価学会関西のアルメニアンダンスパートⅠの演奏はコンクールにおけるこの曲の決定打に相応しい
素晴らしい演奏だと思います。
表現が全てにおいてしなやかで大人の演奏であるけど、Ⅴのホルンの爆演的雄叫びなど随所に面白さもあり、
文句のつけようがない名演だと思います。

ただこのビッグ3以外の演奏というと意外と名演が少なくて、90年の玉川学園や89年の駒澤高校、79年の遠軽や
88年の盛岡シティブラス・89年の吉富中などのように個性の乏しい凡演が多かったような印象もあります。
その中でも面白かったのは1986年の関東第一だと思います。この年の関東第一は課題曲の変容も自由曲も冒頭が
かなり表現が自由自在であとの展開に期待もあったのですけど、課題曲も自由曲も中盤以降は音楽の精密さが
持続できずもったいない印象もありましたし、特にアルメニアンダンスはカットがかなり強引な印象もあり、印象としては
かなり悪かったような記憶もあります。
カットというと1991年の八戸第三中学校の新鮮な演奏は大変交換を持てて金賞に輝いてはいましたけど、やはり
アルメニアンダンスのⅤの最後の最後で強引すぎるカットがみられ興ざめしてしまったのはとても残念でした。
音色が大変美しく全体的に清潔感が漂う演奏だったのは1980年の間々田中学校だったと思いますし、あの演奏は
現在では誰も語る人はいないですけど、私はとてもいい演奏でありサウンドであったと思います。
サウンドや個性という意味では地味ですけど、1987年の下松高校もいかにも公立高校の普通の先生と生徒たちによる
手作りみたいなあたたかいサウンドはとても印象的でもありました。

1d648da5-s_convert_20161103204032.jpg

リードのアルメニアンダンスパートⅠは本当に不滅の素晴らしい吹奏楽オリジナル作品だと思いますし、
この曲だけは忘れることなく後世にまで残していってほしい曲の一つだと思いますし、
今現在の感覚でもってこの曲の新しい魅力が発見される名演の出現に期待したいものです。


お好み焼きの一例(個人的には豚玉が大好きです~♪)

cyab_convert_20221003211828.jpg

キャベツ焼きの一例

冬真っ盛りの寒い今日この頃ですけど、こうした寒い日の仕事等からの帰り道には、なにかあたたかいものでも
ついつい買い食いしたくなってしまいそうです。
例えばたい焼き、たこ焼き、今川焼、焼き鳥に温かいホットコーヒーやホットココアなどがその一例なのだと思いますが、
お好み焼きもおいしいですし、何よりもとっても温まりそうです。
(「ラーメン大好き小泉さん」の小泉さんの視点ではいうまでもなくアツアツのラーメンという事になりそうです)

大阪の「粉モノ」といえばたこ焼きに、お好み焼きと昔からそう相場は決まっているようにも感じられますけど、
最近はイカ焼きもなかなか人気があるようですね~♪
関東の伝統的な粉モノというともんじゃ焼きや今川焼が思い浮かびますけど、関西エリアの粉モノ文化の多様性とおいしさは
素晴らしいものがあると思います。

そうした関西の粉モノとして最近少しずつですけど認知度が上がっているようにも感じられるのが「キャベツ焼き」だと
思います。
キャベツ焼きは関東ではそれほど馴染みがないのかもしれないですけど、あの「シンプル イズ ベスト」としか言いようのない
おいしい粉モノだと思います~♪

キャベツ焼きとは水に溶いた小麦粉を鉄板で焼き、キャベツ、天かす、玉子などの具をのせて焼いた粉モノです。

似たような食べ物としてお好み焼きがあるのですけど、お好み焼きの具材はたくさんあり、それを自由にチョイスできるというも
魅力なのですけど、キャベツ焼きは大変シンブルで、その作り方も
鉄板の上に生地を薄くのばし刻んだキャベツと天かす、卵をのせて裏返して焼き、さらに裏返して卵などにソースを塗り、
二つ折りにしてアツアツの状態で頂きます。
お好み焼きとの違いは重ね焼きであることと具材がきわめてシンプルだということだと思います。
(お店によってはキャベツとともに豚肉をいれるところもあるようで、これだとごはんと一緒に食べてもおいしいおかずにすら
なりそうですね~♪)
ルーツとしては大正~昭和初期にかけて駄菓子屋等で人気を集めた洋食焼き(一銭洋食)という水に溶いた小麦粉に
ネギなど乗せて焼いた鉄板焼きなそうですけど、
1990年代後半に関西の縁日等の屋台において、一銭洋食のリバイバルというか応用としてネギの代わりにキャベツを入れて
焼いたところ、じわりじわりと浸透し、しかも価格が基本的には1枚100円程度と大変リーズナブルということもあり、
それが結果的に一銭洋食の復活というか進化として再注目がされるようになったそうです。

関東ではキャベツ焼きの認知度はまだ低いと思うのですけど、たまにお祭りの屋台で見かけることもあり、
屋台のスタイルですと棒に刺さって販売されていたりパックに入って売られていますけど、たこ焼きやお好み焼きに
比べると価格が安いので、一度試しに購入してみたらそのおいしさに心ときめいてしまったものです。

そして最近においては、最近は関東でも進出が著しい神戸物産が展開する「業務スーパー」にて、お惣菜や弁当を取り扱う
店舗において、毎日ではないですけど週に何日かはこのキャベツ焼きが販売されていることもあり、しかも1パック100円と
大変お安いので、業務スーパーでこれを見かけてしまうとちょいちょい買ってしまいます。
(キャベツ焼きはロヒアでも取り扱いがありますけど、ロヒアでは1パック200円と業務スーパーの価格は2倍です)



業務スーパーで売られているキャベツ焼きの一例
(すべての業務スーパーで取り扱いがあるわけではなくて、さいたま市内でしたら南浦和店においては午後のみ
限定販売で売られています)

業務スーパーにおいては「山ちゃんのキャベツ焼き」という商品名になっていまして、最初にこれを見たときは
手羽先で有名な「世界の山ちゃん」とのコラボ商品なのかな・・?と思ったのですけど、
実は世界の山ちゃんとは全然関係がなくて、業務スーパーの母体の神戸物産の開発担当者の名前に由来するそうです。

それにしても業務スーパーのキャベツ焼きはとてもおいしいです~♪

中の具材は小麦粉の皮・キャベツ・卵のみだと思うのですけど、ここにソースとマヨネーズと青のりが絶妙に調和していて、
ふわふわの食感とキャベツのシャキシャキの食感が絶妙に口の中で溶け合い、あっという間に完食できます。
ボリュームも意外とありますので、おやつや夜食にもうってつけだと思いますし、中の具材がキャベツのみという
野菜たっぷりなのもありがたいものがありそうです。

