
うなぎって本当に美味しいですよね~! 昔も今も大好きな和食の一つです!
うなぎ独特のあの脂ぎったジューシー感じもそうですし、とにかくあの炭で焼いた時の香りのこうばしさはたまらないです!
あのうなぎの焼いた香りが鼻に感じ取った瞬間に、例えその時は食欲が皆無であったとしても一瞬で食欲が復活して
きそうですし、うなぎがすっぽん等と同様に滋養やスタミナの王様と言われるのもよく分かる気がします。
日本人が古くから「土用丑の日」と銘打ち、夏の暑さで体力が消耗する前に滋養のある食べ物を摂取して
少しでも夏の暑さによるバテを回避させましょうという発想も極めて妥当なものがあるのかもしれないです。
日本人にとっては古くから親しみのある食べ物であったうなぎが最近は、国産の鰻が極端に不漁とか
鰻自体が絶滅危惧種に指定され、養殖ウナギはともかくとして国産の天然鰻を口にするなんてほとんど出来なくなってきた
という事もありますし、何よりもあのとてつもない価格の高騰は、うなぎは最早庶民の食べ物どころか
高級食材を通り越し、可能性的には今後「食べたくても食べることができない幻の和食」にすらなってしまう可能性も
あるのかもしれないですね。
私の貧乏学生時代、自炊というのは当時は食費を抑制させるという意味では不可欠な生活手段でしたけど、
当時住んでいた埼玉の大宮や都内の中野のスーパーでは、当時はうなぎというと既に蒲焼として焼き上げられていたものが
パックに2串入っていて価格は300円前後という事で、その当時としては鰻という食材はむしろ貧乏学生にとっては
ありがたい食材の一つでもあった・・という記憶もあるのですけど、それから時代が数十年も経過して鰻自体が
あんなにも価格が高騰し食べたくても食べられない食材になるとは当時は夢にも思わなかったですね~

上記で書いた通り、最近ではうなぎ自体が大変希少価値の高いものになってしまい、価格も大変高くて
食べる機会が激減してしまったのは大変残念なのですけど、
一年に一度程度うなぎのかば焼きやうな重を食べたりすると、かなりハイテンションな気分になれそうです。
最近は、吉野家とかすき家みたいな牛丼チェーン店でも鰻を取り扱っているのは驚きでもあります。
今現在ですと鰻丼を食べようと鰻屋さんに行ったとしても一杯1500~1800円程度取られるのは普通ですし、
それだけ鰻を確保する事自体が難しいと思うのですけど、吉野家やすき家では800円前後でうな重またはうな牛を
食べることが出来ますので、これはこれで大変手頃な価格と言えると思いますし、
今現在では「鰻丼をリーズナブルに食べたい」と思うのだったら
吉野家かすき家に行くのがいっちば~ん!と言えそうですね~!
さてさて、そうした今や高級食材と化しているうなぎですけど、明日・・5月25日において、埼玉県さいたま市浦和区常盤の
さいたま市役所 東側広場・南側駐車場において、「第18回 さいたま市浦和うなぎまつり」が開催されます。
「さいたま市浦和うなぎまつり」は、さいたま市の伝統産業に指定されている「浦和のうなぎ」をPRするため
毎年春に行われている恒例行事でもあったりします。
当日は、人気のうなぎ弁当の販売や、うなぎ調理の実演、うなぎのつかみ取りなどが行われます。
ちなみに、うなぎ弁当の価格は1個1,800円、購入は1人3個までとなっています。
この記事をご覧頂いている皆様の中には「埼玉って海が無い県なんでしょ・・? どうして鰻が名物になっていて
鰻をテーマにしたお祭りが開催されるの・・?」という疑問がある方もいらっしゃるとは思うのですけど、
実は海が無い埼玉県なのに、昔からうなぎは結構有名というのか浦和名物でもあったりもします!
「どうして海が無い埼玉県にうなぎが名物なの・・!?」と思われる方もいると思いますが、
江戸時代、浦和には別所沼等の沼地が多く、魚釣りなどを楽しむ行楽客で賑わい、
中山道を行き来する旅人たちに舌つづみをうたせたのが実はうなぎでした。
私も最近まで知らなかったのですけど、実は、浦和は、うなぎの蒲焼発祥の地であったりもするそうです。
江戸時代から200年以上経った今も、さいたま市では旧浦和市域を中心に多くのうなぎ料理の専門店が営業しています。
そう言えば、旧中山道には今現在でも結構な数のうなぎ屋さんが立ち並んでいます。
その関係かどうかは分かりませんが、浦和から結構離れた蕨近辺にも、何店かうなぎ屋さんはあったりします。

