「バリ好いとーよ♥」 というセリフは漫画「博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?」でもすっかりお馴染みと
なっているセリフのひとつですし、博多弁をしゃべるかわいい女の子からこんな風に言われたら
とっても嬉しいものがありそうですね~! (笑)
そしてこういう女の子と博多のおいしいとんこつラーメンを一緒に食べに行き
「あなたもとんこつラーメンもバリ好いとーよ♥」 となんて言われたら至福のひと時なのかもしれないですね~
「ラーメン大好き 小泉さん」の中では、とんこつラーメンも何度か登場していました!
最近では「とんこつラーメン」のカップヌードルも随分と進化し美味しくなったと思います。
20世紀頃にも既にそうしたカップヌードルとしてのとんこつラーメンもかなりの数が商品化されていたと思うのですけど、
その中には大澤悠の「白いスープで濁ってるのはとんこつ・・」という認識程度で作られたと思えるような激マズの
とんこつカップ麺もあったように思えるのですけど(汗・・)
博多の本場そのもののイメージに近そうな本格的なとんこつカップ麺もありますし、九州にお住いの皆様にとっては
「こんなマイルドなとんこつスープはとんこつラーメンじゃない!」とお感じになるようなあっさり系のとんこつラーメンも
ありますし、とにかくその進化は現在進行形で日々変化を重ね続けている事は素晴らしいと思いますし、
開発者等関係者の皆様の日々の努力には敬意を表させて頂きたいと思います。
以前なのですけど、自宅近くに「スープ革命」というとんこつラーメンのお店があり、一度「果たして何がスープ革命なのだろう?
どのような味がするものか・・?」と興味津々で食べに行ったのですけど、
結果は大変残念なものがありました・・
というのも、確かにとんこつスープの味はドロッとした濃厚なとんこつな味で、そこに鶏ガラやさまざまな野菜と果物のエキスや
貝の味覚などもじんわりと伝わってきていて、スープだけを飲んだら「とてもおいしい」と感じたものでした。
しかしいかんせん、スープと麺のバランスが大変悪くて、立派なスープに対して麺がとてつもなく貧相で、いかにも
業務用スーパーで大量に売られている平打ち麺を購入しそのまま使用しましたという感じであり、
結果的においしくて濃厚で深みがあるスープに対して貧相な麺にしょぼい具材と言う事で、とてつもなくバランスの悪さを感じ、
これが結果的に「残念なラーメン」と感じた大きな要因となっていたと思います。
確かにスープ革命という看板名においては「看板に偽りなし」という事だったと思うのですけど、改めてラーメンと言うものは
スープと麺と具材のバランスで構成されていて、スープだけが突出して美味しくても麺がそのスープにそぐわない麺だと
ラーメンという一つの完成した料理においては、食べたものにとっては不満足な結果しか生じないものだと
改めて認識させられたものでした。
上記にて、とんこつラーメンのカップ麺も相当進化し美味しくなったと記させて頂きましたけど、具体的にどのあたりが
進化したのかと言うと、麺のもちもち感やスープのおいしさ、具材のチャーシューの充実した肉感などたくさんあると思いますが、
特に凄い・・と感じさせるのは上記の「麺とスープのバランス感」なのだと思います。
本記事において、マルちゃん正麺の「濃厚とろ豚骨」のカップ麺をレビューさせて頂きますけど、マルちゃん正麺は元々、
麺がまるで生麺のようにモチモチ感があり、麺の美味しさには定評があると思いますし、既に一定以上の評価は得ている
一つのブランドと言えると思います。
そうした大変おいしい麺であっても、この美味しい麺とのバランスがあまり合わないようスープだと期待外れになっていまうと
思いますし、「もう一度購入してみたいカップ麺」にはならないと思います。
だけど、このマルちゃん正麺の「濃厚とろ豚骨」のスープと麺のバランスは最高だと思います!