業務スーパーは神戸物産を母体とする食品を中心とする小売店なのですけど、
当初の業態は、飲食店経営者などを購買層とする業務用食品の小売業でした。
我が家の生活圏にも業務スーパーは3店舗ほどあるのですけど、最も近い店舗は飲食店向きの大型ボトルの調味料や
1キロサイズのポテトサラダや大袋の野菜・コロッケ・焼き鳥等の冷凍食品などいかにもお店の方向きの店舗という印象が
大変強かったのですけど、ここ数年においては飲食店のみを対象とするお店から一般消費者もはいりやすいようなお店へと
シフトしていき、
一部の店舗で生鮮食料品・総菜・お弁当を扱うようになるなど一般消費者向けのサービスが増大し、
珍しい輸入食品や無名の地方メーカーの食品を取り扱うなどそのストライクゾーンの広さも徐々に注目が集まり始め、
なおかつ値段が安いため一般消費者からも少しずつ認知度・支持が拡大しているようにも感じられます。
全ての店舗において、お弁当や上記のキャベツ焼き等の総菜の取り扱いがある訳ではないのですけど、できれば
お弁当・総菜・生鮮食料品の取り扱いをしている店舗がさらに増えてくれるとありがたいですね・・
最近では、お店の看板などにも「一般のお客様大歓迎」の文字が入るようにもなったというのもそのあたりを反映
しているのかもしれないです。
年を重ねていくと食べ物の好き嫌いの変化と言うのか味の好みの変化という話はよくある話だと思います。
二十歳間もない頃は「ビールの一体どこが美味しいの・・?」と感じていたけど、会社員生活が長くなると
仕事が終わった後とか風呂上りのビールが最高に美味しいと感じたり、
(私自身、プレミアビールのおいしさは堪らないと感じる一方、フリー等ノンアルコールビールの激マズには閉口しています)
昔は苦手だったあの食べ物が最近は好きになってきたとか
若い頃は肉ばかり食べていたのに最近は肉を食べると胃もたれがしてしまい、肉よりは魚・寿司・刺身が好きになってきたとか
昔は「こってり系」のとんこつラーメンが大好きだったのに、最近はさっぱり味の塩系を好むようになってきたといった話は
別に珍しくもなんともない話なのだと思います。
(「ラーメン大好き小泉さん」の小泉さんは、多分ですけど年を取られても今現在同様、正統派も変化球もラーメンの多様性を
死ぬまで探求されるような感じもありそうですね~♪)

私自身もコーヒー・紅茶・緑茶等のお茶系統に関しては、随分と嗜好が変化したようにも感じられます。

20代の頃前後は、コーヒーは缶コーヒーでもミルク・砂糖入りは当たり前でしたし、紅茶も当然お砂糖は入れていましたし、
あの頃は、ハーブティー・ミントティー・薬膳茶などは全然苦手でした。
最近はその辺りも随分と変わってきたようにも感じられます。
以前は微糖缶コーヒーを飲むと「少し苦いのかも・・」という感覚でしたけど、最近は微糖缶コーヒーですらも
「甘すぎてちょっと飲めない」という感覚に変化してきていますし、ここ数年は、コーヒーはブラックでないと飲めないです。
10代~20代の頃にあんなに大好きだった炭酸系、特に特にコーラとかジンジャエールとかサイダーとかは
最近ではあまり飲まなくなりました。
家とか仕事の息抜きとかお食事の際の飲み物は、ほとんどはペットボルのお茶ばかりになってしまったのは、
加齢による嗜好の変化なのかもしれないです。
それでもたまに飲むとコーラはとてつもなく美味しく感じるから不思議なものです。

紅茶も全く同じですね。

最近は砂糖入り紅茶は飲む気にすらならないし、ミルク入りもレモンティーもちょっとパスという感じになりつつありますし、
基本的には砂糖無しのストレートティーしか飲めなくなってきたと感じられますし、
ハーブティーやミントティーは抵抗なく飲めるうえに、以前は苦手だった薬膳茶もそれほど苦手では無いという
感じにはなっています。
昔はキリンの午後の紅茶のペットボトルは「この甘さ具合が丁度いい」と思っていましたけど、最近は午後の紅茶ですらも
甘すぎると感じるようになったのはコーヒー以上の嗜好の変化なのかもしれないです。
キリンの午後の紅茶はとてつもなく完成された飲料という事もあり、ペットボトルの紅茶としての人気度・知名度は
他の紅茶の追随を許さないものであり、一つのブランドをほぼ完璧に確立していると思います。
私自身も「午後の紅茶」はとてもよく飲みますけど、やはり最近は午後の紅茶ですら「あと少しだけ甘さを抑制できると
いいのだけど」とも感じてしまいます。
ただキリンの午後の紅茶・無糖茶はそれほど好きではないのも不思議と言えば不思議です。

パラティ

上記で記した通り、昔はハーブティーは苦手な部類でしたけど、以前とある顧客からハーブで編み込まれた玄関飾りの処分を
ひょいと頼まれ、「別に処分と言っても、会社の資材置き場の資材廃棄置き場に捨ててしまえばいいのかな・・?」と思って
お預かりし車の中に放置しておいたのですけど、
車内に放置されたハーブの香りが実に気持ちが良くて、脳にすーーっと優しい気持ちが入ってくるような感触さえありました。
ハーブの香りが実に心地よいというのかリラックス効果があるのをその時初めて実感したものでした。

この経験以来、そんなにしょっちゅうではないにせよ、ハーブティーの香りを吸い込む事で
かなりのリラックス効果があるものだと言う事を実感したものです。
ごちうさのシャロがアルバイトしているハーブティーのお店に行ったらリラックスしまくるのかもしれないです。

ハーブティーと言うと、どこで買えばいいかわからないとか淹れ方が面倒とか価格が高いとかネックはありそうな気もします。
「ペットボトルの飲み物でハーブティーの香りに近いものを楽しめるものはないか・・?」と言う時にうってつけの飲み物が
UCCコーヒーの「パラダイスティー」だと思います。
勿論、本格的なハーブティーではなくて気休め程度にすぎないと思うのですけど、
さわやかな香りとすっきりとした後味のこのパラダイスティーは中々お手頃だと思います!
ローズマリーも成分に含まれているのもいいですね~♪
紅茶をベースに、華やぐ香りの4種のハーブをブレンドし、砂糖、甘味料などは使用せず、カロリーもゼロというのが
とてもすてきだと思います。

