渡邉ポポ先生の「埼玉の女子高生ってどう思いますか?」を取り上げさせて頂くのは、十万石まんじゅうと
埼玉貧乳問題に続いて通算4回目だと思うのですけど、この原作コミックをゆるゆると読み進めていくと、一見埼玉自虐ネタに
溢れている感じでもあるのですけど、そこにあるのは埼玉愛となんだかんだいって最後には埼玉自慢にまで
話が進んでいくすてきな地元愛と言えるのかもしれないです。
同じ埼玉県のJKさんのゆるい日常を描くという浦和の調ちゃんと共通項を持ちながらも
その大きな違いとして挙げられる事は、同じ埼玉でも浦和~大宮という埼玉の数少ない(?)大都市の繁華街を背景にしている
のではなくて、行田周辺という埼玉県でもちょっと僻地なエリアを舞台にしている漫画が、
渡邉ポポ先生の「埼玉の女子高生ってどう思いますか?」という作品です!
「埼玉の女子高生ってどう思いますか?」は確かに埼玉のダサさと何も無さと東京都に対する劣等感みたいな
自虐振りも感じるのですけど、全体的に言える事は、埼玉の魅力を時にゆるく時に熱く語っているその姿が
実に好感が持てるという事と、その埼玉を巡る会話が全体的にほんわりとゆるく描かれながらも、今風のJKさんらしく
会話のテンポ感が大変サクサクと進んでいるというような印象もあり、
ネタのゆるさとどうでもいい感じと今時のJKさんらしいテンポの良い会話がとてもバランスよく融合されている点に
地元の埼玉県民としてはとてつもなく引きつけられてしまうものを感じたりもします。
その中でも、第一巻に収録されていた話ですけど、埼玉県民のJKさんの小鳩やアグリたちが、埼玉では数少ない(?)
都会の雰囲気も有してなくもない大宮に遊びに行った時のあの独特のテンションや高揚感を描いた話は
「これって埼玉あるある話だよね~」と読んでいる私もなんだか思わず嬉しくなり共感させられるものがあったと思います。
「埼玉に住んでるけど埼玉の良さが今一つ感じられない」とか「所詮ここはださいたま」とか
「所詮は東京都のベッドタウンとしての機能しかないのかもしれないし、遊びに行くのだったら都内の方がいいじゃん」などと
感じている埼玉県民は数多くいるのかもしれないですけど、
「いやいや~、埼玉だって実はこんなにいいところもあるんだよ~」みたいな点を熱く語らずにさりげなくすてきな埼玉愛と
埼玉自慢話を盛り込んでいる点は巧いと感じてしまいます。
本記事で取り上げさせて頂くのは、「埼玉の女子高生ってどう思いますか?」の第3話に登場するファションセンターしまむらの
話でもあるのですが、
しまむらというと既に全国展開も果たしたメジャーな企業と言えるのだとは思うのですけど、実はしまむらの発祥の地は
埼玉県であり、埼玉県内で昭和の頃より既に多くの店舗展開も実現していて、埼玉県民にとっては「しまむら」というと
ファションで真っ先に思い浮かぶブランドであり店舗であり、何よりもしまむらにいくと欲しい商品がほぼ妥当な価格で買えると
いう安心感があり、埼玉県民にとってはおしゃれ=しまむらとふと頭を過る皆様は相当多いような気もしますし、
そのくらい馴染みがあるブランドなのだと思います。
この第3話においては、小鳩と小鞠の姉妹がしまむらでの買い物に安心感を覚えたり、価格設定に共感を感じるのは
埼玉ネタとしては既に定番ネタなのかもしれないです!