元々が美味しい麺にこれまたおいしいスープが見事に絡んできますので、麺とスープのバランス感が見事に図られていると
思いますし、結果的に麺とスープがほぼ完璧に融合しているようにも感じられます。
一般的にとんこつラーメンは、本場の博多や久留米だとバリカタとかハリガネとも呼ばれるゆで時間が1分程度の
麺が硬いラーメンという印象もありますし、例えば、明星のチャルメラ・とんこつ味だと待ち時間が2分程度となっているけど、
私の印象では1分~1分半の待ち時間の少し硬めの麺の方がむしろ美味しく感じられるという事もあると思います。
マルちゃん正麺シリーズはどの味も、熱湯を注いでからの待ち時間は5分となっているのですけど、
本場のとんこつラーメン好きの皆様の観点では「そんなに待ち時間が長いと麺の硬さが実現できんばい!」と
言われるのかもしれないですけど、マルちゃん正麺シリーズの麺は、元々が生麺のような食感を追求したラーメンでも
ありますので、マルちゃん正麺の「濃厚とろ豚骨」に関しては、バリカタのような麺の硬さは求められない方がいいのかも
しれないです。
実食してみるとわかるのですけど、決して硬い麺ではないのですけど、あの独特の生麺の食感のような麺でも
あのおいしいスープと見事に融合していると思いますし、上記で記した麺とスープのバランス感も申し分ないと感じますし、
これはこれで立派なとんこつラーメンではないのかな・・?と感じたりもします。

マルちゃん正麺と言えば、即席麺業界の革命を起こしたと言っても過言ではない程の大ヒット商品だと思います。
この商品は発売当時は袋麺としての発売で、当時CMで役所広司さんが美味しそうに宣伝されていたのが大変印象的で、
私も物は試しと思って食べてみたのですけど、あの衝撃は凄まじかったですね~!
インスタント麺なのにまるで生麺みたいな食感の麺が出来るんだ~!と当時はびっくりしたものですし、
「こんな美味しいインスタント麺は食べた事が無い!」と心から実感したものでした。
そして数年後に袋麺としてだけではなくてカップ麺としてもこのマルちゃん正麺が発売されましたけど、
より手軽に食べられるようになっただけでなく、スープと麺の素晴らしい絡みが申し分なかったせいもありますし、
とにかくめちゃくちゃ美味しい!としか評価のしようが無い美味しいカップ麺が降臨したものだ~!と当時感じていたものでした。
カップ麺の領域をとっくに超越した商品だと思いますし、生麺ではないけど生麺のような感じをきちんとカップ麺の乾燥麺で
再現できているのは驚愕です!
マルちゃん正麺の「濃厚とろ豚骨」は以前は西日本方面限定発売でしたけど、最近では東日本でも販売圏が拡大され、
関東でもあの味を味わえるようになったのはとてもありがたいことだと感じます。

粉末スープ、液体スープ、具材はチャーシュー、きくらげ、ねぎが入っています。
チャーシューは相応の厚さもありのすけど、個人的にはマルちゃん正麺シリーズの醤油味に入っているチャーシューの方が
本場感や肉の充実さは感じられます。
とんこつ味でも醤油味のチャーシューを使った方がいいようにも感じられたりもします。

全体的にはマイルドな豚骨スープで、本場の豚骨ラーメンの豚肉の強烈臭はほとんどないです。
濃厚とろ豚骨となっているのですけど、決してドロドロしているスープではなくて、適度にとろみがついているという印象です。
濃厚と記されていますけど、普通の豚骨ラーメンよりは少しだけ味が濃いという味だと思います。
メーカーの説明では、
「自家製の豚骨だしを使用し、ガーリックなどの香辛料でバランスを調えたコクのある豚骨スープ」との事で
スープとしてのバランス感も優れていますし、濃厚こってりという味ではなくて、むしろ「すっきり」という後味が感じられます。
旨味しっかりで、豚骨スープらしい甘みもほのかに感じられとても美味しいです!
脂ぎった感じもさほどなくこのスープは万人受けすると感じられますし、特に東日本の方がウケが良いようにも
感じられたりもします。
そしてやはり麺とスープのバランスが見事に図られているという側面もとても大きいと感じられます。
これは是非もう一度食べてみたいとんこつラーメンであるのは間違いないと思います。

話は変わりますがカップ麺のとんこつラーメンで私の中で大変印象的な商品が明星食品の「うまかめん」でした!