一つネックがあるとすると、この商品を普通のスーパー等では中々お目に掛かれないと言う事で入手は結構大変だったりも
します。
私の場合、業務スーパーでたまにこれが特売されている事もあるので、その時にある程度の本数を購入するようには
しています。

寒い季節に飲む温かい紅茶もとてもおいしいですし気持ちもリフレッシュできると思います。

もちろん紅茶と言うのは本来は茶葉から淹れるのが美味しい飲み方だとは思うのですけど、時間がなかったり面倒な時は
ティーバックで淹れる紅茶だって悪くは無いと思います。

「ティーバッグで淹れた紅茶はおいしくない」と思っている方もかなり多いとは思うのですけど、
淹れ方によっては劇的に美味しさが変化するという訳では無いにせよ、
「あれれ・・? この紅茶って本当にティーバッグで淹れたものとは思えない」程度の美味しさに変化させることは
可能なのかなと思ったりもします。
ティーバッグで淹れる美味しい紅茶の淹れ方として下記の四点があるのかな・・?と思います。

1.ティーカップを温める

紅茶を淹れる直前に、使用するマグカップにお湯を注ぎ(カップの1/5~1/4くらい)、
10秒程度ぐるぐると回しカップ全体をあたためます。

2.カップにはお湯を先に注いでからティーバッグを入れる

これ、私もよくやってしまうのですけど、カップの中にティーバッグを入れておき、そこに熱湯を入れると
美味しい紅茶が出来にくくなると言われています。
先にティーバッグを入れてしまうと、熱湯を上からかけた際にきちんとジャンピングしない場合があるため、
ティーバッグは後から入れた方が美味しいと考えられます。
ティーバッグの中で茶葉がクルクルと踊っていれば美味しい紅茶が頂けることはほぼ確定だと思います。

3.ティーカップに蓋をして蒸らす

小皿でも何でも良いので、カップに被せておきます。 蓋をする事で抽出中に冷めにくくなり、
香りが揮発してしまうのも防ぐ事ができます。

4.ティーバッグは激しく振らない

熱湯を注いた後は茶葉からおいしいエキスが抽出されますし、激しく振ったり
スプーンの背などで押して搾り出すのは絶対ダメです! これをやると余計な渋みや苦味が出てしまいます。

小さい頃はこうしてティーバッグで淹れた紅茶に1杯程度の砂糖を入れないと「苦くて飲めないし、そもそも紅茶って
どこが美味しいの・・!?」という感じでしたけど、
今現在は言冒頭で書いた通り「紅茶に砂糖を入れるなんて絶対にあり得ない!」という感じですし、
キリンのあの美味しいおいしい 「午後の紅茶」ですらも時々「あまい・・」と感じてしまうのは、それは年齢による嗜好の変化
という事なのかも しれないです。

邏・幻鬢ィ_convert_20180108180532

幻想郷内においては、霊夢がよく博麗神社の濡れ縁とかこたつの上で熱いお茶をすすっているシーンは
見受けられますけど、紅茶を日常的によく飲まれているのは、言うまでもなく紅魔館の皆様です~
レミリア様やフランちゃんのスカーレット姉妹やパチュリーさんが紅茶を飲まれているシーンはよく登場してきますし、
紅魔館のメイド長の咲夜さんが紅茶を淹れたり、紅茶とケーキを地下に幽閉されているとされるフランちゃんのお部屋に
届けたりする場面は紅魔館では普通の光景なのかもしれないです。

東方グッズの世界において、特に同人誌関連グッズでは、紅魔館キャラのグッズにこうした紅茶が関連付けられる
アイテムが過去において色々と売り出されていたりもします。
「紅魔館の紅茶缶」は、以前アニメイトで販売されていましたけど、あの時は
「一缶これだけの量で2000円・・!? うーーん、ちょっと高いなぁ・・・」とという感じで購入は見送りましたけど
今にして思うとちょっともったいない感じもあったりします。

上記画像の紅魔館キャラのティーカップは、あの時購入しておけばよかったのに・・と今でも後悔するときがありますね・・

蜥イ螟彑convert_20161029170741

ねんどろいど版の咲夜さんのちびっこフィギュアはとってもかわいいです~♪

その手にはメイドさんらしいティーセットを手にされていますけど、お茶を淹れて差し上げる方はレミリア様なのかな・・?

咲夜さんは紅魔館の完璧なメイド長なのですけど、その才能はお茶を入れるだけではなくて
当然、料理の腕にも遺憾なく発揮されています。
「東方茨歌仙」において、神奈子も咲夜の料理の腕は「悪魔のメイド」みたいな表現でその腕を褒めていましたね~
私も咲夜さんの料理を是非一度頂いてみたいものですし、それが無理ならばせめて咲夜さんが淹れられる紅茶を楽しんで
みたいものですね~♪

meido-sanaesan-05_convert_20190302153121_convert_20190302172043.png

ここから先はdream fantasy2
アミグリさんが過去に描かれた絵の転載&ご紹介コーナーです。
今回ご紹介させて頂く作品は東方絵にティーカップが添えられた作品です。

上記のメイド早苗さんは、2019年3月に「3月7日は早苗さんの日」を記念して描かれた作品です。

一目見た瞬間に「なにこの美少女メイドコスプレの早苗さん、かわいい~!
かわいすぎて反則じゃん!!」とすら感じさせるとにかく驚異的にかわいすぎる早苗さんだったと思います。
早苗さんは幻想郷で生まれ育った御方ではなくて、つい最近まで外界で理系のJKさんをされていた御方でもうりますので、
幻想郷の中では誰よりも外界の事情に詳しそうですし、秋葉原とかメイドさんとかコスプレというワードに対しては
すんなりと反応してくれそうなキャラですので、アミグリさんがこうやってメイドコスプレの早苗さんを描かれるのは
極めて妥当なのだと思います。
(霊夢にコスプレとかメイドさんといっても「なんじゃそれ・・?」みたいな反応になってしまうのかもしれないですね・・)