埼玉を扱った漫画やネタとしてはどうしても自虐ネタが多いのですけど、最近では「住みたい街ランキング2019関東版」
におて大宮が4位、浦和が8位に入る大躍進を見せてくれていますし。
埼玉県は人口増加率は東京に次いで全国第2位で、平成29年までの10年間の企業本社の転入超過数は断トツの日本一と
なっていますし、ここから窺えるのは埼玉に多彩な魅力があるからこそ、
これほど多くの人や企業が集まるのではないかと思われます。
私自身、埼玉は通算して23年間住んでいるのですけど、今まで住んでいた都・県の中では贔屓目無しに
「いっちば~ん!気取りなく住みやすく生活しやすいすてきなエリア」と感じていますし、
「ださいたま」と揶揄されるのはそれだけ他県出身の人が溶け込みやすい親しみやすさの裏返しのような気さえします。
会社関係でも埼玉発の庶民の味方が多いと思います。
ガリガリ君でお馴染みの赤城乳業や埼玉県民にとっての麺類や定食の聖地でもある山田うどん、
安さと商品の多様さでもお馴染みのスーパー・マルエツもそうですけど、
全国的にはしまむらの存在感が際立っていると思います。
しまむらの創業年は1953年で、島村呉服店という呉服を主に扱った零細企業としてその第一歩が始まったのですけど、
現在は、従業員数が1万8628名、年商:5651億200万円で、
最新のトレンドファッションから実用衣料まで、今欲しいものをリーズナブルな価格(=しまむら安心価格)で提供している
総合衣料小売店またはしまむらブランドとし既に全国的な知名度と認知度を誇っていて、
2002年に全国47都道府県への出店も完了しています。
全身のコーディネートをしまむらで購入した商品で済ませる「しまラー」も既にメジャーな存在と言えますし、
ユニクロと共に日本を代表する衣料小売店兼ファションブランドと言えるのですけど、
ユニクロは埼玉県民の視線で見てみると「なんか東京っぽい」とか「すかしている・・」みたいな雰囲気も無くも無いのかも
しれないですけど、しまむらは誰が何と言ってもその親しみやすい庶民的雰囲気や誰でも気兼ねなくすんなり店内に
入っていけるあの気取りのない雰囲気はとてつもなく魅力だと思いますし、
ある意味「ださいたま」を象徴するような素晴らしいお店なのだと感じます。


さてさて、渡邉ポポ先生の「埼玉の女子高生ってどう思いますか?」においてのメインヒロインの一人で、
「自分はさえないイモいJKさんなのかも・・?」とちょっと自分に自信が無い小鳩には、実は中学生の小鞠という妹が
いました。
この小鞠は中学生ながらもまるで都内の読書モデルさんっぽいような雰囲気も感じさせる洗練された都会的な女の子でも
あるのですけど、お姉ちゃんの小鳩のイモい冴えない雰囲気には「お姉ちゃんのセンスはちょっとね~」と
普段から色々言っているような雰囲気を有しています。
小鳩の着替えの際にうっかりとドアを開けてしまい、小鳩の冴えない下着が実はしまむらのくまさんキャラクターデザインで
ある事を目撃し「さすがにそれは高校生としてはありえないじゃん」と半分小鳩を小バカにしていたものでした・・
「下着と言えどもいつでも見られていいという覚悟を持っておかないといけない」
「それがおしゃれな中学生とイモ高校生の差なのかな・・?」
そう言う小鞠の雰囲気は「いったいどっちが姉なんだろう・・??」と思わせるものがあるのかもしれないですね~
そしてこの姉妹が揃って服を買いに行くという話になったのがこの第3話での主な展開でもありました。
小鳩は「妹が服を買いに行くと言う事は大宮または都内に行くのかな・・?」と感じたのですけど、
さすがに小鞠もまだまだ中学生ですし、なによりも生まれも育ちも埼玉ですので、姉と共に向かったお店というのが
しまむらだったのでした!
姉妹揃ってしまむらに入った際の小鳩の「なんだろう・・この安心感・・」という反応は、埼玉県民のみならず
全国のしまむらファンの皆様が共通して感じる事なのかもしれないですね。


小鳩 : (ファッション雑誌を示して)、ねえ、小鞠、今日これ買いに行くんでしょ?
小鞠 : うん、そうだけど・・
小鳩 : 埼玉にはこんなおしゃれな服、販売していないと思うのだけど、これどこに買いに行くの・・?
(小鳩は多分ですけど、妹の小鞠は埼玉の大宮もしくは都内に出る事を予想していたのかもしれないです・・)
小鞠 : しまむらだけど・・?
小鳩 : え・・? しまむらというと埼玉が誇るあのファションセンターの・・?
小鞠 : ファションセンターしまむら以外にしまむらなんてあるの・・?
ここでの会話の流れでの小鳩のホッ・・とした~という雰囲気はとてもほのぼのと描かれていてすてきだと思います~!
小鳩 : このスカートはラフォーレ原宿のブランドだし、4752円もするよ・・
小鞠 : お姉ちゃん、そこがしまむらなんだよ! ほら、これ見て!
小鳩 : あ、同じスカート
小鞠 : しまむらならおしゃれな原宿スカートと似たスカートを簡単に掘りだせるんだよ!
小鳩 : すごーい! 原宿に行かなくてもおしゃれアイテムがしまむらで手に入るんだ!
小鞠 : そう! しかも価格は! しまむら安心価格の1500円!!
小鞠 : Tシャツとキャップとスカートを原宿で買うと9692円だけど、しまむらだと3200円だよ!
