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プロフィール

ぬくぬく先生 

Author:ぬくぬく先生 
開設当時は、1980年代吹奏楽コンクールの花輪・秋田南・就実・仁賀保・屋代等の素晴らしい演奏を後世に少しでも伝える事が出来ればいいなと思ってこのブログを始めたのですけど、いつのまにか「東方Project」がメインになってしまいました・・・
最近は「艦これ」も大好きです!!
吹奏楽も東方も自分が感じた事を少しでも後世の方に受け継がれるべきものが残せればいいかな・・と思っています。
ちなみに、「大好きプリキュア四天王」は、ドリーム・メロディ・ハッピー・ラブリーです。
ドリームとメロディは自分の中では既に殿堂入り状態ですけど、
現在はラブリー大好き!!のラブリー一辺倒です!!
リアル社会では、建築関係のクレーム&アフター責任者を専従し、毎日毎日クレーム対応に当たる日々です。
裏の顔は東方と吹奏楽とクラシック音楽一辺倒です・・・
特に特に大好きな作品は・・・プリキュア5とスイートとハピネスチャージです!!
ちなみに、奥様は・・・ミルキィローズとセーラームーン好きの管理人以上のおこちゃまです・・・
東方で大好きなキャラは、とにかく大好きキャラがてんこ盛りで、全員大好き!という感じなのですけど、特に、さとり様・ゆかりん(紫様)・早苗さん・こいしちゃん・アリスはお気に入りです!!
吹奏楽では・・ネリベルの「二つの交響的断章」と「アンティフォナーレ」、スパークの「ドラゴンの年」、リードの「オセロ」と第二組曲「ラティーノ・メキシカーナ」、パーシケッティーの「仮面舞踏会」、C・スミスの「ダンス・フォラトゥーラ」などが死ぬほど好きで、クラシック音楽では、ウォルトンの交響曲第1番と矢代秋雄の交響曲、プロコフィエフの交響曲第5番、アーノルドの交響曲第2番、第4番、ショスタコの交響曲第7番「レニングラード」、マーラーの交響曲第3番「夏の朝の夢」、ハンソンの交響曲第2番「ロマンティック」、ストラヴィンスキーの「火の鳥」、ベルクの「ヴァイオリン協奏曲」、ラフマニノフの「交響的舞曲」などが大好きです!!
クラシック音楽を吹奏楽にアレンジし、そのコンクールヴァージョンの演奏としては・・・
1982年の就実高校の「幻想舞曲集」と
1987年の習志野高校の「ダフニスとクロエ」第二組曲の演奏、そして、
1987年の雄新中の「エルザの大聖堂への厳かな行列」が
まさに私の「原点」です。
最後に・・・
私の吹奏楽との関わりの真の意味での「原点」は・・・
1979年の市立川口高校の神がかり名演としか言いようがない
「二つの交響的断章」に尽きると思います!!


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「私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎。人呼んで“フーテンの寅”と発します」
という寅さんの口上でお馴染みの映画「男はつらいよ」シリーズは、日本人ならば一作ぐらいは多分一度ぐらいはちらっとでも
見た事があるようにも感じられますし、まさに日本人の郷愁と涙線を誘う国民的映画である事は疑いのない事だと
思います。
冒頭のセリフは、「男はつらいよ」シリーズ主演の渥美清がテキ屋の風体で口上を述べるシーンなのですけど、
その渥美清さんがご逝去され彼岸の彼方に旅立たれたのが1996年で、既に24年が経過している訳なのですけど、
寅さん=渥美清は永久に日本人の心に刻まれ続けると思いますし、年に一度ぐらいは寅さんの映画でもDVDでレンタルして、
失われがちな「日本人の心の原点」みたいなものを感じ取るのも悪くないと思います。

私自身、「男はつらいよ」シリーズはもちろん全作品を観た訳ではないですけど、金融機関在職時代によく老人会や町内会の
温泉旅行の添乗員として一年の中で7~10回程度同行させて頂いたことがあり、帰りのバスの中は、ほとんどの場合
疲れ果てた高齢者の皆様のお昼寝タイムに当てられるかはたまたバス内での映画上映がほとんどでした。
そしてバスのモニターで上映された映画は、「男はつらいよ」か「釣りバカ日誌」の二つに一つという感じでもあり、
添乗員という立場上寝ることは出来ない私は帰りのバスの中は寅さんの映画を見ることが多々あり、そのため寅さんの映画は
実は結構見ていた・・という事になるかとは思います。