早苗さんのいつもの巫女さん衣装のカラーリングを活かしたメイド服は、早苗さんの爪の赤いマニキュアのように
部分的に赤を配色する事でまるで外界のメイド喫茶店で働く現役メイドさんの如く、とても華やかでカラフルで
かわいらしい印象を感じさせている事は素晴らしいアミグリさんの発想だと思います。
霊夢と早苗さんの巫女さん衣装の特徴に肩だしがあるのですけど、
それをこうやって現代のメイド服にも応用されている事も素晴らしいと思いますし、
あのいつもの独特な腋から肩にかけての独特な袖形状をこうした膨らみを帯びた袖口として表現されている事も
独特のキラリと光るセンスを感じたものでした。
髪の白のカチューシャもかわいいし、いつものカエルとヘビの髪飾りも全く違和感なくすんなりとメイドさん衣装と早苗さんの
長髪に溶け込んでいる感じがします。
スカートとエプロンのフリルの細かい表現もお見事ですし、
フリル付黒ニーソとの見事なコラボである絶対領域の眩しさも素晴らしいと思います。

メイド早苗さんに運んで頂いた紅茶の味は最高なのだと思いますね~♪

te-kappuru-mia_convert_20130420124809.png

続きまして、アミグリさんが2013年4月に描かれた「ティーカップルーミア」です。

こうしたデフォルメされたルーミアもとってもゆるくて可愛いですね~♪

アミグリさんが描かれる絵というのは、基本的にはきっちりとした正攻法の作品が多いような傾向がありますので、
こうやってたま~に描かれるデフォルメ絵は普段以上にかわいくゆるく感じられますので、
正攻法の絵とデフォルメされた絵の落差の面白さを感じたりもします。

ティーカップにすっぽりと収まったちびっこくなったルーミアがとってもかわいいですし、
背景とカップのバラの花のデザインもとても映えるものがあると思います。

紅茶ももちろんすてきな飲み物ですけど、ルーミアがすっぽり収まった紅茶のティーカップもそれ以上にとっても魅力的だと
思います~♪

上記のアミグリさんが描かれた早苗さんとルーミアの権利は、全て上記作品の絵師様であられるアミグリさんに
帰するものであり、当ブログにおける転載とご紹介は事前に全てアミグリさんからご了解を頂いたものであり、
アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。

アミグリさん、本当にいつもすてきな絵の転載を快諾して頂きありがとうございます!!

皆様の中で「こんなにもかわいいメイド早苗さんを描かれる方のブログってどんなもんなのだろう? 」などと興味がある方は、
是非是非アミグリさんのブログdream fantasy2を ご覧になって頂きたいと思いますし、 宜しければ、当ブログだけではなくて、
是非アミグリさんの本家本元のブログdream fantasy2に一度お越しして頂けると アミグリさんのブログをご紹介させて頂いている私もとってもとっても嬉しいです!

アミグリさんが定期的に作品を投稿され続けている →アミグリさんのpixiv にも是非一度足を運んで頂ければ幸いです!

アミグリさんのpixiv

こうした記事を書くと外はすっかり寒くなってきましたし、温かい紅茶が飲みたくなってしまいそうです~♪
2022-suika-02_convert_20221111152710_convert_20221114212543.png

dream fantasy2
アミグリさんが2022年11月に描かれた鬼娘の萃香

本日は「鬼は外~」でおなじみの節分でもあるのですけど、節分というのは2月3日のいわゆる「豆まきの日」の節分
だけではなかったのですね。
本来は一年を通して、計4回の節分があり、立春・立夏・立秋・立冬の前日がそれぞれ節分なそうです。

ehoma_convert_20221115211403.jpg

恵方巻の一例

4回もある節分ですけど、一般的には節分というのは豆まきをしたり恵方巻を食べるのは2月の立春の節分のみとい
うイメージは結構あると思います。
ここ最近では関東でもコンビニやスーパー等でも節分というと恵方巻の販売が盛んに行われていますけど、
数年前にコンビニでの売れ残った恵方巻の廃棄問題や過剰販売が問題になり、以前に比べるとそうした無茶な商品展開が
行われていないようにも感じられるのは自然なような気もします。
埼玉でも数年前に真夏の季節に恵方巻が売られていたこともありましたけど、たしかあの時は店頭でも全然
売れなかったようで相当数廃棄されていたように感じましたが、廃棄するならいっその事半額引きで売ればいいのに・・
もったいない・・と感じたものでした。
それ以降は関東ではどちらかというと恵方巻は2月の節分の時のみの取り扱いに落ち着いてきたような印象もあります。
クリスマスケーキや恵方巻き等の季節もの商品に関しては、店内では基本的には商品を置かず、事前に予約が
あった数だけを生産し、極力売れ残りによる廃棄や食品ロスを取り組む方にコンビニ全社がシフトしてほしいと思いますし、
そうした方がコンビニオーナーにとっても廃棄処理の費用の軽減化につながり、むしろ利益をもたらしているそうですので、
消費者としても過剰な商業ベースに乗せられず、「本当に必要なものだけ購入する」という原点も忘れたくないものですね・・

豆まきというのは全国的な風習と言えるのかもしれないですけど、恵方巻を食べるという習慣は元々は関西方面がメイン
であったのを、「2月3日はがぶりと恵方巻をかぶりつきましょう!」とコンビニ等が
2月の立春の節分と恵方巻をセットにしてキャンペーン展開したのがそもそもの始まりなのだと思います。

東北生まれ・東北と関東育ちの私にとっては、「恵方巻」って言われてもいまだに今一つピンとこないのですね。

関西方面の行事をいつの間にか「日本の伝統行事」として全国展開するコンビニの商魂逞しさには圧倒されてしまいます。

節分というともちろん恵方巻や豆まきという行事も大変尊いものがありますけど、もしかしたら節分の陰の主役は
鬼なのかもしれないですね・・

冒頭の鬼らしき美少女はdream fantasy2のアミグリさんが2022年11月に実に13年ぶりに描かれたという東方Projectでは鬼の四天王の一角でお馴染みで、
大変な力持ちで大酒のみでもある鬼の萃香です。
鬼というとイメージとしては畏敬とか恐怖という印象が大変強いですけど、常識に囚われてはいけない幻想郷の世界観に
あっては鬼すらもアミグリさんが描かれた通りすてきな美少女と化してしまいますので、
やっぱり東方の奥深い世界には惹きつけられてしまうものがありそうです。

このアミグリさんが描かれた萃香は後半に改めて転載&ご紹介をさせて頂きたいと思います。

pre_convert_20221115211552.jpg

歴代ピンク系プリキュアたちによる節分の豆まき

2月3日の節分の豆まきというと力士やアイドルたちといった著名人による豆まきは昔も今も相当人気があり見学客が
たくさん押し寄せてきそうですけど、私的にはもちろんアイドルたちの豆まきもいいけど、一度見てみたいのは
歴代プリキュアたちによる豆まきなのルン~♪
数年前にも都内の池上本願寺でも歴代ピンク系キュアたちによる豆まきが実施されていたようですけど、あれは是非
行ってみたかったですルン!
ちなみにですけど、2012年放映の「スマイルプリキュア」の敵幹部の一人がアカオーニという鬼キャラでしたので、
そうしたプリキュアたちによる節分の鬼役にはいうまでもなくアカオーニが一番適役といえそうです。

