4月1日というと、民間企業にお勤めの皆様にとっては「やっと昨日までの決算月の〆が終わった~」とか
「本日より新しい期の始まり」という事で気持ちを入れ直す方も多いのかもしれないですし、
4月1日というと最近ではあまりネタにされなくなりつつありますけど「エイプリルフール」でもあったりします。
「うそつき」という言葉は、あまり楽しい言葉ではないですし、
うちの奥様から「前にこれ買ってくれるといったじゃない! このうそつき!」と言われたりすると
「人間、その場の言い逃れの逃げ口上というのもよくないのかもね・・」と我ながら苦笑したりする事もあったりするのですけど、
後述しますけど東方MMDでの霊夢の「うそつき」におけるダンスを見てしまうと、
「うそつきでもいいじゃん!」とついつい思ってしまいます・・
ウソというと私自身も子供の頃は結構色々と騙されていたのかもしれないです・・
私自身、上に私よりも一回り近いかなり年の離れた兄と姉がいて、この二人に小さい頃は色々と騙されまくっていたのかも
しれないです・・
「桜の花が満開になり散った後に実が生って、それがさくらんぼうになるのだよ」とか
「アメリカに植えられた桜の樹から収穫する実をアメリカンチェリーと言うんだよ」というのがその代表例だったかな・・?
お恥ずかしい話ですけど、小学校高学年近くまで、このウソ信じていました・・・
小学校の遠足時における「さくらんぼう狩り」にて、担任の先生に
「桜の花見をした後でさくらんぼうの実を収穫できるなんて一石二鳥みたい・・」と言ったら
「え・・なにそれ・・・??」と真顔で言われて、そして兄姉の大嘘が発覚したものでした・・
小さい時に騙されたとしても結局がそれがウソか本当か分からないまま、歳月が経過する・・・
みたいな事も決して無くは無い話ですし、
私自身も身内とか同級生のしょーもない大嘘を信じ込まされて、
後で恥ずかしい思いをしたとか地団駄踏んで悔しがったとか結構そう言うのもあったような気がしますね。
一例を挙げると
1.信号機は時間が経過すると信号の色が濃くなっていくので、薄い赤が真っ赤になってきたら
信号が青に変わるタイミング
2.スイカの種を食べると、胃からスイカの芽が出てきて、胃でスイカになる。
3.赤道直下には、文字通り「赤いライン」が人工的に引かれている。
4.コーラを飲みすぎると骨が溶ける
5.回転寿司が世にて出始めた頃、「ウニと大トロは子供が食べると毒になるから注文するな・・」と
きつーーく言われていた事・・・
6.コーヒー牛乳は、牛にコーヒー豆を飼料として食べ続けさせた結果、牛のお乳から絞り出されたもの
7.子供はコウノトリが運んでくる
8.電気毛布でおねしょをすると感電死してしまう・・
2と4は、夏場にすいかとかコーラをおねだりした時の親の断り文句だったかもしれないですね。
だけど、最たるものは、学校における先生とか部の先輩からの
「怒らないから正直に言ってみなさい・・」のお言葉なのかもしれないです。
これってたいていの場合、正直に言ったりすると次の瞬間に無茶苦茶怒られたものですね・・
それと、小学年低学年の頃の記憶だと、お年玉を親戚から頂いても
親から恐怖の・・「あ、それ、預かっておくねと言われて多分そのまま「行方不明?」になった事もそうなのかもしれないです。
嘘はウソでもたわいもないウソなら笑って済ませられそうですし、
例えば「サンタ」のような愛のあるウソならばそこにロマンがあるのかもしれないですけど、
こうしたウソとか人に騙される・・と言うのは、人が生きる上では避けられない事なのかもしれないですよね。
騙されたりはたまた自分自身がウソを付く事で色々と痛い目ら逢う事で自然と「ウソはよくないよね・・」という事を
学習していくのかもしれないです。
そうは言っても、私自身も、上記で書いた通り金融機関とか住宅メーカーの営業時代は上司からの
「おめーーー、今月の目標どうするんだーー!!」とか詰められ・・・
「はい、必ず月末まで達成します!!」という大嘘は、これは営業担当社員が必ず一度はつくものですよね・・
「ウソから出た真」ということわざではありませんけど、
上司からその場の思いつきでテキトーについたいい訳みたいな大嘘が後日、本当になった事もあったりしたものです。
モデルハウスの営業担当時代、
「今月の契約見込案件」について問い詰められ、その場のテキトーな思いつきで
「実は、秩父の××さんというお客様が一度当社で検討したいと言っているのですが・・」とその場の思いつきで大嘘こいたら、