私が見た「男はつよいよ」シリーズの中で特にお気に入りの作品はシリーズ通算32作品目の「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」
だと思います。この時のマドンナ役は竹下景子さんでした。
そして中井貴一の恋人役は杉田かおるでもありました。
この作品の中で寅さんは成り行き上、お寺のお坊さんの代理を務めることになってしまい、法要の読経とか法話を寅さんが
やっていましたけど、あの時の寅さんはお坊さん衣装でも読経とか法話がとても板についていて、どことなくインチキ臭いけど
あの独特の存在感を遺憾なく発揮されていて、ここにお寺の和尚さんの出戻り娘の朋子との淡いロマンスや
和尚さんとその息子の確執やさくらの亭主の博の相続問題における兄弟間の遺産相続をめぐる確執等も絡んできて
物語としても大変うまい構成になっていると思います。
入浴中の和尚さんと湯加減を心配する朋子の「寅を養子に貰うか」という会話を耳にした寅さんは、翌朝東京に戻り、
帝釈天の門を叩き御前様のもとで僧侶になるための修行を積む事を一度は決めたりもします。
だけどいつものシリーズと同様に最後は、「結ばれることの無い悲恋」で終わってしまい、
愛の告白をされようとしているのに、自分から冗談にしてしまう寅さんの哀しみがにじみ出ているようにも感じられます。

「わかっちゃいるけどよ~」とか「それをいっちゃー、おしめーよー」という寅さんの心のつぶやきは日本人誰しもが感じる
感情なのかもしれないです。





「男はつらいよ」シリーズの記念すべき第一作が公開されたのは1969年と言う事で、昨年・・2019年は寅さん映画の公開から
50周年記念という節目の記念年でもありました。

1995年の第48作目「男はつらいよ 寅次郎紅の花」以降、新作は制作されてはおりませんでした。
特別編として第49作「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」が1997年に公開されていますが、
これは満男が見た幻として寅さんがCG合成で登場するといった回想的な作品でもありました。

そして2019年の50周年という節目の年にあの寅さんが帰ってきました!

「男はつらいよ」映画初公開から50年の節目となる2019年12月27日、第50作目となる最新作「男はつらいよ50 お帰り 寅さん」が
公開されていました。
寅さん映画の登場人物たちの「今」を描いた映像に、4Kデジタルで修復されて蘇る寅さんのシリーズ映像をミックスした
感動の最新作との事です。

そして、50周年映画を記念して誕生したのが、エースコックから昨年末に発売された
「男はつらいよ お帰り 寅さん 公開記念 でぶそば監修 中華そば/野菜タンメン」です!
主演の故・渥美清及び撮影スタッフが愛したという老舗中華「大船でぶそば」の味わいをインスタント麺として
再現された味との事です。

これは寅さんの世界にどっぷりひたれる古き良き時代のラーメンの味といえそうですね~♪

「男はつらいよ」シリーズの主演を務めた渥美清さんをはじめ、映画撮影スタッフが大船での撮影の合間に
老舗中華「大船でぶそば」の中華そばなどを頻繁に食べられていて、寅さんからもスタッフからも映画関係者みなさんから
愛されたラーメンといえるのだと思います。
パッケージは映画をイメージし、青空の下寅さんが立っているデザインなのですけど、ああした寅さんを見ると
「なつかしいね~」という気持ちにさせられそうです!


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カップ麺の中身は、粉末スープとねぎともやしとチャーシューのかやくの二袋が入っています。

かやくをあけると香ばしいネギの香りが漂っていますし、お湯を入れると昔ながらの東京ラーメンとしてのあっさりとした
マイルドな醤油ラーメンのなつかしい香りに、このねぎの香ばしさがすてきに漂ってきています。


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一口スープをすすると感じるのは「あっさり系の伝統的な中華そば」という懐かしさです。

昔どこかで食べた事があるといったレトロな味なのだと思います。

渥美清さんたちがこよなく愛した中華そばの味というのもよく分かりますね~

麺は比較的細麺と言う事で熱湯を入れて3分待てば仕上がりなのですけど、江戸っ子の寅さんだったら
「江戸っ子は気が短いんだ、こんちくしょう!」といわれるのかもしれないですね~


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具材がネギ・もやし・うすいチャーシュー一枚だけだと少しさびしいので、冷蔵庫に入っていたハムとコーンを
少しばかりトッピングしてみました~♪