外界では節分本来の意義を忘れてやたらと恵方巻きの販売ばかりがクローズアップされてきたのがコロナ禍前後の節分の
状況でしたが、果たして外界の常識に囚われてはいけない幻想郷においては、「節分」とはどのように
認識されているものなのでしょう・・?
というか、それ以前に幻想郷において節分という季節の行事自体存在しているものなのでしょうか・・?
実は幻想郷にも「節分」という行事は既に定着している模様です。
霊夢が博麗神社にお賽銭を参拝客にたくさん放り込んでもらうために、神社での豆まきイベントを以前から
実施していたような描写が東方茨歌仙にもありました。

東方Projectにおける節分は、その公式書籍と公式漫画において、
霊夢のように豆をまいて鬼を追い払う側からの視点とレミリア様は厳密には鬼ではなくて吸血鬼ですが追い払われる側の
両方の視点から語られていて、その見解の違いが大変興味深いものがあります。

パチュリーさんの節分に対する見解として、
「あれは鬼が決めたお遊びというか、人間に対する皮肉なの。 鬼は人間が嘘吐きである事を一番嫌ったから、
炒った豆を持たせた 」
「豆をまくという行為は、本来は芽が出てそのまま農作に繋がるの。
その豆に火を加えてしまうと芽が出なくなってしまう。つまり人間は偽りの農作を演じることになる……と 」
「最初は恐らく、人間が自分を退治出来る様に鬼の方が決めた弱点だったんでしょう 。
本当は致命的な弱点も持っているけど、それを見つけられる前に代わりの弱点を作る。
強い物ほど、変な弱点を持っているのよ 」と述べられたうえで
文ちゃんはパチュリーさんに対して
「吸血鬼も炒った豆に弱かったのは、日光に弱いことを隠すためって事ですか? 」とツッコミを入れているのですけど、
「日光に弱いのもカモフラージュかもしれない。日傘一つで外を出歩いてるし ・・」と
暗に「レミリア様は実は鬼・・?」という事をはからずもパチュリーさん自身が示唆されているのは面白いと感じたものです。

さてさて、それでは人間として「鬼退治を行う側」としての博麗神社の霊夢はどんな感じなのでしょうか・・?

博麗神社の霊夢が行おうとしている節分は言うまでもなく日本古来からの伝統的ないわゆる「豆まき」です。
つまり、霊夢が意図する節分とは鬼退治の行事であり、つまり、鬼と人間を結びつける儀式でもありますし、それは同時に
鬼は人間を襲う代わりに人間は鬼を退治するという幻想郷内の妖怪対人間の絶対的なお約束ルールでもあります。

霊夢から「華扇もうちの神社の豆まき手伝って!」と頼まれる華扇ですけど、 明らかに困惑して嫌そうな華扇がそこにはいます。
だって、そりゃ、そーですよね~
茨歌仙は無事に最終回を迎えていますけど、公式としては、「華扇の正体は鬼である」と表明した事は一度もないのですが、
ここまでの 様々な状況証拠から見て「華扇=実は鬼」というのはほぼ誰の目にも明らかなのだと思います。
この話が収録されている「東方茨歌仙」第21話のラストのト書きにおいては
「鬼の気持ちは鬼のみぞ知る」という事が書かれていましたけど、公式でも既に半分認めているという事なのかも しれないです。
上記でも書いた通り、鬼は炒った豆を体に投げられるのが苦手との事で、 華扇もレミリア様も、炒った豆が皮膚に触れると
水ぶくれを起こすとの事です。
その事を相談された小野塚小町は腹を抱えて大爆笑しています(小町は華扇の正体を知っているからこその反応なのでしょうね)
小町は華扇に「紅魔館の節分」の話を紹介し、 「紅魔館では豆をぶつけ合わない節分を模索している」という事を
華扇に教えます。
この辺りは上記の「パチュリーさんの話」と矛盾する点もあるのですけど、
パチュリーさんが提唱した「無鉄砲に豆を投げ合う事」にそれに参加できないレミリア様が不機嫌になり、
「そんなつまらない節分はやめちまえ!」みたいな事を咲夜さんに伝え、咲夜さんとしては「それだったら・・」という事で
「豆を投げ合わない節分」、つまり・・・太巻きを食べるすなわち恵方巻きを食べるという行事に変容させていったという
解釈が妥当じゃないのかなと思ったりもします。

華扇は咲夜さんの話を聞き、それだったら・・と思いついたのが「豆料理大会」だったのです!
華扇としては、豆をぶつけ合わないですむような「豆料理」をテーマとした節分を意図していたのかも
しれないですよね。

霊夢としてはあまり面白くはありません。霊夢としては、豆をぶつけての鬼退治こそが私の本分と思って
いたでしょうし、その準備も珍しく(?)ちゃんとやっていましたからね・・・
(霊夢が豆を炒る際に霊夢が着用していた割烹着姿はとてもかわいかったです~♪)

この際に華扇が霊夢を説得した論理がとても面白いです。
(華扇としては、霊夢と一緒になって豆まきをさせられることを回避するために必死だったのかもしれないです)

華扇は霊夢に語りかけます。

「豆まきという豆という食べ物を粗末にするイベントよりも、豆を素材にした食のイベントの方が参拝客は集まりやすいし、
お賽銭も集まるのではないのかな?」
(このあたりの華扇の話術はとても巧いですね~)
「節分でどうして豆がまかれるようになったのかというと、節分の時期は天候の変わり目という事で、こうした不安定な時期は
鬼がやってきやすいから、鬼を追い払うための行事が必要で、そのために語呂合せとなるけど、豆=マメ=魔目という事で
摩滅という言葉に繋がる豆をまく事が奨励された」
その一方で華扇はこうも霊夢に語っています。
「豆が魔目というならば、どちらかというと豆は魔そのものである。
結果的に豆まきで家の中のあちこちに魔をばらまいているし、特に節分の豆まきの「福は内」の掛け声の際は、結果的に
自ら魔を家の中に呼び込んでいるようなもの」
「どうしてそうした誤解が起きたのかというと、人間達は鬼という存在を外部からやってきたと錯覚しているけど、
鬼は元々人間の内部から生ずるもので、その証拠に多くの鬼は元・人間であった」
「そうした意味では本来の節分における豆の役割とは、豆を食べて体内から人間の心の中に潜んでいる鬼を追い払うという
事でもあり、天候の変わり目で体調が崩しがちな時期に豆を食べることで健康になるのではないの・・?」と霊夢を諭し
結果的に霊夢は節分行事としての豆まきを中止し、代わりに豆料理をみんなで食べよう!という食のイベントに変化させ、
結果として博麗神社の節分は大賑わいとなります。

まとめると・・

「鬼は元々は人間が変化したもの」→「人間誰の心の中にもそうした鬼みたいな要素は内在している」
→「それだったら人間の体内に潜んでいる鬼を追い出すために、鬼が嫌いな豆料理を食べることで
  体内の鬼を追い出そう!」という理屈であるのですけど、
  これってもしかして・・・?
 「華扇は元々は人間で、人間から鬼になったもの」という事を示唆しているのかな・・・?