数時間後、本当にそのお客様から「是非あなたの所で建ててほしいのだけど・・」という電話が入った時は
「うん、これぞ、まさに捨てる神あれば拾う神あるだ!!」と感じたものでした。
長い人生、色々とあるものですね・・・
さてさて、上記の私の他愛も無い話はどうでもよいとして、
VOCALOID楽曲には、お年頃のJKさんの気持ちを繊細にしっとりと情感たっぷりに歌い上げたものも数多くありますし、
アップテンポの楽曲も決して機械的なビートがもたらす無機質でドライな感じという事に陥る事も無く、
むしろ自然な躍動感を聴く人たちに伝えていると思います。
そしてそうした素晴らしきボーカロイド楽曲をバックに東方キャラ達が時にしっとりと、時にスカートひらひらしまくって激しく踊る
東方MMDの世界も大変素晴らしいものかあると改めて感じます。
本日は「4月1日はエイプリルフール」という事で、うそつきに関する日でもありますので、
東方MMDとしての霊夢や妖夢・アリスが踊る「うそつき」についてレビューをさせて頂きたいと思います。

まずは「うそつき」の霊夢による東方MMDです。
この楽曲は初音ミクのオリジナル楽曲です。
この楽曲は「橙ゲノム」と少しばかり世界観が近いような印象もあったりします。
橙ゲノムにもうそつきにも共通して言えることは女の子の失恋というものがあると思います。
異なる点は橙ゲノムは終始しっとりとした情感あふれるもの哀しさが貫かれていますけど、
うそつきの方は表面的にはかわいらしさというのかかわいくて明るさのようなものも感じ取れるのですけど、
やはりそこに流れているのは失恋という痛さであり、かわいい曲調とこの痛さは本来は相反するものがあるのかもしれない
のですけど、初音ミクの歌い方がなんとなくですけど屈折した明るさというのか開き直ったような明るさも感じ取られていて、
そこに横たわっているのは女の子の自分の本当の気持ちを隠してわざと強がってみせているという事でもあり、
これがタイトルの「うそつき」という事に繋がっているように感じられます。
歌詞の中で後半に
まぁいいや しょうがないね 君のことなんか忘れるし
だけど気持ちは ここにあって 私の目に降り注ぐ雨
まぁいいか もういいや
というのがありますけど、表面的には「君の事なんか忘れるからもういいや~」と強がって見せてはいるのですけど、
こその心の深層としては、大切なモノを失った後にその大切なモノのありがたさを骨の髄まで理解し涙ぐんでしまう
後悔とか未練みたいな感情も感じられます。
結局は自分の心に対して一時的に「うそつき」というのか強がるのも仕方がない事なのかもしれないけど、
やっぱり自分の心に素直に接し、「君の事は本当に大好きだった・・」と認めた上で、新しい恋を探してみるのが
失恋のお薬としては最適という事を歌い上げているようにも感じられますね。
東方でこういう「うそつき」とか「橙ゲノム」をバックに踊るキャラってやはりなんとなく恋は不器用そうで
男運もなんとなく悪そうな霊夢が一番合っているようにも感じられますね。
そしてこれを紅白の巫女さん衣装でダンスしているから、余計に失恋の痛さとか甘酸っぱさを神聖な気持ちで
感じ取ることが出来るのだと思います。
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【東方MMD】 ロングヘアな霊夢さんでうそつき 【Ray-mmd】 
この「うそつき」の東方MMDは既にたくさんの作品が投稿されていますし、魔理沙・さとり様なども大変印象的ですけど、
年頃の少女の微妙な恋心という意味では、この妖夢も素晴らしいものがあると思います。
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[東方MMD]魂魄妖夢でうそつき
うちのブログでもよく「霊夢とアリスは実はよくキャラが似ている」と記す事がありますけど、
アリスも霊夢同様に恋の駆け引きは苦手という印象もあったりして、結果的に霊夢同様にアリスの恋はいつも悲恋で
終わってしまいそう・・みたいなイメージもあったりします。
そうした「また男にだまされてしまった・・」みたいな感じがアリスによる東方MMDにもよく表れているような気もします。
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アリスでうそつき
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