味に変化はありませんけど、見た目が少し華やかになりますし、コーンのシャキシャキ感がすてきなアクセントに
なっていると思います。


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撮影当時、渥美清さんは「半ラーメン、半チャーハン、半シューマイ」が特にお気に入りだったそうです。

この半ラーメン、半チャーハン、半シューマイのセットは当時はお店のメニューではなくて裏メニュー的なものだったそうですが、
渥美清さんが愛したセットと言う事で、今現在は「寅さんメニュー」として正規にメニュー表に掲載されているそうです。


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上記で触れたとおり、寅さん映画の49作目として寅さんがCG合成された作品もあったようですけど、
大船のでぶそばを愛したという渥美清さんに敬意を表しつつ、「ラーメン」というとラーメン女王たる「ラーメン大好き 小泉さん」の
コラボCG合成作品があっても面白いのかもしれないですね。

その場合は寅さんを一時アニメキャラ化してしまい、でぶそばで寅さんメニューを堪能されていた寅さんという設定にすれば
いいのかもしれないです。
店内に颯爽と入ってきたミステリアスな美少女が小泉さんで、寅さんにラーメンに関するうんちくを垂れていくうちに
それまでのシリーズと同様にそんな謎のラーメン美少女・小泉さんに寅さんが恋してしまい、告白までするものの
小泉さんのいつものあの決め台詞・・「お断りします」の前に玉砕・・みたいな展開というのも意外と面白いのかもしれないです。




ここから下記は既に恒例になっているのかもしれないのですけど、
dream fantasy のアミグリさんが描かれた
イラストのご紹介コーナーです。
今回ご紹介させて頂きますイラストは、上記で「男はつらいよ」シリーズの寅さんについて触れさせて頂きましたので、
東方の寅さんというと、命蓮寺の毘沙門天の代理の役職を担っている寅星丸だと思いますし、
寅星丸というと・・ナズーリンを真っ先に思い浮かべますし、ナズーリンは今年・・2020年の干支のネズミがモチーフに
なっていますけど、本記事ではアミグリさんが描かれた寅丸星とナズーリンの2枚の作品を転載&ご紹介を
させて頂きたいと思います。

上記はアミグリさんが2011年5月に描かれた寅丸星です。

この作品を描かれた当時のアミグリさんのお言葉は「ちょっとななめなのは動きを出したかったからなのかな・・・?」との
事ですけど、「なるほど・・」と感じたりもします。
寅丸星は毘沙門天の命蓮寺内での代理という事で本来は威厳・尊厳というものを出さないと
いけないという事情もあり、アミグリさんがちょっと斜め向きで寅丸星を描かれたのは
他のキャラとはどこか何かが違う・・という事を見ている人達に印象付けたかったという側面もあるのかもしれないです。

アミグリさんの描かれる寅丸星は、そうした尊大とか威厳という強さよりもやはり東方らしいかわいらしさを
全面に出されているのは、東方の世界らしい面白さを感じさせてくれているとも思います。

どことなく憂いの表情を醸し出しているようにも感じられますけど、憂いというよりは
「幻想郷の人々を心配しつつも温かく見守っている」という慈愛の表情と言えるのかもしれないです。


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続きましてアミグリさんが2010年7月に描かれたナズーリンです!

2010年というとアミグリさんの作品群の中でも「初期作品」に相当し、2012年以降の「淡い色彩時代」に突入する
以前の作品なのですけど、私、この初期作品のナズーリンはとっても大好きです!

ちなみに上記のナズーリンは、元々のアナログ絵を後日加工・修正された作品との事です。

ナズーリンはネズミ妖怪なのですけど、アミグリさんが描かれたこのナズーリンはどことなく不思議な世界を感じさせ、
アリス・マーガトロイドに近いような雰囲気を私はなぜかこのナズーリンから感じ取ってしまいます。
アリスもナズーリンも人づきあいが苦手そうとか生き方が不器用そうみたいな雰囲気もあったりしますので、
ナズーリンとアリスは公式では特に接点も交流も無いのですけど、
この二人が出会ったとしたら意外と意気投合するのかもしれないです。

ねずみ耳と尻尾がとってもかわいいですし、穴あきスカートもふわりと舞うような感じがすてきです。
アミグリさんが描かれたナズーリンはかわいいネズミ妖怪の要素を十分発揮されていますので、こんなにかわいいネズミちゃん
だったら、お燐ちゃんや橙がおっかけ廻しそうですね~
耳と尻尾がとっても可愛いですし、スカートの独特な先端部分がとっても巧いと思います。
あまりにも可愛いネズミちゃんなので、
お燐とか橙に追っかけまわされそうな雰囲気が漂っているのも実にすてきだと思います。

ナズーリンのお耳が何となくですけどミッキーマウスを彷彿とさせるのは、元ネタはネズミですので、
ある意味当たり前の話なのかもしれないですね・・

上記の寅丸星とナズーリンのイラストは、アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。

アミグリさん、本当にいつも素晴らしいイラストの転載を快諾して頂きありがとうございます!!