そしてこの話が示唆している事はいうまでもなく、誰の心の中にも実は鬼が潜んでいて、それをギリギリの所で制御しているから
人間は自らをヒトたらしめているのかもしれないです。
警察関係者がよくいわれるように「人殺し等の犯罪者と普通の人たちは実は大体同じようなモノ・・人の心に内在している
鬼の要素を抑制できずに人殺し等の大罪を犯した犯罪者と鬼の心を制御している普通の人たちの心の境は紙一重の
ようなもの」というのは案外正鵠を得ているのかもしれないです。

そうした訳で博麗神社の「節分」は豆まきではなくて豆料理大会の屋台と化してしまいました!
そこに鬼のお面を付けた萃香が登場します・・「たーべちゃうぞー!」と萃香は人間を脅かします。しかし誰からも反応も無く
退治してもらえなくて涙目になる萃香がロリかわいいです。。
そこで華扇が「豆が無ければ雪玉をぶつけて鬼を追い出せ!」とこっそりアシストし、雪合戦?になって
無事に終了と言う流れでした。
幻想郷の人間は、を怖がらないし平気で雪もぶつけられるんだ・・という点に関しては、
上記で記したとおり、節分とは鬼と人間を結びつける儀式でもあるのですけど、
鬼は人間を襲う代わりに人間は鬼を退治するという一つの信頼関係が復活したことで萃香としては
喜んだという解釈も取れるのかもしれないですね。

本記事は節分という事で、節分の陰の主役は「鬼」ということで、dream fantasy2 のアミグリさんが描かれた東方鬼娘の中から、
星熊勇儀・華扇・萃香の3人のすてきな鬼娘を皆様にご覧いただきたいと思います。

yu-paru!!_convert_20120714110031.png

まずはアミグリさんが2012年7月に描かれた星熊勇儀と水橋パルスィです。
(パルスィは鬼ではないのですけど、東方地霊殿においては勇儀と共に各ステージのボスも務めていましたので、
勇儀とのツーショットというのは全く違和感ないです)

それにしてもこの二人のイラストはとてもかわいいですね~♪

阿求の「東方求聞口授」においては「嫌われ者」と名指しをされている 勇儀とパルスィの二人ですけど、
アミグリさんが描かれたこのイラストからは
「いやいや、そんな事無いよ!」と阿求に反論したくなるようなかわいらしさに溢れた二人なのだと思います。

星熊勇儀は、見た目の一角とか大酒飲みとか鬼ゆえの恐怖という事で、一般的には「ちょっとこわい」といったイメージで
描かれる絵師様が多いようにも感じられますし、鬼っぽいイメージで描かれる絵師様が多いのだと思います。
そうした鬼=こわいのイメージの星熊勇儀をここまでかわいく描かれた絵師様も珍しいように感じますし、
とても貴重なイラストと言えるのだと思えます。

そして勇儀の隣にいるパルスィは「嫉妬に狂う女の子」というよりは「恥じらいの乙女」という雰囲気が漂っていると思います。

勇儀は大酒飲みとか鬼とか角とか怖い印象を持たれがちなのですけど、
アミグリさんの色彩がとっても優しい感じで暖色みたいな雰囲気もあるので
怖いというよりは頼りになるお姉さんみたいな感じでまとめられていると思います。

こうやって二人並んでいると「姉妹」のようにも見えたりもしますね~

このツーショットの勇儀の手首の鎖は、ブレスレットみたいな感じになっていて、
ファション性重視みたいな鎖になっていてとてもおしゃれっぽい感じが漂っているのがすてきでする

hatu-kasencyan-03_convert_20190319160247_convert_20190320150105.png

続きましてアミグリさんが2019年3月に描かれた華扇です。

華扇というと原作では必ずしも華扇=鬼というのが明確に確定されたという訳ではないのかもしれないですけど、
「東方茨歌仙」の最終話を読んだ限りでは、誰がどうみても華扇の正体はやっぱり鬼だったんだ・・という事になるのかも
しれないですね。
(最終話に登場していた天子ちゃんが何気にいい味を出していました!)

背景を入れない事で華扇のかわいらしさを強調していると感じますし、ちょっときょとん・・とした表情もとてもかわいいです!
導師服がとってもよくお似合いだと思います。
ゆかりんや隠岐奈の導師服はロングスカートなのですけど、華扇はミニスカという事で
黒ニーソとの合せ技ともいえる絶対領域がとてもお美しいです!
華扇は雰囲気的には霊夢・魔理沙のお姉さん的な印象と役割があるのですけど、
そうしたすてきなお姉さんがミニスカ・黒ニーソ・絶対領域を纏われていると
キュン!とときめくものがありそうです!
ゆかりん・隠岐奈・華扇の3人は共通して象徴的な装飾の付いた導師服の前掛けを着用していますけど、
この中では最も少女らしい雰囲気を残しているのが華扇ですけど、
アミグリさんの描かれる華扇はそうした少女の面影を大切にされているという印象を強く感じたものでした。

華扇というと最大の特徴はツインのお団子とそれを隠すシニヨンキャップで、
上記で書いた通り華扇の真の正体である鬼としての角を隠すためのものなのかもしれないですけど、
鬼とか角隠しとか抜きに考えて普通のお団子ヘアとして見てみると、少女らしさがより強く感じられると思います。
華扇というと勇儀と萃香同様に手首の手鎖もかなり目立っているのですけど、アミグリさんが描かれた華扇においては、
手鎖はスカートに隠れてチラっ・・としかお見せしていないというのは、アミグリさんとしても華扇の鬼要素を弱めたいという
演出もあるのかもしれないです。

2022-suika-02_convert_20221111152710_convert_20221114212543.png

本記事のフィナーレを務めさせていただくイラストは冒頭の鬼の萃香です。

それにしてもなんという美少女の鬼娘の萃香なのでしょうか!!

