
名古屋めしの一つというか、名古屋商圏のラーメンとして、すがきやラーメンや名古屋台湾ラーメンが存在している事は
当ブログの小泉さんカテゴリでも何度かレビューさせて頂きましたけど、
名古屋商圏以外ではあまり馴染みがないラーメンなのかもしれないですが、
「べトコンラーメン」というご当地ラーメンも実はあったりします。
後述しますけど、べトコンというと昭和世代の皆様にとっては、ベトナム戦争を連想される方も多いと思いますし、
吹奏楽オリジナル作品好きの方ですと、ギリングハムの交響詩「ベトナムの回顧」~ヒーローズ・ロスト・アンド・フォーレンを
思い起こされるのかもしれないですけど、このべトコンラーメンは、このラーメンの元祖とされる新京さんの見解としては、
「ベストコンディションラーメン」というのが本来のネーミングの由来との事です。
このべトコンラーメンは、「ラーメン大好き小泉さん」の原作漫画でもアニメ本編でもちらっと登場していたりもします。
そしてこれは既に今年の5月頃の話でもあったのですけど、
「ラーメン大好き小泉さん」とベトコンラーメン店・新京によるコラボ企画が展開されていたりもしました!
新京さんでは創業50周年を記念し、全店舗に鳴見なる先生描き下ろしのコラボイラストを使用した冒頭画像のポスターが登場
されていたそうです!
無口でミステリアスな雰囲気の小泉さんが、こんな気合溢れるポーズをされていてるのは滅多に見られないですし、
大変貴重なポスターと言えるのは間違いないと思います!!

「ラーメン大好き小泉さん」の原作コミックが掲載されているまんがライフの57杯目・どんぶりにおいて、
宣伝として上記のべトコンラーメンとのコラボも紹介されていました。
小泉さんは通常は金髪ロングなのですけど、こうしたボニテールでしかもクルクル巻きというのもとってもよくお似合いで
かわいいと思います~♪
ちなみにその57杯目・どんぶりは、あの無愛想でとてもじゃないけど子供たちとは遊びそうもないあの小泉さんが
まさかまさかの子供たちと一緒に砂場遊び!?という驚きの展開でもありましたけど、
その詳細は皆様各自で是非原作コミックを御購入頂きご覧頂きたいと思います!
(ちなみに私は小泉さんの原作漫画は今の所全巻揃っています~♪)

ベトコンラーメンは、アニメ本編では最終回にちらっと登場し、原作漫画では
十九杯目(2巻第9話)に登場しています。

ベトコンラーメンは1969年に一宮市で開業した中華料理屋「新京」で開発されたといわれているそうです。
粗く砕いたニンニク数個・ニラ・長ねぎ・モヤシなどの大量の野菜をトウガラシで辛く味付けして炒め、
鶏ガラの醤油ベースのスープを加えて茹でた麺にかけたものがべトコンラーメンの特徴でもあります。
名古屋めしを代表するラーメンとしては名古屋台湾ラーメンが有名ですけど、
名古屋台湾ラーメンは具材に挽肉を使用するのに対して、ベトコンラーメンでは肉類をほとんど使用せず、
野菜中心の具材というのが両者の違いでもあります。
ベトコンというとベトナム戦争のベトコン(南ベトナム解放民族戦線)というイメージもあるのかもしれないですけど、
新京さんのべトコンラーメンはそうした戦争のイメージを回避させたい意図もあるようで、
お客さんが「このラーメンを食べるとベストコンディションになる」と言われることがよくあったからべトコンラーメンと
名付けた」のが由来という見解を採用しているとの事です。
べトコンラーメンとしては、岐阜市発祥説もあるようでして、
その岐阜発祥説の「ベトコンラーメン香楽」では、南ベトナム解放民族戦線の勇気に感動して命名したとの見解を
今でも取られているそうです。
そしてニンニクをスライスせず丸ごと麺の上に乗せているのが特徴であり、新京さんとの違いでもあるそうです。