皆様の中で「こんなにすてきなナズーリンたちを描かれる方のブログってどんなもんなのだろう・・? 」などと興味がある方は、
是非是非アミグリさんのブログ dream fantasy  を
ご覧になって頂きたいと思いますし、
宜しければ、当ブログだけではなくて、
是非アミグリさんの本家本元のブログ dream fantasy  に一度お越しして頂けると
アミグリさんのブログをご紹介させて頂いている私もとってもとっても嬉しいです!

アミグリさんが定期的に作品を投稿され続けている →アミグリさんのpixiv にも是非一度足を運んで頂ければ幸いです!

アミグリさんのpixiv

それでは本記事を最後までご覧頂きありがとうございました!
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クロード・ドビュッシーの 管弦楽のための三つの交響的素描「海」は名曲の名に恥じない素晴らしい楽曲であり、
私的にはグリーグの劇付随音楽「ペール・ギュント」と共に全人類の文化遺産として登録しても全然違和感が無い曲にすら
感じたりもします。
海は「花鳥風月」を表す中では「風」に該当する一種の描写音楽といえるのかもしれないですけど、
例えばベートーヴェンの交響曲第6番「田園」やR.シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」などのように直接的な風・嵐の
イメージを効果音の一つとして表現しているのに対して、ドビューシーの「海」が表現しているモノは、
表面的には風や波や太陽なのかもしれないですけど、どちらかというと「私がこのように感じたからこのように表現する」という
より主体性が強くなった一種の心象表現音楽と言えるのかもしれないです。
R.シュトラウスのアルプス交響曲はある意味描写音楽を究極化した作品ともいえそうなのですけど、あの曲は
グローフェの組曲「グランド・キャニオン」と異なり普通の描写音楽ではなくて、一見アルプスの一日を音楽として描きつつも
シュトラウスは「アルプスを見てこのように感じた」と言う事を鮮やかに心理描写しているようにも聴こえたりもします。
同じシュトラウスのシンフォニー作品でも「家庭交響曲」は家庭内の夫婦の性格の描写・子育て・夕食・夫婦喧嘩等なんだか
日常の生々しい光景のズバリ描写という感じもあり、音楽がどことなく生臭く聴こえたりもしますので、アルプス交響曲ほど
人気がないし演奏頻度がガクッ・・と下がるのはある意味当然なのかもしれないです。

C.ドビュッシーの管弦楽のための三つの交響的素描「海」は下記の三曲から構成されています。

Ⅰ.海上の夜明けから真昼まで

Ⅱ.波の戯れ

Ⅲ.風と海との対話

どの曲も大変緻密な構成と洗練されたデリカシー溢れる音楽で構成され、全てが名作に相応しい作品であり、
特にⅢ.風と海との対話は、吹奏楽コンクールにおいても1970年代後半から自由曲の定番として定着し、
2019年時点で既に全国大会で68チームが演奏をしています。
ただ海は大変な難曲である以上に原曲のあの繊細なデリカシーさを吹奏楽という管楽器の集合体で表現する事自体が
大変な制約がありますし、海を演奏する際には、繊細で洗練されたサウンドが何よりも求められますので、
私自身、吹奏楽コンクールでの海を聴いて完全に納得できて感動したという演奏は極めて少ないです。
今の所、吹奏楽コンクールの演奏で「なんと素晴らしい海!」と感動したのは1986年の習志野高校ぐらいに留まっています。

ドビュッシーの「海」について語り出すと止まりそうにもありませんし、Ⅲの「風と海との対話」における楽器間の繊細極まりない
対話や吹奏楽コンクールにおける過去の名演・珍演・迷演について書き出すと、とてもじゃないですけどこの記事は
終わりそうにもないものですので、本記事はⅠの「海上の夜明けから真昼まで」について三つほど簡単に記させて
頂きたいと思います。