元ネタが鬼の四天王の一人とは思えないかわいらしさに溢れていると思います!

鬼というと昔から怖い存在とかとてつもない怪力とか人間を食らうこともあるなど恐ろしいイメージ以外の何物でもないですけど、
そうした鬼や天狗、妖怪すらもかわいい美少女として展開する東方キャラは魅力的ですし、
それを実際に一枚のイラストとして表現されるアミグリさんの表現力も素晴らしいなと改めて感じたものでした。

萃香というと「東方茨歌仙」ではどちらかというと幼い幼女という雰囲気もありましたけど、
今回描かれた萃香はいかにもお年頃の女の子という雰囲気に満ち溢れていて、この柔和な屈託のない優しい表情や
手をあげて誰かに挨拶しているような仕草の自然さや
怖い存在の象徴でもあるような角や鎖に対して、髪のリボン・流れるように美しい金髪ロング・二段スカートの
かわいらしさとのギャップがさらに女の子らしさを醸し出していると感じられます。

ここにいるのは鬼ではなくてお年頃の普通の女の子という感じすら漂っていると思います。

やっぱり東方は改めて常識に囚われてはいけない世界なのかもしれないです。

華扇・星熊勇儀・萃香は幻想郷の鬼娘たちですけど、そうした東方の鬼の視線から見てみると
「人間たちは自分たちを恐れているようだけど、鬼の視点で見てみると、平気で人間が人間を傷つけたり
時に平気で殺傷したり、これまでの凶悪犯罪史をひも解いてみると、ここまで残酷なことをやるのか・・!?と
感じさせてしまう残忍な事を平気でやっているのは実は人間たちであり、鬼の視点から見てみると実はこわいのは
むしろ人間たちの方である・・」ということなのかもしれないです。

そうした意味においては「鬼」というのは人間たちが勝手に恐れてきた存在というよりはむしろ、
意外と人間の内なる心に誰にでも潜んでいるのかもしれないですし、人は誰でも鬼の要素を秘めているのかも
しれないですし、なにかのきっかけで人は鬼にもなりうるのかもしれないです。
そしてそうした鬼と化する事を防ぐものが人を人たらしめる理性とか相手への思いやりや愛なのかもしれないです。
本日より一年で最も寒そうな2月がはじまり、本格的な寒さの2月が始まります。

このブログでは何度も書いている通り、私自身は生まれは青森、育ちは主に仙台と、高校までは主に寒冷地の東北で
過ごしましたので、本来は寒さに強いはずなのですけど、実は寒さはからっきしダメでして、寒さに対する耐用性は
ほぼゼロに近いものがありそうです。
中学の頃は、片道5キロの通学路もたとえ雪が30cm程度積っていても学ランの上に薄いウインドブレーカーを羽織っただけで
冷たい風を切って自転車通学していましたし、
高校の頃も片道14キロ程度の通学も雨が降ろうが雪が30cm程度積っても薄いセーターの上に薄いジャンパー羽織る程度で
3年間乗り切っていましたし、時に雪道で転倒して手袋がびしょ濡れ状態でしもやけ状態化しても
あの当時は不思議と「寒い・・」とは感じなかったもですし、当時はそれが普通と感じていたものでした。

私が18の年に初めて埼玉で一人暮らしを始めた時の印象としては
「南関東ってなんでこんなに暖かくて過ごしやすくて楽園みたいな土地なんだぁ~!」というものだったと思います。
関東の夏の暑さは少し堪えたものの、東北に比べたら冬は、ほとんどというか全然雪は積らないし、
極端に寒い日が連続する事もないし、
室内でストーブを焚く必要は全然なくて、冬場の暖房器具はこたつ一つあれば十分と感じたものです。
実際、私自身学生時代に過ごしたアパートにはエアコンは当時はもちろん設置されている訳はありませんでしたけど、
夏場は扇風機、冬場はこたつ一つあれば特に不自由なく生活は出来たと思っています。
(南関東の夏が極端に暑く感じるようになったのは21世紀以降の話なのだと感じています)

そして今現在に至るまでは山梨在住期間は別としてずっと東京都・千葉県・埼玉県に住んでいて、南関東と言う
冬場は比較的暖かくて過ごしやすい土地に住んでいると、中学~高校時代の自転車通学で感じていたような寒さに対する
耐用性は限りなくゼロになったといえるのだと思います。
暖かい環境に体が慣れてしまうと、1~2月の本格的な寒さの時期を迎えても、昔のような「寒さなんてどうってことは無い」という
感覚はほぼ皆無になってしまい、年のせいもあるのかもしれないですけど(汗)
やたらと「寒い、寒い・・」とか「寒くて敵わん!」ばかり連発するようになってしまいました。
とにかく早く春が到来して欲しいですし、東方式にいうと春告精のリリーホワイトが満面の笑顔で「春ですよー♪」と
春の告知にやってきてほしいな~と心から感じたりもします。
ただ寒い寒い・・といっても南関東の場合はほとんど雪は降りませんし、最高気温が0度に達しない日はほとんどありませんし、
水道管が凍結するような寒さは滅多にありませんので、寒冷地の皆様の視点では
「そんなの寒いうちにはいらないじゃん」と言われそうではありますので、1~2月のちょっとした寒さはひたすら我慢して
春の到来を首を長くして待つのがいっちば~ん!といえそうです。

この時期になるとついついやってしまうのが厚着なのかもしれないです。

最近はさすがにやっていませんけど、以前ですと、冬場に仕事で外回りをする際は、シャツ・Tシャツ・ワイシャツ・
うすいセーター・スーツの上着・ウインドブレーカー・コートといった驚異の七枚重ねなんていう信じられない厚着をしていた事も
ありますけど、私の体型は典型的なスリム体型ではあるものの、さすがにこんなに重ね着をしてしまうと、
さすがに動きにくいし、外見がいかにも着ぐるみ被っているような感じでもありました。
最近は大変保温性の高いアンダーウェアが手頃な価格で売られている事もあり、あれを一枚着るだけで
シャツとワイシャツとスーツの上着とコートだけで十分温かく感じられますし、大変重宝させて頂いております。
私は下は、ズボン下とかスパッツは絶対に穿きません!
どうしてかというと、子供の頃、亡き父親が一年中、ステテコとかももひき一丁で家の中をうろちょろしている光景を見ていて
「あんなみっともない格好は絶対にしたくない」みたいなトラウマがいまだにあるのかもしれないです。