そして姉妹仲良く同じ服を試着し、姉のJKさんの小鳩は「結構いけるかも・・これはイモからの脱却??」と瞬間頭を過るのですが、
全く同じ服を着た妹のJCの小鞠の洗練された雰囲気を見せ付けられるととたんに戦意を喪失し
「これ・・ファッション雑誌と同じ現象だ・・、同じものを着ても同じにならない・・
しかもそれが実の妹だから、実につらい・・」となってしまったオチには、埼玉ネタを通り越して
「それはよくある話だよね~」と共感してしまうそうなものはあると思いました。

さてさて、ここから先は既に恒例になっているのかもしれないのですけど、
当ブログが本当にいつも大変お世話になっている
dream fantasy の管理人様のアミグリさんが過去に描かれたイラストのご紹介コーナーです。
上記の作品はアミグリさんが2010年11月に描かれた「しまむら妖夢」です!!
アミグリさんにとってはかなりの初期作品なのですけど、このしまむら妖夢の完成度の高さと
妖夢のかわいらしさの魅力を120%以上引き出したとても魅力溢れる妖夢だと思います!
「しまむら妖夢って何ですか・・?」と思われる方もいらっしゃるのかもしれないので少し解説させて頂きますと、
アミグリさんがこのしまむら妖夢を掲載されていた当時って二次創作やpixivにおいて
しまむら妖夢というものが流行っておりまして。
2010年当時にアミグリさんがその流行に乗って描かれたのがこの「しまむら妖夢」という訳なのです。
「しまむら妖夢」とは、ファションセンターしまむらでいかにも売っていそうな「ニット帽・ピンクのマフラー・手袋」を身に纏った
妖夢を描こうじゃないか!という呼びかけに応じて、多くの絵師様が描かれていた一つの流行みたいなものです。
上記で書いた通り、しまラーとは全身のコーディネートをしまむらで購入した商品で済ませるしまむらファンの皆様という
事でもあるのですけど、
妖夢は、そのご主人様のゆゆ様は列記とした由緒正しい家柄のお嬢様であるのに対して、妖夢はどちらかというと
幻想郷においても「庶民っぽい・・」とか「半分幽霊という以外はごくごく普通の年頃の女の子」とか「ドジだけど親しみやすそう」
といった印象を持たれがちでもありますので、
幻想郷の住民の皆様でしまラーとかしまむらファションがよくお似合いそうというのは妖夢がいっちば~ん!なのかも
しれないです。
それにしてもアミグリさんが描かれた「しまむら妖夢」はとっても可愛いですね!
私自身もpixivでこの「しまむら妖夢」を描かれた他の東方絵師様の素敵な作品をいくつも拝見させて頂いてはおりますが、
私の感想としては
「アミグリさんが描かれたこのしまむら妖夢を超越するしまむら妖夢は無いんじゃないの・・!?」というものがあります!
そのくらいアミグリさんが描かれたこのしまむら妖夢はとっても可愛いし、
なによりもニット帽・手袋・マフラーという冬の衣装が「冬の白玉楼」の雰囲気にぴったり合いそうで、
妖夢と冬の相性はいいんだなぁ・・と感じさせるものがあると思います。
長いマフラーがとても印象的ですし、そのマフラーで口元を隠した妖夢がとても新鮮に感じ、
そうした「しまむらファッション」をすてきに妖夢にコーディネイトされていると思いますし、
ぬくぬく温かそう~みたいなぬくもりが伝わってきそうですね!
ゆゆ様はお嬢様ですので、そうした庶民的な(?)しまむらファションはイメージにそぐわないのかもしれないですけど、
妖夢はそうした意味ではやっぱり庶民的な存在なのかもしれないですね! (笑)
そしてそうした庶民的で親しみやすいという雰囲気も妖夢の人気投票での大躍進の一つの要因になっていたのかも
しれないですね。
上記のアミグリさんが描かれた妖夢のイラストのその権利は全てこの妖夢の絵師様である
アミグリさんに帰するものであり、当ブログにおける転載とご紹介は事前に全てアミグリさんからご了解を頂いたものであり、
アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。
アミグリさん、本当にいつも素晴らしいイラストの転載を快諾して頂きありがとうございます!!
皆様の中で「こんなに素晴らしい妖夢を描かれる方のブログってどんなもんなのだろう・・? 」などと興味がある方は、
是非是非アミグリさんのブログ
dream fantasy を
ご覧になって頂きたいと思いますし、
宜しければ、当ブログだけではなくて、
是非アミグリさんの本家本元のブログ
dream fantasy に一度お越しして頂けると
アミグリさんのブログをご紹介させて頂いている私もとってもとっても嬉しいです!
それでは本記事を最後まで読んで頂きありがとうございました!
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