それにしてもC.ドビュッシーの管弦楽のための三つの交響的素描「海」~Ⅰ.海上の夜明けから真昼まで の
描写力と繊細さは何度聴いても鳥肌が立つ想いです。
もちろん直接的な描写という訳ではなくて、ドビュッシー自身が想像した夜明け前の海や朝日が差し込む場面や
真昼のきらびやかなお日様の様子を各自の脳内妄想でさらにイメージしていく曲なのですけど、黙って目をつぶって
聴いているだけでも夜明け前から真昼のキラキラ輝く海面の様子が感じ取れますので、まるで絵画を見ているような
雰囲気でもありそうです。
私自身、海岸で夜明け~昇りゆく朝日は何度か見た事がありますが、船の上から見た海上から世が明けていく光景は
これまでの生涯で一度しか見た事がないです。
それが高校の時の北海道への修学旅行で、最終日の夕方に苫小牧を出発し、翌日の午後2時頃に仙台港に到着するまでの
フェリーの上から海上からのぼるご来光を拝めることができたのは大変貴重な経験だったと思いますし、
真っ暗な波の狭間から朝日がさーーっと差し込めていき、うっすらと徐々に明るくなっていく光景は
まさにドビュッシーが表現した「海上の夜明けから真昼まで 」の世界そのものだったと思います。
フェリーの船内は振動しくまくりで、大半の生徒たちは船酔いでゲロゲロ状態になっていて、多分ご来光とか海の夜明け
どころではなかったと思いますが、愚鈍な私は船酔いせずにあの素晴らしい夜明けと海からのぼる朝日を見ることが
出来たのは素晴らしかったですけど、翌日は耳の三半規管がおかしくなってしまい、なにもしていなくても自分の体が
常に揺れているような感覚になっていたものでした。
ちなみにフェリーでの朝食・昼食はなかったので、フェリー内の売店でカップヌードルを買って飢え?をしのいでいましたけど、
海の夜明けをながめながらすするカップラーメンの味は格別でした~♪
(「ラーメン大好き 小泉さん」にも一度くらいは味わってほしい感覚なのかもしれないです)
海上の夜明けから真昼まではCMのBGMとして使用されていた事もあり、その中では1987~89年頃に富士通のパソコンの
FMシリーズの映像とドビュッシーの音楽が大変印象的でしたし、そのCMのイメージキャラとして使用されていた女の子は
当時「スケバン刑事」等で人気絶頂だった南野陽子でもありました。

話がそれました・・ 音楽の上で、海上の夜明けから真昼までについて私自身がいいなぁ~と感じる点を三つほど
挙げてみたいと思います。

まず初めにこの楽章の冒頭なのですけど、
コントラバスとティンパニの弱奏でのトレモロを6拍の間響かせた後に、2台のハープのうち、まずはセカンドハープが
一拍目のFis(Ges)音をオクターブでピアニッシモで弾いた後に、それをなぞるかのようにファーストハープが
裏拍でひっそりと目立たぬように同じ音を弾くことから開始されます。
そしてセカンドハープが全音高いGis(AS)音をやはり弱音で弾くとファーストハーブも裏拍で同じ音をひっそりと目立たぬように
弾き、これが何度か繰り返されていきます。
こうした2台のハープが交互に音を刻みながら開始されるのですけど、
その繰り返しだけでほのかで深くて広い海の夜明けを表現してしまうドビュッシーのその感性の素晴らしさは
ただただ敬服するしかないです・・
(ハープ奏者の緊張感はすさまじいものがありそうです・・)