少し厚着をやり過ぎると私の場合、静電気を発生させてしまうことが多々あり、冬場のあのビリッ!とした
瞬間的な痛さは結構堪える時もあったりします。

私の場合、この静電気が結構と言うか、シャレにならないレベルでして、
先日も、朝、社有車に乗ろうとドアに手を掛けた瞬間にビリッ!!と静電気が発生し、瞬間的ではありましたけど
電光みたいにピカッ!と火花が散りました。
感覚的に特に痛みは無いのですけど、 静電気のあのピリッとした感覚は何度退館しても嫌ですね~
最近のコンビニやスーパーでは、レジでおつりを貰う際に
店員さんがおつりを差し出しながら、こちらの手を軽くさっと握るというのかこちらの手に軽く添えるような事を
されるようなお店も増えているような気もします。あれはもしかしたら会社全体の共通マニュアルなのかもしれないですけど、
店員さんが若い女の子だと時にドキッ・・!?とする事も無くも無いのかもしれないです・・(汗)
私自身が厚着をした状態で静電気が溜まっている状態の時に、そうした(すてきな)事をされてしまうと、
店員さんの手がこちらの手に触れた瞬間に静電気が起こり、火花が瞬間的に光る事も あったりもします。
ああいう時って、大抵店員さんが「ギャッ!!」と軽い悲鳴を上げる事が多いもので、
何か周囲の人たちの目が 「こいつ、店員さんにセクハラでもしているのか!」みたいな感じになって
私としても少々居心地が悪い時もあったりもします。
かわいい女の子の店員さんならいいのですけど、男性店員から手を握られて静電気が走っても全然嬉しくもなんとも
ないですからね~

自宅内でも、玄関ドアを触れた際に静電気がピリッと発生したり、洗面台のシングルレバー水栓に触れただけで
同様に静電気の火花が散る場合も多々あります。
ひどい時は、うちの奥様の長い髪に少し触れただけで、彼女の髪が魔女のように跳ねる場合もあったりします。
あれって小学校の頃の理科の授業で、下敷きをこすって静電気を発生させ髪の毛に当てると髪の毛が怒髪天のように
跳ね上がるみたいなことを再現した感じでもありました。
静電気を溜め込む事は一つの体質なのかもしれませんが、私は子供の頃から静電気を溜め込んでしまう体質でもありそうです。

これって、冬特有の現象でして夏場は全くありません。

私のように寒がりで厚着をしてしまう人間は、体内の衣服に静電気を溜め込みやすく 静電気が発生しやすいらしいです。

静電気の害を防止するには薄着をするしかないのですけど、寒がりのために中々それができないという
ジレンマもあったりします。
しぱらくは、寒さとの戦いでもありますけど、 同時に静電気との戦いでもありますね。
最近では100均でも静電気防止グッズが色々と売られているのですけど、私の場合効果がある時とない時が
あったりして効果は今一つ不安定という感じでもあったりします。

先日もとある顧客宅で、署名捺印を書いて頂くために上着からボールペンを出し、
85過ぎの高齢の奥様に、ボールペンを渡そうとしたところ静電気&火花が発生し、
そのご高齢の方は、瞬間的にのけぞっていましたから、やっぱりシャレにならないですね・・

とにかく2月を無事に乗り越えれば3月と言う事で「春」が大分近づいてきそうですので、なんとかこの寒いさむい2月を
できる限り厚着をしないで過ごしていきたいものです。



ここから先はdream fantasy2のアミグリさんが描かれたイラストのご紹介コーナーです。

こうした寒い時期に幻想郷で大暴れし時に外界にもやってきそうな御方と言うと幻想郷の雪女とも言える
レティ・ホワイトロックです。

上記のレティ・ホワイトロックは2018年1月にアミグリさんが描かれた作品です。

レティさんは雪女の妖怪なのですけど、人食い畏敬の妖怪のイメージでもなくて雪女みたいな怖いイメージでもなくて、
ここにはふっくらとした優しくて温かい雰囲気のふんわり妖怪さんがいるのだと思います!
このふわ~っとした雰囲気はどちらかというと白い妖精みたいな印象もあるのだと思います。
咲夜さんや魔理沙を彷彿とさせるこの白のエプロンや短めスカートと白ニーソの間のかわいい絶対領域の美しさ、
ウェーブのかかった美しい青の髪、ターバンみたいな帽子のかわいらしさ、
そして見ている人を思わずうっとりとさせるこのすてきな微笑み!
いやー、とにかく全てが素晴らしいですし、
冬の幻想的な美しさに溢れたレティさんだと思います!
かわいいけどとても美しいというアミグリさんの特質が見事に一枚の作品に反映されていると思います。
そしてこの流し目のような目の雰囲気も「大人のレティさん」を感じさせてくれていると思います。

こんなかわいくて美しい雪女さんだったら、私は多少の寒さだったら喜んで我慢しちゃいそうですね~!

背景の雪や結晶も雪女のレティさんにふさわしい最高の背景なのだと思います。

レティさんは「東方永夜抄」にて咲夜さんに対して(本当は黒幕でもなんでもないのに)「くろまく~」といってお茶目に登場した
事もあるのですけど、そうしたお茶目さこそがレティさんの親しみやすさと言えるのかもしれないです。
アミグリさんの描かれたレティさんからも雪女という怖い印象ではなくて、親しみやすさの方をより強く感じてしまいます。

上記のアミグリさんが描かれたレティさんの権利は全てレティさんの絵師様であるアミグリさんに
帰するものであり、当ブログにおける転載とご紹介は事前に全てアミグリさんからご了解を頂いたものであり、
アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。

アミグリさん、いつもすてきなイラストの転載を快諾して頂きありがとうございます!!

皆様の中で「こんなにも美しいレティさんを描く人のブログってどんなもんなのだろう・・? 」などと興味がある方は、
是非是非アミグリさんのブログdream fantasy2を ご覧になって頂きたいと思いますし、 宜しければ、当ブログだけではなくて、
是非アミグリさんの本家本元のブログ dream fantasy2  に一度お越しして頂けると
アミグリさんのブログをご紹介させて頂いている私もとってもとっても嬉しいです!

アミグリさんが定期的に作品を投稿され続けている →アミグリさんのpixiv にも是非一度足を運んで頂ければ幸いです!

アミグリさんのpixiv

あとしばらくレティさんが大暴れしそうな寒い冬の時期を耐え忍び、リリーホワイトが到来する春の時期まで
耐え忍んでいきたいものです!

というか・・なんだかんだ言ってもあと28日耐え忍べば3月はすぐそこですからね~♪

 | BLOG TOP |