当時のカップラーメンの主流は圧倒的に醤油とみそで、塩ラーメンすらが珍しい時代でしたので、
そうした中、こうしたとんこつラーメンというのは当時としてはかなり珍しいという感覚もあり、
その目新しさとか、当時は「とんこつラーメン」を出すお店も当時住んでいた東北地方には少なかったという事情もあり、
目新しいしあまり食べた事がない味みたいな感覚で1980年の発売時から大好きな味でした!
一般的に「とんこつラーメン」というと、匂いが少し強烈とか
個性やアクが強いラーメンという印象もあったりするのですけど、この「うまかめん」は、とにかく味がマイルドで、
とんこつラーメンなのに、その「さっぱりとした感じ」が私は大好きでした!
この明星食品のうまかめんは、1980年に発売され、しっかりとした食感で歯切れが良い細麺に、
こってりなのにスッキリとした豚骨スープが売りだったと思います。
昭和を思い出す懐かしいすっきり豚骨ラーメンだと思います。
現在のとんこつラーメンの主流は「こってり」だと思うのですけど、このうまかめんのマイルドさとかすっきりとした味というのは、
本場の方から見ると「反則じゃん・・」みたいなものかもしれないですけど、私はこうした味も大好きです。
かやくは、焦げめを付けた豚バラ肉のやきぶた、玉子・なると・小ネギが入っていますけど、このやきぶたも
なかなかだと思います!
だけど惜しまれる事にこの「うまかめん」は1980年代の終わりには姿を消し、
感覚としては「いつの間にか店頭から消えていた・・」みたいな感じだったと思います。
しかし、嬉しい事に、2008年4月21日にその「復刻版」が期間限定商品として発売されていたのは、とっても嬉しかったです!
あの時なのですけど、私は嬉しさのあまり、2ケースばかり大人買いをしてしまったほどでした!! (笑)
久しぶりに食べた際は「なつかしい~!! そうそう、この味、この味!!」と感じ、
まとめ買いはしたものの、もったいなくて中々食べることが出来なかった・・という記憶がありますね。
それ以降は復刻版としても発売されてはいないのですけど、機会があれば是非また一時的に復活して欲しい
商品の一つだと思います!


上記でとんこつラーメンのすてきなカップ麺としてのレビューをさせて頂きましたけど、「ラーメン大好き 小泉さん」第7話にても
このとんこつラーメンの事は小泉さんによって熱く語られています!
第7話は大澤悠が美沙・潤と共に夏休み初日と言う事で「どっかに遊びに行こう」と言う事で浅草まで遊びに来たのですけど、
悠は事前に(当然ながら)小泉さんに対して「一緒に遊びにいこっ・・」とお誘いします・・(笑)
悠 : とりあえず明日どこかで遊ばない?
小泉さん : お断りします。明日は旅行に行くので
悠 : えっ、どこに?
小泉さん : 日本全国です
この流れは「ラーメン大好き小泉さん」のすてきなお約束ですね~
ストーカーの如く(?)毎回毎回悠は小泉さんに「小泉さ~ん! ラーメン食べにいこっ!」とお誘いして毎度の如く
「お断りします・・」と冷たくあしらわれるのは、このアニメ作品の中では小泉さんのラーメン完食時におけるあの恍惚の表情の
あの「ふは――」と同様に大いなる見どころの一つだと思います~!
小泉さんはこの第7話にて日本全国ラーメン食べ歩き旅行と言われていましたけど、それは早い話が
悠たちが遊びに来ていた都内の浅草にラーメンを食べにくると言う事なのですが、
浅草こそが日本のラーメンの一つの原点とも言えるそうでして、この浅草を起点として全国でさまざまなラーメンが
生まれていったそうです。
そして浅草にはそうした理由で全国各地のさまざまなご当地ラーメンの店舗が勢揃いしているそうでして、
小泉さんの「日本全国ラーメン食べ歩き旅行」というのは、浅草で全国各地のラーメンを食べまくるという事だったのです。
大澤悠が美沙や潤と別れて一人になった時にここに現れたのがあの小泉さんだったのでした~!