そして二つ目は、この楽章は全体で9分半ぐらいなのですけど、その7分目あたりで現れる16本のチェロによる
内省的で渋いメロディーラインにとてつもなくうっとりとさせられます。
通常、オーケストラの中ではチェロは8~10本程度使用され、ドビュッシーの時代~現代においては大体10本が標準です。
あのチェロのアンサンブルは分厚いチェロの響きが求められますので、本当は楽譜の指示通り
16台のチェロが欲しいのですが、プロの管弦楽団にも予算とか適正配置がありますので、その部分のためだけに
チェロ奏者を16人も配置する訳にはいかないのが実情でもあります。
それでは現場では一体そうした問題を処理するのかと言うと、二つほど対応方法があるようでして、
一つはドビュッシーの指定ではあの部分のチェロは16台となっていますが、本来の管弦楽の標準的配置のチェロ10人に対して
臨時のエキストラを2名ほど雇い、本来はチェロ4パート×4人で計16名のところを4パート×3人の計12名で対応するという
方法で、この方法が現在では標準になっているようです。
そしてもう一つは、これは日本でも都響や日本フィルでもお馴染みのフランス人指揮者のジャン・フルネが採用していた方法
なのですけど、その該当箇所になると、チェロに4パート×3人の計12名を配置する以外に、本来不足している4人分について
ヴィオラに応援要請をして、ヴィオラ奏者4人がチェロパートの該当箇所の譜面を奏でるというある意味荒業で対応
していたりもしています。
私自身、フルネ指揮での日本フィルや都響の「海」を聴いたことがありますけど、その時点ではそうした話は全く
知らなかったもので、自分の目と耳で確かめることはできなかったですけど、いかにもフルネらしい厳格な話と感じた
ものでした。
日本フィルのサンデーコンサートでフルネ指揮による海・寄港地・ダフニスとクロエ第二組曲等のオールフランスプログラムを
聴いたことがあるのですけど、そのデリカシー溢れる音楽は「さすが!」と感じたものですけど、フルネ本人はどこか
不満な様子で、通常、日本フィルのサンデーコンサートではアンコールも演奏されるのが普通なのですか、
あの時は打楽器奏者の足元にその日のプログラムでは使用しない筈のプロヴァンス太鼓が置かれていたので
「多分アンコール曲はビゼーのアルルの女のファランドーレの踊りなのかな・・?」と予想していたものですけど、
当日のフルネはカーテンコールも3回程度で切り上げ舞台裏に消えてしまいましたので、そのあたりも人柄は温厚だけど
演奏には厳しいフルネらしい話だと感じたものでした。
ちなみにフルネは90歳を過ぎた頃の2005年に現役引退をされていましたけど、あんなにも世界的な有名指揮者なのに
その引退公演は海外ではなくて、日本の東京都交響楽団というのも、むしろありがたい話だと当時は感じたものでした。
その時の引退公演の曲目は、ベルリオーズの序曲「ローマの謝肉祭」、モーツァルトのピアノ協奏曲第24番(ピアノは伊藤恵)、
ブラームスの交響曲第2番でした。

そして三つ目はラスト近くの真昼のきらびやかを示唆するサウンドの高揚感直前のコールアングレによる繊細なソロは
とてもじゃないけどこの世の響きとは思えない美しさを感じます。
(第三楽章の中間部のしっとりとしたソロはこの時はオーボエが奏でています)
そしてコールアングレのソロが終わったと同時に曲は徐々に高潮し盛り上がっていくのですけど、あの時のバックのリズムの
ティンパニの二本の撥による和音の叩きつけの切れ味の鋭さは感動ものだと思いますし、同時に響き渡るドラの高揚感も
圧巻だと思います。
それとこの「海」は一種の循環主題でもありますので、ⅠのテーマがⅢの最後でも再現されるのは曲の統一感というか
形式の美しさを感じさせられそうです。

とにかく「海」はドビュッシーが全人類に残した文化的遺産であるのは間違いないと思いますし、この曲を聴かないで
死んでいくのは大変勿体ないかも・・?といえるのかもしれないです。


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上記で触れたとおり、海の「海上の夜明けから真昼まで 」の冒頭はハープで奏でられるのですけど、ハープ奏者にとっては
緊張の一瞬だと思います。

「ららマジ」のハープ奏者は3年生の南さくらです。

南さくらは器楽部を支える副部長で、振り回されることの多い苦労人でもあったりします。
器楽部創立メンバーの一人で、部長であり指揮者でもある草薙百花がメチャクチャな楽器編成を無理やりどうにかこうにか
まとめてしまう剛腕でもあったりしますので、そうした剛腕ぶりに不満がありそうな下級生たちを時に脅しつけ、
時に笑顔と愛嬌で押し通してしまうのがこの副部長兼ハープ奏者の南さくらといえそうです。
そしてららマジでは珍しい部類の眼鏡っ娘でもあったりします~♪

そうした南さくらを持ってしても海の出だしはプレッシャー掛かりまくりなのかもしれないです。


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ドビュッシーの「海」は三つの楽章全てにコールアングレとオーボエに大変大事なソロがあります。

ららマジの器楽部においては、オーボエ奏者はいなくてコールアングレ奏者の白石陽菜のみです。

多分ですけど、オーボエの音色が必要な場合は白石陽菜が楽器を掛け持ちしているのかもしれないです。

白石陽菜は高校2年生のJKさんで血液型はO型で、気品と度胸あふれるおてんばなお嬢様という設定です。

海において時にオーボエ、時にコールアングレと掛け持ちしている白石陽菜も、本人自体がそうしたおいしいソロを
楽しみながら吹いているのかもしれないですね~♪

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