原作コミック版やアニメ本編ではこのべトコンラーメンはほんのさらっと・・程度に登場しています。
登場したのがアニメ本編としては最終回の第12話のAパートであり、このAパートの中では主に名古屋めしの一環として
名古屋台湾ラーメンやすがきやラーメンさんが取り上げられていました。
最初にこの第12話を見ていた時には
「あれ・・?、小泉さん、確か第11話では大阪のラーメンを大澤悠の従妹の絢音お姉ちゃんと共に食べまくっていて、
悠と絢音お姉ちゃんと大阪駅で別れて単身で東京に戻っていたのでは・・?」と思っていたのですけど、
第12話でその謎(?)が解明されていました。
アニメ版第12話のAパートは第11話からの続きという感じでもあったのですけど、悠が従妹の大阪在住の絢音お姉ちゃんの
引っ越しの手伝いを終えて東京への帰路の途中の名古屋駅から小泉さんらしき人を目撃したというただそれだけの理由で
お金もほとんど持たない状態で名古屋駅で途中下車し小泉さんを当てもなく探し回る光景は、
ストーカーも真っ青の悠のとてつもない小泉さん愛に溢れていたのかもしれないですね~
(この名古屋関連の話ではアニメ本編と原作漫画版では設定に若干の違いもあったりします・・)
悠 : そもそも、なんで小泉さんは名古屋に?昨日東京に帰ったんじゃないの?
小泉さん : それは――
小泉さん : 昨日帰りの新幹線で読んでいた雑誌に台湾混ぜそばが載っていて…
小泉さん : 気が付いたら名古屋の台湾ラーメン発祥の店にいました・・ 辛旨満足、ニラと挽肉がポイント
小泉さん : 今や台湾ラーメンは名古屋のメジャーメニュー。こちらは別のお店ですが、もちろんこのチェーンでも
提供されています
小泉さん : 私の印象がですがここのラーメンは、あのベトコンラーメンを彷彿とさせる味わいなんです
悠 : ベト…?
小泉さん : 南ベトナム――いえ。食べるとベストコンディションになるスタミナラーメンです
悠 : 確かに…このラーメンスタミナ付きそう。しかも結構辛そうだね…
それにしても小泉さんは普段の学校内ではそれほど大胆な言動は無いのですけど、プライベートでラーメンに関する事だけは
予測不能と言うのか結構大胆ですよね~♪
学年末試験の一日前なのに、突然湧き起こった「盛岡の納豆レアチーズキムチラーメンが無性に食べたい!」という時も
盛岡にまで食べに行き、電車遅延と言う事で都内に戻ったのが試験当日の朝で、疲れのために試験の最中に爆睡してしまい、
追試まで受けてしまう小泉さんのラーメン本能には素晴らしいものがあると言えそうですね~
そしてアニメ版最終回の話でも、東京に戻る最中に雑誌に掲載されていた名古屋台湾ラーメンの記事に触発されてしまい、
名古屋で途中下車し、スガキヤラーメンや名古屋台湾ラーメンを食べられていたのは、いかにも小泉さんらしい話と
言えそうです。
そしてそうした話の流れでチラっと登場していたのがべトコンラーメンでもあったのです。
それにしても悠と小泉さんの二人の間にはなにか「ヘンなご縁」があるのかもしれないですね~
小泉さん : 行き当たりばったりで途中下車なんて貴女らしいです。まったく何を考えているのやら
悠 : そんなの…
そんなの…ラーメンに夢中な小泉さんに夢中だからだよ!
あ…あたし、初めてそういうの見付けたから…だから、その…もうちょっと…仲良く出来たらなーと
小泉さん : じき発車です
悠 : い、一緒に座ろうよ!自由席なんだし!
このシーンを見ていたときは「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!! ついに悠の小泉さんに対する愛の告白が!!」と
とてつもなくテンション上がり放題でした! (笑)
だけどそれに対する小泉さんの反応は全くの予想通りでした~! (笑)
しかも言葉じゃなくてメールであの不滅の名言の「嫌です」を悠に送り付けるというのも小泉さんらしい話でもありました!
その際の悠の反応の心の叫びの(小泉さんからの初メーール!つ、遂に…遂に私達…!)というのも
最後の最後まで小泉さんのストーカー(?)にふさわしい大澤悠らしいものでしたし、
ここまで拒絶されても拒絶を拒絶とも思わず逆にそれを小泉さんからの告白と前向きにとらえてしまう悠のあの
ポジティブさは私も見習う必要があるのかもしれないですね~! (笑)
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