なんだかんだいってこの二人はどこかで繋がっているのかもしれないですね・・
そして悠は小泉さんとバッタリ偶然出会ったのをいい事に、小泉さんに一緒にラーメンを食べ歩きに行く事を
懇願します。
小泉さんはここで悠にすてきなラーメンうんちくを披露します。
小泉さん :
諸説いろいろありますが今から百年以上前に浅草で創業した庶民的な中国料理店・来々軒が提供した醤油味のラーメン
それがチャーシュー、メンマが乗った日本のラーメンの原型だとされています。
この店の店主は浅草生まれの浅草育ちでラーメン発祥の地、浅草に想いを馳せて昔ながらの懐かしい味を
作り続けているのです
悠 : そうなんだ…だから懐かしい味がしたんだね。それにしても、私服の小泉さん初めて見たよ
小泉さん : それでは私はこれで
悠 : あ…小泉さーーん!私も連れてってー!
小泉さんは悠の「私服の小泉さん初めて見た」というセリフに何やら「やばい・・」と察知し悠から離れようとするのですけど、
悠は逃しませんでしたね~!
そしてここに二人の浅草での「日本全国ラーメン食べ歩きの旅」が実現する事になるのです!
小泉さんのラーメンに対する思いの深さと言うのか、小泉さんにとって浅草とは「ラーメンの聖地」と言えるのだと思いますし、
浅草でラーメンを食する事が小泉さんにとって至福のひと時であり、
同時に浅草でラーメンを食べる=日本全国各地のラーメンを食べるという事なのだと思います。
ここ浅草は…すべての始まりの地、なのです
この店の店主は浅草生まれの浅草育ち
ラーメン発祥の地、浅草に想いを馳せて昔ながらの懐かしい味を作り続けているのです
東京は下町で生まれた醤油ラーメンがさまざまな形に進化して全国に広がり、
ここ…浅草を巡るだけでも日本中のいろいろなラーメンと出会う事が出来るのです
この小泉さんの言葉にこそ「小泉さんのすてきなラーメン愛」が凝縮されているのだと思います。
悠 : そっか…!小泉さんはホントに旅行してたんだね
小泉さん : 最初にそう言ったじゃないですか
悠 : そっかあ…私、小泉さんと一緒に旅行してるんだ
浅草から広まったラーメンが…九州で豚骨になり、こうしてまた――
東京に帰ってきたんだ…
こうやってラーメンの事をしみじみと語る悠と小泉さんはこの時だけはすてきな夫婦みたいなものもありました。
小泉さんは本当にラーメンの事を語る時は幸せそうに語っていますよね・・
普段のあの無愛想さがまるでウソみたいです・・
後半において、小泉さんはとんこつラーメンについて大変熱く語りだします!
小泉さん : 一言に…博多ラーメンと言ってもさまざまです。
この店は豚骨発祥の地、久留米の味を受け継いだコクのあるスープとストレートの細麺が特徴です。
小泉さん : そしてこちらは佐賀の有名店、精養軒の味を継承する伝説の佐賀ラーメンです。
数ヶ月熟成させた濃厚な豚骨スープとふっくら柔らかい麺が特徴です。
悠 : 麺がふっくらしてる…豚骨ラーメンにもいろいろあるんだねー
「人生いろいろ、会社もいろいろ、ラーメンもいろいろ、そして豚骨ラーメンもいろいろと言う事なのだと思います。
そう言えば、小泉さんは基本的には学校の制服でラーメンを食する事が多いのですけど、こういう私服の小泉さんも
とってもかわいいですね~!
小泉さんは、基本的にはヘンな美少女なのですけど、何もしゃべらずラーメンを食べなければ普通の美少女なのかも
しれないですけど、小泉さんからラーメンを取ってしまうと、小泉さんらしい個性が完璧に消えてしまいそうですね・・
やっぱり小泉さんはラーメン大好きのヘンな美少女としての小泉さんのままでいてほしいですね~(笑)
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