上記で書いた通り浦和の街とうなぎは古くから切っても切り離せない深いご縁があったりもするのですけど、
そうした浦和と鰻にかこつけたキャラとして名高いのは「浦和うなこちゃん」だと思います、
浦和うなこちゃんはさいたま市としてのゆるキャラであったりもします。
浦和のうなぎをより広く知って貰いたいという地元商店街の後押しもあり、
アンパンマンでおなじみのやなせたかし先生に、「浦和うなこちゃん」のキャラクターデザインを依頼し、
その結果出来たのがこの「浦和うなこちゃん」なのです!
平成20年5月にはJR浦和駅西口に浦和うなこちゃんの石像もできました。
そしてさいたま市浦和区内にある「別所沼公園」の中にもこの浦和うなこちゃんの石像は建立されていました。
だけど大変悲しいことに、別所沼公園内の浦和うなこちゃんの石像は何者かによって盗まれてしまい、
今現在もその犯人とかうなこちゃんの石像は発見されておりません・・(泣)
最初にこのニュースを聞いた時は正直驚きました。
一体誰があんな重たそうな石像を盗難してしまうのでしょうか・・?
これは全く困ったものですし、盗んだ人は速やかに返却をして欲しいものです。
あのうなこちゃん石像が設置されていた「別所沼公園」は、県道40号線沿いだし、夜間でもライトアップされているし、
ランニングコースも設置されているし
例え深夜であっても、一人ではとても運べそうもないあんな重たい石像を人目には付く事もなく盗み出してしまうその大胆不敵な
手口は謎が多いものですし、今現在でも全くの未解決事件であったりもします。

浦和が実は鰻が名物であるという事は、
埼玉県ローカルショートアニメ「浦和の調ちゃん」の第6話の中で、「盆栽VSうなぎ」というネタの中でもちらっと登場していました。
この「浦和の調ちゃん」には、「別所小鹿」というとってもかわいいJKさんも登場しますけど、この子はツンデレさんの傾向があり
負けず嫌いで、ついつい背伸びをしてしまうという設定であったりもしました。
別所小鹿の名前の由来は、さいたま市南区に位置する「別所」と言う地名に由来するのですけど、
南区別所とか隣接する浦和区常盤というエリアは埼玉県屈指の「高級住宅街」みたいなイメージが私の中にはあります。
あの周辺は閑静で広大なお屋敷がずらっと並んでいるといった雰囲気もありそうです。
そしてこの別所小鹿の名前に由来するのが前述の通り別所という地名なのですけど、そのさいたま市南区別所に
結果的に盗難の被害に遭ってしまった「浦和うなこちゃん」の石像が置かれていた別所沼公園があったりもします。
南区別所には、別所沼といって以前はうなぎも取る事が出来た沼があるのですけど、
沼の周辺は別所沼公園として整備されていて、
JR武蔵浦和駅から別所沼公園まで花と緑の散歩道という散策路が整備されており、
春はサクラ、梅雨にはアジサイ、秋には紅葉が楽しめるという自然散策が楽しめる素敵なスポットがあったりもします。
せっかくですので下記に少しばかり別所沼公園の簡単なレビューをさせて頂きたいと思います。


別所沼公園はとても県庁所在地の真っ只中とは思えない静粛さに満ち溢れています。
公園周辺は約1000mのジョギングコースも設置されていて、いつ来てもジョギングをする人や散歩をする人で賑わっています。
また公園北部には、児童公園が併設されていて、この児童公園内には結構楽しそうな遊戯器具が備わっています。
別所沼公園内は優しい自然というか、花や木で満ち溢れていて
この公園を散策するだけでとても気分が癒されるような気がしますね。
とても不思議な空間です。

別所沼の中央の西側には弁天島という島も人工的に作られ、
1927年に深川の洲崎神社より弁財天を分祀した別所沼弁財天が建てられたそうです。

このジョギングコースは、いつ来ても誰か一人ぐらいは常にジョギングを楽しんでいるというイメージがあったりもします。
上記の画像は真冬の時期のものですけど、今現在の新緑の季節ですともっと若々しさや躍動感に溢れていたりもします。
浦和は確かに何も無いないという街なのですけど、時折こうしたすてきなスポットがあるのもいいものですね。
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